舞翼です!!
今回は、リク回ですね。初めての試みもしてみました。初めての視点ですからね。上手く書けたかな……。メッチャ不安やで(^_^;)
今回は、桐ケ谷家族が登場しません。申し訳ないです<m(__)m>
タイトル詐欺やね……ははは(-_-;)
楽しんでくれたら幸いです。
てか、後日談だけで、SAO編の話数を超えるかもですね(白目)
では、後日談第33弾いってみよ(^o^)/
本編をどうぞ。
二〇四六年。 四月。
私は、教授室の椅子に座り、デスクに広げられた書類にペンを走らせていた。
最後の文を書き終わり、最後にトン、とペンを叩く。
「終わった」
書類整理が終わり、私は伸びをした。
伸びをすると、椅子の背もたれが、ぐい、と傾く。 私が天井を見上げてると、コンコンと扉がノックされた。
「どうぞ」
私がそう言うと、一人の女子生徒。
この子は、科学を専行してる生徒。ということは、質問かな?
「どうしたの? 何かわからない所でもあった?」
「は、はい。 研究が上手くいかなくて。 この公式ですけど、何処か間違っているのでしょうか?」
「ちょっと見てみるから。 ソファーに座ってていいわよ」
加奈ちゃんは、備え付けられているソファーに腰を下ろした。 前のガラステーブルの上に公式のページを開く。
私は書類を片してから、椅子から立ち上がり、彼女と向かえ合わせになるようにソファーに座る。
置かれたノートを手に取り、独自で開発された公式を見る。
「そうね。 ここに、ニッケルを加えてみたらどうかしら? そうすれば、元素たちも上手く循環すると思うわ。 他は良いと思うわ。 このまま続けてみなさい」
私は、公式を指しながら言う。
加奈ちゃんは目をパチクリさせながら、公式を見ていた。 おそらく、この中にニッケルを付け加えてらどうなるかを考え込んでると思う。
そして、頷いてから顔を上げた。
「た、確かに。 これなら上手く出来そうです。 ありがとうございます。――――明日奈教授」
「頑張ってね」
私は、ニッコリと微笑んであげた。
何故か知らないけど、科学を専攻してる子たちには、結城の苗字じゃなくて名前の明日奈で呼ばれてるのよね。
「あ、あの。 話は変わるんですが、明日奈教授は、何でそんなに美人なんですか?」
この手の質問は、一日一回はされる。 特にこれと言った秘訣はないのだけれど。
最近では、『明日奈教授は、大学生でも通りますよ』と言われたわ。
これには、私は苦笑するかなかったけど。
ちなみ、藍子さんも同じことを言われた事があるらしい。
「そ、そうかしら」
「明日奈教授。 ライトブラウンの瞳に、栗色のロングヘアーに三つ編み、整った容姿ですよ」
と、力説させてしまった。
やっぱり、この手の事は女の子の特権ね。
「そんなに褒めても何も出ないわよ」
「も、もちろんです。――こ、今度、どんな化粧水を使ってるか教えてください」
「ふふ、わかったわ。 じゃあ、今度の講義の時にね」
加奈ちゃんは立ち上がり、扉の前で私に振り向いてから「失礼しました」と言い教授室から出て行った。
私は、ポケットに入っているスマートフォンを取り出し、画面をタッチしてLINEを開く。
其処には、一通のメッセージが来ていた。 差出人は、紺野藍子とあった。
『明日奈さん。 いつもの場所にいますね』
「藍子さん。 もう、書類を終わらせたんだ」
私は立ち上がり、ロッカーに入ったショルダーバックを肩にかけ、廊下に出た。
部屋の鍵を閉めてからエレベータに乗り一階へ向かう。
一階の入り口ドアを潜り、待ち合わせ場所、桜の木の下へ急いだ。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
桜の木の下では、肩にバックをかけ、桜を見てる藍子さんの姿が目に映った。
その姿は、誰もが見いってしまう光景だった。 その証拠に、帰宅する生徒たちは一時的に足を止めている。
「(藍子さん。 『もう、30代で伯母さんです』とか言ってるけど、全然そうは見えないですよ)」
私は、パタパタと早足で藍子さんの元へ向かう。
藍子さんは、私に気づき微笑んでくれた。
「す、すいません。 書類に手間取ってしまいまして」
「いえ、全然大丈夫ですよ。 経営より、科学のテストを作る方が難しいんですから」
「あ、ありがとございます。 そ、それと、すいません」
私は、ぺこりと頭を下げた。
藍子さんは右手掌を口許に当て、クスクス、と笑った。
「変な明日奈さん」
「も、もう。 かわかわないでくださいよ」
私は、ぷんぷんと頬を膨らませる。
この年齢で、どうかと思うけど……。
「ふふ、ごめんなさい。 それじゃあ、帰りましょうか」
「ええ、帰りましょう」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
帰り道の途中で、私たちは去年行われた体育祭の話題で盛り上がっていた。
「紗季ちゃんたち、とても嬉しそうでしたね」
