偽天馬の超次元サッカー日記   作:のぞむ

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ハーメルンにあるヴィクロ小説って円堂世代だけではなく天馬世代にも触れてるので良いですよね!原作でも化身やミキシトランスといったGO要素はありましたけど天馬達の事は全く触れなかったんですよね…まぁそこは次回作に期待します。

これが今年最後の更新になります!それではどうぞ!


特訓だ!練習はおにぎりだ!…笑うとこじゃないよ?

○○月××日

 

 

地区予選二回戦の日からあっという間に休日になり、今日も先輩方と特訓をする為に河川敷に向かっていた俺。河川敷に着くと一番最初に来ていたと思われる信助がジャンプをしながら何かをしていた。信助によると自分も必殺技を使えるようになる為に特訓をしていたようだ。せっかくなので俺も特訓に付き合う事にした。

 

「俺としては信助はジャンプ力を活かした必殺技がピッタリだと思うんだ」

 

「ジャンプ力を活かした必殺技か~…確かに僕、ジャンプには自信があるけどそれってディフェンス技には向かないんじゃない?」

 

「ならシュートブロックにも使えるシュート技にすればいいんだよ。いざとなったらシュートするのにも使えるし」

 

「なるほど!流石天馬!」

 

ホントは原作知識で信助が習得する最初の技を教えただけなんだよな…

特訓内容だが、まず俺が信助に向かってシュートを打ち、信助がそれを必殺技でブロックするというものだ。俺は空中へ高く飛び、オーバーヘッドキックを打つ。そこへ信助が高くジャンプしてシュートを打ち返そうとするが当然すぐに必殺技が使える筈もなく俺のシュートは信助を弾き飛ばした。地面に倒れた信助だったがへこたれずに「もう一回!」と言って来たのでもちろん俺は何度も信助にシュートを打ち続けた。しかし感覚は掴めてきたものの中々必殺技完成には至らなかった。そこへ先輩達がやって来た。もちろん万能坂戦で反フィフス派になった先輩方もだ。よく見ればネガティブ思考が故に未だ中立の速水さんの姿もあり、何でも浜野さんに引っ張られて来たらしい。もちろん倉間さんとシードである剣城の姿はなかったが。というか最近剣城は学校に来ていないのだ。速水さんは「罰を受けてるのかもしれません」と言っていたが立場上あの人がフィフスの聖帝をやっているので厳しい罰は与えてないと思うけど…

 

今日先輩方と特訓するのは先輩方七人VS俺こと偽天馬の対決方式で俺がゴールへ向かっていき、先輩達が俺からボールを奪えれば先輩達の勝ちだ。ちなみに信助は特訓の疲れを取る為に少し離れた場所で休憩をしている。

 

まず俺の前にキャプテンが立ち塞がった。キャプテンの動きは以前より激しく、そして正確だ。短期間でこの特訓に喰らいつけるようになるとは、流石雷門のキャプテンだ。だけどまだまだだ。

 

「しまった!」

 

「任せろ!【ザ・ミスト】!!」

 

キャプテンを抜くとDFの霧野さんが俺を止めようと必殺技を使って来た。辺りは霧に包まれて霧野さんの姿が見えなくなったが俺は目を瞑り、霧野さんの気配を感じ取ってザ・ミストから抜け出した。

 

「行かせないド!【ビバ!万里の長城】!!」

 

今度は天城さんが必殺技で巨大な壁を出現させて俺をブロックしてくるが、俺はジャンプで高く飛び、そこからオーバーヘッドキックでシュートを決めた。速水さんは「あんなの止められるわけないですよ~!」と言っていたが他の先輩達は諦めた様子はなく、もう一度勝負を挑んできた。そのガッツ、俺は大好きだぜ。

 

今度は休憩を終えた信助も先輩チームに加わって再び勝負が始まった。先輩達は俺に喰らいついてくるがそれを躱しつつ、天城さんの万里の長城をジャンプで飛び越え、ゴール前にいる三国さんへ【ファイアトルネード】を打った。

 

そこへ信助が高くジャンプし、足でファイアトルネードを打ち返そうとしていた。習得出来たな、【ぶっとびジャンプ】を。

 

