ボクのヒーローアカデミア くらっしゅ!!   作:ぺぺぺぺぺぺぺ

51 / 51
この展開の遅さに一番戸惑っているのは俺なんだよねすごくない?
夏休みこんなに長引くことある?
エンドレスエイトかよ


『人間は自分が信じたいことを喜んで信じるものだ』

「それじゃあ言い訳を聞こうか、『八相縁起』」

 

『仲間たち』と色々と話し合ったあと死柄木弔は『八相縁起』に連絡した。泥のような怒りは今も心の底に沈殿しており言葉に隠しきれない敵意をにじませていた。

 

「いきなりご挨拶じゃあないか、弔。一体何があったんだい?」

 

 心当たりはある。つまりしらばっくれているだけである。死柄木弔から『敵意の黒』を感じるのはいつものことだが、今日は特にひどい。イライラしてるのが丸わかりでクソカスおじさんはにやにやが止まらない。

 

「あんたが俺によこした『脳無』だよ。何が最新型だ。また欠陥品を送ってきやがったな? 貰い物ならともかくあれは対価だろうが」

 

 対新斗黎乃用試作脳無は役目を果たしたのだろう。仕込んでいたマイクロデバイスにより戦闘の記録は取れているはずだ。死柄木弔から話を聞く必要はない。

 

「欠陥品? あれは傑作だと思ったけど。まさか『真空』で何か被害が出たことを言っているのかな。危険性については事前に黒霧に伝えたはずだろ?」

 

 なのですっとぼけ続ける。まだまだ『死柄木弔』には役割があるのだから。もっともっと役に立ってもらわねばならない。

 

「違う。俺の言うとおりに動かなかった。具体的に何があったか話さないと分からないのか?」

 

 すっとぼけているのは死柄木弔も同じだ。経験上この幼稚なおっさんには『嘘』が通じない。大方虚偽を見破る〝個性〟でも所持しているのだろう。だが経験上それをすり抜ける方法も知っている。本当のことだけを話せばいい。騙すのに必要なのは嘘ではなく錯覚だ。『うまくいっている』『得している』と錯覚させることができれば嘘など必要がない。……『先生』が死柄木弔に教えてくれたことだ。

 

「そりゃあね。知っての通り僕は『赤外線』で周りを見ているんだから、モニター越しじゃ音声しか分からないぜ」

 

 電子データであれば一応『電波』という〝個性〟で脳に取り込むことも出来るのだが解析して映像として認識するのはメチャクチャ大変だ。とはいえ新斗黎乃の戦闘データにはそれをする予定だが。

 

「そうだったな。まずバーはめちゃくちゃになった。確かに『真空』のせいだが、問題の根本は『命令無視』だ。「やめろ」と命じたのに停止しなかったんだぞ。致命的な欠陥だ」

 

「そいつはおかしいな。脳無が命令無視なんてするはずないんだが。分かった、こちらからドクターに聞いておくよ」

 

 そう、脳無は命令無視などしていない。それどころか上位命令による下位命令の拒絶実験は完全に成功したということである。あらかじめ定めたマスタープロンプトが上手く動作したのだ。

 

「おい。ふざけているのか? 対価に不備があったと言っているんだ。原因の究明なんて俺はどうでもいいんだよ」

 

 死柄木弔もそんな事はわかっている。なのでそこを掘り下げるつもりは一切ない。

 

「おっと、誤魔化せなかったか。ふむ、何を求めているんだい? 新しい脳無をよこせって? それなら構わないが、新型のロールアウトにはしばらく時間が──」

 

 死柄木弔からは『嘘の赤』を感じない。実際に色彩が見えるわけではなくあくまでイメージなので目のない今でも問題なく使える便利な〝個性〟だ。次与える脳無は本当に使えるものにしないとまずいかな、とおじさん少し反省。

 

「要らん。また勝手に動かれたら困るからな。そんなことより『八相縁起』にやってほしいことがある」

 

 手遅れだった。もう死柄木弔は『脳無』を信じないようだ。信用を完全に失っている。

 

「まぁ、内容次第かな。何を求める? 死柄木弔」

 

 死柄木弔の成長は梅干しおじさんにとっては楽しみなことだ。……弟を思い出す。なんとなく見た目も似たのは嬉しい誤算だ。『ヒーロー』の家系から選んだ甲斐がある、と過去のアレコレを思い出してニヤつく。

 

「別にそうむずかしいことじゃない。むしろあんたも喜ぶことさ。〝個性〟を奪ってほしいやつが居るんだよ」

 

「……ほう。詳しく聞かせてくれるかい?」

 

 目の色が変わった、という表現がぴったりだっただろう。目、ないけど。

 

「あんたも知っての通り『普通の人々』の中には〝個性〟で悩んでいるやつが山ほどいる。そいつらの悩みを解決してもらいたい」

 

 少し意外な要求だったが、悪くない提案だと『八相縁起』は思った。裏の『教祖』として死柄木弔の存在感も増すだろう。『普通の人々』は思ったよりずっと穏便な組織だが、『弱者』を武器にした社会への攻撃はなかなかに強かで『AFO』からしっかり学んだことが分かる手法に感心していたのだ。ちなみに『強か』とは『したたか』と読み、九州地方の方言混じりの言い方である「つよか」ではない。

