偽天馬の超次元サッカー日記   作:のぞむ

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「なんかハーメルンって円堂転生モノは多いのに天馬転生モノは一つしかないよなぁ…せや!自分で書いたれ!」



という経緯を経て、新シリーズです!


原作開始前
どうも、偽天馬です


××月○○日

 

 

今日から俺、松風天馬は日記を付けてみようと思う。

もしこの日記を読んだ者がいれば察しているとは思うが、ここで自己紹介をしてみようと思う。

 

俺の名前は松風天馬。そう…イナズマイレブンGOの主人公の天馬君だ。

 

木材に挟まっていた子犬を助けようとした拍子で木材に潰されそうになった俺は炎を纏ったサッカーボールに助けられ、その時に前世の記憶を思い出したみたいだ。

前世の俺はアニメとゲームをこよなく愛する大学生だったが、トラックに轢かれて死んでしまったようだ。今思うとレベルファイブの十八番みたいな最期だったな…

 

ここでイナズマイレブンについて軽く説明しておくと、巨大な手を出したキーパーがゴールを守ったり、ボールに炎を纏ってシュート(もしくは治療)するストライカーが登場するサッカーゲームだ。もちろん俺は無印シリーズ、GOシリーズを滅茶苦茶やり込むくらいのイナイレファンだったし、延期に延期を重ねて発売された英雄たちのヴィクトリーロードもやっていた。無印・GO信者だった俺から見てもヴィクロのストーリーは滅茶苦茶良かったし、主人公の笹波雲明も円堂守と松風天馬に恥じない主人公だった。

 

さて、まずこれからどうしていくべきか…

もちろんイナイレの世界に転生したからにはサッカーをしてみようと思っているが、中々プレッシャーも感じていたりしている。これから夢にまで見た超次元サッカーを体験出来る事にはワクワクしているが、同時に俺が松風天馬に転生した事にプレッシャーを感じている。

俺自身は天馬君の様な爽やかさはないし、性格も正反対だ。そんな俺が天馬君としてやっていけるのか…

 

 

…いや、考えてもしょうがないな。無理に天馬君としてサッカーをしても楽しめるはずがないし、何よりサッカーにも失礼だ。

 

 

 

…よし、決めた!これから俺は天馬君とは違う『偽天馬』としてこの世界で生きていくぞ!なんとかなるさ!

 

 

 

 

○○月××日

 

 

豪炎寺さんに助けられ、前世の記憶を取り戻してからあっという間に6年が経ち、俺は稲妻町に単身で引っ越していた。

今日は河川敷でサッカーの特訓をしていた。俺がサッカーを始めた時にまずやった事はドリブルの特訓だった。原作の天馬君はドリブルが一番得意だった。そんな天馬君に倣って俺もドリブルをマスターしようとした。おかげで俺もドリブルがそれなりに上手くなった。もちろんシュートとディフェンスも特訓をしているうちに出来るようになったし、なんならシュートの方が一番上手く出来ている気がする。俺こと偽天馬は天馬君と違ってドリブルよりシュートの方が適性が高いのかもしれないな…

しかし同じ特訓をするだけではこのイナズマイレブンの世界でやっていく事は出来ない。なので俺も必殺技を編み出すべく無茶とも言える特訓をやっている。そして今している特訓は背中に大きなタイヤを背負って壁にシュートするというものだった。タイヤといえば円堂守の代名詞と言っても過言ではない特訓アイテムだ。もちろんイナイレ世界の住人ではない君達は真似しちゃダメだよ?

 

そんなこんなで一時間くらいシュートしてはトラップを繰り返しているとボールが俺がいない方向に飛んでいった。そこへ偶々通りかかった女の子達の二人が「わぁ、汚いボール…」と少し引いていた。オイコラ、あの豪炎寺さんが使っていたボールに引くとは無礼にも程があるぞ。

すると一緒にいたショートヘアの女の子がボールを拾って俺に返してくれた。あれ?見覚えがある子だな…

 

後で思い出したがその子の名前は空野葵。イナイレGOのマネージャー陣の一人で天馬君の幼馴染だ。そういえば原作でもこんな感じで天馬君と葵ちゃんは出会ってた気がするな…

 

とにかくもう日が暮れてきたので一緒に河川敷に来ていた犬のサスケと一緒に木枯らし荘に帰ったのであった。

 

 

 

 

××月○○日

 

 

今日は河川敷で稲妻KFCというジュニアサッカーチームの入団テストがあった為特訓が出来なかった。とはいえ最近は特訓続きの毎日だったし、気晴らしに入団テストを見に行く事にした。

え、お前は参加しないのかって?確かにチームプレイを経験出来たりとプラスになる事もあるのだが、もし入団してしまえば今までやってきた特訓をする時間が少なくなるかもしれないのでやめておいた。ぶっちゃけ今の特訓が俺に合ってる気がするし。まぁチームプレイの経験値を積むのは雷門に入ってからでも遅くはないからな。

入団テストに参加している子供達は結構上手いのだが、どうも動きが遅く見えてしまう。もちろん下手くそはいないのだが何故かそう見えてしまうのだ。

 

そして入団テストが終盤に差し掛かってきた頃、突然女の子の悲鳴が聞こえてきた。何事かと思い見てみたら葵ちゃんが野良犬に襲われていた。すぐさま俺は持っていたサッカーボールを野良犬に向かってシュートした。サッカーボールは野良犬にクリーンヒットし、野良犬はピクピクと震えながら気を失ってしまった。あれ?もしかしてやり過ぎた?…まぁたぶん死にはしないだろう…

 

 

 

 

○○月××日

 

 

今日は葵ちゃんと一緒にサッカーで遊んでいた。

あの日野良犬から助けて以来、俺と葵ちゃんは頻繫に会うようになり、よく一緒に遊ぶようになった。今まで一緒にサッカーをやる友達がいなかったからかとても楽しいです。今日は攻守交代制のPK対決をしてみたのだが、葵ちゃんはキーパーの素質があるみたいで、俺のシュートを中々止められなかったものの滅茶苦茶食らいついていた。というか一度だけ止められてしまったし、その時だけ葵ちゃんから青色のオーラみたいなものが一瞬見えた気がする。マジで逸材じゃねーか。

 

ちなみに俺にキーパーの素質はないらしく、葵ちゃんのシュートを一度も止める事は出来なかった。悔しいですっ!!

 

 

 

 

ー追記ー

 

この日の帰り道で葵ちゃんから買い物に誘われた。別に断る理由はないので承諾したのだがその時の葵ちゃんは頬が何故か赤くなっていた。なんとなくその事を秋姉さんに話してみたのだが遠い目をしながら「葵ちゃんも大変ね…」と言っていた。どゆこと?




偽天馬

前世の記憶を持つ主人公。
前世ではイナイレを全シリーズ遊び、全アニメを見るくらいのイナイレオタクだった。ちなみにアレオリは記憶から抹消している。天馬君と違いドリブルよりシュートの方が得意で最近はシュート特訓を重点的にやっている様だ。目つきは天馬君より少し鋭い。
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