最強メス筋肉(技術)シンポバトル!   作:eriza7170

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ウルサス帝国に喧嘩を売ろう(提案)

001

 

「……こいつはなんなんだ?」

 

 

人が入るほどのガラスの瓶、そこに満たされた昏睡毒の液体、そこにスカジと呼ばれた彼女の敵はいた。

否、スカジだけではない、回収された傭兵たちは全員が液体に満たされたガラスの瓶の中に存在しており、そこに分析の用の管などが接続され、今は彼女の研究材料となっていた。

 

その外、スカジを眺めているのは、この世界にはないアメリカの将軍服と軍帽を纏った女性だった。

 

 

「レーザー攻撃や物理攻撃を無効化するほどの肌、プロテクトロンやアサルトロンなどはともかく、あのリバティ・プライムの関節部とはいえ切断する大剣、しかも構成されている物質はなんもわからないと来た、鉄やアルミ、チタンでも移動都市を作っているらしいD32鋼でもない、まぁD32鋼ではリバティプライムのどの攻撃にも耐えられなかった、そのリバティプライムではリバティプライムを破壊することはできない、ふーむ。」

 

「加えて彼女の血液も、体液も、筋肉ですらすべてがスキャン不可能だと?こいつの体は何で出来ているんだ。」

 

名をww2girlというコードネームを持つ女性は訝し気にスカジを見ていた

ここではガールという通称にしておこう。

 

ガールはこの世界、テラの者ではない、異世界人と呼ばれる存在だ。

地球という惑星で核戦争が勃発し、200年経ったある日、彼女は冷凍保存から目覚め、そして連邦を自分のものにした。

否、この言い方は正しくない、連邦を彼女の戦力の統治下においたのが正しい。

そして彼女にはその記憶がない、否、これも正しくはないだろう。

まるで四つのパターンを同時に魅せられているのと等しい、彼女の脳味噌はパンク寸前だった。

気持ちが悪く、ゲボを吐きながら記憶整理したのは、彼女に平行世界の記憶が流れ込んでいるという点だった。

四つの異なる人生を一度に体験するのだ、ゲボくらい吐く。

 

 

 

002

過去を思い出す

 

頭を掻きながら悩む

この世界に来てからの時間はそう経っていない、それこそ一週間程度だ。

だが幸いだったのは彼女のピップボーイに謎のアイテムが入り込んでいたことだ。

 

廉価版G.E.C.K.プロトタイプ ポータブルジャンクシステム

 

そう名前の書かれたアイテムに前者は彼女は心当たりがなかった、後者の名前には心当たりがあった。

それは彼女がアメリカ、連邦にて使っていた分解システムのことだった。

アイテムはジャンク、要するにゴミや崩していい建物を認識すると分解し、個別に資材にするというシステムだった。

 

そう書かれたアイテム、認識した名前、ぶっつけ本番で使うしかないかと思われたが、ふとアイテムを捜索しているとこのアイテムの解説文が出てきた。

彼女は驚くこととなる。

 

【所有者がいない、または自身が所有者となった場合、無制限に分解、再構築が可能】

 

こんなアイテム、連邦のころ欲しかった、彼女は膝から崩れ落ちた。

 

 

そうした後の彼女の行動は早かったようだ、何故か目の前にあるキャタピラのついたデカい何か、中を散策したりしたが、中にあったのは無人の街と、同様に周りには真っ二つになったキャラピラ、いわば街の乗った戦車のようなものが数台あった。

どれも上空から何かがたたきつけられたように破壊されていた、その下手人は何か塵を巻き上げている鉱石のような何かだろう。

破壊痕から見るにそれはかなりデカかったらしいが、今はおよそ直径5mほどに小さくなっている。

 

それを全て分解し、およそサンクチュアリほどの大ささのキャタピラ移動拠点が出来上がった。

 

おそらくだがこの世界は隕石のようなものが気軽に降ってくるところなのだろう。

噂でしか聞いたことはないが、どこかの地方には気軽に活動するミサイル生産基地から核ミサイルが飛んでくる地方もあるらしいし。

 

ここでは隕石が降ってくるのだろう、コワイ。

 

そうして出来上がったのは自力だけで生活が可能な移動要塞ともいうべきモノだった。

 

外には重機関銃のタレット、24時間稼働の所有していた放射能ジャンクからできた核分裂発電機、そして今はいないエイダからもらったロボット設計図で完成した無人機である複数のジャンク製ロボット、それが農作業を行う。

更に空にはアイボットが十数機天候を予測している。

 