ぶっとびジャンプでは防ぎ切れなかったが三国さんは【バーニングキャッチ】でファイアトルネードを止めてみせた。きっと信助の技で威力が落ちていたのだろう。シュートを止められたのは正直悔しいが、今は信助を讃えるとしよう。

 

「やったな信助!」

 

「はい!…まぁ天馬のシュートは止められませんでしたけど…」

 

「何言ってるんだ。お前のおかげで天馬のシュートを止められたんだ!それに、必殺技は磨けば磨く程進化するんだ。これからも精進するんだぞ!」

 

「はい!」

 

その前に三国さんが信助を激励していた。役目を取られたぜこんちくしょう!でも三国さんならOKです!

 

 

 

 

××月○○日

 

 

放課後、俺達サッカー部は突然円堂監督から呼ばれてサッカー棟に集まっていた。何でもホーリーロード地区予選のトーナメントが変えられて次の準決勝の相手が『青葉学園』からあの『帝国学園』に変わったそうだ。更に帝国サッカー部の監督はあの鬼道有人さんだ。情報によれば帝国もフィフスの支配下にあるらしく、キャプテンの御門の攻撃力、そしてディフェンス陣の守りもかなり堅いらしく、並の攻めでは突破は出来ないみたいだ。

 

するとキャプテンが『アルティメットサンダー』という必殺タクティクスの事を教えてくれた。何でも以前久遠監督と一緒に考えたらしく、それを使えば相手チームのディフェンスを突破出来るらしい。しかしアルティメットサンダーの完成には強力なストライカーが必要らしく、完成までには至らなかったようだ。するとキャプテンはタクティクスを完成させるストライカーに俺を推薦してきて、円堂監督もそれに賛成した。確かにキック力には自信があるしやってみる価値はあるだろう。

 

さっそくグラウンドでアルティメットサンダーの特訓が始まった訳だが、一発で成功してしまった。まずは自軍がパスをしつつボールにエネルギーを溜め、エネルギーが溜まったボールをストライカーが相手チームのディフェンス陣に向かって蹴れば良い。確かに並のストライカーでは成功は難しい程凄いパワーがボールに溜まっていたが俺は難なくそれを蹴ることが出来た。これで帝国学園に勝利する布石が出来上がったが、油断せずに行こう。

 

 

 

 

--------------

 

 

 

 

倉間side

 

 

「…クソッ!」

 

今日の練習を終えた俺は河川敷に座り、川に向かって石を投げ込んだ。

 

「何で…何で松風なんかがアルティメットサンダーを完成させられたんだよ!」

 

松風天馬…一年の癖に圧倒的な存在感を出してすぐにレギュラー入りをした、大嫌いな奴だ。あいつさえサッカー部に入部しなけりゃこんな事にならなかったし、南沢さんが退部する事もなかったんだ…!

 

「随分荒れてるな、倉間」

 

すると後ろから聞き馴染みのある声が聞こえ、振り向いてみると南沢さんの姿があった。

 

「南沢さん…どうしたんスか?」

 

「…お前、今のサッカー部をどう思ってるんだ?」

 

「どうって…」

 

「俺はさ、滅茶苦茶ダサいと思ってるんだよな。現実を見ずに、馬鹿みたいにフィフスセクターに逆らってさ。お前だってそう思ってんだろ?」

 

「それは…」

 

「倉間、俺と一緒に来ないか?」

 

「それって、どういう事ですか…?」

 

「俺さ、もう少ししたら転校するんだよ」

 

「えっ!?」

 

南沢さんの言葉に思わず声を出してしまった。転校って、マジかよ…!

 

「そこへ行って俺は雷門を…そして今のダサい雷門を作った松風を叩き潰す」

 

「松風を…」

 

「お前だって気に食わないんだろ?松風がさ…俺と一緒に来い倉間。俺とお前が組めばあいつに一泡吹かせる事が出来るぜ」

 

南沢さんが手を差し出してきた。俺は少し考えた後、南沢さんの手を取った。

 

 

 

 

 

松風…俺はお前をぶっ潰す。必ずな…!




という事で倉間は月山国光ルートに入りました(大ネタバレ)

それでは皆さん、良いお年を!
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