無知で無名な決闘者   作:KE.

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今回は何も書くことがありません。
とか言いながら平然とした顔で書いているKE.です。

知ってるか?海の妖精クリオネって………共食い、するんだぜ…。
人生で31位ぐらいの衝撃だったぜ…。
美味しいのだろうか?(ジュルリ


第3話 到着!デュエルアカデミア!

手札事故を起こしながらも何とか不屈の闘志で自分を支え、絶望と言う谷底から僅かな希望の光を命の炎を燃やしながら掴み取り、実技試験を見事勝ち抜いた俺。

半分ほど嘘が含まれているような気がしないでもないが、あながち間違ってはいない。

そんな誰に話しているのか分からない説明をしながら、俺は窓から外を見た。

 

「…海だ」

 

誰にも聞こえないほどの小さな声でそう呟き、海に浮かぶ孤島を見る。

いや、正確にはその孤島に建てられたデュエルアカデミアを、だが。

 

俺は現在、ヘリに乗っている。

狭き門と言われているデュエルアカデミアの受験に合格したからだ。

寮はまだ発表されておらず、制服もアカデミアで渡されるらしい。

高等部からの入学はラー・イエローかオシリス・レッドのどちらか。

オベリスク・ブルーは中等部からの生え抜きのエリートで構成されている……だったか?

よく覚えていないが、そんな感じだろう。

 

一応筆記の方は俺じゃない俺が5番という好成績を残しているので、流石にレッドに配属ということは無い……と思う。

デュエルでの点数が低くなければ、の話だが。

 

というか、ラーとかオシリスとかオベリスクとか、安易に名前を出して良いのだろうか?

詳しくは知らんが、確か前作の遊戯王では三幻神とか言われてたよな?

こっちでは案外知られているのか?安っぽい神だな。

 

《当機はデュエルアカデミアに到着致します。お忘れ物の無い様、ご注意下さい》

 

デュエルアカデミアの陸地部分に入ると、機内からアナウンスが流れた。

それまで騒いでいた学生達もその放送を聞き、持ってきた荷物やデッキの確認をしていた。

俺もそれに習い、荷物やデッキを確認する。

特にデッキの確認は俺にとって重大だ。

1枚でも紛失していたら本気でヤバい。

何しろデッキの構築すら出来ないし。

 

ちゃんと40枚全てがあることを確認し、デッキホルダーに仕舞う。

そしてタイミング良く、俺たちが乗って来たヘリもアカデミアへと着陸した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わって、俺たち新入生は新たな制服に身を包んで現代の体育館的な場所に集められた。

予想していた通り、俺は無事にラー・イエローへ入学。

 

いやぁ、良かった良かった。

オシリス・レッドの飯は酷いって噂があったからな。

健全な男子高校生にとってそれ以上の拷問は無い。

 

《ようこそ、デュエルエリートの諸君》

 

寮についてホッと安堵の息を吐いていると、目の前にある画面に校長らしき人物が映った。

 

《諸君は狭き門を実力で開いてやって来てくれました。未来のデュエルキングを目指して、楽しく勉強して下さい》

 

校長先生は人の良い笑みを浮かべてそう言うと、画面から消えた。

基本的に校長先生=話が長いという方程式が頭の中にある俺にとって、この短い挨拶は最高だ。

後は自由解散だと言わんばかりにオベリスク・ブルーの生徒が退場していくので、他の生徒達もぞろぞろと体育館(仮)を出て行く。

俺も人に流されて出て行くが、その最中に寝ている生徒を発見した。

おいおい、あの短い挨拶でよく寝れたな。逆に関心するわ。

 

「えーっと、ラー・イエローの寮は…」

 

解散後は入学時に配られた無駄に超高性能なPDAで寮を確認。

メールや電話、授業の連絡、島の地図など、まだまだ多彩な機能が盛り沢山。

カードの種類やそれに対するサポートカードなどの説明も細かく書かれているWiki的なサイトもあるので、大助かりだ。

今日は歓迎会があるから仕方無いとして、明日以降から少しずつ勉強していこう。

絶対授業の必須科目だろうし、俺じゃない俺の顔に泥を塗りたくないからな。

 

「ラー・イエローの寮なら向こうだ」

「そうか、ありがとう。………………ん?」

 

つい自然に返事をしてしまったが、今のは誰だ。

声がした方向に振り向くと、そこには俺と同じラー・イエローの制服を着た……えーと…

 

「誰だ?」

「三沢大地だ。5番君」

「5番?………あぁ、俺か」

 

未だに5番という成績に聞きなれない俺は、うっかり忘れていた。

どうせその内名前で呼ばれると思うし、問題は無いだろう。

第一、 その称号(?)は俺じゃない俺が取ったものだ。

俺自身の実力では無い。

 

「俺は七宮樹。番号で呼ばれるのはお断りだ」

「それは済まなかったな」

 

俺が本気で怒っていないことを踏まえた上で、彼は軽く謝って来た。

精神年齢では俺の方が上なのに、勝てる気がしない。

……妹に説教を食らってる時点で勝てるはずもないが。

 

「同じラー・イエロー同士、仲良くしよう」

「あぁ、こっちこそよろしく」

 

島についてから初めての友達GETだ。

これで高校生活の問題の1つだった“ぼっち”は解決されたな。

アカデミアは中等部からの入学もあるから、友達のグループも決まっているようなものだ。

デュエルすれば友達の輪も広がる!という価値観がこっちの世界ではあるようだが、今のところ積極的にデュエルする予定も無いし。

 

「キミには1番君と同じく期待しているんだ」

「?」

 

ぼっち問題の解消について思考していたら、なにやら不穏な発言が三沢から聞こえてきた。

え、今コイツ俺に期待してるって言った?

 

「……期待されるのは好きじゃない」

「そうなのか?1番君はむしろ喜んでいたが」

「1番って、まさか遊城……………か?」

 

名前が思い出せなかったため、不自然に長い間が空いてしまった。

だが、三沢はそんな俺の様子に突っ込む訳でもなく、会話を続けた。

 

「そうだ。七宮も1番君とクロノス先生とのデュエルを見ていたのか?」

「いや、残念ながら見ていない。実技試験が終わった後はすぐに帰ったからな」

「それは惜しいことをしたな…。折角伝説のレアカードを見られるチャンスだったのに」

 

それって、クロノス先生の《古代の機械巨人》のことだろうか?

遊戯王について殆ど知らないのと、現代の微妙な知識のせいで残念に思うことはない。

が、ここは話の流れに合わせておこう。

 

「これからアカデミアに通うんだ。機会があれば見られるさ」

「それもそうだな」

 

丁度話の区切りもついた所で、ラー・イエローの寮に到着した。

オベリスク・ブルー程ではないが、中々に豪華な内装だ。

部屋も1人1部屋の個室のようだ。

今はまだ部屋の大きさに慣れそうにないが、その内大丈夫になるだろう。

 

「それじゃ、僕はここで」

「あぁ」

 

お互い、自分に割り当てられている個室に行くため寮の前で別れた。

どうせ歓迎会の時にも会えるしな。

 

 

 

 




まだまだ主人公(遊城十代)は出しません!
ぶっちゃけ、タイミングを間違えました。
きっとなんとかなるだろう精神で頑張ります。
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