舞翼です!!
今回はリアルでごたごたしていたので投稿が遅れました…。
とりあえず書き上げました。
人の思いを描写するってめちゃくちゃむずいね…。
誤字脱字があったらごめんね…。
それでは、どうぞ。
第61層「セルムブルグ」
Side キリト
事件が起きた翌日、俺は引っ越しに必要な小物類を揃える為、第61層「セルムブルグ」に買いだしに来ていた。
あの後、ヒースクリフに事件のことを伝えたら『すまなかった、キリト君。 これは私の失態だ』と言っていたな。
俺は助かったからいいけど……。
血盟騎士団からは、犠牲者が出てしまったんだよな……。
もう、過ぎた事を考えても仕方がない。
俺は、アイテムストレージを開き、頼まれた物を購入したか確かめた。
「えっと、これで全部かな」
俺は、ユウキに頼まれたメモを見て呟いた。
ユウキは『姉ちゃんと大事な話がある』と言っていたな。
後、新たな調味料再現にも挑戦するとも言っていたな。
つか、どんな大事な話だ。
めちゃくちゃ気になるなー。
……もしかして俺の話か?
まぁ、いいか。
さてと、帰ろうかな。
「買い物も終わったし帰るか」
俺は、第47層「フローリア」に有るランのホームへと戻った。
Side out
♦♦♦♦♦
第47層「フローリア」
Side ユウキ
今、ボクと姉ちゃんはキッチンに立っている。
何故かというと、新たな調味料再現に挑戦をしているから。
ボクが挑戦している調味料はタルタルソース!!
キリト好物らしいからね。
まぁ、ボクも大好きだけど。
お魚のフライに付けると美味しいもんね。
完成したらキリトに“毒味“して貰おう。
あっ、毒味じゃなくて“味見”だ。 てへ。
まぁ、最初にボクが味を確かめるんだけどね。
そして、姉ちゃんも新たな調味料再現に挑戦をしている。
それはズバリ、とんかつソース。
とんかつソースは、ボク達姉妹の好物なんだけどね。
これも、キリトの好物らしいけど。
「ユウキ、味見してくれない?」
あっ、姉ちゃんが出来たらしい。
姉ちゃんは、鍋からとんかつソースを掬って小皿に移し、それをボクに渡して来た。
味見してみよう。
「はい。 どうぞ」
ヤバいよ、凄く美味しそうだよ。
ここまで、再現できるなんて。
ソースがトロリとしていて美味しそう。
涎が出そうだよ!!
これ、絶対美味しいよ!!
「いただきまーす」
「どうぞ召し上がれ」
ボクは、とんかつソースを口に運んだ。
美味しい、美味しいよ!!
姉ちゃんは天才だ!!
口の中でとろける様に出来ているよ!!
「どう?」
姉ちゃんが、不安な表情をしてる。
今から感想を言うから大丈夫だよ。
「美味しいよ!! 現実世界でボク達が食べていた味と同じだよ!!」
「よかったわ。 私も味見したのだけれど自信が無くて」
「大丈夫だよ。 とんかつソースの再現に成功―」
ボクは、両手を上げて喜んだ。
ボクが、再現した訳では無いんだけど……。
「ユウキは、出来たの?」
そうそう、ボクも今さっき出来たんだった。
あっ、まずはボクから味見しないと。
「ちょっと、待っててね」
ボクは、出来たてのタルタルソースを鍋から掬って小皿に落としてから口に運んだ。
うん!!
上出来!!
これなら、食べて貰っても平気だね。
ボクは、タルタルソースを鍋から掬って小皿に落としてから姉ちゃんに手渡した。
「………………」
「どう??」
姉ちゃん、早く感想頂戴。
もしかして、駄目だったのかな……。
ボクが味見をした時は平気だったんだけど……。
「……美味しいわ。 さすが私の妹ね!!」
「本当??」
「ええ」
やったー。
タルタルソースの再現成功だよ!!
揚げたお魚に付けて食べてみたいな。
「ところで、キリトさんは何処に行ったの?」
「キリトなら、引越しに必要な小物類を第61層「セルムブルグ」に買い出しに行かせたよ」
ボクが頼んだら、すぐにOKが出たからね。
もしかして、ボクがお尻に敷いているのかな??
まさかね……。
あっ、そう言えば姉ちゃんに訊きたい事があったんだっけ。
それは、姉ちゃんってキリトのことをどう思っているか? なんだよね。
ボクは、キリトと姉ちゃんと親しくしていても気にならないんだよね。
だから、キリトと姉ちゃんが一緒に行動していても気にならない。
何でだろうか?