「たしか、紗季ちゃんのお友達の、永瀬葵ちゃんと新沢愛華ちゃんも居ましたね」
一度勉強を教えに貰いに来た時、勉強の休憩中にこの話題が挙がったの。
途中からガールズトークになって、二人三脚の話から、和真君と葵ちゃん関係の話になっんだっけ。
「葵ちゃんは、紗季ちゃんと愛華ちゃんの質問攻めに合っていましたけどね」
「そうですね」
私と藍子さんは苦笑した。
葵ちゃんには、恥ずかしい質問が沢山あったと思うわ。 『何処が好きになったの?』『出会った時の第一印象は?』『今度のデートのコーディネート考えてあげる』とかだったわね。
「それにしても、和真君は将来一緒になる人を見つけたんですね」
「そうですね。 和真君も和人さんに似て、一途ですからね」
……うぅ~。 こうゆう話をすると、心に若干だけどダメージが。
私は恋人すら居ないのに。 婚期逃がしちゃったのかなぁ……。
「藍子さん。 この話は止めにしましょう。 私の心に若干ですがダメージが……」
「そうですね。 わたしも僅かに悲しくなってきた所です……」
私は、30代の未婚ですよ~だ!って、誰に言ってるんだろ?
楽しく雑談していたら、私たちが住むマンションに到着した。 入り口のドアにカードキーをスライドさせると、ドアが開く。
私と藍子さんはドアを潜り、エントランスのエレベータを使用し、三〇二号室を目指す。
バックから鍵を取り出し、ドアの鍵を開け、玄関で靴を脱ぎ、部屋に入ると自室へ向かう。 自室と言っても、藍子さんと共有してる部屋なんだけどね。
私と藍子さんは、部屋着に着替え各々のベットに腰を下ろした。
「今日は、ALOにみんな集合でしたっけ?」
私が言うみんなとは、私、藍子さん、和人君、木綿季ちゃん、和真君、紗季ちゃん、葵ちゃん、愛華ちゃんのことね。
「そうですね。 集合したメンバーでクエスト予定ですね。――早めにINしましょうか?」
「りょうかいです」
私と藍子さんはベットに横になり、指定位置に立て掛けてあるアミュスフィアを頭に装着し、電源を入れる。 信号の点滅が大きくなり、妖精の世界に飛び立つ準備が整った。
私は息を吐いてから、魔法の言葉を紡いだ。
「リンク・スタート」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
アインクラッド第二十二層《森の家》ログハウスに降り立つと、其処には、
茶色と黒色の長い髪を揺らしてソファーに座っている、アイカちゃんと、アオイちゃんだった。
二人は私たちに気づいて、ソファーから立ち上がり歩み寄って来た。
「明日奈さん、藍子さん。こんにちは」
そう言って、アオイちゃんはぺこりと頭を下げた。
すると、アイカちゃんが、裏手優しく叩いた。
「バカ、ココは仮想世界。 リアルネームはマナー違反よ」
「あ、そうでした……。 ごめんなさい」
私とランさん、クスッと笑った。
「このログハウス内なら大丈夫よ。って、言っても。 私はココでもリアルネームなんだけどね」
「ココの皆さんは、顔見知りですから大丈夫ですよ」
「えへへ、ありがとうございます」
アオイちゃんは、ニコニコ笑いながらこう答えてくれた。
……あぁ~、うん。 カズマ君が、アオイちゃんに心を掴まれた一端を見た気がするわ。
ランさんがポンと手を当てた。
「先程LINEで確認したんですけど、キリトさんたち、少し時間がかかるそうです。 時間潰しに、私たちでイグドラシル・シティに行きましょう」
「「「賛成~」」」
と、満場一致で予定が決まったのだった。
ログハウスから出て、妖精の青い翅を展開させる。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
世界樹の根元に着陸し、私は周りを見渡した。
其処で、一つの物が目に入った。 そのデジタル液晶では、『今だけ、着せ替え人形!』とあったのだ。
……えっと、嫌な予感がするのは気のせいかな……。
「アスナさん、あそこ入ってみませんか? 是非とも、着せ替え人形に」
「え、ホント。 アスナさんが、色々な服着てくれるの!? わたし、見てみたいな~」
「えっと、えっと。 今後の参考にしたいので、わたしも見たいな~って」
ランさん、アイカちゃん、アオイちゃんの順ね。
……やっぱり、嫌な予感は当たるものね。
「(……反論しても、勝てないわよね)」
私は、がっくりと肩を落とした。私たち一行は、そのお店目指して歩いて行く。 もちろん、私が先頭でね。
店内に足を踏み入れると、NPCが『いらっしゃいませ。 着せ替えの館へ。 どうぞごゆっくり』と挨拶をくれた。
周りを見渡すと、様々な衣服が目に止まる。 その中で一際目を引いたのは、メイド服だった。
「(うぅ~、あれだけは止して欲しいな……)」
「ささ、アスナさん。 試着室にどうぞ」
ランさん。 やっぱり、ユウキちゃんのお姉さんですね。 そういう無邪気な所そっくりです。
私は、重い足取りで試着室に入る。
……よし! ココまで来たなら、覚悟を決めよう!