 

「〝個性〟の詳細を聞いてからじゃないとなんとも言えないな。モノによっては持つだけで危険な〝個性〟もあるからね」

 

 なので話の焦点はそこになる。持ってるだけで悩むような〝個性〟など一時的に所持するだけでもハイリスクだからだ。

 

「特に酷い〝個性〟のやつが三人いる。まず一人目は『オジサン』だ」

 

「なんて?」

 

 おじ……おじさん? おじさんの〝個性〟? 弔の叔父……? そんなの居たっけ……? いや、志村弧太朗の妻は一人娘だし、念入りに調べたが把握していない親類は居なかったはずだ。……居ないよな? 志村菜奈はなんか酉野空彦とちょっと怪しい感じだったが無いよな? 妊娠したような様子なかったはずだ。……え、夫の生前……『OFA』継承前からとか……? 流石にその時期は志村菜奈に注目していたわけではないので分からないが……いやいや嘘だろ? などとAFOは驚きつつもインモラルかつスキャンダラスな想像をしてテンションが上っている。馬鹿丸出しだ。

 

「聞こえなかったのか? 『オジサン』だ」

 

 おじさん。聞き間違いではない。どう聞いても「おじさん」だ。……いや、ちょっと思考が飛びすぎていた。『おじさん』という〝個性〟があってもおかしくない。『子犬』みたいなものだ。それに〝個性〟の名称は絶対の真実とかではないので4歳になって急に『誰がどう見てもおじさん』になったらそういう名称がつくのかもしれない。

 

「聞き間違いじゃなかったか。どんな〝個性〟なんだいそれ」

 

 ちょっとワクワクしながら問いかける。どんな面白エピソードが出てくるか期待に胸を膨らませているクソ間抜け。

 

「そういう魚らしいぞ。あんたは異形型も奪えるんだよな? 気弱な男なんだが毒針があるらしくそのせいで周りを傷つけて本人も──」

 

『オジサン』はヨウジウオ目ヒメジ科の魚類の一種だ。本来はない毒針はカサゴのものである。そして鱗の強度はプレコ。何を言っているか分からないと思うがそういう〝個性〟だから……。

 

「想像つくからそのあたりでいいよ。……あんまり異形型は持ちたくないんだけどな。どんな外見かをかいつまんで教えてもらえるかい?」

 

 梅干しおじさんがっかり。ざまぁみろ。一人で勝手にテンションを上げて一人で勝手に落胆するバカループ。自分で自分の尻尾を追いかけるバカ犬みたい。

 

「腕にヒレが生えているが掌はある。〝個性〟を奪ったり与えたり出来なくなる心配はない。ていうかそんなの紹介するはずないだろ」

 

 死柄木弔はバカ犬が気にしているであろうことをさっさと教えてあげた。そんな露骨な罠など仕掛けても引っかかるはずがないので考えるだけ無駄である。いやでもワンチャンあると思うよ、この魔王崩れ結構アホだからな……。チート〝個性〟の対応力でゴリ押ししがちだし、今結構追い詰められて焦ってるので。

 

「……いいだろう。2つ目は?」

 

「二人目はマジやばいぞ。『スギ花粉』だ。髪の毛からスギ花粉がドバドバ出てる。持ち主は常時特殊なヘルメットとガスマスクを付けていて毎週通院しているが、あんたなら平気だろ」

 

 知っている〝個性〟が出てきてちょっと驚いたが、考えてみれば当然のことだ。この〝個性〟の生きにくさはトガヒミコの比ではない。まさに蛇蝎のごとく忌み嫌われ、死を望まれる人生だったことは想像に難くない。おかしな宗教団体にハマっても宜なるかな。

 

「……対価に収奪を求めるだけあって困ったものが来たな……ん? 弔もしかして僕の事ハゲだと思ってる? ……まぁいいか、3つ目はどんな〝個性〟なんだい」

 

 なんで平気だと思った? 髪がないからか? こういう〝個性〟を持つと逆に生えてくることもあるんだぜ? などといろいろと言いたいことを飲み込む。今回穏便に済ませて譲歩を引き出したいのは梅干しおじさんの方なので、嫌味なんかはある程度聞き流してあげるのも必要経費なのだ。

 

「三人目はおそらく精神に影響が出る〝個性〟で『厨二言動』ってやつだ。『かっこいい言動』を取引先でやっちまって懲戒免職だとさ。だがこれはかなりの倍率で自己強化できる強力な〝個性〟だ。効果時間は基本5分だがその5分間に一定以上の『他者の評価』を得ると倍率が上がり更に5分延長されるらしい。低評価だと倍率が上がらず効果が切れるだけで戦闘におけるデメリットは特になし。一般人ならともかく『八相縁起』ならノーリスクに等しいだろ」

 

 今度はちょっといいやつが来た。そうそう、こういうのでいいんだよこういうので。役に立つけどヒーローでもない一般人の日常生活においては邪魔にしかならない強力な〝個性〟。『AFO』の大好物である。チクチク刺してくる嫌味も気にならない。

