ボクのヒーローアカデミア くらっしゅ!! 作:ぺぺぺぺぺぺぺ
あと肝試しの内訳と詫び石を活動報告においときます
「それでは勝敗を発表しまーす! にゃにゃにゃ! にゃんとぉ──! 勝利したクラスはー!! A組にゃん! おめでとおー!! 良く頑張った! 感動したにゃ!」
「内訳は非公開とする。詮索もしない方がいいだろうとアドバイスしておく」
「手に汗握る戦いだったわね! お疲れ様!」
発生した部位は手じゃないし液体も汗ではない。そんなことは百も承知でこのクソキャット集団は参加者たちを労った。ありがとう、青春の迸り。
「今更だけど……ヒーローが初の実戦で失禁するというのは実はあるあるなの。もし今回漏らしてしまった子が居たとしても、気に病むことはないわ。一足先に経験できてよかったと思っておきましょうね」
マンダレイが優しい顔でなんとなくまとめてくれた。ヒーロー科の面々はその言葉に納得し、飯田などは「さすが雄英だ!」と素直に感動している。真実はみんなの心の中に……。どうやってその『あるある』を集めたかも突っ込んではいけないよ。
「それじゃあこの後は入浴となる。レクがあったから就寝までの自由時間はいつもより少ないから気をつけろよ」
「明日の訓練に疲れを残さないようにな! それでは解散!」
イレ先生とブラキンがあっさりまとめて終了宣言をすると生徒たちから不満の声が上がった。
「講評とかはないんですか?」
「頑張って勝ったのにあっさりすぎー!」
「いや……そもそもレクの勝敗はワイプシの皆さんが勝手に言ってるやつだからな。俺達は実物見てないし」
「拳藤は随分反省していたがA組が大人げないだけだから気に病む必要はないぞ。まぁ反省を己の向上に繋げることが出来れば言うことはないがな!」
「えー! 勝ったんだからちょっとくらい褒めてよブラキン先生!」
「そうですよーっ! ボクたちの頑張りにも目を向けてくださいっ!」
「……いや、イレイザーが何も言わないのに俺が余計な口出しをするわけにも行くまい」
ブラキンは口では突っぱねるようなことを言ってるが顔は明らかにニヤついている。メスガキが投げてきたボールの意味を正確に読み取り、その目論見を援助するパスを返したのだ。
「相澤せんせーっ!」
満面の笑み。褒めて。撫でて。そういうドヤ顔だ。相澤はどんどんエスカレートするメスガキの要求に応えるべきかどうか迷った。というかそもそもレクを褒めるって何だ? 前述の通りレクの勝負は雄英側は一切関知していないというか、借りている施設で失禁勝負などやるはずがない。生徒たちの楽しみのためになんかやってください、という要望をプロであるワイプシに投げているだけなので本当に一応監督する程度で2時間近くボーッと立っていたのだ(生徒想い)。まぁ生徒たちの話を聞きながらこういう〝個性〟の使い方をしたのかな、ぐらいはブラキンやワイプシと話していたが。
「相澤せんせー……」
考え事をしながら黙り込んだ相澤を見てメスガキの表情は露骨にしょんぼりしている。
「イレイザー! おまえーっ! 生徒にこんな顔させて親御さんに申し訳ないとは思わんのか!」
解散と聞いて移動や雑談をしていたワイプシや一部生徒はブラキンのその言葉を良くない方面に捉えたらしくぎょっとしてメスガキと相澤の方に目をやった。親御さんに申し訳なくなる表情!?
「いいんです……最近ボクもちょっと甘えすぎかなとは思ってました……プロヒーローを目指すからにはいつまでも先生に甘え続けるわけにはいきませんから……ボクのために怒ってくれてありがとうございますブラキンせんせー……」
チラッ。
「イレイザーヘッド! 教師として線引きが必要というお前の意見は尊重しよう。だがヒーローとしてのお前はそれでいいのか! 縋り付く手を振り払おうというのか!」
チラッ。
……イラッ。
「ブラド……しょうもない茶番はやめろ。というか教師としての仕事中にヒーローとしての感覚を持ち込むな。褒めて伸ばすということを否定するわけじゃないが、厳しい現実と戦う覚悟を持たせるために必要なのは甘やかすことじゃない」
そもそもメスガキは口ほどに落ち込んでいない。どう見てもからかってきている。ツインテは機嫌が良さそうにぴこぴこちかちかしているからだ。つーかブラキンも分かって乗ってきてる。こいつら1日で仲良くなりすぎじゃないか? 俺がおかしいのか? 相澤はとりあえずメスガキを無視してブラキンの議論っぽいやつの方に乗ることにした。
「ふん! 褒めることと甘やかすことは全く別物だ! 俺の可愛い生徒たちが甘やかされて育っているように見えるか?」
「そうは言わん。だが今回勝利したのは俺の生徒だ。たかがレクの勝敗ではあるが、俺の方針が間違っているとは思わないな」
