ツヴァイside,
AC:骸城カンパニー・社長室
ツヴァイ「連中に警告はしておいた。屍奪一族との戦いは命を奪う事になると。」
ツイ「そうか。」
クララ「でもぉ〜良かったの〜?」
ツヴァイ「いや、アイツらは屍奪一族を始末せずに逮捕するだけに留めるだろう。『罪を償わせる為』と言って、奴らがそんな事で反省する訳が無いし、出所したらしたで『屍奪一族の未来の為』なんて言ってまた同じ事の繰り返しだ。ならばアイツらと協力するよりも邪魔させない様にする方が楽だ。」
カルギ「成程な。そう言えば、下蔑カンパニーのメイドだった奴らはどうした?」
ツイ「彼女達の戸籍を調べてみたが存在していなかった者や既に故人扱いとなっている者がいた。本人達に確認した所、彼女達はやはり屍奪一族に攫われた者やその先で生まれた子供らしく、下蔑カンパニーと協力関係を結ぶ為に商品として売り払われたらしい。」
ツヴァイ「やはり屍奪一族か。」
ツイ「流石に孤児に預けたり社会に出せば屍奪一族に拐われるのは目に見えている。安全の為にも彼女達にはこのACの世界で暫く生きてもらう事になるだろう。会社の空いている階を施設として改装したから、後で会いに行ってやるといい。」
カルギ「それなら良かったぜ。」
ツヴァイ「ツイ、散らばった「心象顕身」カードの反応はあったか?」
ツイ「まだだ、恐らく所有者を探す為に力を潜めているのだろう。」
ツヴァイ「もし新たに所有者が見つかったならば奴らに奪われる前に必ず保護をする。」
ツイ「当然だ。」
???side.
精札学園
「ふぅ...レポートはこんな感じかな...?」
精札学園の医療施設にて1人の少女がレポートを纏めていた。その少女は「哀鏡リエ」。カウンセリングを主に担当している女生徒だ。するとリエは確かめる様に少し頭を抑える。
リエ「...大丈夫。
そう呟き、纏めたレポートを手に持ち、机から立ち上がるその時、視界の端の小棚の隙間にて何かが見えた。
リエ「...?」
リエは小棚に手を伸ばして探り、それを手に取った。
リエ「カード...?」
リエはその
リエ「誰かの忘れ物、かな...?」
リエは取り敢えず持ち主を探す事も含めて、レポートを持って部屋から出る。
しかし、リエは気付かなかった...。
『どうせ...誰も私の事なんて...。』
リエの手を通じてそのカードがリエから何かを吸収している事に...。