「アスナさん、最初はこれでお願いします」
アイカちゃんが持ってきた衣服は、黒のVネックに灰色のスーツに高めのヒール。 何故かわからないけど、黒縁伊達メガネもあった。
「お姉さん、キャリアウーマンが見たいです」
「う、うん。 わかったよ」
試着室のカーテンを閉め、ウインドウを開き、全装備を解除して下着姿になる。
衣服にタップし、渡された衣服を着用した。 最後にメガネをかける。
一呼吸置いてから、カーテンを開けた。
「ど、どうかな」
「やっぱり似合いますね。 アスナさんのスーツ姿」
ランさんは、私を見てニコニコ笑ってくれた。
「か、カッコいい……。 アスナさん、カッコいいです!」
「わ、わたしも、アスナさんのように着られるようになるかな」
アイカちゃんのテンションは上がり、アオイちゃんには見詰められていました。
こんな風に見られるのは、少し恥ずかしいかも……。
「次はわたしです。 これをお願いします。 あと、このピンクの伊達メガネも」
アオイちゃんに渡されたのは、赤いチャイナ服と、ピンク色を縁取った伊達メガネだった。
足のラインにも切れ目が入っていて、『相手に見せつける』感じになっている。
「りょ、りょうかいです」
私はカーテンを閉め、服装を解除してから、チャイナ服に着替える。
最後に、伊達メガネは少し落とすようにしてかけた。
カーテンを開けたら、ランさんは少し驚き、アイカちゃんとアオイちゃんは目を見開いていた。
「アスナさん。 これで街を歩いたら、男性プレイヤーの目は釘付けになりますよ。 凄く似合ってます」
「や、やばいって! そう思わない、アオイ?」
「う、うん。 わたしが男の子だったら、落ちてるかも」
「じゃあ、最後に私ですね」
……私の嫌な予感が的中してしまった。
ランさんが手に持っていたのは、メイド服と猫耳だった。
うぅ~、ランさん。 容赦ないですよ……。
「それじゃあ、お願いします」
「わ、わかりました」
再びカーテンを閉め、装備を解除する。 フリフリのメイド服に着替え猫耳をつけた。
着替えが終わった所で、カーテンを開けた。
ランさんは、やっぱり可愛いわ。という表情で、 アオイちゃんとアイカちゃんは目を輝かせていた。
「す、凄い可愛い」
「か、カズマ君の前で、わたしが着たらどうなるのかな?」
「顔を真っ赤にして、大喜びだと思う。 これ絶対」
「そ、そうかな。 今度試してみようかな……」
「ふふ、アスナさん。 ミスコンに出場したら、優勝できますよ」
「ぜ、絶対に出ませんからね!」
私は顔を真っ赤に染め、カーテンを閉め衣服を解除してから、戦闘装備に戻した。
カーテンを開け、試着室から出た。
「つ、疲れました。 お人形さんになった気分です……」
私は、肩を落としていた。
「お疲れ様でした」
「凄い可愛かったです」
「こ、今後の参考になりました」
ランさん、アイカちゃん、アオイちゃんの順で言います。
恥ずかしかったですが、楽しかったです。
これが、クエスト前に起きた、結城明日奈の出来事でした――。
はい、初めての明日奈さん視点でした。
いや、まじで難しかったです(^_^;)口調とか大丈夫だったかな……。
てか、明日奈さんの着せ替え人形とか、超見て――――!!(願望)っといけないいけない。取り乱してしまいました。
今後もリクを参考に致します。
ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
追記
子供たちもリアルネームですが、そこは突っ込まんといてください<m(__)m>
てか、キリ×ユウ成分がないのは気のせいか……(ノ;´・ω)ノ