無敵だ

 

そう思った。

 

そんなことはすぐさま崩されたわけだが。

 

ウルサス帝国に対しての敵対、そういわれ賞金首となったのは

 

 

003

 

「さて、無力化された話にできそうなやつらを選んだと思うが、君たちは誰だ?賞金首となった私を狙ったのだろうが、流石にやりすぎだ、あの女はともかく貴様らの強さは俺の世界の人間とは思えん、生物兵器か何かか?」

 

 

目の前にはアサルトロン数機に囲まれた角の生えた大男やら軍の帽子を被った男やら女やらが数人。

全員が武装していたが今は分析の為に全て分解と再構築を繰りかさえられているだろう。

 

 

「話すことを許そう、ガールは寛大だからな。」

 

「……俺たちサルカズはそこのウルサスの軍人に雇われた捨て駒だ」

 

「ティムケン!話すというの!?」

 

「どうせ捕まった身だ、それなら俺はこのガールって名乗ってる傾奇者に助けてもらうことを賭けたい」

 

「サルカズの傭兵風情が!貴様を雇ったのは俺が昇シッグァッ」

 

 

軍の帽子の顔を蹴飛ばし、話を催促する。

 

 

「この帽子を被ってるヤツがいうにはお前の移動都市にコイツの源石鉱山から逃げ出した鉱石病……あー、奴隷?を匿っているからだ」

 

「なるほど、確かに数人うちにはボロを着た浮浪者が数人働きにやってきた。だがそれは私のせいになるのか?」

 

「うちの地方のカズデル以外じゃこんなもんだ、奴隷扱い上等、死に捨ての兵士、俺は傭兵としてコイツに雇われた。」

 

「鉱石病患者を奴隷として扱って何がヒドいというんだ!こいつらは鉱石病を罹患している!最終的にその汚染源となるのだぞ!それを労働力としてつかってやっているだけありがたいと思え!」

 

「と、まぁこんな感じの扱いがこの国じゃ上等だ、鉱石病患者は先民じゃない、そう教えられて育った哀れなヤツらだ」

 

「なるほど、ちなみにその鉱石病というのは聞いた限りでは不治の病なのか?」

 

「あぁ、一度かかったら死ぬまで解放されん、俺はサルカズにしては汚染は軽度で、薬で押さえられてる、その薬もこうしてとらえられてたんじゃ接種もできん」

 

「命乞いか?」

 

「あぁ、そうだな、俺は戦場で死ぬのがいい、病で死んだんじゃ俺の名前の元となったヤツに申し訳が立たん」

 

「ティムケン……」

 

「ついでにいうと、その鉱石病に対して詳しい会社を俺は知ってるし、ホットラインにもなれる、どうだ?俺と俺の傭兵組織を生かしてくれたらいい点がある、そこのウルサスの木っ端役人はしらん、まぁウルサスに敵対するとヤバいのがくるって噂だから殺さずにほっぽり出すのがオススメだな」

 

「というが、ウルサスの木っ端役人とやら、何が来るんだ?」

 

「……」

 

「なるほど、言えないようなのが来ると、おい、バトラー」

 

『はい、何用ですか?ご主人様』

 

 

透明化を解除してやってきたのは、左右のカメラがなくガトリングレーザーに改造されたバトラーと呼ばれたミスターハンディーだった。

突然現れた処刑装置ともいえるロボットに皆はギョっとしていたが、それが普通だと言いたげにガールは話す。

 

 

「このウルサスとやらの木っ端役人を目的地まで走らせた片道切符の車に乗せてほっぽりだせ、呼び出し無線も忘れるなよ」

 

『了解しましたご主人様』

 

「ンンンンンン!!!!」

 

さるぐつわをされたウルサスの木っ端役人が連れていかれるのと同時にガールはサルカズの傭兵たち、主にティムケンと呼ばれた存在に向き直る。

 

 

「さて、ウルサス木っ端役人のリゾート地に案内してもらおうか」

 

「……!」

 

「あなた、まさかウルサスに喧嘩を売るつもり!?」

 

「まぁミニッツメン将軍としての意地が言っているのでな、奴隷を救えと。」

 

「で、俺たちはどうするんだ?処刑か?」

 

「武器も返すし解放してやる、ここでの情報に対しても言っていい、俺は逃亡してきたヤツの家族を救いたいだけだ、喧嘩を売るというよりはただの指相撲程度だろう」

 

「指相撲……?」

 

 

「さて、それはそれとして、ホットラインは繋いでもらおうか、ティムケンとやら」

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