「ほう。言うじゃないか。勝利条件にこだわったといえば聞こえはいいが、ヒーローとして『周りを楽しませる』ことを考えていたのはどう考えても俺の教え子たちの方だろう」
「……じゃあやっぱり褒めなくて良いんじゃないか。一体何が言いたいんだブラド。矛盾してるぞ」
「矛盾はしていないぞ? 俺はA組を褒めていないだろう。お前が褒めなければA組はお前の方針とやらに従って勝利したのに誰にも肯定してもらえないことになるな?」
えっ!? という顔をラグドールがした。あちき褒めたにゃん。まぁブラドキングが言いたいことはそういうことではない。褒めてほしい人物に褒めてもらえない。それでは欲求は満たされない。A組の生徒たちは相澤に褒めてほしい。認められたいのだ。
「……俺の肯定など無くてもこいつらは糧にできるから問題ない」
「どのように糧にすべきかも示さずにか? 何処が良かったかのフィードバックがなければ勘違いしたまま育つかもしれんぞ」
(これはブラドキングのほうが一枚上手ね。会話の落着点を定めていたブラドキングと、探りながらだったイレイザーヘッドじゃ勝負にならなくて当然だけど)
B組の教え子たちをアゲつつ会話の流れを思う通りに導いたブラドキング。『操血』の〝個性〟の持ち主にふさわしい鮮やかな『流れ』だ、とマンダレイは思った。とはいえこの『敗北』は最初から決まっていた。そもそも相澤だって教え子たちを褒めたいのを『我慢』しているだけなのだ。ため息をつきながらも相澤は生徒たちに向き直って言った。
「お前達、ブラドの言う通りヒーローは見栄えも気にしなければならない。特に今回はレクリエーションで守るべき誰かが居たわけでもないからなおさらだ。だがその勝利への執着はお前達をさらに先へと進める力になるだろう。……よくやった」
ばひゅーんとなにかが突っ込んできて相澤はふっとんで地面に倒れ込んだ。プロヒーローを一瞬で地に伏せさせる恐るべき身体能力。メスガキが胴体に引っ付いてきたのだ。いや、それだけではない。他の生徒達もわらわらと相澤を取り囲み胴上げが始まった。わーっしょい。わーっしょい。
「はぁ……全く。……おい。そろそろいいだろ。…………おい……やめ……やめろ!! さっさと風呂入って寝ろ!!!」
一体なぜ始まったのかわからない胴上げは最初は「たまには良いか」と好きにさせていた相澤があまりのしつこさに半ギレして怒鳴りつけるまで続いた。
入浴後、レクによる疲れで本来の就寝時間よりも早く眠ってしまった生徒たちは、翌日の朝は大分すっきりと目覚めることができた。そろそろ合宿のタイムスケジュールに慣れてきたのもある。しかし雄英のカリキュラムはさらに一歩先に進めるためのものなので、当然そういったタイミングで新たな受難がやってくる。
「それじゃあ本日より合宿後半が始まる。以前も話した通り今合宿は『仮免』取得のための圧縮日程。そして仮免試験までに絶対必要なものがある。新斗、説明」
「はーい! 今日からみんなには~『必殺技』の習得を目指してもらいまーす! って言われてもピンとこないよね~? でも大丈夫! 『このパターンに持ち込めれば勝てる』『これさえできればめっちゃ有利』そういう行動に名前をつけるだけだよっ!」
「リノで言うとあのドラゴンとか?」
「……そうだねっ! かっこいい仲間を召喚する『リミナルゲート』と名付けましたっ!」
毎回ゲート名が変わっていたことを知る人物はいないのでツッコミはなかった。へー、改名したんだ、で納得してしまう。改名前のゲート名はバラバラだが改名後のほうが圧倒的に覚えやすいので早くも記憶が上書きされた者も居るだろう。メスガキのコレをみんな『必殺技』だと認識しているが実際はポケモンで言うとはねる並に無意味である。使用者を象徴する技という意味でも完全に「はねる」だ。メスガキは情報の非対称性を悪用しているので気をつけよう。
「合宿では必ず一つ! 新技を身につけること! もうすでに持ってる人はさらに一つ編み出すこと! 目標は仮免試験までに最低でも二つは身につけることだよーっ!」
「俺は新斗に教わった新技があるから余裕だな!」
「私もー! 昨日は熱っ! ってなるレベルまで集光できたし、瞬間的にパッと放てば目眩ましにもなるからコンボできるよー!」
葉隠はもう光の剣を(一応)実用レベルまで高めたらしい。切島はある意味全技がリニューアルされたのでやるべきことは慣れることだけと言える。
「おっ! 透ちゃんはいい感覚掴めたね! そう、光は熱に変換できるんだよ! 簡単に言うとフォトンが物質に当たると電子にエネルギーを」
「新斗、脱線してるぞ。先に説明を終わらせて後で解説してやれ」
向上に繋がりそうだったので相澤もあまり止めたくはなかったが全体への話の途中だったので仕方なく中断させることにした。