だから、キリトと姉ちゃんがくっ付いてもいいかな、とも思ってしまっているんだよね。
まぁー、キリトが現実世界で言う二股になっちゃうけど。
姉ちゃんにキリトのことをどう思っているか聞いてみよう。
「ねぇ、姉ちゃん?」
「どうしたのー?」
キッチンでお弁当を作っていた姉ちゃんは、手を止めてボクを見た。
「姉ちゃんってさ、キリトの事どう思ってるの?」
ボクは、先程考えていた疑問をぶつけてみた。
どう思っているのだろうか?
気になるな~。
「えっ……と……」
姉ちゃんの歯切れが悪いね。
多分、言い辛いんだろうな。
正直に話していいよ、姉ちゃん。
ボク、怒らないし。
「怒らないから正直に言っていいよ、姉ちゃん」
暫し沈黙した後、姉ちゃんが口を開いた。
「……実は、キリトさんの事を好きになってしまったの…」
「やっぱりね」
ボクは、優しい眼差しで姉ちゃんの顔を見た。
「ごめんなさい。 ユウキはキリトさんと結婚しているのに……」
「まぁ、好きになっちゃんだからしょうがないよ」
やっぱり、キリトのこと好きになっていたんだね。
姉ちゃんの行動を見ていて薄々気付いてはいたけどね。
どんな些細な事でも解っちゃうよ、ボクと姉ちゃんは姉妹なんだからね。
「……私がキリトさんの事を好きなままでいいの?」
「全然OKだよ」
ボクの予想では、キリトも少し怪しいような…。
ボクという奥さんを持っていながら、浮気者!
「あっ、そうだ! 一つ条件を付けるね」
「条件?」
うふふふ。
それは、姉ちゃんがどうやってキリトを好きになったという条件だよ!
「姉ちゃんがどのような経緯でキリトを好きになったのか教えてよ。 これがボクからの条件だよ」
「えっ……!!」
ふふふ。
驚いてる驚いてる。
Side ラン
この子がこんなこと言うなんて…。
あっ、女子会の時の仕返しね…。
Side out
「……わかったわ」
「やった!!」
どんな、話が聞けるのかな?
ボク、ドキドキだよ!!
「……じゃあ、話すわね」
「お願いします~」
きゃー! 今から姉ちゃんの本音が聞けるよ。
こんな機会滅多にないからね。
「私も最初は、キリトさんの事は恩人だと思っていたわ。 第25層クォーター・ポイントのボス戦で助けていただいたからね。 でも、キリトさんを見ていると、あの小さな背中を支えてあげたくなるのよ。 そう考えている内にキリトさんから目が離せなくなっていたわ。 後、とても危なかっしいから、見ていてあげなくちゃいけないとも思ったわ、ユウキが隣で支えているのにね、ごめんなさいユウキ。 それに、キリトさんは私に何時も優しく接してくれた。 そこから惹かれたわ。 時が経つに連れキリトさんは私の中で大きな存在になっていったわ。 “あの時”キリトさんに一緒に引っ越さないかって言われた時、とても嬉しかった。 その時に自覚したわ、私はキリトさんが“好き”になったってね」
キリトは姉ちゃんをここまで落としていたんだ。
キリトって、天然のタラシなのかな??
でも、姉ちゃんの本音を聞けて良かったな。
これで、姉ちゃんを公認してあげよう。
そうと決まればさっそく行動しないと。
「じゃあ、公認してあげるね」
「……えっ、いいの??」
「OKだよ」
「ありがとう。 ユウキ」
姉ちゃんの顔からやっと緊張が取れたね。
「じゃあ、これからはライバルとしてもよろしくね。 姉ちゃん」
「ええ、結婚していてもガンガンアタックさせて貰うわ」
でも、ボクの方が一歩リードしているよ。
ボクは、キリトと一年以上も一緒に行動を共にしていたからね。
ボクは“愛”で、姉ちゃんは“好き”だからね。
これは大きいよ。
でも、うかうかしていたら抜かされちゃうね。
正妻の座は譲らないからね。
ボク達姉妹の会話が終わってから数分後、玄関をノックする音が聞こえてきた。
「あら、お客さんかしら?」
「多分、キリトが買い出しから帰って来たんだよ」
「じゃあ、一緒にお出迎えしようかしら」
ボクと姉ちゃんは玄関まで足を向けて歩き出した。
「はーい。 今開けますー」
ボクは玄関のドアノブに手を掛けドアを開けた。
ドアを開けて立っていたのは、ボクの夫のキリトだ。
Side out
「今帰ったよ」
「「お帰りなさい!!」」
ランとユウキは俺の言葉に微笑みながら応じてくれた。
俺は、そのまま玄関付近の椅子に腰を下ろした。
結構この椅子の座り心地が良いんだよな。
Side ユウキ
「姉ちゃん、今告白しちゃえば!?」
「えっ……?!」
告白するチャンスは今しかないよ。
「でも、断られたら……」
「大丈夫だよ、キリトは拒否したりしないから」
キリトも何だかんだ言いながら受け入れそうだしね。
後は、姉ちゃんの勇気次第かな。
「……わかったわ」
頑張れ姉ちゃん!!
