TSして承認欲求爆発しちゃった俺がガチ全能系クラスメイトに愛されて幸せになっちゃうまで   作:あるふぁせんとーり

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第49話「開幕、文化祭(その2)」

「あんた達、上がっていいわよ。後はあたしとイツキで回しとくから」

 

「え、良いんですか?」

 

「忙しくなりそうだったらまた呼び出すわ。それにあんた達いたら相対的にあたしの顔面偏差値下がっちゃうじゃない。アマミもそろそろ上がらせるし、面倒な仕事なんて先輩に押し付けてちょっとくらい遊んできなさい」

 

「じゃ〜、お言葉に甘えて」

 

「おつかれさーしたー」

 

 

 ということで私達は図書研の方を離れて観光へ。

 

 うちの文化祭はそこそこ規模がデカい分、あっちもこっちもお客さんだらけで賑わっている。

 

 

「地学部の発掘チョコ……すげえ、自作してるの初めて見たし」

 

「そろばん部!!RSA解いた前科あります!!」

 

「プロ野球研究会です!!独自の指標を用いて給料泥棒を調べています!!」

 

「あ、NoMAちゃんの時そばそろそろだよ!!」

 

「パズル部〜!!総当りが売りのパズル部ですよ〜!!」

 

「おい聞いたか!?あの競馬研究会、回収率280%だってよ!!」

 

「うお座を冷笑する会の展示やってます!!アフロディーテの醜態をバカにしてます!!」

 

「野球部の唐揚げの美味さに一番戸惑ってるのは俺なんだよね」

 

 

 やっぱこういうお祭り騒ぎな雰囲気が好みなわたしは、黑谷ちゃんの手を握って、テンション爆上げで文化祭を周り始めた。

 

 

◇◇◇

 

 

「黑谷ちゃん黑谷ちゃん、次はどこ行く?時間が時間だし、お昼でも食べに行こっか♡」

 

「あっ、ちょっ、白山くん、脚早っ……!?」

 

「え〜♡黑谷ちゃんが遅いんだよ〜♡」

 

 

 そしてあっちへこっちへ東奔西走なんのその。

 

 色々とカフェ的なものを見て回っていると、唐突にわたしと黑谷ちゃんの首がガッチリホールドされる。

 

 わたしが口を開く前に、まさしくこの場に相応しい感じの明るい声が響いた。

 

 

「あっはは!2人とも楽しんでる〜!!?」

 

「あ、アヤメちゃん!」

 

「あれ、七夕さん?モブ以上準レギュ未満の……」

 

「図書研乙〜!!大盛況だもんね、ほんと羨ましいや〜!!」

 

「そんなアヤメちゃんこそだよ〜!!地学部のカフェ、試食から大人気だったじゃん!!」

 

「ま〜ね〜……あ、よかったら2人も来る?一応カップル割とかもあるんだけど……」

 

「……わ、私は……白山くんが嫌じゃないなら……」

 

「うっわ新鮮、やっば、栄養価高すぎ、絶品、アルティメットって感じ……」

 

 

 そしてしばらく口を抑えた後、アヤメちゃんはわたしの耳元で呟いた。

 

 

「お代、全部ウチにツケといて。祝い金、ってことで」

 

「……!?い、祝い金って……」

 

「大丈夫、ご祝儀もた〜っぷり包む予定だし♡ウチさ、あめちゃんには及ばんけどわりかしお嬢だかんね」

 

「話、飛び過ぎじゃない……!?」

 

「くっ……本編ではあんま出てきてないけどこれから出番増えるしその上で裏でかなり仲良くしてるギャルと白山くんがNTRとも言い難い変な関係になってる……」

 

「早口だね黑谷ちゃん……じゃなくて!」

 

「で、来るん?」

 

「……行く」




全く関係ない氷室先輩のヒミツ:あくまでも性自認は完全に男性である上で全力でネイルとかメイクとかイヤーカフとかの女の子ファッションを楽しんでいる
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