ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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どもっ!!

舞翼です!!

今回は説明回になりそうです。

ごめんなさい。

頑張って書きました。

もしかしたら駄文になったかも(汗)

それでは、どうぞ。


第20話≪黄金林檎≫

第57層「マーテン」NPCレストラン

 

翌日、俺達は昨日の話をもう一度聞かせてもらうため、昨日夕飯を食べ損ねたNPCレストランの一番奥の席に座っていた。

ここ席から玄関までの距離はかなりある。

ここの席からなら大声を出さないかぎり、話声は聞こえないはずだ。

 

「ねぇ、ヨルコさん。この名前に聞き覚えはある? 一人は、たぶん鍛冶職人で《グリムロック》。 そしてもう一人は、槍使いで《シュミット》」

 

ユウキの言葉によって、俯けられていたヨルコさんの顔が、ぴくりと震えた。

やがて、ゆっくりと頷いた。

 

「……はい、知っています。昔、私とカインズが所属していたギルドのメンバーです」

 

「ボク達は昨日、犯行に使われた短槍(ショートスピア)を鑑定してもらったんだ。 作成者が《グリムロック》だったからね。 何か心当たりとか、思い当たることはないかなと?」

 

すぐには、答えは返ってこなかった。長い沈黙を続けたあと、ゆっくりと頷いた。

 

「……はい……、あります。 昨日、お話しできなくて、すみませんでした……。私たちのギルドはある“出来事”……そのせいで、消滅したんです」

 

ギルドの名前は≪黄金林檎≫(おうごんりんご)

半年前、一度も見た事のないモンスターを討伐したら、そのモンスターからのドロップ品が出た。

そのアイテムは敏捷力が20上がる指輪だった。

このアイテムは、ギルドで使う意見と、売った儲けを分配しようという意見に割れた。

なので多数決を取った。

結果は《3対5》で売却することになったのだ。

ギルドリーダーは前線の大きい競売屋(オークショニア)に委託することに決めたのだ。 リーダーは前線に一泊する予定で出かけたが……リーダーは、帰ってこなかった。

メンバー達は嫌な予感がして、何人かで《生命の碑》を確認をしたが、リーダーの名前の上に横線が入っていたのだ。

つまり、黄金林檎のリーダーは亡くなっていたことになる。

 

「グリセルダさんの『死』を知ったのはグリセルダさんが前線に行った、夜中でした。死亡理由は、貫通属性ダメージです……」

 

黄金林檎のリーダーの名前は《グリセルダ》という名前らしい。

 

「そんなレアアイテムを抱えて圏外出るはずがないよな……。 考えられるのは」

 

「睡眠PKだね」

 

ここまで、静かに聞いていたユウキが静かに呟いた。

だが、睡眠PKの線は無いはずだ…。 この犯行は、偶然に起きた出来事なのか…?

俺が考えついた事を話そう。

 

「ああ、ただ偶然とは考えにくいな。 リーダーのグリセルダさんを狙ったのは、指輪のことを知っていた人物……。 つまり……」

 

「黄金林檎の残り7人の誰かと言うこと?」

 

ユウキはこのような言葉を発した。

 

「ギルド黄金林檎の7人の中の誰か? 私たちも当然そう考えました。 なので、(みんな)が皆を疑う状況になり……、結果としてギルドが崩壊しました」

 

「ひとつ教えてほしい。 そのレア指輪の売却に反対した3人の名前は……?」

 

これは、重要な手掛かりになるかもしれない。

 

「カインズ、シュミット………。 そして、私です。 ただ私の反対理由は、彼らとは少し違いました。 私は……、当時、カインズと付き合い始めていたからです。 ギルド全体の利益よりも、彼氏への気兼ねを優先しちゃったんです。 バカですよね」

 

「ねぇ、ヨルコさん。 カインズさんと、ギルド解散後もお付き合いをしていたの?」

 

「……解散と同時に、自然消滅しちゃいました。 たまに会って近況報告するくらいで……、長く一緒にいればどうしても指輪事件のことを思い出しちゃいますから。 昨日もそんな感じで、ご飯だけの予定だったんですけど……。 その前に、あんなことに……」

 

「ごめんね……。 ボク達の質問で辛いこと色々聞いちゃって」

 

ヨルコさんは短くかぶりを振る。

 

「いえ、いいんです。 それで……、グリムロックですけど……」

 

んっ、なんでいまになってグリムロックの名前が出てくるんだ?

 

「彼は黄金林檎のサブリーダーでした。 同時に、ギルドリーダーの“旦那”でもありました」

 

「リーダーのグリセルダさんは、女の人だったのか?」

 

「ええ。 とっても強い。と言ってもあくまで中層レベルでの話ですけど……。 強い片手剣士で、美人で、頭もよくて……、私はすごく憧れていました。 だから……、今でも信じられないんです。 あのリーダーが、睡眠PKなんて粗雑な手段で殺されちゃうなんて……」

 

「じゃあ、グリムロックさんも相当ショックだったのだろうね」

 

ユウキの言葉に、ヨルコさんはぶるっと身体を震わせた。

 

「はい。 それまでは、いつもニコニコしている優しい鍛冶屋さんだったんですけど……事件直後からは、とっても荒んだ感じになっちゃって……。 ギルド解散後は誰とも連絡取らなくなって、今はどこにいるかも判らないです」

 

「最後に一つだけ教えてほしい。 昨日の事件……、カインズを殺したのがグリムロック、という可能性は、あると思うか?」

 

「その可能性があるとしたら、あの人は指輪売却に反対した3人、つまりカインズとシュミット、それに私を全員殺すつもりなのかもしれません……」

 

次のターゲットは、ヨルコさんかシュミットなのか!?

俺達はこの事件が解決するまで宿屋を出ないようにと念を押すように言った。

もし、さっき聞いた情報が本当なら、指輪売却に反対した彼女が非常に危険な状況にあるからだ。

 

 

 

 

第50層「アルゲード」主街区

 

「キリトはこの圏内殺人事件どう見る?」

 

「ああ、俺は大まかに三通りの考えがある。まず一つ目は、正当な圏内デュエルによるもの。 二つ目は、既知の手段の組み合わせによるシステム上の抜け道。 そして三つ目は、アンチクリミナルコードを無効化する未知のスキル、あるいはアイテム。 でもここまでしか出てこないんだ。 そういえば、ユウキってアスナと仲良いよな?」

 

「うん。 ボクとアスナは親友だからね!!」

 

「そこで頼みがある。 アスナに連絡してある“人物”を呼び出してくれと頼んでくれないか」

 

「多分大丈夫だと思うけど、ある“人物”って???」

 

「血盟騎士団団長《ヒースクリフ》」

 

あいつなら、何でも知っていそうだからな。

 

「えっ!!」

 

まぁー、驚くよな。 ギルドの団長を呼び出すんだから。

 

「メッセージ飛ばしてみるね」

 

「おう。 頼んだ」

 

5分後。

 

「大丈夫だってよ!! あと『団長との会合セッティングはキリト君がやってね。』だって」

 

「了解した」

 

 

俺達は血盟騎士団、団長《ヒースクリフ》と会合することなった。

 




ユウキちゃんの影が薄くなってしまいました(汗)

すいません。

次からはたくさん出したいと思います。

それに駄文になっていないか不安です。

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