「失礼しました! なぜ『必殺技』が必要なのか? それはすなわち、来たるべき時代に備えるためだよーっ!」
「……端折りすぎだ。順を追って説明しろ」
「むぎゅ……現在ヒーロー公安委員会は『オールマイト引退後』を非常に憂慮しています! つまりこれからのヒーローに求められるのは『質』! 『戦闘力』だよっ!」
ヒーロー公安委員会も既にオールマイトの引退後に備えた対策を考えていると聞いて少し驚く生徒たち。
「何らかの『必殺技』、つまり『これだけは誰にも負けないぜ』という『強み』! これがないやつは新しい時代に乗り遅れるっ! 乗るしかないこのビッグウェーブにっ! まさか未来を全部ボクに任せるつもりじゃないよなぁ!? どれほど引き離されても! 追い縋ってくれることを! ボクは願うっ! 皆と一緒に、居たいからっ! 気合入れてけ~~っ!!」
むちゃくちゃを言うメスガキ。『これならメスガキにも勝てるぜ』と思える要素を持つのは相当厳しい。厳しいっていうか現状メスガキに対して明確な強みを持っているのは唯一持っている弱点というか、凡人並みな部分である『聴覚』に自信のある二人だけだ。メスガキが『索敵』するならかつて授業でビル一つを〝個性〟で埋め尽くした時のようなでたらめなやり方が必要だ。ちなみに出来なくはない。その気になれば直径数万kmを瞬間的に覆い尽くして中身を精査することが可能だ。情報の分析は思考なので、いかにメスガキが異次元の思考力を持っていても直径数万kmの分析は流石に相応の時間が掛かるが出来ると言えば出来る。ちなみに地球の直径は12756Kmほどです。
「そもそも今までのヒーロー社会のあり方は不健全っ! 『平和の象徴』なんて言葉で誤魔化しているけどただ一人の強者をセーフティネットのように扱う欺瞞を君たちは直視しているかなっ! ボクがNo1になった暁には」
「新斗。演説は余計だ。というわけで諸君らには今日から今までの訓練と並行して『必殺技』について考えてもらう」
「思いつかない人はボクでも先生方でも~あるいは友達に相談しても良いよっ!」
「〝個性〟を伸ばす過程で皆何かしら課題を見つけたりしただろう。アイテムやコスで補うことも視野に入れろ。それじゃ訓練開始」
切島と葉隠が既に必殺技の訓練をしていたということで何人かがメスガキのもとに集まってきた。メスガキは一人ずつ話すことにして、各自の元に向かうまで個性伸ばし訓練をしているように伝え、最初の一人、芦戸三奈との会話を始めた。
「リノちゃーん! それじゃまたなんかアドバイスちょーだい!」
「三奈ちゃんは~……みずでっぽうが出来るようになってるからそれに名前つければいいよ! あとはそうだなぁ、鎧みたいに纏うのはどう? ボクや常闇くんがやってるの見てイメージ湧いたりしない?」
「おぉ! 私もあれ出来るようになるかな?」
「まずは粘性を高めて手にベトーってつけたままにしてイメージを固めよう! 『自分にはこれが出来る』って確信するのが大事だよ!」
「分かったー! やってみる!」
二人目は上鳴電気。八百万に作ってもらった発電機とバッテリーの前で帯電をしていた。メスガキアドバイス待ちなので発電はアホにならないようにやっていないようだ。上鳴はメスガキの接近に気づくとぱっと笑顔になって話しかけてきた。
「おお、新斗! とりあえずぶっぱするやつに技名つけたけど2つ目が思い浮かばねえんだ! なんかアドバイスくれ!」
アホは雑。二人続いてのアホっぷりはそっくりで喋る内容も似てる。なんかアドバイスくれ、という雑な注文(3分ぶり2回目)にメスガキは少し考えたあと口を開いた。
「そうだねぇ、操作を伸ばしてみたら~? 出来ることいっぱい増えるよねっ!」
「いや、俺操作はできないんだよ。『帯電』だから」
「はぁ~。上鳴くんって雄英にいるのが不思議になるくらい知識と思考がリンクできてないね。『帯電』っていうのは電気を帯びている状態のことだから、そもそもキミの〝個性〟は『帯電』じゃないよ!」
「え!? ……じゃあ何なんだ? なんで俺は操れないんだろ?」
「ちっがーう! もう操れてるんだよ! キミ帯電しながら動いたり喋ったりしてるよねっ! 自分を動かす微弱な生体電流と〝個性〟で発生させた電気を峻別できてるし、オンオフも出来てる! 自覚しろっ! 『キミは既に電気をコントロールしている』!!」
「……マジかよ! 気付かなかった! いやでも確かにそうだな!?」
実際の仕組みがどうか、ではなく本人が納得できればそれでいい。〝個性〟とは概ねそのようなものだ。
「まずはステップトリーダー……電流の通り道を作れるようになろう! そうすればあとは簡単だよっ!」
「おお! ……どう訓練すればいいんだ!?」
「ん~……あ、ボクが雷を発生させるから良く見て、感じて!」
