エネミー・ドライブS   作:七蜘蛛

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仕事

 

ツヴァイside.

 

AC(アンダークライム):骸城カンパニー・社長室

 

ツヴァイ「では社長、これから仕事に向かいますので。」

 

ツイ「...。」

 

ツヴァイ「...社長?」

 

ツイ「...。」

 

このパターンは...。

 

ツヴァイ「...はぁ、分かったよ、ツイ。」

 

ツイ「あぁ。」

 

()は秘書という立場上、会社でいる時は常に敬語で話す事が多い。だからツイの前でも敬語を使う時はあるが...幹部以外がいない時は素で話さないと返事してくれないんだよなぁ...。

 

ツヴァイ「奴ら(・・)の下っ端構成員3人が精札都市*1のある空き家に隠れている事が分かった。」

 

ツイ「成程。鎮圧部隊は必要か?」

 

ツヴァイ「いや、俺1人で十分だ。回収班を寄越してくれ。」

 

ツイ「分かった。」

 

そう言って俺は社長室を出て、ある場所へと向かう。

 


 

AC:骸城カンパニー・駅

 

島に建つ骸城カンパニーは50階建ての会社。それはACでも同じだ。そして現世とACの骸城カンパニーは見た目や施設などが少々異なっているが大抵は同じだ。そして骸城カンパニーの25〜26階は駅となっており、ACでは現世のある箇所に繋がる駅となっている。駅なので本来は列車が来るまで待つのだが、今回は仕事なんでな。俺は特殊なパスを持ってそれを13番線にある装置に翳す。

 

『特殊パスを認証しました。まもなく13番線に列車が参ります。この列車は精札都市行きです。』

 

すると会社の外でエネルギーで出来たレールを出現させながら宙を駆ける列車が俺のいる13番線にやってくる。列車は全体的に暗い灰色の近未来感のある列車で、その外壁の黒い半透明の線を複数の黄緑色の光が各位置で止まる事なく進み続けている。骸城カンパニー専用車両「クライレイン」。扉が開くと俺はそれに乗り込み、座席に座ると扉が閉まり、発車する。会社から飛び出す時、再びレールが出現し、宙を駆けていく。

 


 

精札都市付近の鉄道トンネル

 

「クライレイン」でACから現世に向かう場合、向かう駅に最も近い鉄道トンネル内で空間が広がり、それにより現世に向かう事が出来る。他の人間にバレないのかだって?トンネル内といっても別にそのまま線路に出るわけじゃなく別の分岐点の線路に出て、そこから走っていく仕組みだ。それにトンネル内は暗いから分岐点が隠れている事には誰も気付かない上、その分岐点を使えるのはAC行きの列車だけだ。

 

『まもなく精札駅〜精札駅〜。』

 

そう説明していたら着いたな。

 

『ドアが開きます。ご注意下さい。』

 

ドアが開いて俺は降りる。

 

ツヴァイ「ってか、思えば俺は誰に説明してたんだ?」

 

今更ながら何やってんだ?取り敢えず、仕事を果たす為にも俺は駅から出る。

 


 

精札都市・空き家

 

ツヴァイ「ここか...。」

 

精札都市の空き家を見つけた俺は壁に背を預け、中の様子を伺う。情報通り中には下っ端構成員3人のみ。応援を呼ばれる前に片を付ける。

 

ツヴァイ「そこまでです。」

 

下っ端達「...ッ!?」

 

俺が空き家に突入すると下っ端達はこちらを見やる。

 

下っ端A「貴様は!?骸城カンパニーの秘書!?何故ここに!?」

 

ツヴァイ「貴方方の目撃情報が相次いでおりましたのでね。大人しく投降する事をオススメします。」

 

下っ端B「舐めるなよッ!!たかが秘書如き、ファイトで捩じ伏せればいいだけだ!」

 

下っ端C「それに奴を人質にすればいい交渉材料にもなる、寧ろ逃す手はない!」

 

やる気になった様だな。俺はデッキを構えると向こうも1人がデッキを構える。こう言うところはしっかりと守ってくれるんだよなーこの世界。

 

下っ端A「始めるぞ!」

 

ツヴァイ「お手柔らかに。」

 

互いに準備をし、宣言する。

 

ツヴァイ・下っ端A 「エネミー・ドライブ!アウェイトッ!」

 

その開戦の合図と共に、俺達の姿がその場から消える。

 

*1
この世界における舞台

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