ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

舞翼です!!

マジ、遅くなってすいまそん(>_<)
内容が思いつかなくてですね……。
はい、すいません言い訳っすね……。
今回は、冬、春と二つ書いちゃいました。

それでは、後日談第16弾いってみよー(^O^)/
誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。


第111話≪ホワイトデーとお花見≫

二〇三〇年。 三月十四日。

三月十四日。 つまり、バレタインデーでチョコを貰った男性が、お返しする大切な日だ。

その当日俺は、各種道具と必要な材料をキッチンのテーブルの上へ置き、愛娘優衣と共に一緒にキッチンへ立っていた。

なぜ優衣が居るかというと、優衣も手伝ってくれると言ってくれたからだ。

俺は料理をした事がなかったので、優衣と一緒に作れることは心強い。

 

「パパ、そこにココアパウダーを振りかけてください」

 

「お、おう」

 

俺が眼の前には、出来たてのチョコレートケーキが置いてある。

俺はストレーナー(粉ふるい)の中にココアパウダーを入れ、ケーキの上に万弁なく振りかけてから、ケーキを切り分けた。

 

「か、完成したぞ」

 

「はい。 ママがこれを見たら、とても喜んでくれると思います♪」

 

「そうだな。 アイツに喜んで貰いたいな」

 

「大丈夫です! パパの自信作ですから」

 

その時、聞き慣れたチャイムが鳴り、“がちゃ”と扉を開く音が聞こえてきた。

恐らく、木綿季が大学の講義を終え、帰宅したんだろう。

 

「あ、ママが帰ってきました!」

 

優衣はパタパタと駆けて、玄関へ向かった。

 

『ママ、お帰りなさい!』

 

『優衣ちゃん、ただいま。 そういえばメールの内容で、プレゼントがあるって書いてあったけど?』

 

『はい! パパがリビングで待ってます!』

 

と、言う会話が玄関から聴こえてきた。

てゆうか優衣さん。 木綿季に言ってたのか。

何か、ハードルが上がった気がするが……。

木綿季は自室に荷物を置いてから、優衣と一緒にリビングへ向かった。

 

「和人、ただいま」

 

「おう、お帰り。――じゃあ、早速」

 

俺は立ち上がり、キッチンテーブルに置いた大きな皿を両手で持ち、リビング中央に設けられているテーブルの上へ置き、木綿季と優衣に座るように促した。

木綿季と優衣は、テーブルの片側の席へ腰を掛けた。

俺も向き合うように腰を下ろす。

俺は蓋の取っ手を握ってから、持ち上げた。

ケーキを見た木綿季は、感嘆な声を上げた。

 

「わあ~、凄いよ」

 

「ま、まあ、優衣と一緒に作ったんだ。 てか、上手く出来てて良かったよ」

 

「はいです! 私とパパの愛情がいっぱい詰まっています。 ママ、食べてみてください」

 

「うん、ありがとう。 ボク、嬉しいよ♪」

 

木綿季は、眼の前に置かれてフォークでケーキをひと刺しし、パクリと食べた。

ケーキを飲み込んでから、口を開いた。

 

「うん! 美味しいよ。 和人も一口食べなよ」

 

「おう」

 

だが、フォークが一つしかなかった。

俺はフォークを取りに行く為、椅子から立ち上がろうとしたら、優衣が話しかけてきた。

 

「パパ。 フォークなら、ママのがありますよ」

 

「あ、確かに。――じゃあ、木綿季」

 

「う、うん。 わかった」

 

木綿季はフォークでケーキをひと刺し、俺の口元に運んだ。

 

「か、和人。 あ、あ~ん」

 

「あ、あ~ん」

 

俺はケーキをパクリと食べた。

 

「う、うん。 旨いぞ」

 

「よ、よかった」

 

これを見ていた優衣が呟いた。

 

「今度わ、私もです!」

 

「いいよ。 優衣ちゃん、あ~ん」

 

木綿季がケーキをひと刺ししてから、優衣の口元に運び、優衣はパクリと食べた。

数秒間掛けて、優衣はケーキを飲み込んだ。

 

「パパ、とても美味しいです♪」

 

「おう、サンキューな」

 

