名も無き傭兵達の戦場 作:狐狐
「はいこんにちは…こんばんは?まぁどっちでもいっか。雇われオペ子の雑談配信ですよ〜」
暇潰しの配信。たまにゲームをしたり、歌ったり、雑談したり自由気ままに行うもの。見ている人は少ないけども、まぁ別に。収入源とかそういうのじゃない。ちょっとした承認欲求を満たす為の行為。
・こんばんは
・いつもありがとうございます!
・先日は助かりました。的確なオペレートで非常に助かりました
たまにこうして、仕事をした相手からコメントが飛んでくる。視聴者が沢山いるものではないからこそすぐに目に留まる。
「おや、先日の。こちらこそですよ。それにあれくらい出来ないと雇われオペレータなんてやってけませんからね〜」
・オペ子さんのオペレートは業界トップクラスだからな…
・なんであのレベルの物があんなに安いんだ?企業へ依頼したりするとめちゃくちゃ高いんだが
・実際驚きました。正直な話余り期待していなかったので…
おや、嬉しいことを言ってくれるじゃないか。まぁ自他共に認める事実ではある。というか質をあげないとついていけなかったからなんだけども。
「値段に関しては、個人故の浅ましくも涙ぐましい営業努力ってやつですよ。信用がないですからね、まずはお試しっていう値段です。あとは初めてその人をオペレートする場合依頼を選んでますからね。それなりに恨みは買ってるので気をつけないとなんですよ」
・なるほど…。ということは次の依頼からは値段が上がるのですか?
・考えてるんだなちゃんと
・オペ子さん恨み買ってるんだ…
「いや?値段は依頼の難易度で上下しますよ。その辺は要相談、みたいな所はありますよ。あと考えてやらないと個人でなんてやっていけませんし、恨みに関しては在野に私レベルのがいたらそりゃ買うってもんですよ。あなた達だって自分より上の怪物達を羨んだりする事あるでしょう?それと同じです」
まぁ私は誰かの才能や努力に羨んだり妬ましく思ったことなんて1度たりとてないんだけども。人の持っているものは否定するものじゃないし、それを磨き上げたから上にいるのだから
・あれを羨むのは無理があるなぁ…
・そもそもAC乗りしてるのって変人ばかりでは?
・変人ばかり!?否定できない!
・As:今日は配信か
うわでた。確かにお客様だし恩もあるけどいつも思う。なんで私の配信に毎度毎度現れるんだ。
・うわでた
・あなた様はなんで毎度現れるんですかねぇ…
・何故か身近なランカーがトップなのなんで?
・え、アストラ!?
・As:いい加減慣れろ
「あなたが普段メディア露出ほとんどしないのにこんな個人の配信なんかに顔出すからですよ?広まったらどうすんですか。私適当に遊びたいから配信してるだけなんですけど」
・As:俺も個人でお前の客だ、大して変わらん
・変わるんだよなぁ…
・最近してたこと思い出して?
・企業転がしてたやつが言うことかこれ?
…チラリとメールを見る。あぁやっぱり、依頼が来てる。しかもこれ相当面倒なやつ!依頼料こっちに一任って録でもないでしょ…!
「はぁぁぁ…。まぁいいです、最低限の匿名性はありますし私の配信なんて見る人あんまり居ませんし。依頼貰った人ばかりでは?一部違う方もいますが」
・大体がそう
・俺も調べたら配信してるってあったから来た
・私もそうですね
・実は割とランカー見てたり…?
「はは、そんなまさか…」
有り得るラインのことコメントで言うのやめてくれないかなぁ!?ちょっと怖くなってきたんだけど!
・As:多分見てるぞ
「お前!タイムアウトの刑!!!」
・都合が悪いから消した…
・そんなに怖いか?
・怖い。目をつけられてるのは流石に怖い
「さて!なにかよく分かりませんが雑談してきましょう雑談!」
ここは、名も無き傭兵達の戦場。
優れた薪は、火を強くする
既に強いものも、より強く。
読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!