「え?」
メスガキは上鳴を〝個性〟でひょいと持ち上げるとピクシーボブがつくった山の頂上に飛んでいき空に手をかざした。すると一瞬で巨大な積乱雲が現れゴロゴロと音を立て始める。訓練に集中している生徒たちはこの雲が一瞬で発生したのに気付かなかったし、直接見ていた上鳴はその絶望的な格差をアホ面でぼけーっと眺めている。
「じゃあボクたちに落雷させるよー! はいドーン!!」
ぴしゃーん! クソでかい音が山に響き渡る。まさに青天の霹靂。実際の青天の霹靂は数キロ離れたところにある雲から発生したものが流れてくるものなので、慣用句の方である。
「うわあああああああ!! ……平気じゃん! 俺すげえ! あ!? 新斗も平気じゃん! 俺勝ってるところ無くね!?」
自分に雷の直撃でも無傷なほどの耐性があったことに気付いて驚く上鳴。そしてメスガキもそうだったことにさらに驚く。以前行った模擬戦で上鳴が阿呆になるほどの電撃を放ってもノーダメージだったので耐性があることは知っていたのだがここまでとは思っていなかった。
「そんなの当然じゃん! 今更!? おっそ! 上鳴くんおっそ! キミ以外全員とっくに知ってるから! 周回遅れにもほどがあるよっ! そんなことよりなにか掴めた?」
「……ちょっとだけ? もう一回お願いしてもいいか?」
「一回で掴んでよ~! あ、そうだ、雲の中行こっか!」
「え?」
ひゅーん。メスガキとその〝個性〟に掴まれた上鳴は上空にある積乱雲に突っ込んだ。そこは真っ暗で雷と雨と氷と雹と猛烈な風が吹き荒れる地獄のような空間だ。
「ぎゃあああああああ!!!!」
全身に雷と氷の粒と過冷却水(0度以下で凍ってない水。ぶつかると急激に凍る)を浴びて上鳴は一瞬で半死半生になった。おっ何だ個性婚で生まれた〝個性〟か? もちろんメスガキは上鳴をいじめるためにここに来たわけではないので〝個性〟を上鳴の全身に浸透させて生命を守っている。雷だけは素通しでほかは9割カットする性質を与えたチャージズマ積乱雲ツアー用スペシャルバフだ。そんなこと上鳴は知らないので「もうだめだぁ……俺は今日ここで死ぬんだぁ……」と絶望している。おまえ原作主要キャラなんだから簡単に命を諦めるなよ。彼は数分間雲の中でメスガキと共に暴風に翻弄されたのち、ついに雲の外に放り出されたというか、落下した。
「いぎっ……いぎでるっ……! ……体中痛ぇよぉ……だずげで耳郎……」
メスガキにメタクソに痛めつけられたのでそのママに助けを求めるなどメンタルも相当凹まされているようだ。
「……ごめんね……そんなに痛む?」
メスガキは心配そうに上鳴に話しかけた。いつものニヤニヤ顔ではなくしょんぼリノだ。
「めっちゃヒリヒリするし冷てえ……さっきまでクソ暑いと思ってた気温が今はぽかぽかして気持ちいいわ……森って……空って……世界ってこんなにきれいだったんだな……」
見た目が完全に殺しにかかってたので混乱しているが実際のダメージは大したことがない。それこそ上鳴が他人をバリッとやったときのダメージ量、つまり日常の訓練で毎日受けている程度のレベルにしっかり抑えられている。ゆっくりと下降しながら上空から見下ろす森と山の美しさに上鳴の気持ちもだんだんと落ち着いてきたようだ。
「ふぅ……雲の中ってあんな感じなんだな。飛行機が雲に突っ込んだときはもっと白かった気がするけど」
「密度が薄くて十分に光が中を通り抜けてる、つまりぶつかっても大丈夫なやつだから白いんだよ~。あ、でもさっきの積乱雲も上層は白かったりするから色だけじゃ判定はできないんだけど」
「新斗、マジありがとうな! なんか掴めた気がするわ!」
話が長くなりそうだったので強引に打ち切る上鳴。まぁ適当な嘘を言うとメスガキにロジハラされるのは身に沁みているので本心で喋ってはいるが。
「ほんと? 良かったぁ!」
ニッコリと笑うメスガキに上鳴は先程の地獄ツアーのこともすっかり忘れてちょっと照れている。メスガキは顔がいいので至近距離で笑いかけられると上鳴は未だにドキドキしてしまうのだ。落ち着け俺。新斗は友達。そう念じるとすーっと煩悩が消え自分のためにここまでしてくれた友人に感謝の気持ちが湧いてくる。地上……山頂に降り立つと上鳴はキリッとした顔で宣言した。
「見てくれ新斗……俺の新技を!!」
友情こそが上鳴電気を最も強く、激しく突き動かす。友の献身に応える。そのためならば上鳴は何だって出来る。パチッと音を立てて上鳴からステップトリーダーが、地面からストリーマが発生し、それに沿ってバチン! と音を立てて主放電が走った。
「至ったね……頂に!」
「ああ。俺が……俺こそが電撃の王だ……!」
