名も無き傭兵達の戦場 作:狐狐
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我が子が見入るように、テレビにかじりついている。今日から始まるアニメが気になっているようだ
以前までやっていたアニメが終わった時は泣きぐずって、可愛らしい姿を見せてもらったが、どうやらちゃんと切り替えれたようだった
『新番組!蒼光戦士アステリオン、このあとすぐ!』
どうやら、もう始まるようだ。私はお菓子でも作ろうかな
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青く光る、我らの星。今日もこの星で、数多の人類が幸せに暮らす
しかし突如、空が割れ謎の機械達に襲われる。目的も分からずに行われる、一方的な虐殺
この機械、機獣を人類は『ヴォイリブス』と名付け、徹底抗戦を行いなんとか追い返すことに成功した
しかしヴォイリブスの侵攻は続き常に奴らの脅威に囚われ続けていた
だが人類もただ襲われていただけではない。ヴォイリブスのパーツを解析し、対抗の為のACを生み出した
そして今も、人類はヴォイリブスの襲撃に備えながら生活しているのであった
奴らの目的も知らずに…
『第1閃!星の光に魅せられて』
様々な人が手を取りあって暮らす人類の中心街、バベル。今日も様々な人が行き交い、互いに手を取りあって暮らしている
その街で暮らす、1人の少年
「おーい、ソラ!早くこっち来いよ!」
「ソラくーん!こっちこっち!」
「うんっ、今行くよー!」
彼の名前は、ソラ。親は少し忙しくて家にいないことも多いが、世間一般で言う、普通の子だ
今日も彼は、友人のアメとアキラと遊んでいる
「今日は何するの?アキラ」
「今日はお前たちに俺のとっておきを見せてやろう!これを見ろ!」
「なにこれ、ただのACじゃないの?」
「え、アキラこれって!」
「どうだ、すごいだろう!スレイブニール隊の1番のエース、アステールの機体だ!」
「すごいよアキラ!どこで手に入れたの!?」
「昔の懸賞に当たったんだよ!だからこれは非売品!」
「そんなにすごいものなんだ…ねー見せてー!」
3人は仲良く騒ぎ、自慢し、遊んでいる。その中、いきなり鳴り響く警報の音
『ヴォイリブス警報!ヴォイリブス警報!市民の皆様は急いでシェルターに避難してください!』
「わっ、警報だ…!急いで避難しねぇと!」
「最近いっぱい警報来てるよね…大丈夫かな…」
「大丈夫だよ、今日もなんとかなるって!」
3人は、急いで自分たちの知る避難シェルターまで走っていく。シェルターに近づけば近づくほど、人は多くなっていき。すぐ側にまで着いた時には、見渡す限り人だらけだった
「押さないでください!慌てないで!」
「ここなら安全です!大丈夫ですよー!」
「あの人たち、いつも大変だね」
「ふんっ、戦うのが怖いからこんなところにいるんだろっ」
「アキラくんっ、そんなこと言っちゃダメだからね!」
そんな事を、3人で小声で話している。そうしていると、空から、音が聞こえてくる
普段はあまり聞かなかった音。ここ最近で、よく聞くようになった音
雷が走るような、鋭い音が鳴り響く。だけどその音は、いつもより大きく聞こえる
「おい、空を見ろ!」
どこかの誰かがそう言うと、皆が空を見上げた
そこには、明らかに近い位置で作られたゲートが、開こうとしていた
「に、にげろおおおおおおお!!!」
「このままだと襲われるぞ!!!」
「いやあああああああ!!!」
人々は、慌てふためき散り散りとなっていく。それはまるで、雪崩のようで。だからこそ
「ちょっ、ソラ!!」
「ソ、ソラくんっ!!」
「わっ、ふっ、ふたりともっ!!」
ソラだけ人の雪崩に呑み込まれ、離れ離れになってしまう
「ちょっ、これ、どこに向かってるの…!?」
まだ体躯の小さなソラでは、流れに逆らうことは出来ず、流されるだけ
やがて雷のような音が鎮まり、大きな重たい着地音が響く
近くに
「ひっ…!」
何度も見たことがある存在。だけど、ここまでの近さで見るのは初めてで
心臓の鼓動が、鳴り止まない。恐怖で足が竦んでしまう
「に、にげなきゃ…!」
機獣が、こちらを向いた。口を、開いて、光が集まる
「あ…」
ドクン、ドクンと大きな音が聞こえる。周りの音は、聞こえない
(あぁ、ここで、死ぬんだ)
視界の縁で、蒼い光が走っている。なんなんだろう、そう思っていると
重たい音が、鳴り響いた
『どこを向いているんだ!』
『GUOOOOOOOOON!!!!』
「スレイブニールの…アステール…!」
ヒーローが助けに来た!僕は助かったんだ!そんなことを思っていると再び、雷の音が鳴り響く