 

「……なるほどね。弔の僕への認識についてはまたそのうち話し合うとして、〝個性〟の内容が正しいなら構わないよ。ああ、疑っているんじゃなくて〝個性〟は往々にして情報と実際が食い違っているものだから『〝個性〟をチェックする〝個性〟』で確認させてもらう」

 

 ちなみにそのチェックには『目視』が必要なので現在は本人ではなく信望者が持っている。脳無はこういった情報系の〝個性〟は扱えないというか不便なので。ぼんやり〝個性〟の概要が分かるだけのものなので、位置と弱点が分かるというラグドールの『サーチ』が欲しいなぁ、と以前から思っている。

 

「持ち主たちには極秘の治験があると説明している。適当に眠らせてどこかそれっぽい郊外にでも連れ出す。ぱぱっとあんたに〝個性〟を奪ってもらって寝ている間に帰還。本来はあんたがされるべき感謝は俺が貰う。いいな?」

 

 テキパキと段取りを決めていく死柄木弔。リーダー経験によるものだろう。やるべきことを明確化し承認だけを求める。独善的、ワンマンでもあるが、弱者どもにとっては頼もしく映るだろう。『AFO』は育成がうまく進んでいることに喜ぶが、最重要の『憎悪』がちょっと停滞しているのでそのうちテコ入れが必要だな、と脳内の予定表を少し修正する。大人になってきているのは成長でもあるが憎しみを抑えるすべを学んでいるとも言えるのだ。

 

「ああ、分かった。僕は〝個性〟を貰うことだけ考えていればいいわけだ。人の動かし方が分かってきたじゃないか、弔」

 

 AFOは気付かない。本質的には死柄木弔の人格になど興味がないから。〝個性〟で嘘を見破れるから。警戒する必要がない。死柄木弔に『敵意の黒』があるのはいつものことなのだ。

 

「お世辞はいい。それともう一つ話がある。これは取引だ。あんたが持つ『あくび』の個性。オリジナルをよこせ。あるんだろ?」

 

「……おやおや、これは穏やかじゃないね。脳無がいらないってことは、弔か仲間に与えるってことだろう? 〝個性〟を複数持つのは常人には不可能だぜ。いや、持つことは出来るが悪影響は無視できないレベルさ。喋れなくなったり、思考ができなくなったり……端的に言うと『命令されても動けない脳無』になる。ついでに肉体にも負荷がかかって寿命が縮む」

 

 自分が動かなければいけない手間とリスク、それなりに有用そうな〝個性〟の入手、それらのバランスの取れた内容だったのでAFOもすんなりと受け入れた。すると死柄木弔は話を切り替えてきた。対価の補償についての話は終わった、ということだろう。つまりここからは対等な話ということだ。はいはい分かったよ、と譲歩しなければいけなかった先ほどとは違い、張り切って対応する。

 

「へぇ、そうならないあんたはすごいんだな。だが別に複数持ちたいわけじゃない。交換だ」

 

「『あくび』は随分と『活躍』したらしいね? あれはそこそこ苦労して奪ったものだから、中核メンバー達のものならともかく、しょうもない〝個性〟との交換じゃ──」

 

 交渉のコツはいかに相手に納得感を与えるかだ。AFOが手始めに仕掛けたそれはアンカリングと呼ばれる基準点作り。先手でこれをやっておくことで有利に進めることが出来る。

 

「『変身』だ」

 

「……なんだって?」

 

 だがこのように、そういった目論見が木っ端微塵にされることもある。

 

「欲しがってただろ? 『変身』だよ。トガヒミコは日和って自首するそうだ。あの〝個性〟は変身願望だの吸血衝動だの生きるのに苦労する余計なものがまとわりついでいるから、(もら)ってやろうと思ってな。本人も了承済みだ……念のため言っておくが、分かってるよな? 連合を抜けても渡我被身子は俺の仲間だ」

 

 AFOは良い〝個性〟を引き出したかったわけではない。次回の交渉でのアドバンテージが欲しかっただけだ。だからあんまり趣味じゃない『あくび』をさも手間ひまかけた大事なものかのようにコーティングするつもりだった。だが交換対象がまさに『欲しかったもの』になると冷静な判断などどこかに行ってしまう。うまくこの話をまとめたい。そんな思考が頭を埋め尽くす。

 

「なるほど、なるほど。うんうん、うんうんうん、分かった。いいよ。交換対象は『あくび』でいいのかい? あれはヒーローでも脳無でもない人間が持ってもそこまで強くないぜ。対象を選べないし、自分も眠るからね」

 

 良く考えたら『あくび』は要らないからやっぱこの話はナシね。そう言われたら困るので正直にAFOの思うデメリットを開示する。それでも『あくび』が良い、というのならばそれはそれでいい。その場合は本当に新斗黎乃戦で大活躍でもしたのだろう。

 

「平和的で穏やかで役に立つ〝個性〟なら何でもいい。なんなら本人に選ばせてやるかな。いくつか候補を出してくれ。『変身』にはそれだけの価値があるだろ? あんたにとっては、特に。そのハゲ面しか作れない『二倍』よりもな」

