名も無き傭兵達の戦場 作:狐狐
感想くれぇー!!!!
あとどこの話が好きとかもくれぇー!!!
ルミナス本社にて
「社長。これまで何度も襲撃、妨害を我らは受けてきました。何故こちらからも仕掛けないのですか」
「社長!奴らの妨害は日に日に激しくなっています!今こそ我ら一丸となって潰すべきではないでしょうか!?」
「社長」
「社長!」
「「「「社長!!!」」」」
「何度も、私が申しあげた通りです」
「全てが全て、ディム・インダストリアルの妨害ではありません。裏で手を引いているかもしれませんが我々にその証拠を見つける手段はなく、強く弾劾できるものではありません。明確にディム・インダストリアルの妨害工作であるとわかる範囲のものは一般的な範疇に収まるものばかり。もちろん抗議の文は何度もこちらから送ってあります。できうる限りのことはしているのですよ。なにより、ルミナスは様々な企業の協力の元成り立っている会社です。結果としてこの惑星リアに置いて最も強力な企業になっただけであり、星の繁栄という功績においてはディム・インダストリアルの方が大きいのですよ。そこを忘れてはいけません。全ての人に敬意を、全てが我らの隣人である。ルミナスの理念を忘れてはなりませんよ」
明確な強い意志をもって、彼女はそう言ってのける。有象無象が固まる中、彼女のみが明確な道を知っているようである
「しかし社長、社内におけるディム社への反発は間違いなく大きくなっています。このまま行けば暴動が怒るやも….」
「その心配はありませんよ」
「…何故、ですか」
「私自ら説明しましたので。彼らにもしっかりと理解していただけました」
その話を聞いて、反応はふたつに別れた
ひとつは、ここ数年で高い地位についたが故に物を知らず説明を聞いても不安がる者
そして、もうひとつは
言葉も出せず、冷や汗を流す者だった
そんな中、彼女は話を続けていく
「しかし、悲しいものです。我らはこのルミナスという旗に集った同志。企業理念も理解した上で入社しているはずです。最初期の頃では貪欲に、しかし手を取りあって皆で繁栄を願って動き回っていたというのに。今となってはただ巨大企業だから、という理由でルミナスの門を叩く者が大半になってしまいました」
「社長、それは当然のことです。惑星リアは十分に繁栄し、今では安定期に入っています。さらに繁栄を求める者はそう多くは…」
「そこが問題であると言っているのです。私の話を聞いていましたか?貴方は採用を担当して頂いてますが、もしやそこを理解せずに採用していたと?良くも口を回したものだ」
「…申し訳ありません」
「しかし、貴方の言うことも正しいのも事実です。攻めてるわけではありません。企業を維持するには、数は必要となります。それこそ大きなバックが無ければ、ですがね。貴方の行いは間違ったものではありませんよ。そこは誇るべきです。ですが今一度。我が社にそれが合っているのか、正しいのか。それをよく考えてください」
「承知しました」
会議は踊る。あちらこちらへ、動き回る。様々な人間が、入り乱れる
だが、それを全て制御する者がいる。手綱を握り、向かう先へと示す者
彼女がルミナスの全てを、決めている。それがルミナスの在り方であった
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社員は皆帰り、社内に残るのは1人だけ
社長室で、彼女はモニターと向き合っている
「全く、先代の社長のせいでこうも事が歪むとは思いませんでしたね。最終的には二大巨頭となり、この星を引っ張り更なる繁栄を目指す。そういった計画であったはずなのですがね」
『それも仕方なかろうて。お主は代替わりを要せず、変わらぬ思想をもってこの数十年以上の経営を行った。だがディムは既に二代変わり、今ではその孫が長となっておる』
「だから彼に我ら二人で教育を施した。違いますか?」
『ククッ、違いない。やつも薄々気づいておるだろうよ。お主の手がどこかに入り込んでおるとはな。』
「しかし、それが貴方と自身の孫であるとは気付けない。まるで毒ですね。自分が嫌になります」
『昔と比べれば随分と丸くなったものだな?手段を厭わなかっただろうに』
「光の元へと晒し出されるものではありませんからね。今でも小さな企業が生まれたならばすぐさま取り込んでますよ」
『そこの徹底した動きは変わらんな。それで、着地地点も変える気はないのかね?』
「ありません。これが一番収まりがいいでしょう。反発は多いでしょうが」
『案外お主の手が入ることに喜ぶものもいるかもしれんな。だが決行は…』
「あの偉大なる老爺がこの星を去るまでは不可能。お互いの共通認識でしょう」
「では、これからも変わらずにお願いします」
「周」
読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!