一見しょうもない茶番だが〝個性〟伸ばしに置いてはこういうイニシエーション的な認識の切り替えはまぁまぁ重要だ。そもそも『必殺技』自体そういうメンタル部分が大きい。こうした切り替えや技名を叫ぶなどのルーティーンは事実として効果のあるものである。メスガキもそれを分かっているので上鳴のテンションを高めるワードチョイスをし、上鳴もノッてきた。彼は気付かないふりをした。クッソでかい積乱雲を作り出した上にそこから落雷を発生させ狙った場所に落とすという自身の完全上位互換行動。積乱雲の中の雷と氷と風の乱舞。まさに天災級の〝個性〟であると体感したことを、心に棚を作ってそこに大事にしまうことにしたのだ。
「方向は誘導できるけど雷を参考にしたせいか地面に行っちゃうな……これどう解決したらいいと思う?」
彼の『電撃狙ったとこに当てられない問題』は微妙に解決していなかった。電撃の王(笑)。某雑誌にも名前負けの虚名。
「今後も要訓練だねっ! とりあえず仮免試験では電気に強いワイヤーでも持ち歩けば良いと思うよっ! テーザーガン的なサポートアイテムなら誤爆もしにくいかな!」
「なるほど。サポートアイテムで解決するのか! ……ん? これ最初からアイテム使えば解決してたくね? ひどい目に遭う必要あった?」
「道具に頼るのは問題の解決じゃなくて解消だよ? しなければいけないことのために使うのはいいけど、本来キミがすべきことはなんだと思う? 『電撃を狙った位置に当てること』じゃないよね?」
「え? どゆこと? さっぱりわかんねえ」
「キミは性格まで電気というか……低きに流れる傾向があるね! 合宿は確かに仮免取得のために突貫で『必殺技』を要求しているけど、本質はヒーローになるための向上こそが目的だよっ! 道具を使えば出来るから自分ができるようにならなくていいや、って思う? 守るべき人を背にしている時に道具が壊れちゃったらどうするの?」
「…………ごめん。そうだよな、無意味なんかじゃねえわ。そんな事言いだしたら俺がヒーローになる必要もなくなるもんな。そうしたいからやってることだった」
上鳴はアホだが思考力がないわけではない。普段使わないだけだ。つまり怠惰なのでぶっちゃけ本当に馬鹿なやつよりたちが悪いが、こと友人に関することであればサボらずにしっかりと考えることが出来る。今回も即座に自身の反省を友人の想いにつなげることができた。そうだ、俺は、俺も、頑張るよ。皆と一緒に、居たいから。電子は孤独で居られない。電気は常につながりを求める。上鳴電気はまさに名前の通りの生き方を貫いているのだった。
「あ、リノちゃーん!」
「透ちゃん、おまたせーっ! 進捗どーですか?」
風雲急を告げる上鳴との訓練はつつがなく終了し、お次は透明ガールちゃんの元へツッテケテーと向かったメスガキ。忌まわしき呪いの言葉(その話してる時間に作業進めさせろよ)を放たれた葉隠は動揺しながら返事をした。
「朝言ったばっかじゃん!?」
「秒で成長しないとボクに追いつけないよ~?」
「圧がすごい」
メスガキは可愛らしい笑顔でじっと葉隠を見つめている。七色に光りながら透き通る瞳がなんだか見てはいけないもののような気がして、葉隠はわずかにたじろぐ。
「……あれ? 冗談はこのくらいにして……みたいな流れだよね? 本当に秒速でプルスウルトラ求められてる?」
「透ちゃんなら出来る! キミは光を操るんだよ? 光速で育ってこ! インビジブルガールっ!」
「……やっちゃうかぁ! 閃光のように……!」
実際に出来るかどうかはともかく気概は持つべきだ、と思った葉隠はとりあえずノッてみた。気分をアゲていけばそのうち光速で育てるかも知れない。
「それでぇ、今日は何に悩んでるの?」
「悩んでるっていうか朝言ってた光を熱に変えるってやつの続きを聞かせてほしいな~って」
「はぁい。簡潔にまとめると摩擦熱だね! フォトン、つまり光子が反射されずに内部に吸収されたときにエネルギーの移動が起こっててその結果……」
「ふむふむ」
「例えば電子レンジはマイクロ波で強制的に水分子を反転させて摩擦熱を発生させるけど光の加熱は元々の回転や振動が加速というか激化することで……」
「なるほどぉ」
「面白いのは熱も光になることで、物質は高温になると発光し始めるんだよっ! というより常温でもあらゆるものが眼には見えない赤外線っていう光を……」
メスガキのうんちくはかなり長かった。これを脱線して話そうとしたとかマジ? まぁ葉隠は熱心に聞いて自分の〝個性〟に活かそうとしているし、実際に今までのアドバイスで成果が出ているので今回の話にも非情に真剣だ。普段の授業もこれくらい真面目に聞けばいいのに。
「つまり……密度を高めて空間あたりの光量を増やすことでさらなる高熱を発生させられるよっ!」