 

 だがそもそもの認識が違った。死柄木弔とトガヒミコにとっては『変身』を捨てることのほうが重要なのだ。価値を釣り上げることを言うのは交換品の質を上げるため。それが分かったならあとは安定している複製品から良さげなものを見繕うだけだ。〝個性〟について考えるのは何度やっても楽しい。AFOは上機嫌に早口で喋りだした。「なんで郊外でやるんだろう?」というさっきまであったはずの疑問はすでに跡形もなく吹っ飛んでいる。

 

「ははは、その罵倒も今は心地良いよ。ああ、僕は良い教え子を持ったなぁ。そうだね、『遠隔接触』なんてどうだい? 掌サイズの念力だ。『他者に触れたい』という影響が出るみたいだが、軽微なものさ。それか就職に困らない電気系の〝個性〟なんてどうかな? 確か彼女は中卒だったと思うから喜ぶだろう。他には──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「避難誘導だとォ……? このエンデヴァーに依頼するようなことなのか?」

 

「ええ。貴方にしか頼めないわ、エンデヴァー。次期No1たるあなたにしかね」

 

 ここはエンデヴァー事務所の所長室。ヒーロー公安委員会会長が直々に足を運んだということで何の用事かと思ったらそれに見合わない内容である。

 

「……一体何を言っている? まさかあの勘違いメリケン男が引退表明でもしたか?」

 

 自覚があるのか無いのか、卑屈な言葉だ。自分が来期でオールマイトを超えている、などという未来は全く想像もしていないらしい。

 

「いいえ。でも本人に遠からずそれを発表し活動を縮小する意向があることは事実よ。そうなれば必然ランキングは落ちるでしょう。いいえ、落とすわ」

 

 会長はそこには突っ込まずに事実だけを述べた。エンデヴァーには心構えをしておいて貰わねばならないからだ。

 

「何……だと……」

 

 エンデヴァーにとっては寝耳に水だ。引退自体はそこまで驚くことではない。しかし「落とす」とはっきり言った。これは公安が審査している貢献度を落とすということだろう。支持率だけでNo1にはしない、という宣言でもある。

 

「完全引退はまだ先の予定だそうよ。とはいえ正式発表まではオフレコでお願いするわ。話を戻すわね。避難誘導が第一という前提の上でだけど、重要なのは『ホーリーナイト』と連携が取りやすい事よ。貴方の事務所は保須であの子と組んだ実績があるでしょう」

 

 正式な報告では指揮下にあったことになっているが、ホークスは実態を知っているので公安は当然それを把握している。ホーリーナイトがエンデヴァー事務所のサイドキックの面々とかなり親しく会話していたことも聞き及んでいる。プライベートな話にまで突っ込んで様々な事件を解決しながらも器用に雑談を続けていたらしい。

 

「……フン! また子守をしろというのか? 俺は忙しい。学生の面倒を見ているヒマなどないのだがな」

 

 口ではこんな事を言っているがエンデヴァーとしては悪くない話だと思っている。メスガキとの繋がりなんてなんぼあってもいいですからね。オールマイトみたいになんかこうもしかしたら頑張ればワンチャン勝てそうではないことが逆にすっきりするし、「なんか最強とNo1って違くね?」と気づくきっかけになった人物でもあるのでニヤケメリケンよりだいぶ好感度が高いのだ。学生を使うのはいかがなものか……みたいな発想はエンデヴァーからは出てこない。今更の話だ。『ステイン』だってドチャクソ危険な男だったのだから。手続き的な問題は公安が考えれば良いことである。

 

「相手のことを聞けば貴方に頼んだ理由がわかると思うわ。噂くらい聞いたことがあるでしょう? 敵は『裏社会の支配者 オール・フォー・ワン』よ」

 

「……くだらん与太話だ。委員会があの小娘を祭り上げようとしていることを俺が掴んでいないとでも思っているのか?」

 

 どうせ大したことない(ヴィラン)を「そういうこと」にして持ち上げようって腹だろ? しょうもな。言外にそういうニュアンスを匂わせて呆れるエンデヴァー。まぁ外から見たらそうとしか見えないので、これはエンデヴァーが鈍いのではなくむしろ公安の実態をしっかり把握しているということだ。

 

「……認めるわ。最初はまさにそういう提灯記事を発信するつもりだった。けど事はそれで済まなかった。彼女の出身校にまつわる事件を彼女に解決させてデビュー前から箔付けをしよう。公安にあった絵図なんてその程度だった。けれど全容が明らかになるにつれて事態は深刻化していったわ。連合。脳無。そして『AFO』。分かるでしょうエンデヴァー。もはや現状をコントロールしているのは公安ではないの。あの子よ」

 

 瓢箪から駒、嘘から出た真。ぶっちゃけ一番困っていたのは公安である。メスガキが体育祭で確認できたスペックなど比ではないレベルでマジでアホほど強いことが公安に浸透する前は「我々の迂闊さが次世代のオールマイトを芽が出る前に潰してしまうのでは……」というお通夜みたいな雰囲気だった。

 

「軽い気持ちで持ち上げたら宇宙へすっ飛んでいったということだな。笑い話だ」

 