それから、俺たち家族はケーキを食べさせあった。

やはり、少しだけ恥ずかしかったが。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

今、俺たち家族は、リビングに備え付けられているソファーの上で一休みしていた。

因みに、席は優衣を真ん中にして、その隣に俺と木綿季が座っている。

 

「そういえば、ALO内でいい所見つけたんだよ。 四月になったら、そこでお花見をしないか?」

 

俺が第二十二層をふらふら散歩していたら、小さな脇道を見つけたのだ。

それは俺の好奇心を刺激し、わくわくしながらその道を数分歩くと、大樹が鎮座していたのだ。

それは紛れもなく、桜の木だった。

その時の桜の木は満開には至っていなかったが、四月になれば満開になるだろう。

そしてこの時、此処で、家族三人でお花見をようと決めたのだ。

俺は場所を覚え、踵を返してその場を後にしたのだ。

すると、優衣が首を傾げた。

 

「ママ、お花見ってなんですか?」

 

木綿季は微笑んでから、言葉を紡いだ。

 

「優衣ちゃん、お花見っていうのはね。 桜が咲く木の下で、皆とお弁当を食べたり遊んだりすることだよ」

 

「まあ、簡単に言えばピクニックだな」

 

「そうなんですか!! 私、お花見したいです!!」

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

二〇三〇年 四月。

今、俺たち家族は手を繋ぎながら、第二十二層にある小さな脇道を目指し、歩みを進めている。

もちろん、俺とユウキは、ユイの両側に立ち、優しく手を繋いでいる。

歩を進めている最中も、小鳥の(さえず)りや、草木から野生のウサギやらリスが姿を見せている。

 

「パパ、ママ。 見てください。 ウサギさんとリスさんです」

 

俺とユウキは、笑顔で頷いた。

 

「そうだね。 可愛いね」

 

「そうだな。 此処は、自然に囲まれた森の中だからな。 動物たちがすごしやすいのかもな」

 

それから数分歩き、目的の場所へ到着した。

俺たち家族の眼の前には、桜を満開に咲かせた木が鎮座していた。

これを見たユイとユウキは、歓声を上げた。

 

「「わあ………!!」」

 

「……凄いな。 俺の想像以上だ」

 

時折暖かい風が吹き、桜の花弁(はなびら)が舞い上がる。

それは、とても神秘的だ。

ユイはぴょんぴょんと跳ね、繋いだ手を離し、桜の木の前まで走り出した。

 

「ユイが喜んでくれて、何よりだな」

 

「そうだね。 ユイちゃん楽しそうだね」

 

「だな」

 

「ボクたちも行こうか」

 

「おう」

 

ユイが此方振り向き、大きく手を振った。

 

「パパ、ママ。 早く早く!」

 

「今行くよ」

 

「今行くぞ」

 

俺とユウキは桜の木の下まで歩き、ユウキがアイテムストレージからレジャーシートを取り出し、シートを広げた。

俺とユウキはシートの上に座り、ユイの姿を眺めていた。

ユイは、桜の花弁を掴もうと、何度も空に手を伸ばしていた。

ふわふわと軌道を変える桜の花弁を取るのは難しく、桜の木の下を走り回っていた。

それから数分後。

遊び終えたユイが此方にやって来て、シートの上へ座った。

 

「見てください! 桜の花弁がこんなに採れました!」

 

ユイが広げた手の中には、沢山の花弁があった。

 

「この花弁は、何かに使えないでしょうか?」

 

ユウキが暫し考えてから、頷いた。

 

「うん、桜の塩漬けを作れるよ。 それを作ってから、ドーナツやケーキの中に混ぜてみようか。 桜の香りがして、きっと美味しいよ。 ユイちゃんもママと一緒に作ろうか?」

 

「はい! ママとお料理したいです!」

 

俺は、『料理』と言うワードに喰い付いた。

 

「じゃ、じゃあ、出来たら俺も食べていいか!?」

 

「もう、キリトは食いしん坊なんだから」

 

「パパは、食いしん坊さんです」

 

「おう、食いしん坊だぞ」

 

暫し沈黙してから、家族三人は声を上げて笑った。

ユウキは、持参したバスケットから大きな弁当箱を取り出した。

 

