ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

舞翼です!!

まさか、こんなに早く投稿出来るとは……。
自分でも驚きました。
今回の話は、筆が思うように進みまして(笑)

今回は、完璧なオリジナル回ですね。
予告した通り、和人君がメインですね。
なので、優衣ちゃんと、木綿季ちゃんが少ししか出てこないですね……。m(__)m
てか、この話は、考えながら書きましたね。
うん、メッチャ難しかった……。難しかったです。(大事なことなので、二回言いました)

そしてそして、“歌姫”が登場しますよ(*>ω<*)
それでは、後日談第21弾いってみよ(^O^)/
誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。


第116話≪二人の天才≫

二〇三一年。 八月。

現在東京大学は夏休みの真っ最中であるが、俺、桐ケ谷和人は大学のVR研究室にいた。

だが、俺は一人ではない。

同じ天才と呼ばれた人と共に研究をしてるからだ。

その名は、――天才科学者、七色(・・)アルシャービン(・・・・・・・)博士。

日本に帰国した彼女を、東京大学が勝ち取ったのだ。

 

「和人君。 また、キャパシティがオーバーしたわ」

 

「え、またか……。これで数十回目だぞ……」

 

「数十回じゃなくて、二十六回よ」

 

そう。俺と七色博士は、仮想空間に、医療機器をシュミレートさせる実験を行っているのだ。

 

「……かれこれ、数日は研究室に籠ってるよな。……木綿季が凄く心配してるかも……」

 

闇妖精族(インプ)の女の子だっけ?」

 

「まあな。 それと、俺の奥さんだ」

 

「じゃあ、奥さんを安心させる為に、切りが良い所まで完成させましょ」

 

「だな。 これが完成すれば、医療がかなり楽になる」

 

「そうね。 頑張りましょう」

 

俺と七色博士は、コンピュータに複雑な文字列を入力していく。

また、茅場晶彦が残した《ザ・シード》も取り入れている。

 

そして、俺、七色博士、茅場晶彦の元恋人である神代凛子博士。

三人で、メディキュボイドを完成させた。

メディキュボイドは医療用フルダイブマシンで、体を動かせない人でも社会交流が出来るのだ。

超高密度信号素子の基礎設計を提供した人物は神代博士であり、茅場晶彦の研究資料を元に設計をしたのは、俺と七色博士だが。

まあ、メディキュボイドの技術を更に研究して、今の実験を行ってるんだが。

だが、残念な事に、メディキュボイドが普及し、この技術を、兵器の開発、実験、戦争の訓練など、軍事産業に使われているのだ。

 

――俺と七色博士は、真剣な表情になり作業を始めた。

数時間経過した頃、俺はキーボードを叩く手を止め、七色博士に聞いた。

 

「なあ、七色博士?」

 

俺が話し掛けると、七色博士はキーボードを叩く手を休めた。

 

「和人君、前から博士は付けなくていいって、言ってるじゃない」

 

「……じゃあ、七色。 ここ数日研究室に籠りっぱなしだろ。 木綿季が作ったメシを食ってみないか?」

 

「とても魅力的なお誘いなんだけど。 私、メディキュボイドの先の開発を任せれてるから、それも考えなくちゃならないの。 だから、また今度にするわ。――今日も、研究室でお泊りね」

 

「……はあ、分かった。 俺も研究室に泊るよ」

 

「そう。 感謝するわ」

 

「木綿季にメールを送らないとな……」

 

俺はこう打った。

『木綿季、すまん。 今日も帰れそうにない……。 ちびっ子天才が我がまま言ってな。 この埋め合わせはする。 精神的に。』

それから数分後。

俺のスマホから着信音が流れた。 メールだ。

差し出し人は、木綿季だった。 内容はこうだ。

『うん、分かったよ♪ 今度、その天才さんと一緒にご飯しようね。 もちろん、優衣ちゃんも一緒だよ。』

俺はスマホをポケットに仕舞い、七色に声を掛けた。

因みに、現在の時刻は、16時だ。

 

「大丈夫だ。――じゃあ、学食行こうぜ。 後一時間で閉まっちゃうけど」

 

「ええ、そうね」

 

