TSして承認欲求爆発しちゃった俺がガチ全能系クラスメイトに愛されて幸せになっちゃうまで 作:あるふぁせんとーり
「ねえ、更新頻度をネタにした前回から更に二ヶ月空くってどういう了見? てか大体──」
「もう誰も分からないから止めない黑谷ちゃん?」
「もっと魔法少女っぽく」
「もういいの。もう、いいんだよ」
ということでわたし達は今日も元気に図書研へ。
とはいえ文化祭も終わった今やることなんてあるはずがなく、読書の秋キャンペーンと称して展示を作るくらい。
そう考えると、新メンバーを迎えるのは案外今日くらいがジャストタイミングなのかも。
「1年F組、七夕アヤメ! 失恋を紛らわしに参りました!! 近距離パワー型なので力仕事は任せて下さい!!」
そしてその新メンバーとはもちろんアヤメちゃん。
いつも通り巻いた茶髪のポニーテールにバッチリキメたメイクにネイル、おまけにテンション◎と今日は最強コンディション。
どうやらこれに合わせて仕上げてきたらしい。
競馬か何か?
「これからよろしくっす、七夕さん。自分、部長の氷室イツキ……って、分かってるか、流石に。何度も来てくれてますもんね、図書館。まあ一応自己紹介はやっておくってことで──」
「あたしね。あたしは駕籠野マキ。イツキと同じ3のF。まあ先輩っていっても仕事はまだまだだから、聞くならあたし以外の方が良いわよ」
「わたし達は……別にいっか」
「七夕ちゃん知ってるよね? 私と白山くんのこと」
「流石に知ってる。めちゃくちゃ知ってる」
「では私が。甘神アマミ、1年C組です。現状は阿須加先生の追っかけを生業としていまして、元占星術部のスパイです。どうぞよろしくお願いします」
「……あ、私ね。顧問の阿須加よ。……っていっても氷室くん達の方がよっぽどしっかりしてたりするし、おふざけしてる年増の先輩くらいに思ってちょうだいな」
「はい!! みなさんよろです!!」
そうしてアヤメちゃんは勢いよく返事した後、わたし達にそっと耳打ちした。
「……顔、良くね? エグい整いじゃね?」
「うん、顔整いだよ。図書研」
「正直顔目当てで図書館来るのもいるくらいだしね。私だって白山くん目当てで通ってた可能性ある」
「いやまあ察してはいたんだけどさ、でもそれは流石にキャバ部すぎるじゃん」
「大丈夫、氷室先輩は男だから」
「……え、マジで?」
「あれ言ってなかったっけ?」
「七夕ちゃんに話した描写はないね、全93話に」
「てか前から思ってたんだけど、あめちゃんなんかメタくね?」
「頭の病気的なアレだから気にしないで」
「ああ頭の病気の病気的な」
「ねえこの顔に辛辣じゃない?」
「顔面自信ネキが過ぎる……で、マジで氷室先輩男なん? え、エロゲの設定とかの話してる?」
「幼馴染で両片思いだよ」
「ああ純愛になった」
「ちなみに性欲の矢印は駕籠野先輩→氷室先輩だよ」
「エロゲの話してる??」
「まあエロゲの話だとしてさ」
「ありえない仮置きだよ黑谷ちゃん」
「顔整いの方がよくない?」
「……いい!!」
「この時代にルッキズムの大勝利」
そしてアヤメちゃんはパシッと自らの頬を叩き、凛と宣言した。
「この七夕アヤメ、みなさんの足を引っ張らないよう全力で自分磨きします!!」
これ、図書研の意気込みかな。