Side out
「……あの……、キリトさん……」
ランが緊張した面持ちで俺を見ているな。
声も微妙に震えているしな。
何か大事な話があるのか?
俺は、ランに問いかけた。
「どうしたんだ?」
「…………」
ランは沈黙してしまい口を閉じてしまった。
マジでどうしたんだ?
「本当にどうしたんだ?」
Side ラン
勇気を出さないと、ユウキが背中を押してくれたのだから。
う~。 緊張する~。
でも、ここで言わないと言う機会が無くなっちゃうわよね。
よし!! 言うわ!!
Side out
「……えっと、キリトさん……好き……、です」
「へっ」
俺は口をぽかんと開け、素っ頓狂な言葉を出してしまった。
Side キリト
どうするどうするよ、ランから告白された。
ヤバい、頭の中が真っ白だ。
でも、断る訳には……。
でも俺は、ユウキと結婚しているし……。
でも、ランとは一緒にいたいんだよな。
おい!! これじゃあ浮気じゃないか!!
でも、もしOKしたらユウキはどうするんだろう?
俺一人では、答えが出せん。
ユウキは、どう思っているんだろうか?
聞いてみよう。
Side out
「えーと、ユウキはこの告白をどう思っているんだ?」
「ボクは、キリトがOKすれば大丈夫だよ」
ユウキは、何事も無かったように答えたな……。
何でだ……??
もッ…もしかして、俺が居ない間に俺のことを二人で話していたのか?
「……まだ、曖昧だが俺もランの事が好き……。なの……、かな…」
俺は、自信なさげに答えた。
俺は、ゆっくりとランの顔を見た。
「本当ですか!?」
「……ああ」
ランは俺の言葉を訊き飛び上がる様に喜んでいた。
俺は、心の中で呟いた。
これって俗に言う二股だよなと……。
ここは話を変えよう。うん! そうしよう。
「……よしっ! 引っ越しの準備をしようか」
俺達三人は、引っ越す準備をする事にした。
どのようなログハウスに引っ越すは、もう二人には言ってある。
輝く
「じゃ、じゃあ、リビングに行こうか?」
「そ、そうですね」
「はーい」
ランは顔を真っ赤にして応じ、ユウキはいつも通りの長い返事で応じた。
俺は、椅子から立ち上がり、ユウキとランと一緒にリビングに足を向けた。
リビングに着き、俺達三人はリビングにある椅子に座った。
俺の隣にユウキ、向かいにラン。
俺からは、ランの顔がはっきり見える。
顔がまだ、トマトの様に真っ赤だ。
多分、俺も真っ赤だろうけど……。
「攻略を休んで新婚生活かー」
ユウキが黄昏ながら言った。
そんなに黄昏れなくても。
多分、二股生活の間違いかも…。
「私も一緒に住んでもいいんですよね?」
ランさん、そんなに上目遣いで見なくても…。
もうOK出しているんだから。
「ああ、俺達三人で暮らそうな」
俺達三人なら仲良く暮らしていけるしな。 だぶん。
「よしっ、じゃあ。 第22層「コラル」主街区にあるNPC不動産屋に行こうか? そこに押さえた物件があるんだ」
まだ、俺は場所と景色しか教えていないしな。
どんな物件かも見て貰わないとな。
気にいってくれればいいけど。
「「そう(だね)(ですね)」」
俺達三人は第47層「フローリア」にあるランのホームから出て、転移門まで足を向け、転移門を潜り、第22層「コラル」にあるNPC不動産に向かった。
人の感情の描写はむずい!!
上手く書けたかな?
あと、更新遅れてごめんね…。
ご意見、ご感想、よろしくお願いします!!