名も無き傭兵達の戦場   作:狐狐

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1週間ほど!休みます!ごめんね!


そうして戦火は続く

荷物をまとめる。次の星を目指すため。

 

依頼はなく、しかし新たな依頼の為に。

 

あの星は確かに稼げたし、これからもコツコツ稼ぐことができるのだろう。

 

だが、それでは満足出来なくて。

実質的な頂点の存在への恐怖もあって。

 

どうせなら、違う星で一山当ててやろう、と思い。

 

この惑星を、旅立つのだ。

 

─────────────────────

 

あの星に思い入れなんて存在しない。だがこれから稼げる場所がある、と聞いたから向かっただけ。

 

傭兵になりたてで金の無い身分にとってはかなり助かったのも、また事実だ。

 

だけど、ここにいる限り。

 

自分が頂点に立つなんて出来ないのだ。

 

まずもって、ランク1には勝てないのは分かりきってる。

 

今日こうして生きていられるのも、奇跡的に敵対しなかったからであり、敵対していたらこうして二本足で立てていない。

 

企業への敵対行為をとっても自分のような存在は生き残れない。

 

どれだけ振り回されていても、企業というのは一般的な傭兵よりも、比べ物にならないほど強力な存在なのだ。

 

自分は強くなく、力の前には屈する存在。そんなことはランク1を目の当たりにして思い知ったのだ。あれを見れば、誰しもが伸びていた鼻が根元から無くなるだろう。

 

そんな中で、ずっと考えていたのだ。どうすればより稼げるか。弱い自分でも、頂点に立てるか。

 

簡単なことだ。傭兵が居ない星に向かえばいい。

 

思いついた時は天才だと自分褒めた。だが何処にそんな星があるのかと思い断念した。

 

だが後々、よく考えれば。そんな星は存在するのだ。

 

開拓途中の星。そこには傭兵なんて存在しないだろう。なんせ稼げる場所じゃないだろうから。

 

何と争うんだ、現地住民か?よっぽどの異常が無ければ負けるはずがないだろう。それだけの技術力を持っている。恒星間航行技術が一般化してるのだ。1つの星に閉じこもっていた存在が勝てるわけが無い。

 

だからこそ、戦いは少なく稼ぎも少ないものだろう。

 

それでも危険は少ないだろうし、なにより早い段階から存在すればその星や企業への理解が高まる。つまるところ、後々有利になるのだ。

 

楽しみだ、これから向かう先での黄金の道が。

 

弱者が頂点に立つ瞬間が。

 

この時の私は失念していた。

 

企業とは企業同士で足を引っ張り合うことを。

 

私が思いつくのだから、他の傭兵も思いついてやってくるだろうことを。

 

そして、どこにでも怪物は存在しうることを。

 

新天地でも、頂点に立てることはないだろう。

 

ここは、名も無き傭兵達の戦場。

 

戦火に身を置くものの想像は、

 

必ず戦火が付きまとう。

 

そうして戦火は続くのだ。




読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!
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