 今の公安はその反動でちょっとお花畑になってしまっている。伝説の(ヴィラン)? AFO? 僕らのホーリーナイトは無敵なんだ! とヤケクソテンションだ。

 

「好きなだけ笑ってちょうだい。あの子は強いわ。でもまだ未熟よ。貴方のような経験豊富で酸いも甘いも噛み分けたプロフェッショナルの助力が必要なの。お世辞ではないわよ、他ならぬホーリーナイト本人がそう主張しているのだから」

 

 とはいえ上層部もメスガキもそこまで楽観的ではない。戦闘力はともかく人格においてはまだまだ完成とは程遠く、それどころかむしろ不安定とすら言える。ポジティブに表現するならまだ成長するとも言い換えることもできるが。とはいえ本人も自覚があるのは安心要素だ。雄英高校はやっぱすげーわ、と公安一同は最高峰の教育機関への信頼を深めている。

 

「ホークスはどうした? あのヘラヘラした男は随分とホーリーナイトに入れ込んでいたと思うが」

 

 チームアップの際の下にも置かぬ扱いはエンデヴァーも印象に残っている。ホーリーナイトの方もそれに良く応えていた。組むのならばあの男のほうがいいだろう、という合理的な提案だ。

 

「彼にも声をかけたけど断られたわ。別の重大な案件を手掛けているそうよ」

 

 実際は公安案件に緊急で携わってもらっている。他のヒーローにやってもらうわけにはいかない秘匿案件なため、必然的にこうなった。公安とてこのままホークスにフォローさせたかったのだが、現実はそう都合良くいかないということだ。しかしやはりエンデヴァーは良い。合理的で話が通じる。裏で色々やってるし秘密主義なので当然ではあるが、公安を良く思わないヒーローは多い。だがエンデヴァーはそれをしっかりと飲み込んで理性的な対応をしてくれる。この点はホーリーナイトもそうだ。現No1のオールマイトは超絶うさんくさいヒーロー公安委員会とはかなり距離を取っているのでね……。

 

「何故オールマイトに頼まないんだ? 奴なら雄英の教師として関わりもあるし信頼関係もあるだろう」

 

 そんな事を考えているとまさにそのオールマイトの話題が出たので会長は苦笑した。公安委員会はオールマイト相手に気軽に頼み事が出来るような関係を作れていないのだが、外からはそうは見えていないのだろう。

 

「あの子はオールマイトを巻き込みたくないらしいわ。「引退間近のロートルを引っ張り出さないといけないような層の薄さを恥じろ」ですって。耳が痛いわね」

 

 喋っているうちにくすくすと笑いだした会長にエンデヴァーはぎょっとした。この女はこのように笑う女ではなかったと思ったが、余程痛快だったのだろう。「あの子」という呼び方も距離の近さを感じる。そう、メスガキは年上の女にモテるのだ。ちなみにこれは会長が意訳したもので実際はもっと柔らかい表現だったがエンデヴァーは「あの小娘はそういう事言いそう」と思っていたのでツッコミはなかった。

 

「つまりなんだ? このエンデヴァーにしか出来ない仕事だと言うんだな?」

 

 そもそも公安の会長はここまでフットワークの軽い人物だっただろうか。呼びつける方がよほど「らしい」行動だ、ということにエンデヴァーはふと思い至る。

 

「ええ。さっきからそう言っているでしょう。貴方以外にこの案件を任せられるヒーローなどいないわ。事件解決数No1。一分野とはいえオールマイトを上回る実績を持つ唯一の存在……『エンデヴァー事務所』に頼んでいるのよ」

 

 お世辞ではない。ヒーロー公安委員会にとって本当に頼りになるヒーローというのは『プロフェッショナル(エンデヴァー)』なのだ。コミックから出てきたような『正義の味方(オールマイト)』ではない。なぜなら公安は正義の味方の『敵』であるほうがふさわしいような『暗部』を持つ組織だからだ。社会は綺麗事だけでは回せない。

 

「…………」

 

 熟考するエンデヴァー。まぁ受けることは決まっているのだがどういうタイミングでどのように言えばイニシアチブを取れるかを考えているのだ。

 

「事は速やかに、秘密裏に進める必要があるの。複数の事務所を介すると露見のリスクは跳ね上がる。その点エンデヴァー事務所であれば1事務所で30名を超えるヒーローを動員できる上に信頼性も抜群。ああ、ついでに『ホーリーナイト』から伝言があるわ」

 

「……伝言だと?」

 

「私にはちょっと意味が分からないけどそのまま言うわね。『サンカショウキエセリ』だそうよ。何かの符丁かしら?」

 

 会長も職業柄暗号には慣れているが、ちょっと考えた程度ではわからなかった。ヒーロー公安委員会会長をまさかの秘匿通信役扱い。あの子と話しているとなんだか若返るみたいね、と不謹慎にも楽しい気持ちになってしまう。

 

「……? ……!! まさか本当に……!? そ、そうか、そうか! ああ、分かった。うむ、避難誘導も大事なヒーローの仕事だからな! それに都市伝説に謳われるような大物(ヴィラン)が出てくるならばフォローが出来るのはこのエンデヴァーをおいて他にあるまい。了解した、詳しい打ち合わせはホーリーナイトが来るのか?」

