元ドラゴンボーン、現ダクネスの姉   作:eriza7170

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ダクネスの姉はとんでもないドラゴンボーン(MODアリ)女でした

001

 

「目覚めよドラゴンボーンよ!目覚めよタロスの子よ!あなたは今!起床する!ストームクラウンの頂から登りし太陽を目に!あなたは今!シャウトにより全てを塗り替えす英雄となるであろう!」

 

 

そんな文言が数回繰り返されるとある機械を横目に、早朝、とある女は起床する。

ふわぁ、と寝起きでボサボサの頭を搔きながら、ベッドから起き上がると被っていた毛布を畳み、体を洗おうと洗面台へと向かう。

 

 

「おはようございますイスミール様」

 

「あぁ、おはよう、今日の天気はどうだ?【変える】必要はあるか?」

 

「いえ、日照りや豪雨などは起こっておりませんので大丈夫です」

 

 

鏡には金髪ロングに碧眼、左目には竜の三本爪と呼ばれる戦化粧をしている美女が映る、例え髪の毛が寝起きでボサボサだとしても彼女の美貌は下がることはないだろう。

 

洗い場にて体を洗浄し、自身で手ずから作った蒸気機関を使った温泉に浮かんだ自身、日本人が見ればマナーが悪いと言われるであろうが、寝ころび浮かぶように入っている、この場にいるのは自分一人だけなのでいいだろう。

 

時間にして三十分、そろそろいいかと思い風呂場を出る。

本来イスミールのような貴族ならば着替えはメイドがやるのだが、私にはそういうのは必要ない、意識を切り替えればすぐに恰好が変わる。

 

 

「此度の旅のご予定はどうなさるのですか?」

 

 

執事長が聞く、イスミールはこうしてたまに帰ってきてはモンスターの素材やら賞金首などを実家に届けてまた旅に出る生活をしている、なのであまり家族の仲というのはわかっていないのだ。

今回もたまたま実家に帰る道があったから帰ってきただけなのであろう。

 

 

「そうだな、今回はちょっと妹の様子を見てくる」

 

 

002

 

「なんか強いヤツが近づいてるだぁ?」

 

「そうなのよ!ヤバヤバの気配がするの!神の一柱レベルの!」

 

「んなもん信じられるか」

 

クリエイトウォーターで作った水を飲むカズマがアクアの話を聞く。

だが話半分だ、それもそうだろう、ここは初心者の街アクセル、そんなのが来ることは本来ならないのだ。

ここに神の一柱であるアクアが弱体化したとはいえいるのだが、カズマにその認識はない、むしろ本人からしてみればお荷物があるという認識だ。

アクアの信奉者が聞けばお前どんだけのチート貰ってんだと言われるだろう。

 

 

「失礼、ここの馬小屋の宿泊者か?あー、いや……ですか?」

 

「あ、はい、そうです、が……!?」

 

 

ぞあり、とカズマにもわかる濃密なナニカの気配、失神しなかったのは彼がその正体がわからなかったゆえか。

アクアが認識したのは人型の竜、目の前にいた存在はソレだ、複数の神の加護を受けているとしか思えない過剰なる祝福を感じる

その中には聖なるモノも邪なるモノも感じる、どれが本体なのかわからない。

 

困惑、それを神の間で考えなしのアクアと呼ばれている存在は初めての考えを思った。

 

 

「実は妹を探してまして、私みたいな顔面に戦化粧のない顔と私みたいな鎧をしてるんですけど」

 

「い、え見たことは……ないですね」

 

「そうですか、お邪魔をしましたね、それでは」

 

 

ニッコリを笑いながら去る訪問者を見て、昔映画で見たハリウッドの女優ような、はたまた女軍人のような、いずこかで戦っている美女系の印象を見てカズマは少しドギマギしていた。

 

対してアクアは濃密な運命殺しの気配にビビっていた。

運命、それを破壊できる存在なんてものは神ですら無理なことだが、それを可能とするのはまた神の祝福を受けし者。

それを数うちゃあたる戦法で生み出し続けているのがこの世界の神々である、アクアがそのことを理解しているのかしていないのかはわからない。

 

 

「いやー美人だったな、こりゃ今日はいい日に……どうしたアクア?」

 

「はーっ!ビックリしたわ!」

 

「お前の考えなしな脳味噌で何をビックリしてんだ」

 

「その失礼な物言いも気にならないくらいのビックリ具合よ!何よあの濃密な神殺しの気配!同時に神の祝福を受けてるなんて!」

 

「おーゲームの王道じゃん!そんなのと出会えるなんて幸運だな!」

 

「私殺されるかと思ったんですけど!?ねぇ!?」

 

 

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