ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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まず最初に、すんませんでしたっっッッ――――!!!!!(ダイナミック土下座)
ええ、作者の都合で非公開は、まじで申し訳ないです。<m(__)m>
また、お言葉をくれた皆様に感謝です。本当にありがとうございます!!心が強く持てました。
さて、謝罪はここまでに致します。では、いつもの挨拶を。

ども!!

舞翼です!!

今回は、体育祭に対なす行事を書きました。
これも、ちょい長になりそうですな。分けて投稿になるかもです。

では、投稿です。
本編をどうぞ。



第135話≪思い出の下準備≫

二〇四七年。 十月。

 

現在、3年C組は、今週末に開催される文化祭の出し物について、HRの時間を使用し意見を出し合っていた。

 

「やっぱり、文化祭と言えばお化け屋敷でしょ」

 

「いやいや、 男子の心を惹くメイド喫茶がいいと思う」

 

「クラスで劇がいいと思うなー」

 

「皆で屋台を出そうよ」

 

クラスメイトたちが意見を出し合うが、一向に決定する気配がない。

意見が出し終わった所で、クラスメイトたちの視線が、オレ、葵、紗季、愛華に向けられた。

どうやら、オレたちが良いと思った案を採用するらしい。

てか、何でオレたち?という疑問も浮上してくるが、頼られてる。という事で納得しておこう。 うん、そうしよう。

オレたちは一ヵ所に集まり、何の案が良いかを意見交換をする。

 

「文化祭でメジャーなのはお化け屋敷だけど。 男子に需要があるのは、メイド喫茶だよな。……でもなあ、葵のメイド姿は誰にも見せたくない。 独り占めしたいです」

 

「も、もう、バカ。 あとで着てあげるけど……」

 

葵は顔を紅潮させ、俯いてしまった。

オレは葵と付き合い始めたので、学校でもオープンになったのだ。 まあ、紗季と愛華には溜息を吐かれてしまうが。

葵は平静を取り戻し、顔を上げた。

 

「劇と屋台は、雨が降ったら中止になっちゃうかもしれないし。 和真君が出した、この二つのどちらかだと思う」

 

「紗季は、お化け屋敷がやりたいな。 個人的な意見になっちゃうけど」

 

「わたしも、文化祭と言えば、お化け屋敷だと思う。 一、二年生の時は、劇と屋台だったしね」

 

愛華が言うように、オレたちは一学年から三学年まで、同じクラスである。

また、一学年の時の文化祭の出し物は屋台であり、二学年の時は劇であった。

 

「オレもお化け屋敷に賛成だ。 んじゃ、此れで決定だな。――おーい、決まったぞー」

 

クラスメイト全員は、オレの言葉を待つ。

オレは、一呼吸置き口を開く。

 

「オレたちの審議の結果は、お化け屋敷だ。 此れなら、クラス皆で一致団結して製作できるし、文化祭では、一般の方を含め需要もある。 どうだ?」

 

クラスメイトたちも、オレの言葉に頷いていた。

委員長が、黒板に『3年C組の出し物は、お化け屋敷に決定』と記載し、此れからの準備等の話し合いになった。

お化け屋敷は《廃校》をモチーフにし、入口から出口まで歩くタイプだ。

お化け屋敷のテーマは『廃校の最恐迷宮』。 お化け屋敷製作に必要な材料は、視聴覚室の遮光カーテン。 大型の段ボール。 マネキン。 リアルホラーマスク。 血みどろの白衣。 長髪のカツラ等だ。

まあ、これは大まかに出た物なので、作業の最中に必要になった物は、その都度購入するとなった。

放課後に、街の大型ショッピングモールや、コンビニ等で段ボールを入手する事になった。

もちろん、段ボールを取りに行くのは、オレたち四人である。

各自作業分担が決まった所で、六限目のHRの時間が終了した。 放課後になり、オレたちは教室を出、昇降口で靴に履き替えてから学校の校門を潜った。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「かなり怖いお化け屋敷を造ろうぜ。 10人が、10人怖かったって言える感じの。 やるからには、完璧な物を造ろうぜ」

 

「「「おー!」」」

 

オレがそう言うと、紗季たちは右手を挙げて答えてくれる。

そうこうしていたら、目的のショッピングセンターの裏に到着した。 どうやら、此処がショッピングセンターの廃棄場らしい。

学校から連絡が合ったのか、担当の係員が、オレたちを見て休憩所から出て来た。

係員は、オレたちまで歩み寄った。

 