ぶっちゃけここだけ話しても向上には繋がっただろう。ただ理屈を知っているといないのとではイメージ力が変わってくるのだ。
「ありがとー! 光を固くするイメージは違ったんだね! 温度を高める方向性で伸ばすよ! これで攻撃力不足問題は解決しそう!」
「このまま操作の訓練を続けて操作範囲が広がれば出来ることも加速度的に増えていくよっ! それに練度が極まれば『熱』にも干渉できるようになるかもしれない! 光っていこー!」
「おーっ!」
陽キャの葉隠はノリノリでメスガキの扇動に乗っかってきた。メスガキのハイテンションについていける数少ない人物のうちの一人、葉隠透。表情が見えない良く分からない人だと思われないように、いつも明るくあけすけに全身で感情表現をしている。楽しい説明会(メスガキはドヤ顔で他人に解説するのが大好き)が終わったあとは、朝の約束の最後の一人のもとに向かった。
「響香ちゃーん! 最高の隣人、最強でかわいいホーリーナイトちゃんがあなたのために~っ! 来ましたよ~っ!」
「ヨロシク~。ウチのためにありがと~」
メスガキが響香をラストに回したのは一番時間をかけたいからとかあわよくば昼食に誘おうとかそういうチャラ男みたいな目論見でもあるのだろうか。響香ちゃんはメスガキのしょうもない枕詞にも律儀に反応してあげている。その上喋り方まで少し似せている。育児の本でも呼んだのかも知れない。マタタビ荘の本棚にいっぱいあるからな……。
「それじゃあ早速何に悩んでるか教えて? ボクがバーンとォ! 解決しちゃうよっ!」
「悩みっていうか相談なんだけど、コンビ技みたいなの作らない?」
「……いいのぉ!? 作る~っ!」
「ほんと? 良かった。いくつかイメージはあるんだけど、リノは要望とかある?」
「響香ちゃんのやりたいことを叶えてみせるよっ! まずは聞かせて?」
「体育祭で轟にだけ音を伝えてたやつ、ウチだけもできるようになったんだけどさ。アレをもっと大規模に出来ないかなって。名付けてホーリービート・アンプリファイア! みたいな」
「おーっ! いいねーっ! すぐ練習しよっ!」
軽く合わせただけでもすぐに成果が出た。メスガキの〝個性〟で『イヤホンジャック』のプラグを包み、響香の放つ心音を反響・増幅・収束により爆発的に強化し、岩を貫通させたり山を吹き飛ばしたり出来た。成功だとはしゃぐメスガキに響香は落ち着いた声色で話しかける。
「…………ね、リノ。これってさ、ウチ要らないよね」
「そんなことないよ! 音を出すのはボク苦手だし、お互いの力を合わせた良い技になると思うけど」
「ん~、ウチにとってはやる意味あるけど、リノにはないよねってこと。あくまで実用的な話ね」
「…………」
レベル30の響香ちゃんとレベル∞のメスガキの力を合わせてレベル100の威力を出す、といった感じだろうか。収支で言えば単なる弱体化なのは全くその通りで、メスガキはぐぅの音も出ない顔で黙り込んだ。
「別に自虐じゃないよ。ただの認識合わせで、プレゼンはここから。ウチはね、これはリノに必要なことだと思うんだ」
「え?」
「技そのものじゃなくて……リノには相方が必要なんだよ。そう思わない? ううん、ウチはそう思ってる。以前言ってくれたよね、将来サイドキックにならないかって。まだあの話有効かな」
「!!」
「ウチが『ホーリーナイト』を世界一の名曲に……世界中に響き渡る
「響香ちゃーん!! 返事っていまさっ! 『
「距離の詰め方えぐすぎでしょ。段階踏んで」
その返事でいいのだろうか。段階踏めばOKなの? 響香ちゃんはメスガキに甘すぎると思います。本当にママ気分なのかもしれない。響香はべったぁ~と液体のごとくひっついてきたメスガキの頭をサラサラと撫でてほっぺをもちもちしながらヤオモモに何て言おうかなとぼんやり考えた。
「先生、そろそろ最終調整に入ろうと思うんじゃが」
「うーん、もうちょっといいだろ?」
対メスガキ観測用脳無。どんなタイプの〝個性〟が有効か調べるために使い捨てる予定のハイエンド一歩手前の上位個体だ。オールマイト並みの身体能力を持っていて、持てる個性は大体4~5個ほど。標準装備にしようと量産した『超再生』はメスガキには有効ではないが、他のヒーロー等に邪魔される可能性もあるので外せないため実質3~4個しか搭載できない。
「そんな事言ってズルズル引き伸ばしてたから『血狂い』を失ってしもうたではないか。一緒にぶつけるつもりだったんじゃろ?」
「まぁ元々あんまり言うこと聞かなかったから別にいいよ。いや、一応頼み事したら元気な返事が『白』で返ってくるんだけどすぐ気が変わるから使えなかった」
