ようこそ、一般人   作:勇者九魔姫重傑

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初作品でごわす。色々多めに見てください。


第一話 異世界転移?冗談だよね?えっ?冗談じゃない?・・・つまんない人生とか言ってすみませんでした戻してくださいふざけんなよマジで!!

 

 四月。それはこれまでの友人と別れ、新たな出会いがある・・・かもしれない季節。

 オレの名前は獅子川涼司。つい先月までは中学生だった、つまらん人生を送ってきた一般人である。

 趣味はバスケ。クラブチームでミニバスをやってたけど怪我ばっかで、治療費がシャレなならないから辞めろと言われたから、部活とかには入らず今はエンジョイ勢みたいな感じになっている。偶にやってみると、ハンドリングの大切さとかがよく分かる。

 好きなものはラノベ・アニメ・漫画とオタクを代表する三種の神器。人によってはコレだけで陰キャ野郎とか言うかもしれないが、それは違う。サブカルは人生のオアシスなのだから。陽キャの派手野郎共も、一回見てみると良い。世界が180度変わるから。マジで。

 ・・・ケプコンケプコン。少し熱くなった。話題を変えようか。今日は高校の入学式があるんだ。と言っても、入学式自体は午後からで、午前中は身体測定やらオリエンテーションやらがあるだけだが・・・。

 オレが通う高校は県内でもトップの公立高校で、ネットとかで偏差値を見ると71だった。(利用者No. 1。みんなの高校情報調べ)寝起きの花粉がやばいから、前日はゲーム徹夜して入試を受けたけど、深夜テンションっぽくなっていたおかげかそこまで点数は悪くなかった。(自己採点結果はってだけだけど)

 まぁ、そんなオレの自慢っぽい話は置いといて、朝食を食べ終えたオレは制服を着て髪を整え、歯磨きを終えてレッツ出発進行。

 中学の頃から片想いしていた女子と同じクラス───しかも、高校までの道が不安だから一緒に行こうと誘われたと言うこともあり、内心ウカウカでマンションのエントランスの自動ドアを通り、自転車置き場に行こうとする。が、あり得ない光景が目の前に広がっていた。

「・・・は?」

 マンションを出て真正面にあった筈の豪邸や、その隣にある歯医者さんがごっそりなくなっており、よく分からん建物に変化していた。

 瞬きして目を擦る。幻覚だろと思ったが、目の前の光景は変わらない。じゃあ夢かと思ったけど、夢特有の浮遊感みたいなのは感じないし、頬をつねると普通に痛い。どうやら夢でもなさそうだ。

「まーじか」

 今からどうしよ。家に戻るか?でも、待ち合わせ時間まであまり余裕も無い。とりあえずLINEを起動し、連絡履歴を確認する。あるよね?あるよな?

「・・・無いか」

 まぁそうだよね。薄々そんな気はしてた。好きな人との連絡履歴どころか、友達が全員知らない人だった。ふざけんな。

「これが異世界転移ってやつか?まぁ、リ◯ロみたいな世界じゃ無いだけマシか・・・?」

 ナツ◯スバルみたいになるのだけは御免だしね。社会そのものは現代っぽい感じで、異能ドンパチ世界って確率は低そう。あーゆー世界は魔法とかに頼りがちで文明とか遅れてるし。まぁ、と◯るとかヒ◯アカみたいな超能力やら個性やら、現代バトルファンタジーみたいな可能性も普通にあるけど。

 とりあえずどうするかと頭を悩ませていると、大量の情報が頭の中に流れ込んでくる。あまりの情報の多さに鼻血が出るが、意識だけはなんとか保てた。

 流れ込んで来たのは、この世界でのオレと思われる人物の生い立ち。オレ自身に特に違いがある訳じゃ無いが、人間関係は大分変化している。と言うか、知ってる奴が殆どいなかった。同じだったのは家族と親戚だけ。普通に悲しくなった。

 それだけならまだ良かった。なんと、オレの通う高校が変わっていたのだ。名前は高度育成高等学校、通称高育。進学・就職率100%が売りの、国が運営する名門校らしい。正直、ちょー胡散臭い。記憶では、オレは地元の公立進学校に行くつもりだったのに、担任や学年主任に強引に高育に進路変えられたし。あの高校だって、大学への進学率はほぼ100%だから、高育とそれ程変わらないと言うのに。

 少しだけ助かったのは、三年間外部との連絡は取れないこと。家族は顔は一緒だけど、性格とかも全てが同じだとは限らない。前の世界との差異を感じたら、正直病む可能性が高い。前との繋がりが全部なくなったように感じるから。

 けど、三年間接触する事がなければ、ある程度はこの世界に慣れているだろうし、なんとかなると思う。多分。それに、高育に通う生徒は皆外部との関係は断たれるんだ。ソイツ等とそんな変わんないでしょ、恐らく。知らんけど。

 自分の身体を見る。情報通り、朝着た黒の制服ではなく、オレは高育の赤い制服を着ていた。持ち物も、リュックではなく手提げバックに変化。教科書とかどうやって詰め込んでいるんだとか、詰め込めたとしても超重いだろとか、アニメとか見てた時は思ったけど、今日は入学式だからか荷物は殆ど入っておらず、軽かった。

 現状できる限りの確認を終え、時刻を確認する。バスの時間までもう時間が無い。オレは走ってバス停まで向かう。

 

 

 獅子川涼司。15歳。今日からピカピカの高校生。思春期真っ只中で、二年も片想いし続けているも告白出来ないでいるビビり野郎にして、何処にでもいる一般人。

 

 通う高校は国が運営する、進学率・就職率100%を謳っている、超絶スーパーハイパーウルトラ胡散臭い名門校。

 

 強いて特徴を挙げるとすれば、異世界転移なんて傍迷惑な事に巻き込まれたぐらいだ。

 




クラス分け・ヒロインどうしよう。意見があったら感想で教えてください。参考にするかもです?
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