TSして承認欲求爆発しちゃった俺がガチ全能系クラスメイトに愛されて幸せになっちゃうまで   作:あるふぁせんとーり

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閑話「屋上」

「新作にかまけて更新大幅遅れとか、アマチュア意識が足りてないんじゃない? しかもよりにもよって閑話とか」

 

「誰に対する文句なの黑谷ちゃん?」

 

「あと本編と閑話の違いがまだ分かってないんだけど」

 

「マジで何の話??」

 

 

 昼休み、屋上。

 

 こんなにも青春らしいシチュエーションでも黑谷ちゃんはいつものように意味不明な愚痴を吐いていた。

 

 眼下にはいつものように速攻でお昼を済ませ、校庭を走り回る、まだ幼いクラスの男子達。

 

 「よくやるもんだね」とデカ目のドリンクゼリーのようなものを啜りながら黑谷ちゃんはそれを眺めている。

 

 

「っていうか、黑谷ちゃんって結構健啖家じゃん?」

 

「暗黒盆踊りも得意だよ」

 

「それ健啖の悪魔……じゃなくて、今日はドリンクゼリーだけとか、そんなんで足りるの?」

 

「いやこれ宇宙食だよ。中身ニンニクドカ盛りの油そば」

 

「宇宙進出したオタク?」

 

「NAXAに就職するようなやつはどっかしらオタクでしょ」

 

「灰旗」

 

「ドロー用?」

 

 

 そして黑谷ちゃんは吸ってキメるタイプの油そばを

 

 

「油そばって吸わない?」

 

「啜るだよ」

 

 

 吸ってキメるタイプの油そばを完食すると、続けて吸ってキメるタイプのポンドステーキを取り出しながらフェンスに寄り掛かった。

 

 少し制服を着崩した青髪ロングの美少女がそれをやってる絵面は、ドリンクゼリーの中身さえ考慮しなければだいぶ映えるものだったと思う。

 

 

「……で、何の話だっけ」

 

「新作にかまけて更新大幅遅れ」

 

「知らないよその話。その前」

 

「えっと……あ、白山くんのパパの話」

 

「そうだそうだ。……で、本当に父さんがメス堕ちしまくってんだけど」

 

「親子揃ってとかかめはめ波の話してる? バーダックと悟空と未来悟飯のやつ」

 

「ヒーローズの話してない」

 

「Rは?」

 

「全年齢」

 

「まあ聞いてあげなくもないよ」

 

「そこで消極的になるの本当に黑谷ちゃんって感じだね。……ちょっと回想入るから適当に覗いてて、黑谷ちゃん」

 

「りょうかーい」

 

 

◇◇◇

 

 

「……セイ、こういう時ってどうすればいいんだ? 会社の部下に、女子会に誘われたんだが……」

 

「会社の部下……西園寺さんにメイクを教わったんだ。変じゃない……よな?」

 

「三柳さんの知り合いに化粧品メーカーの方がいてな、いくつか試供品をもらったんだ。セイも欲しいのがあったら持ってっていいぞ」

 

「セイ、会社の付き合いでYoutubeに出ることになったんだ。見てくれ、結構盛れてるだろ?」

 

「今度一緒にアウトレットでも行かないか? セイに似合いそうなプリーツを見つけたんだ」

 

「なあセイ、あそこの新作どう思う? 父さんとしてはイエベ春のセイにはピッタリだと思うから、もし必要だったら会社帰りにでも買ってくるが」

 

 

◇◇◇

 

 

「てな感じで」

 

「女の子を楽しみすぎてない? いいことだけどさ」

 

「いやまあそうなんだけどね? でもほら、これで父親なわけじゃん? 一人称が父さんになるわけじゃん?」

 

「だいぶ複雑だね」

 

「だいぶ複雑だよ? しかもすっごいエネルギッシュだし。この前なんて徹夜でトラブル対応終わらせてから次の日東京ドームで最近ハマってるバンドのライブだよ?」

 

「……TS症ってさ。性別変わるより若返る需要の方が大きそうじゃない?」

 

「……確かに」

 

「しかも今調べた感じだとその後の老化もサイヤ人みたいになるっぽいし」

 

「伏線回収?」

 

「意図せずって感じだね。……これ、儲かるな……」

 

「大銭稼ぎしようとしてる」

 

「でも祝福先ロリの方が脳汁出るか」

 

「ドパガキLV.999?」

 

「駄目だよ白山くん。ピックアップ終わってから連載読む人もいるんだから」

 

「何の話?」

 

「……あ、そろそろチャイム鳴るかも」

 

「わ、マジだ」

 

 

 本当にチャイムが鳴って、わたしと黑谷ちゃんは、大急ぎで本来入ったらバリハチャメチャに怒られる屋上から逃げ出した。




全く関係ないNoMAちゃん先輩の秘密:得意科目は宗教史
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