俺と七色は椅子から立ち上がり、学食を目指して歩き始めた。

学食で注文した料理は、ベーグルサンドだ。

俺と七色は向かい合わせになるように、窓際の指定席へ座った。

七色は片手にサンドを持ち、資料に眼を通していた。

 

「はあ、飯の時くらい、頭を休めろよ……」

 

「いえ、休めないわ。 もう少しで出そうなのよ……。 和人君、何か案は無いかしら?」

 

「……取り敢えず、最初のマシンから言ってみるか。 え~と、設置型マシンでコントローラーを操作して遊ぶゲームが第一世代型で、ヘッドギア型のナーヴギア、アミュスフィアが第二世代だろ。 で、医療で使えるメディキュボイドが第三世代だ。 世代が進むに連れ、簡略化され、性能が上がってるな」

 

俺がそう言うと、七色が声を上げた。

 

「そ、そうよ。 簡略化と性能よ。 何でこんなに簡単な事に気付かなかったのかしら……」

 

「は? どういう事だ?」

 

「チップよ。 持ち運びが出来るチップ。 そのチップに大容量のデータが入るの。 それプラス、それを持って仮想コマンドを唱えればダイブが可能なの! チップが、何かに入ればいいんだけど……」

 

俺は一拍置いて、言葉を発した。

 

「……いや、それは不可能じゃないか……」

 

「ふふん、ここに居るのを誰だと思ってるの。 最年少の天才、七色・アルシャービンよ。――でも、私一人じゃ限界があると思うの。 和人君も協力してください!」

 

七色は椅子から立ち上がり、俺に向かって深くお辞儀をした。

彼女は、今言った事を実現しようとしてるのだ。

 

「……まあ、俺は手伝ってやっても良いが、てか俺、既に手伝ってないか……。 でも、木綿季のOKがないとなぁ……。 電話をかけてみるよ。 ダメだったら、諦めてくれ」

 

「そ、それでいいわ」

 

俺は椅子から立ち上がり、壁際まで移動してから、木綿季のスマホに電話をかけた。

聞き慣れた着信音が鳴り、三コールした後、優しい美声が俺の耳に届いた。

 

『もしもし。和人、どうかしたの?』

 

「おう、すまんな。 行き成り電話しちゃって」

 

『全然構わないよ』

 

「えっとな、ちびっ子天才が、今凄い発言をしたんだ。 で、それには俺の協力がないと、実現不可能らしい。 簡単に言えば、今以上に難しい事をするってことだ」

 

『えっと、ボクはいいけど、優衣ちゃんが寂しくなっちゃうよ……』

 

「可能の限り時間を作るが、どうだ?」

 

優衣は、この電話を聞いていたらしく、木綿季と変わった。

 

『パパ、私です。 優衣です。――パパ。 私は大丈夫です。 でも、時々帰って来てくださいね。 私、ママと待っていますから。 パパ、再び世間を騒がせちゃってください!』

 

「おう、了解した。 じゃあ、ちびっ子天才にOKって伝えるわ」

 

『はい、ママに変わりますね』

 

優衣は、スマホを木綿季に手渡した。

 

『じゃあ、和人。 七色博士と世間を騒がせちゃってね♪』

 

「おう、それじゃあ、またな」

 

『うん、またね』

 

こうして通話が切れた。

俺はスマホをポケットに仕舞い、七色が座るテーブルの椅子へ腰をかけた。

七色は、顔をぐいっと近づけた。

 

「ど、どうだったの?」

 

「ああ、OKだそうだ。――だが、一つだけ条件がある。 俺たち家族の時間を作る事だ。 最低でも、一日一時間は欲しいな」

 

「それなら大丈夫だわ。 じゃあ、これからよろしくね。 和人君」

 

「ああ、よろしくな」

 

俺と七色は立ち上がり、再びVR研究室に足を向けた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

研究室の扉の前に立ち、俺と七色を待っていた人物が居た。

それは、意外な人だった。

その人物は、神代凛子だった。

何故いるんだ?と疑問に思っていたら、それに答えてくれた。

 

「先程、東京理科大学で講義が終わってね、ついでに寄ったのよ」

 

凛子は、メディキュボイドの基礎設計者ということで、研究者のパスを持ち、VR研究が行なわれている練に入る事が可能なのだ。

俺と七色も練に入る時、研究者パスをスライドさせる必要があるのだ。

 

「ええ、お久しぶりです」

 

