TSして承認欲求爆発しちゃった俺がガチ全能系クラスメイトに愛されて幸せになっちゃうまで   作:あるふぁせんとーり

99 / 99
閑話「黑谷ちゃんと母さんの一コマ」

「私の番ですか。……『京言葉、使う側も持て囃す側も粋がりたいだけの馴れ合い』」

 

「うわ京都出身がこれ言う破壊力……んー……」

 

「では、さらにコンボを。『遠回しに皮肉を言えていると思っている人間、周囲に恵まれているだけ』」

 

「んー…………ライフで」

 

「え、何やってるの? 母さんも、黑谷ちゃんも」

 

「え、白山くん知らないの? YouTubeで流行ってるんだよ、「世界の真実カードバトル」」

 

「ダウト、流行ってたら父さん教えてくれるもん」

 

「駄目ですよ、セイ。あの人にアングラを期待してしまっては。あの人は綺麗な空気しか知りませんから。ましてや今の彼……いえ、彼女はSNSで衆目を集めるそこらのキラキラインフルエンサーと大差ありません。そんな『白山カイト』に、期待は酷です」

 

「母さんは自分の夫を何だと思ってるの?」

 

「それは去年の? あるいは数ヶ月前のあの日の私として? それとも今、この瞬間の話ですか?」

 

「変わったの?」

 

「はい。主に性的嗜好が」

 

「わー、アカリさんやっぱヤバイやつだね」

 

「ええ、あなたの前のヤバイやつですよ」

 

「黑谷ちゃんが名前呼びしてる……? 仲良くなりすぎでは……?」

 

「ふふっ、楽しいんです。頭が良くて、少し捻くれていて、茶目っ気があって、それでいて可愛い子と話すのは。まるで私を相手しているみたいで」

 

「相変わらずなんて自信だ、わたしの母親……」

 

「ほら、私、哲学専修で博士号持ちじゃないですか。某国立大学で」

 

「そうらしいね」

 

「ほら、私、ディベート部で全国獲ったじゃないですか。高校で」

 

「そうらしいね」

 

「ほら、私、大喜利でも全国獲ったじゃないですか。5年間くらい」

 

「そうらしいね」

 

「ほら、私、美人じゃないですか。セイもアオも綺麗な顔してますし。あ、ちゃんと前のセイも含めてですよ」

 

「そうだね。……いやほんとに?」

 

「嘘吐きませんよ、実の娘に」

 

「せめて息子と……」

 

「女の子じゃん」

 

「黑谷ちゃんもそっち側……?」

 

「ほら、ジェンダーとかいうものに配慮しないといけないじゃないですか。だったら女の子らしく振る舞いたがってるセイとかカイトさんは女性として扱わないと怒られちゃうんですよ」

 

「そうなんだけどそうじゃなくてね?」

 

「あ、アカリさん大学だと何してたの? 哲学以外に」

 

「専ら読書です、推理小説研究会とか。ああ、角島には訪れていないので御安心を」

 

「いっつも知らないネタ擦ってるんだよね母さん」

 

「何? 私?」

 

「自覚あるんだそこ」

 

「後はネットサーフィンでしょうか。楽しかったんですよね、治安の悪い空間って。いえ、見るだけなら今も楽しいのですが」

 

「なんでこの人は母親になれてるんだろ……?」

 

「実の子どもが言うんだ」

 

「お腹を痛めたから……あ、これは怒られてしまいますね。ですが怒られる前提でお腹を痛めたから、と回答しておきます」

 

「ねえ私より強くない? これ最強ランキング変わんない? いやレスバ部門なんだけど」

 

「そもそも黑谷ちゃんレスバ強くないじゃん」

 

「白山くん?」

 

「……あ、思い出したので見せておきますね。中3の時の校内大喜利年間1位を決めた解答。これなんですが」

 

「動画で残ってるの?」

 

「フォーマットが大喜るすぎでは?」

 

「『次のお題……こちら! 『すぐに暴力に頼るシャーロック・ホームズ』!』」

 

「『はい灰月(はいのつき)!』」

 

「『ファンが「ボーリョキアン」と呼ばれている』」

 

「ごめんアカリさん苗字のせいで何も入ってこない」

 

「正直思うよ、婿入りだったらなって」

 

「羨ましいでしょう? “灰月”。“灰”の“月”」

 

「名字マウントだ」

 

「士農工商?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

進化したら人外系お姉さんになる雑魚モンスの俺、飼い主♀の性癖を破壊する(作者:霧夢龍人)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

なお、しっかりと飼い主♀に襲われる模様。▼カクヨム、なろうでも連載してます▼R18版投稿しました↓↓↓▼https://syosetu.org/novel/410361/#


総合評価:10547/評価:8.4/連載:110話/更新日時:2026年06月15日(月) 17:55 小説情報

TS→後輩(天才女)のヒモ(作者:鰻重特上)(オリジナル現代/恋愛)

「僕を、ヒモにしてください」▼「……はい?」▼ 2053年。ちょっと未来の東京、会社勤めの三十四歳の独身男性(彼女いない暦=年齢)である「英輝夜」はある日、「朝おん」をかました。▼一夜にして戸籍、貯蓄、住所の全てを失った輝夜が選んだのは……。▼ ▼ 後輩の「ヒモ」だった。


総合評価:5344/評価:9.05/完結:16話/更新日時:2026年02月19日(木) 19:00 小説情報

異世界の辺境でサキュバスにTS転生した。歪んだ愛を向けてくる姉から貞操と尊厳を守るには、魔王となって世界を統べるしかない。(作者:パッタリ)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

 異世界に転生した俺の体は、姉を名乗る美女によって作られた。▼ 銀髪の可憐なサキュバスとして。▼ 心は男のはずなのに、姉に触れられるたび、体の奥が甘く疼いてしまう。▼ 産まれたての俺に、最強にして最悪の姉は二つの道を示す。▼ 一つは、不毛な荒野を平定し、やがて大陸の頂点に君臨する《魔王》になること。▼ もう一つは、部屋で一生可愛がられるだけの《愛玩動物》にな…


総合評価:1853/評価:8.8/完結:90話/更新日時:2026年04月06日(月) 12:23 小説情報

魔法少女の恩師の死体を乗っ取ったクソ外道にTS転生しちゃった(作者:エターナルフォースブリザード)(オリジナル現代/日常)

 魔法少女 メルティ・ルナ。▼ 小学生並みの外見にも関わらず、最強の魔法少女として、多くの魔法少女たちに慕われる彼女。▼ ――の死体を乗っ取ったクソ外道マッドサイエンティストにTS転生しちゃった!? ▼ 目覚めたのは化け物がうごめく研究所。銀髪ロリボディを堪能しつつ、とりあえず、日本に帰って平和に暮らしたい。▼ そう思って街に出てみたんだけど……。▼「ま、魔…


総合評価:1975/評価:8.11/連載:6話/更新日時:2026年02月17日(火) 21:04 小説情報

最強の黒騎士の中身がTS少女だと気づかれてはいけない理由 (作者:でかそう)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

辺境の地で現れる最強の黒騎士。▼街行く人々から畏怖される黒騎士の正体は、異世界から転生してしまった俺であった。▼更にひょんなことで女体化してしまった俺は、周りの目を盗んでは黒騎士に変身して日夜人々を守っているのだが、どうやっても黒騎士の評価が良くなる事は無い。▼それ所か益々周りの人間から嫌われてしまう黒騎士。▼何故ここまで嫌われているのか!?▼このままじゃ黒…


総合評価:1963/評価:7.07/連載:186話/更新日時:2026年08月16日(日) 19:50 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>