「それじゃあ、お昼にしようか?」

 

「「おう(はい)!」」

 

ユウキは弁当箱の蓋を取った。

中には、タラコおにぎりや梅おにぎり、しその葉おにぎり、ツナおにぎりと色々なバリエーションのおにぎりが並んでいた。

俺とユイは、一つのおにぎりを手に取った。

 

「「いただきま~す!!」」

 

パクリと食べた感想は、メチャクチャ旨かった。

余りの旨さに、俺は数秒で食べ終わってしまった。

 

「旨い。 うん、メッチャ旨い」

 

「ママのお弁当は世界一です!!」

 

「二人とも、ありがと♪ たくさんあるから、どんどん食べてね」

 

それから親子三人で談笑しながら、昼食を摂った。

食後は、ユイを真ん中にして、川の字で一休み。

仰向けになりながら桜の舞を眺めていたら、小さな寝息が聴こえてきた。

 

「ユイ、寝ちゃったな」

 

「たぶん、遊び疲れたんだよ」

 

「そうだな」

 

ユウキは上体を起こし、アイテムストレージからタオルケットを取り出し、ユイの体の上にかけてあげた。

俺も上体を起こし、桜の木に寄り掛かった。

弁当箱を片し終えたユウキが何かを思い付いたように、俺に前まで移動してから、足を開いてとジェスチャーをする。

俺は素直に足を開く。

 

「えい」

 

「おふ」

 

ユウキは、俺の胸の中に体重を預けてきた。

俺はユウキの腰に手を回し、包み込むように抱き締めた。

 

「キリト、ありがとね。 綺麗な桜を見せてくれて」

 

「ああ。 現実世界では、場所取りとか色々大変になったかもしれないしな」

 

「うん、こんなにゆっくりできるなんて最高だよ」

 

「だな。 ユイもあんなに喜んでくれたしな」

 

それから暫しの沈黙が流れたが、嫌な気はしなかった。

ユウキも同じ事を考えているのかもしれない。

この沈黙を、ユウキが破った。

 

「思い出すね」

 

「ああ、そうだな」

 

そう。 SAOの中にも桜の木が存在したのだ。

俺とユウキはその下に寝転がり、桜が舞うのを眺めていた事がある。

まあ、その時もユウキは熟睡してしまったんだが。

 

「そういえば、この時もお前は寝ちゃったんだよな」

 

「うん。 でも、キリトが守ってくれるって信じてたからね」

 

「俺のことを信頼してくれていたんだな」

 

「うん、そうだよ。 ボクの全てを任せることが出来たんだよ」

 

「まあ、俺もそうだったけどさ。――SAOでは辛いことが一杯あったけどさ、これから歩む道を見付ける事が出来たよな」

 

SAOを通して俺は、様々な出会いや別れを得て、成長をする事が出来た。

SAOとの出会いは、もしかしたら、運命だったのかもしれない。

……いや、それは無いか。

 

「そうだね」

 

「さて、そろそろ帰るか」

 

「ん、了解」

 

俺が抱擁を解くと、ユウキは立ち上がった。

俺もゆっくり立ち上がり、ユイの前まで移動してから屈み、ユイを起こさないようにおんぶをした。

ユウキも帰り支度を完了させ、俺の隣までやって来た。

両の手でユイをしっかり支え、第二十二層の我が家に歩き出した。

我が家に帰ってから、俺たち家族は現実世界へ戻った。

――こうして、家族で最初のお花見が終了した。




え~、どうやって優衣ちゃんはALOにログインしたんだろうか?
書いててやっちまった。と思いましたね。
まあ、優衣ちゃんはALOに意識を飛ばさせる的な感じ……。
うん、無理があるかな……。
それに、現実世界の物が食べられちゃう(笑)
やっぱり、これも無理があるかも……。
ここら辺は、眼を瞑ってっちょ(>_<)

砂糖どっさりやね(笑)
てか、ホワイトデーってこれでよかったのかな。たぶん大丈夫……なはずだ。
後、SAOで桜の木を見た時系列は、圏内事件前ですね。
桜の花弁は、バスケットの中に仕舞ったということで。

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
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