「お久しぶりです。凛子博士」

 

凛子は微笑むと、本題に入った。

 

「――ところで、研究と開発は順調?」

 

「研究の方は手詰まりですね……。 データがキャパシティ内に納まらなくて。 開発の方は、先程、道筋が見えたところです」

 

「そう。 私が言えた事じゃないけど、第四世代の開発、頑張って。――研究の方は助言が出来ると思うから、ちょっと見せてくれないかしら? 第三者の意見を聞いてみない?」

 

俺と七色は頷き、俺たちはVR研究室の扉を潜った。

俺が促したテーブル上には、先程、データを入力したノートパソコンが開いて置いてある。

凛子は椅子に座ってからマウスを握り、画面をスクロールする。

一通り見終わったところで、口を開いた。

 

「……ここまで出来るなんて、――君たちは天性の天才だと思うわ。 私じゃ、ここまで複雑なプログラムは組めないわよ……」

 

「で、何か不要な点は見つかったでしょうか」

 

と、俺が凛子に聞いた。

 

「う~ん、そうね。 ここのデータなんだけどね。 他のに比べると、少しだけ大きくないかな? あ、でも、真に受けないでね」

 

その先を、俺と七色は見いった。

確かに、凛子が指を差した場所のデータの容量は、他のデータと僅かながら、大きかった。

 

「ん? これを削れば、キャパシティ内に納まるんじゃないか……。 オーバーしたのも、僅かな数字だけだったし……」

 

「そうね。 すぐに取りかってみましょ、和人君」

 

俺と七色は、凛子が居るのにも関わらず、どうやってこのデータを削るかの議論をした。

 

「ここは、データを縮小して、小さくした方がいいな」

 

「凝縮するのよ。 同じ事だと思うけど、全然違うわ」

 

「いや、でも、ここを縮小した方が、後々組み直す時にいいと思うが……」

 

「いえ、凝縮した方がいいわ。 後の事は、その時に考えればいいでしょ?」

 

「いや、でもな……」

 

「じゃあ、どちらも試してみましょ。 それでどうかしら?」

 

「了解だ。 じゃあ、やりますか」

 

こうなると、俺と七色は周りが見えなくなるのだ。

凛子は、二人を見て笑みを浮かべていた。

 

「……この子たちの将来が凄く楽しみだわ。 この二人なら、あの人(晶彦さん)を超える事も不可能じゃない気がするわ。 いや、もう超えてるかしら」

 

俺と七色は、研究、開発に取り掛かった――。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

それから数ヶ月後、――研究と開発が完了した。

研究の方は、仮想空間を作り、その仮想空間に、現実の医療機器と遜色ない装置を設置する事に成功した。

これで、医療技術は格段に上がるだろう。

 

開発の方は、チップでは無く、首の後ろに巻き付ける《ニューロリンカー》という物だ。

この技術が取り入れられるようになれば、《ニューロリンカー》を首の後ろに巻き付け、ダイブコマンドを唱えるだけでダイブが可能になるし、データの保存も可能になるのだ。

まあ、でも、今の技術では《ニューロリンカー》が作れないので仮説だけだ。

俺と七色は会見が終わり、疲れ切っていた。

 

「も、もう無理……。 研究、開発が成功したから即会見とか、ありえん……。 てか、“茅場晶彦を超える天才二人組!!”って。……はあ、有名になりすぎたな」

 

「え、ええ、私も同意するわ……」

 

研究と発明の成果を会見で告げた俺と七色は、歴史に刻まれる人物になったのだった。

こうして、俺と七色の研究、開発に終止符が打たれた――。




出しちゃいました、七色博士(笑)
ロスト・ソングのセブンですね。
そして今回は、AWの要素も取り入れてみました。
まあ、今の段階では、開発の仮説が限界なんス(苦笑)
で、二人は初めてテレビ出演しましたね。(此処では、二人とも雑誌で取り上げられただけなんで)

メディキュボイドも完成させてますし。
てか、仮想空間に医療機器をシュミレートしちゃいましたし。
和人君と七色ちゃんは、研究パートナー的な感じっスね。
まあ、保護者?的な感じもしますが……。

リメイク版は執筆中なので、暫しお待ちを。
後、アンケートを取っているので、時間があればご覧になってくださいm(__)m

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
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