 

「そうね、あとは本人同士のほうがいいでしょう。詳しい事情はホーリーナイトから聞いてちょうだい。……あの子をよろしくお願いするわ」

 

 急に何? という言葉を飲み込んで話を進めるおばさん会長。暗号の内容が何か朗報だったのだろうか? トップ層のヒーローは変わり者が多い。エンデヴァーも例に漏れず変なやつだなぁ、としみじみ思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいもしもし私が電話に出」

 

「オールマイト! まずいことになったかもしれない。公安が秘密裏に動いている!」

 

 警察署の屋上。公安の動きを察知した塚内は急いでオールマイトに連絡を入れていた。

 

「何をやっているか詳細は掴めていないが、おそらく『奴』をおびき寄せる算段が整ったんだ!」

 

 電話口で焦った声を出す友人に戸惑うオールマイト。オールマイトは現在休暇を利用して日光浴をしている。教師になってデスクワークが増えているのでこういった外向けの活動があまり出来ていなかった。なので校長とも相談し夏休み中はイベント出演なども増やしている。なので今日は本当に久々の休暇だ。かわいそう。本人は幸せなんだろうけど。

 

「……は……え……? ど、どうやって?」

 

 慎重で臆病。オールマイトにとってのAFOはそういう男だ。安全な場所からノコノコ出てくるような男ではない。そうだったらかつての戦いであれほど苦労はしなかっただろう。

 

「わからん! だがあのどこか弛緩したムードは見覚えがあるものだ……こっちのやるべきことは終わった、と……『あとはオールマイトがなんとかしてくれる』という雰囲気とそっくりなんだ……!」

 

 予想できるはずがない。欲しがっている〝個性〟を餌にしておびき寄せるなどという非人道的な作戦を。情報としては知っていても実感がないからだ。個性を与え、奪う。そんな〝個性〟の持ち主の抗えぬサガ。オールマイトは特に素晴らしい〝個性〟を継承しているため、それが『奪われるかも』と考えることは出来ても『いらねえ』となる感覚は一切分からない。知識としてそういう人々が居ることは知っているし、そのことには心を痛めているが、連想がうまくいかないのだ。かつて〝無個性〟だった頃。喉から手が出るほど欲しかったものだから。

 

「そ、それはつまり……あの子が……!?」

 

 あの子が……可愛い教え子が……親友を救け、怪我を治してくれた恩人が……たった一人で『奴』と……『オール・フォー・ワン』と対峙すると言うのか。負けることなどありえない。そう、天地がひっくり返ってもだ。彼女は勝つだろう。だが、それは彼女が傷つかないこととイコールではない。肉体ではない、心の未熟さ。未だ雛鳥。ちいさなちいさなおんなのこ。

 

「ああ、そうだ! 根拠は俺の勘しかない! だが、ことは一刻を争う。休暇中にすまないが、どうか助力をしてくれ。君が直接来たなら公安も少しは情報を開示する気になるだろう。君だけになら、ということだが」

 

 公安の秘密主義に憤ってもしょうがない。今はまず現実に直面している事態への対処をしなければならない。塚内直正はその優秀さで公安から信頼されると同時に疎まれている。故にこの件には噛ませてもらえていない。だがオールマイトは違う。信頼が違う。実績が違う。オールマイトであれば……。そこまで考えてまたしても愕然とする。まだ俺は、彼を……。そう、『オールマイトがなんとかしてくれる』だ。一体何が違うのか。公安と、塚内直正の何が。

 

「分かった! すぐに捜査本部へ向かうよ!!」

 

 安心。塚内は安心してしまう。彼の声を聞くだけで勇気が湧いてくる。そうだ、一人で戦わせてはならない。あの子に思うことを、オールマイトにも思うべきだ。

 

「頼む! 俺は……俺は! あんな小さな女の子が一人であのおぞましい『AFO』と戦うなんて、見たくない! どうか俺の個人的な我儘のために……俺と共に立ち上がってくれ、オールマイト……!」

 

 これ以上彼を酷使することが、正しいことなのか? 分からない。いや、きっと正しくないと薄々分かっている。だがこれが塚内直正の正直な気持ちだった。自分一人では、何も出来ない。

 

「友よ! なぜそのように苦しむんだい? まだまだ引退したつもりはないぞ!」

 

 そう言うが早いか電話口からごうごうと風の音がしてオールマイトの声が聞こえなくなる。それからしばらくして警察署の屋上にターン! という軽やかな音が響く。塚内が振り向くとそこには……彼が誰よりも頼りにする友人の姿。未だ燦然と輝くNo1ヒーロー。

 

「もう大丈夫! 何故って? 私が来た!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、弔くん……」

 

「…………」

 

「ねぇねぇ、無視しないでよ。お返事してください……」

 

 死柄木弔は、返事をしない。語るべきことはもうない。この後の流れの共有も終わり、あとは周りが調整を終わらせるのを待つだけ。その後の仕上げの一手を指すタイミングは死柄木弔に委ねられる。

 