「いらっしゃい、学校の先生から話は聞いてるよ。 文化祭に必要な段ボールでしょ?――ついてきて」

 

係員さんの後を追うと、其処には大量に段ボールの山が広がっていた。

この量なら、作業中に足りなくなるという事態は避けられる。

ちなみに、オレは荷台を引いてきている。

 

「それじゃあ、頂いていきます」

 

オレの掛け声によって、紗季たちが段ボールを荷台に積み込んでいく。

荷台が山盛りになった所で、オレたちは手を止めてから、作業をしている係員さんに声をかける。

 

「ありがとうございました。 また、よろしくお願いします!」

 

ぺこりと頭を下げるオレたち。

このようにして、オレたちは学校に戻ったのだった。

その間、紗季が『カズ兄。 紗季、荷台に乗りたい』と言い、荷台に乗せたあげたが。

まああれだ。 アレがアレだったぞ。 いやいや、アレってなんだよ。

とまあ、乗り突っ込みはこの辺にして、校門を潜り、段ボールを持ってから教室を目指す。

教室を扉を潜ると、各自が聴覚室、美術室から、必要な物を借りてきていた。

 

「き、桐ケ谷君。 リーダー役やってくれないかな?」

 

「へ?」

 

オレは、豆鉄砲を受けた顔になってしまった。

 

「実は、このクラスを纏め上がるのは、桐ケ谷君しかいなくて……」

 

オレは深い溜息を吐いた。

 

「了解した。 リーダー役やるよ」

 

リーダー役を引き受ける代わりに、サポートに葵を。という条件も出したが。

これは予想してた通り、要求がすんなりと通った。

 

「――で、予算はどうなってるんだ?」

 

「う、うん」

 

女の子が広げた用紙には、各クラスの予算が羅列してあった。

3年C組は必要経費を購入しても、まだ資金が残る計算だった。

 

「ふむ。 予算内に納まるから心配ないと思うぞ。 作業に戻って大丈夫だ」

 

「りょうかい。 桐ケ谷君、お願いね」

 

そう言って、女の子は作業に戻った。

その時、ポンと肩に手が置かれた。 オレが大好きな女の子、――葵だ。

 

「和真君、頑張って! わたしも、サポートするね」

 

「おう、頼りにしてるぞ」

 

オレは、葵の頭をポンポンと撫でる。

葵は、『みんなの前だよ。……恥ずかしいよ』とも言っていたが。

 

「んじゃ、わたしと紗季も、担当の場所へ向かうね。 行こうか、紗季」

 

「OK。 わたしたちは、製作と案内役だね」

 

紗季と愛華がそう言い、担当の場所へ移動した。

オレと葵も作業場に移動し、コースの構造、出口の設定、屋敷内の盛り上げ方、相手を怖がらせ方などを考えていく。

 

「まずは、コース設定、驚ろかせ方だな」

 

お化け屋敷のコースには、M型を採用する事にした。

M型とは、教室をアルファベットのMのような構造にしてジグザグのコースを作る事であり、また、教室の広さを最大限利用し、入場者が屋敷内を長い時間楽しめる。というメリットがあるが、デメリットとして、お化け役の隠れるスペースが作り辛いという事だ。

まあ、デメリットの方は何とかなるだろう。

仕掛けの方も、常時、突然、操作を取り入れる事にした。 簡単に言えば、驚かせ方の全て取り入れたという事だ。

具体的には、マネキンを入り口に置いたり、途中でテレビが突然点灯、動かない日本人形の遠隔操作だ。

オレが周りを見渡すと、窓には段ボールが敷き詰められ、その上に被せるように遮断カーテンを前にかけていた。 此れなら、教室の電気を消せば、教室内が『漆黒の闇』に変わるはずだ。

 

「何か、クオリティが高いお化け屋敷が完成しそうだな」

 

オレが葵を見ると、若干だが体を震わせていた。

おそらく、葵の中では空想のお化け屋敷が完成し、仮体験までしたのだろう。

てか、凄い妄想力です。 葵さん。

 

「葵さんー。 大丈夫か?」

 

「う、うん。 何とか」

 

「まったく、オレが傍に居るぞ」

 

そう言って、葵の右手を、オレ右手がそっと触れ合う。

その時、作業中の紗季と愛華が此方にやって来た。 何か、先生に頼まれたらしい。

 