マスキュラーは殴り合って殺し合うのが好きなのでAFOとは別に戦いたいとは思わない。いや、もっとやりたいことがたくさんあるといったほうがいいか。マスキュラーが特につまらないと思うのは出血が止まってしまう再生能力や治癒能力で、間違いなくそれを持っている『脳無』や『AFO』は優先順位がとても低かったのだ。言うことを聞いて移動や逃走を補助してもらうほうが優先度が高かったので割と従順だったのだが、思い通りに動くかというとそうでもなかった。
「ぶつかったのがオールマイトでラッキーだったのぉ。弱体化は結局どうだったんじゃ? ワシには全く分からんかったが」
『今筋 強斗』は素体に良さそうなので死ななくてよかった、とドクターは思っている。今はまだ生きてタルタロスに『保管』されていたほうがありがたいのだ。作成中のハイエンドがどれか一体でもロールアウトすればいつ死んでくれてもいいのだが。
「確実に弱っているが思ったほどじゃなかった、といったところか。今の僕だとギリギリ勝つか負けるか……正直まだ戦いたくはないな」
「ふむぅ……とはいえキミの肉体の猶予もそこまでないぞい。大人しく新しい〝個性〟を奪うのをやめてくれるなら長持ちさせてみせるが?」
梅干しおじさんは欲しいなと持った〝個性〟を手当たり次第奪って許容限界になるたびにヒィヒィ言いながら他人に渡していた過去がある。本来の肉体は〝個性〟で保っているだけで結構ガタガタだ。ヒゲジジイが捧げた『摂生』以外にも生命維持に必要な〝個性〟を複数併用していて、それでもなお劣化しつつある。
「うーん、それは無理。奪うことも与えることも、僕にとっては我慢のしようのないサガなんだよ。精神どうこうじゃない、本能なんだ」
中でいろんな〝個性〟が混ざって容量がデカくなることで肉体の
「ではやはり『器』を移すしかないじゃろうな……。ふぅ。準備は進めておくが、いつでも撤回してくれていいんじゃからな」
このキチガイ研究者は恩人である『先生』の肉体もかなり重要視しているので『器』を移すこと自体にあまり乗り気ではない。しかしすべてが失われるよりはマシか、と妥協している。
「ああ、よろしく頼む。……ところでドクター、またなにか良い〝個性〟が見つかったって言ってなかったかな?」
「うむ。患者の一人なんじゃが、『法律』という強力な〝個性〟の持ち主じゃ。読み上げるぞい」
つらつらと系列の病院に入院している患者のデータを読み上げていく。耳の遠いジジババにもはっきり聞こえるように喋らないといけないので医者の声はエエ声で聞きやすいことが多い。ボイトレしている医師もいるくらいだ。
「……これはだめだな。この持ち主がたまたま遵法精神に溢れているのではなく『規則』に従うような精神に変容する可能性が高い。つまり脳無に移すために僕が持つのはハイリスクだ。未だかつて起こったことのないことではあるが、『AFO』と混ざったら最悪だしね」
精神に多大な影響があると思われる〝個性〟を一時的にでも所有してしまうリスクは大きい。思考力がなくなるわけではないので例えば「この〝個性〟を手放したらまた犯罪者メンタルに戻っちゃうから絶対持っておかなくちゃ。さて自首しよっと」などと思ってしまえばおしまいだ。
「おっと、それがあったか。うーんそれじゃあ次は『スギ花粉』じゃ。アレルギーの有無は確かめておいて損はないと思うんじゃが」
「悪くはないが……血液……は厳しいにしてもカルテの入手は出来なかったのかい?」
「カルテはなかったのぉ。傷病は一切無しのようじゃ。中学校の健康診断票はあったが、身長と体重以外は検査不可、検査不能、としか書いてないゴミじゃった」
「新しく発症させるのも厳しそうじゃないか? 今出すより念の為『放し飼い』しておくほうがいいだろうな。はぁ。『遠隔接触』が使えればそれで全て片付いたんだけど」
「感触があるだけでコンボにならないのは残念だったのう」
「まぁ、『手で触れる』のは条件じゃないからダメ元ではあったけどね」
とはいえ幼稚なおじさんはこの〝個性〟の持ち主だった男の顔を思い出してニヤニヤする。意気揚々と痴漢に繰り出し〝個性〟が出ないことに気付いたときのあの顔といったら! 梅干しおじさんはそういう顔が大好きなので、わざわざ近くまで行って『赤外線』の〝個性〟を駆使して表情を感知して楽しんだのだ。クズとクズで対消滅してればいいのに。パクったあとはさっさと帰ればいいのにその顔が見たくて1時間くらい無駄に浪費している。
「死柄木弔の『崩壊』には使えたりせんのか? あれは五指が触れるのが今の条件だったと思うが」
「同じ事さ。触れているのは指ではなく〝個性〟……『遠隔接触』の方だからね。手に感触のフィードバックがある念力と言えば分かるかい?」
「なるほど。さすが『先生』じゃ、分かりやすい」
「まぁレア系統の『空間系』ならワンチャンあったから出向く意味自体はあったけどね」