「本当にごめんなさい。せっかく受け入れてくれたのに、途中で投げ出しちゃうなんて。サイテーなのは分かっています。私、ここでは不幸じゃありませんでした。リノちゃんには色々言われたけど……ちゃんと反論できなかったけど、楽しかった。楽しかったんです」

 

 そうか。俺は大変だったけどな。お前マジ頭おかしいし言うこと全然聞かないしドクターの施設に行ってもらった対価を渡すときなんてアホほど血を吸われて死ぬかと思ったぜ。そう思うが、返事はしない。

 

「私ね……連合のみんなのこと、好きです。ちうちうしたいだけじゃない。ううん、嫌われたくないから我慢してました。……友達って、そういうものなんですよね。私、知らなかった。我慢してるから友達じゃないって思ってました」

 

 そうだな。俺もお前らを『崩壊』させてやりたくなったことは何度もあるよ。でもそれは俺のやりたいことじゃあない。俺の〝個性〟がやらせたがっていることだ。お前も分かるだろ? そう思うが、返事はしない。

 

「本当は『変身』するとき裸んぼになるの恥ずかしかったんです。でもそういうの気にするの(ヴィラン)っぽくないから隠してたの。なんでもないって顔して、みんなに馴染もうとしてました。頭おかしい、って思ってもらわないと、仲間はずれにされちゃうって思ってた」

 

 おまえ、ファッションキチガイだったのかよ。全然気付かなかったぜ。演技力すげぇな。……ずっと『演技』してたから、か。まぁ俺は女に興味とか無いから。ちょっとしか見てないから安心しろよ。トゥワイスはめちゃくちゃ見てたけどな。そう思うが、返事はしない。

 

「私は……『普通』のフリしてたときも、友達、ちゃんと居たんです。今はもう向こうには友達って思ってもらえてないかもですけど……でも、私は友達だと思ってます。……みんなのことも、そう思い続けます」

 

 わかるよ。俺にも……居た気がする。公園でヒーローごっこして、■ちゃんはオールマイトね、なんて言われて……何だこの記憶? こんな事あったっけ……? そう思うが、返事はしない。

 

「みすたーには謝っておいてください。色々教えてくれたのに、全然活かせませんでした」

 

 あいつはおまえが居ない時は俺にクソ愚痴ってたけどな。「我欲の窃盗は俺的には違うわけ、分かる? 大義のために必要な犠牲なら云々」とか言って。でもだからこそ色々言ってたんだと思うぜ。おまえに期待してたんだよ、コンプレスは。そう思うが、返事はしない。

 

「マグ姉には……頑張ってください、って伝えてほしいです。きっといつか分かってもらえる日が来るって思います。少なくとも私はわかりました」

 

 マグネは俺にベタベタ触ってきて不愉快だからあんまり話していないが、おまえとは良く話していたな。やっぱ女(?)同士気が合うもんなのか? ホーリーナイトと3人で話してるときは本当にウザかった。そう思うが、返事はしない。

 

「仁くんには……その……ごめんなさい、仁君はやり直せるよって伝え……何言ってるんだろう私、弔くんに迷惑ばっかかけて……でもまだ私よりずっと罪は軽いはずで……ああ、もう……」

 

「……伝えておくよ」

 

「!! あ、ありがとうございます! ……本当は自分で言いたいけど、もう会わせてくれないんですよね……?」

 

 会わないほうが良いだろ。気が変わったらどうするんだ? 引き止める言葉を言われたらお前はどうする? もし必要とされたらお前は……。そう思うが、返事はしない。

 

「私……パパとママと話してみようと思います。本当のこと、全部。迷惑もかけてると思いますし、謝らないと……でもきっと、拒絶されます。酷いことを言われるんだと思います。分かってるんです。でも、そうしないとどこにも進めないから」

 

 いいと思うぜ。お前はもういい加減親から解放されるべきだ。そうだ、親なんて窮屈な檻なんだよ。俺も……俺も、なんだっけ。もう少しなんだけど、手が届かない。お前は届くといいな。そう思うが、返事はしない。

 

「反省は……正直良く分かんないんです。斉藤くんには申し訳のないことをしたって思います。謝りたい。でも路地裏で殺した人たちはみんな……ううん、こういう考えがダメなんでしょうね。行動の結果を真剣に考えます」

 

 騙して悪いが……って襲いかかってきたんだっけ? 返り討ちにして当然だろ。まぁだからって血を吸ったのは良くなかったのかもな。俺はいいと思うけど。お前はこれはからは『ダメだ』って思えるようになるといいな。そう思うが、返事はしない。

 

「弔くん。私、2か月くらいしか居られなかったけど……迷惑しかかけられなかったけど……何も手伝えなかったけど……私は……私にとって弔くんは……かっこいいリーダーでした。仲間想いで、とっても頼もしくって、素敵でした」

 

 だろ。我ながらだいぶサマになってきたんじゃないか? 何なら(ヴィラン)名でも名乗ろうかな。『ダークナイト』とかどうだろう? かっこよくないか? そう思うが、返事はしない。

 

「『ホーリーナイト』は私を……『渡我被身子』を救けてくれます。でもきっと『トガヒミコ』を救けてくれたのは……弔くんです」

 