「えっ、もう一体…!?」
『チッ、もう一体来るのか…!援軍を要請する!なに!?他の場所の対処に手間取っているだと!?…仕方ない、一人でやってやる…!』
すぐに鳴り止み、もう一体降り立った。機獣ではなく、二足歩行のACに似た存在が
「なに、あれ…?ACにそっくり…?」
『冗談だろう、アビス級とガルム級を同時にだと…』
2体同時に、襲いかかる。あまりにも酷い、数の暴力
『くそっ、急いでくれよ…!なんとか持ちこたえてみせる…!』
「なにか、なにかできることは…!」
そんなもの、存在しないのはわかってる。だけど、それを見過ごすこともできなかった。そんな中
視界の縁で、蒼い光が強く輝いた
「…?」
まるで、こちらにこいと言わんばかりに光り輝いていて。
ソラはその光に従い、走っていった
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「はぁ、はぁ…!」
一生懸命走る、走る。周りの景色も何も気にせず、ただひたすら、光に従って
どこまで走ったなんて、どれだけ走ったなんて分からない。でも、何とかしなきゃという一心でひたすらに走る
気が付けば、光は。
目の前にある機体の中へと、入っていった
『よく来てくれた。君がソラだね』
「えっ…だっ、だれ!?」
『君のことは、君のお母さんから聞いているよ。だが、今は説明している時間もない。私に乗ってくれ』
「乗ってくれって、なにに…」
『目の前にいるだろう』
目の前の機体が、ひとりでに動く。自分の目の前に巨大な手が差し出され、コックピットと思しき部分が開いていく
『今話しているのが、君の目の前にいるロボットだ。助けになりたいのだろう?さぁ、私に乗るんだ』
「…君に、乗ったら」
「あいつらを、やっけれるの?」
『勿論だとも。その為の私だ』
「…わかった、やるよ。僕を乗せて」
『あぁ、君は勇敢だ。聞いていた通りだよ、ソラ』
『私の名はアステリオン。蒼光のアステリオンだ』
「僕は、ソラ。僕たちを助けて、アステリオン!」
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『はぁ、はぁ、くそっ、こんな風に襲撃してくるなんて今まで一度もなかっただろうが…!』
『GUOOOOOOOOON!!!!』
『ガッ…!右腕が持ってかれた…!』
『…ここまで、なのか…』
光が集まる。目の前が眩しくなっていく
『KAKAKAKA』
笑うように、音が鳴る。やがて、光は集まりきって
「うわあああああああ!?」
『いくぞ、ソラ!アステライト・ブレードだ!君の脳内にインプットしただろう!』
「こ、こう!?」
『そうだ!アステライト・ブレードォォォ!』
空から、蒼い光が腕を断つ。全身を蒼に包んで、自然を思わせる緑を含んだ色の機体が舞い降りた
『この程度の存在に、私たちが負ける道理はない!ソラの練習相手とさせてもらうぞ!』
「嘘!?ほんとに言ってるの!?」
『君は守りたいのだろう!ならば私を使って勝利を掴み取れ!それに先程できたじゃないか!それと同じようにやるだけだ!』
「もうっ!やってやるからな!」
『なんだ、あの機体は…それに、乗っているのは…子供…?』
「えぇっと…!アステライト・シュート発射準備!」
『アステライト・シュート発射準備完了!』
「撃てーっ!」
蒼いエネルギー弾が放たれる。エネルギー弾は高速で機獣を撃ち抜いた
『嘘だろう、ガルム級が一撃だと…』
『KYOOOOOOOON』
『…!まずい!聞こえるか!そこの蒼いの!アビス級がそちらに向かっているぞ!』
「アステリオン!これ使えばいいの!?」
『あぁ!君の思う通りにやるんだ、ソラ!』
『「アステライト・ボマー!」』
『KYO…!?』
『動きが止まったぞ!やれぇー!』
「これで、とどめだ!アステライトぉぉぉ…!」
『ブゥラスタァァァァ!!!』
天の光は、アステリオンを照らしている
『なんなんだ、あの機体……』
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『突然アステリオンに乗ることになった僕!なんだか大変なことをしたみたいで、憧れの人から凄く迫られちゃう!お母さんのことをアステリオンはなんにも話してくれないし、これから僕はどうすればいいの!?次回、蒼光戦士アステリオン『蒼光の鼓動』。次回も行くぞ!アステリオン!』
「……かっこよかった!!!」
「ふふ、そうね。はい、お菓子だよ」
「ありがとう、おかあさん!」
ふふ、この子の楽しみが増えたようでなによりだ
読んで頂き感謝感激雨霰ぇ!
感想是非ともお願いします!評価よりも皆さんの感想がききてぇよ!