破棄が出来ないので適当な脳無が持っている。とはいえ再び奪ってなにか大事な〝個性〟と混ざったら容量が増えて困るので容量問題が解決されるまでそのまま放置されるだろう。
「そのうち『二倍』のイメージ強化に使えるかも知れないし、よしとしとこう」
このゴミジジイは使えないと分かったあと持ち主に返す機会があったにもかかわらず持ち帰ってる。こういうことをするので都市伝説として『個性が奪われる』みたいな話が根強く残ってしまっているのに全くこりていない。本当に愚者。物理的痕跡は念入りに排除してるが、自分の〝個性〟の優位性をオンリーワンだと疑っていないので『個性を失った人間』という物証を今まで何度も残してしまっている。まぁこういう匂わせの結果金持ちが実在を信じて接触しようとしてきたりするのでメリットもあるが。
「やはりワシが期限を決めたほうが良さそうじゃの。次会う時までに詰める〝個性〟を4つ、選んでおいておくれ。容量が大きすぎると3つになるかもしれんことは忘れずにな」
今回の脳無の『許容量』は例えるなら400。普通の〝個性〟は50~80くらいの大きさを持っていて、強力な〝個性〟は100を超えることもある。ただの経験則でしかないが、そのようにドクターは認識している。
「ああ、分かったよ。優先順位も決めておく」
ちなみにデヴィット・シールド博士はガッツリ数値化に成功している。ゴミヒゲと違って〝個性〟の移動による比較や検証など出来ないのにこの成果。日本で個人でやってるマッドサイエンティストと世界最高峰の科学都市で研究してノーベル個性賞まで受賞してる世界的偉人じゃ格が違うからな……。
(あらかじめ容量の数値でも分かっていれば楽なんだけどな。デヴィット・シールドの技術が裏に落ちれば奪った〝個性〟の管理もしやすくなるはずだったんだが……)
コンビ相手の格の違いがちょっとAFOおじさんの幼稚な部分を刺激してるのもあって長年オールマイトの親友であるデヴィット・シールドを裏に堕とす機会ねえかなぁとアンテナを張っていたのだが、ちょっと前についに機会があった。ウキウキしながら『筋力増強』という持ち得の〝個性〟まで渡して結果を想像してニヤついていたのだが、結局博士を闇に落とすことは失敗し、ただでさえVIP扱いだったのに上層部にガッツリ食い込んで動向を掴むことすらできなくなるという下振れをしてしまった。梅干しおじさんは今年に入ってからやることなすこと全然うまくいかないので「厄年なのかな」と思ってちょっと真剣にお祓いを検討している。そのまま成仏しろゴミカス。
独自設定とか
・実物見てないし:原作でも先生二人は補習してたのでワイプシに任せてたんじゃないかと。
・エスカレートするメスガキ:増長する!!すごい速さで……日常の……中で!!
・いつまでも甘えるわけには:いつまでも甘やかしてくれていいんですよ?というアピール。
・ブラキンの甘やかし:夏休みかつレク中なのもある。流石に授業だったらここまで干渉してこない。
・ヒーローは見栄えも気にしなければならない:イレ先は気にしてない。
・押し倒されるイレ先:メスガキのハート型クッションが瞬時に展開されて見た目がちょっといかがわしかった。
・わーっしょい!:見た目がヤバかったので引き剥がそうとした耳郎とヤオモモの行動を周りが勘違いした。胴上げか!ええやん!やったろ!
・合宿後半:本来は必殺技を身につける予定だったのは原作設定。
・リミナルゲート:1ターン無駄にする。PPは無限なのでわるあがきが封印されるクソゴミわざ。
・この程度のメスガキなら俺にも勝てるぜ:頼んだぞA組……ヒロアカ世界の未来を……!
・『帯電』:多分当初(4歳頃)は常時ビリビリしててそういう名前になって、オフをあとから身につけたんじゃないかと思う。
・積乱雲の中:天空の城ラピュタの竜の巣をイメージしたら大体合ってる。
・進捗どうですか:確かめないと調整もできないから嘘つかず正直に言おうね……。
・葉隠ちゃんの成長速度:哀しいコ……日常が全裸だったはず……。
・
・応募していただいた個性:これAFOが使ったほうが強いなって“個性”は弱体化され愚弄されたり登場自体しないと思われます。申し訳ない。でも原作IFのつもりで書いてるので原作で使わなかった理由付けないといけないから……。
・個性数値:OFA継承したら急激に減少ってのを計測できたあたりガチで数値化出来てるぽいのにAFOが一度も言及してないのでデイヴ(I・アイランド)以外扱えていないと設定。まぁメタ的には映画オリ設定だからなんだろうけど。
デイヴ:「アメリカ時代の相棒でオールマイトを支え続けた親友で特許が最先端のアイテムにもゴリゴリに使われている」っていう設定が強すぎるのでこの二次創作ではドチャクソ盛っていきます。実質ブロリー。