 なんだ、お前もそういう顔で笑うんだな。そう思うが、声には出さない。

 

「見捨てないでくれて、ありがとう。ずっと大好きだよ、私のヒーロー……」

 




独自設定とか

・敵意の黒:真っ白、以外がどんな感じなのか分かんなかったので捏造。
・マイクロデバイス:木っ端みじんこ。データは取れてる。
・嘘が通じない:死柄木が知らんほうが変かなと思って……。
・電波で映像データ:できると思う多分……。
・嘘の赤:捏造。どっか原作で詳細情報出てたら教えてください。
・見た目が似てる:言及されてたっけ?似てるっていうか意図的に被るように育てた気もするけど。引きこもらせて漫画読ませたりしてそう。
・インモラル:『浮遊』の〝個性〟が精神に影響してたりします?菜奈さん。
・応募していただいた個性:こんな使い方してごめんなさい!ありがとうございました!
・チェック個性:劇場版でナインが使ってたやつのオリジナル。サーチの劣化複製(位置は分からんぽかった)かもしれんけどなんかどんな個性か分かるみたいだったので。
・かっこいい言動:なんかこう組織批判とか会社批判とかをがーっとしたイメージ。
・騙されバカ梅干し:個性に脳みそ支配されているので……。
・塚内くんの勘:具体的証拠が出せないから勘って言ってるけど経験則から導き出した人読みの賜物。
・可愛い教え子:オールマイトにとっては生徒たち皆可愛くてしょうがない。
・塚内くんの懇願:ちょっと妹を重ねてる。
・オールマイトの移動速度:まぁ雰囲気でお願いします。
・チャート落とすわ:実際に陥落するかはやってみないと分からない。
・ホークス不在:原作でこの時期忙しかったらしいので……。
・学生でもええやん:エンデヴァーは納得してなくても必要なら実行できる人。
・オールマイトと公安:仲いい要素ある?無いでしょ!
・メスガキとオールマイト:ヒーローはライバルと仕事を取り合ったりするらしい(笑)。
・暗号解読:会長も現役離れて長いからってことでひとつ。
・三迦葉帰依せり:仏壇だし仏教徒だよねという安直な発想。
・無視柄木:小学生みたいないじめすんなや!
・裸んぼになるの恥ずかしい:原作に於いて『真実吐き』の〝個性〟で暴かれた本音。
・ファッションキチガイ:全部とまでは言わんけどまぁ演じてると思います。
・演技力:10年経験あり。
・手が届かない:弔くんは届かないほうがいいんだけどね。
・騙して悪いが:路地裏でJKに近づく人間なんてまともなはずないよね。きっと皆最初は親切やったんやろなぁ……。
・ダークナイト:俺ぁいいや。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

主人公の個性奪っちゃったみたいだから返すね(作者:しおんの書棚)(原作:僕のヒーローアカデミア)

原作のあらすじすら怪しいような転生オリ主の勘違いから始まる、僕と私のヒーローアカデミア。


総合評価:7200/評価:7.93/連載:16話/更新日時:2026年02月04日(水) 06:00 小説情報

塚内空はヒーローになれない(作者:RAP)(原作:僕のヒーローアカデミア)

塚内警部の一人娘、塚内空(そら)は九歳にしてAFOの暗躍に巻き込まれた。▼ヴィランが彼女を襲った時、オールマイトすら彼女を助ける余裕がなかった。▼気がつけば彼女は血塗れの鉄パイプを片手に、ヴィランの死体の前で立ち尽くしていた。▼彼女は"個性"の発現が確認されていない。▼役所には『個性:無し』として登録されている。▼これは、そんな彼女が超人…


総合評価:6529/評価:8.57/連載:76話/更新日時:2026年03月21日(土) 02:23 小説情報

僕のヒーローアカデミア:スパイダーウェブ(作者:スパイダーキャット)(原作:僕のヒーローアカデミア)

個性「蜘蛛」──▼安良久根(あらくね)イトは、ヒーローではなくサポート科を志望する内気な少女だった。▼しかしある事件をきっかけに、彼女は走り出す。▼「救えるヒーロー」を目指して。▼ヒロアカ世界にどうしてもスパイダーマン的な個性の子を出したくなった結果生まれました。▼※アンチ・ヘイトは念のためです。▼


総合評価:2083/評価:8.63/連載:35話/更新日時:2026年04月15日(水) 18:00 小説情報

銀髪美少女お嬢様(ワケあり)のホグワーツ生活実践編(作者:トリスメギストス3世)(原作:ハリー・ポッター)

激重過去持ち半吸血鬼美少女▼カティア・アシュリーが、元気にホグワーツ生活を送るだけの話▼主人公はハリーと同学年です


総合評価:2965/評価:8.81/連載:23話/更新日時:2026年06月02日(火) 12:00 小説情報

星の白金(ひかり)で断つ運命(作者:クルセイダース)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ある日、スタープラチナになった男が超常が当たり前になった世界でオラオラする話。


総合評価:6284/評価:8.43/連載:9話/更新日時:2026年03月12日(木) 11:12 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>