「カズ兄。 学年の一つがライブをやる事になったらしいんだ」

 

紗季の話によると、一学年から一組だけ、ライブを披露して欲しいらしい。

だが、この学年でギターやベース、ドラムが出来る人がいないらしい。 其処で、オレたちに白羽の矢が立った。という事だ。

 

「ボーカルは葵ね。 此れは、決定事項だから」

 

「うんうん。 カラオケ行った時の葵ちゃんの声、凛として凄い綺麗だったからね」

 

「オレも、ボーカルには葵で賛成だな。 てか、オレらの中では、葵が適任だ」

 

オレたち三人は、うんうんと頷く。

 

「え、え、わたしがみんなの前で歌う……。 無理だよぉ~、わたし人見知りで」

 

葵は、あたふたする。

 

「紗季たちもフォローするから」

 

「中学最後の文化祭だし、やってみようよ」

 

葵は暫し沈黙してから、口を開く。

 

「うぅ~、わかった……。 頑張る」

 

こうして、ボーカルが葵に決まったのだった。

オレは、さて、と前置きをしてから、

 

「オレらは、何の楽器を演奏するのか決まってるのか?」

 

「うん。 紗季がギターで、愛華ちゃんがドラム。 カズ兄はベース。って感じ何だけど、どうかな?」

 

オレは頷いた。

 

「ふむ。 其れでいいんじゃないか。 てか、何の曲を演奏するんだ? 曲の選曲は結構重要になるぞ」

 

愛華の話によると、今現在で三つの選曲が決まってるらしい。

其れは、ゴールデンボンバーの女々しくて。 XJapanの紅。 Supercrllの君の知らない物語。だそうだ。

まあ確かに、盛り上がり系の中に、バラード系があるのはいいと思う。

 

「全四曲らしいから。 残りの一曲は、練習中に決めよう」

 

「紅と女々しくては、声が出せるか心配かも」

 

葵が言うように、女の子に、二つの曲の中盤は厳しいかも知れない。

だが、

 

「大丈夫だ。 この二曲には、オレも参加するから。 そだな、コラボって感じだ」

 

「う、うん。 それなら心配ないかな」

 

葵は、ゆっくり頷いてくれた。

オレは、うし!とばかりに、左掌に右拳を打ち付ける。

 

「んじゃ、切りの良い所で上がって練習だな。 いや、待て。 音楽スタジオとか如何するんだ?」

 

「ふ、ふ、ふ。 そこは、わたしにお任せあれだよ」

 

愛華の話によると、親戚が音楽スタジオの経営をしてるらしい。

先程電話をかけ、スタジオを確保したそうだ。 恐れ入ります、愛華さん。

お化け屋敷を切りの良い所まで完成させ、オレは今後の方針を副リーダーに伝えてから教室を出て、昇降口で靴に履き替え、都内の音楽スタジオに向かった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

愛華が予約したスタジオは広々した場所であり練習には最適だ。 楽器等の全てが揃っている。

また、楽器の貸し出しもしてくれるらしい。 店長さん。 無料で貸し出しとか、太っ腹です。

早速、演奏の準備に取り掛かかる。

試しに一通り弾いてみたが、腕は鈍ってなかった。

どうやら、皆の準備が完了したらしい。

 

「んじゃ、最初は、女々しくてからな」

 

「「「OK」」」

 

オレの合図で曲が開始された。

練習でこんなに盛り上がるとは予想外だ。 恥ずかしがり屋の葵も『入り込んでる』ので、本番でも周りは気にせず歌えそうだ。

其れから、紅、君の知らない物語も演奏した。 本番までには間に合いそうな感じだ。

ちなみに、最後の一曲は、千本桜に決定した。

 

「さて、最後にもう一回合わせるか。 其れで、今日の練習は終わりにしよう」

 

「「「りょうかい」」」

 

オレの合図で演奏が始まり、また、コラボ出来る場面では、オレと紗季は積極的に声を出す。

全曲の演奏が終わり、この日の練習は終わりを告げた。

オレたち最後の文化祭。悔いが残らないように、全力で楽しもう――。




愛華ちゃん、顔が広い。
ライブ等も、もっと時間がかかるはずなんだが、ここはご都合主義の発動ですな。
和真君たち、メチャクチャ楽しそうだぜ!

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
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