機動戦士Ζガンダム異伝 エグザベ・オリベ戦記   作:1スレ130番より愛を込めて

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時は宇宙世紀!場所は地球!

今、宇宙世紀で1番人々に必要とされる番組がやってきました!!

皆さーん!起きてますか??

水の星どうでしょうのお時間でございます。


水の星どうでしょう!

俺の目の前に座った軍人はディー・フジムラ大佐とデイブ・ウレシノ中佐と名乗った。ウレシノ中佐はフジムラ大佐の副官らしい。異様に階級が高いことが気にはなるが。

 

フジムラ大佐はやや太めの運動をして居なさそうな整ってない髭を生やしたどこにでも居る中年男性だ。俺の父とは違う。大らかでニコニコしているようにみえるが、動きが落ち着かない人だな。声も濁声だし。

 

ウレシノ中佐は少し父に似ているかもしれなかった。にこやかな笑顔は、ガンダムの開発にのめりこむ前の父に似ていた。落ち着きも。

 

「いやぁ、アムロ大尉には今日はこんな遅くに、お邪魔なんかしちゃって、申し訳ないですねぇ。あ、私たちね、情報将校なんかやっちゃってます。」

 

フジムラ大佐の言う通り、そう、今、月面都市グラナダは深夜11時だった。

 

俺も寝るところだったんだが。憲兵から緊急の連絡が来て、慌てて軍服を着る羽目になった。軍務として会うことになる、と言われてしまっては仕方ない。

 

グラナダ基地にある小さな会議室の出口と入り口にも憲兵がいるし、記録係もいる。

俺の部屋だったら、耐えられなかった。人が多すぎる。プライベートは大事にしたい。

 

「いえ、そちらのご都合もあったのですから、俺は構いません。」

 

すぐに、この発言を後悔するとは思いもしなかった。

ニュータイプ?それがなんだ?こんなことさえ、分からない人間がニュータイプなんか名乗っていいのか?

 

「いやねぇ、本当に、私たちとしても今回のカラバの構成員さん達には、参っちゃってて、ですねぇ。もう、情報将校なんて地球連邦軍からお役御免かなぁ、なんちゃって、こちらに来る道中でも言いながら来たりなんかしちゃって。ねえ、ウレシノ君!」

 

フジムラ大佐はそれの何が面白いのか、もう顔面をしわくちゃに笑いながら言う。こんな時に……いや、俺としても戦友で幼馴染のハヤト・コバヤシの無事も確認したかったのだから、彼らの不謹慎を咎める権利はないか。

 

「それがですね、アムロ大尉。向こうさん達、つまりカラバの構成員さんね、皆さん、おかしなことおっしゃるんですよ。ニュータイプがどうのこうのって。」

 

一方、ウレシノ中佐は落ち着いた声だ。

 

そう、フラウも、香港で会ったハヤトも、グラナダに共に誘拐されてきたミライも、ティターンズと戦っていた理由は、ニュータイプのための未来を切り開くためだった。

重力に縛られた地球の人間を宇宙へ移住させ、人々がニュータイプに覚醒する時を待つ。それが目的だった。

人々が地球で生活をすることを肯定し、コロニーを弾圧するティターンズとも、その過程で戦うことになった。

 

心が落ち着き、ブライトやカツとも話すことができて、軍事法廷の証言台にも立った今ならわかる。

 

全て何の意味もないテロ行為だった。

 

俺が今、裁かれていないのは、ブライトと同じで一年戦争の功績が、俺を守ったからだ。それから、父がガンダムを開発者だったことも、俺を守ってくれた。亡くなってからも、父は俺を守ってくれていた。テム・レイは、親父は俺にとって英雄だった。

 

今まで認めることができなかったが、ずっと、そうだった。

 

「カラバの構成員さん達ねぇ、もう、ずっとニュータイプ、ニュータイプっつってですねぇ、私たちも、そんならニュータイプって何ができるんですか?って、ずぅっと聞いてるんですけど、一人ひとりおっしゃることが違ってて。もう、私たちの上のお偉いさん方なんか、キーッキーッ、猿みたいになっちゃってて、ウレシノ君と昔ジャングルで見たチンパンジーみたいで面白いねぇ、なんて言ってたら、2人してグラナダ行きになっちゃって!」

 

フジムラ大佐は笑い上戸か。お酒でも飲んでこっちに来たんじゃないよな?言いながらずっと、時折、手を叩いてまで笑っている。

 

憲兵に目を向けるが、静かに首を横に振られた。本当に、酒も薬もやってなくて、これなのか?

 

「そうそう、チンパンジーみたいだねって、フジムラ大佐なんか僕の前で真似までするもんだから、巻き込まれちゃって。」

 

「いやいやいやいや、ウレシノ君も手ぇ叩いて大笑いしてたじゃないですか!私だけ悪いみたいに言ってますけどね、アムロ大尉。この人もなかなかワルですよぉ!」

 

話がどんどん脱線していくな。本当に情報将校か?憲兵にもう一度視線をやる。静かに首が横に振られた。

 

「それで、今日は何の話に来られたんですか?」

 

「そうそう、それそれ!私たちね、2人して左遷ですよ左遷!お互いこの年で、家族もいるのに。さーせん、猿真似で左遷とか言っちゃって、もう本当に笑っちゃうでしょ!私とウレシノ君でニュータイプって何なのか調べてこいって、あのチンパンジー言いやがってねぇ!頭チンパンジーだからしょうがないかぁっつってさぁ。こうやってアムロ大尉に面会を申し込んだわけなんですよぉ。」

 

「ニュータイプが?何って…」

 

とっさに答えられなかったのは、ララァ・スンやシャア・アズナブル、ブライト、フラウ、ミライ、ハヤト、カツ、レツ、キッカのことが頭に浮かんだからだ。

 

それに、ニュータイプが何などと言う質問も、この7年間俺は何度も答えて来た。

いや、相手は情報将校ではなかったか。軍の研究者を名乗る身勝手な人間たちだった。人を研究材料にしか思っていないような人間だった。

 

「私とウレシノ君もね、今更、何をぬかすんだ、このチンパンジーは、って食って掛かったんですけどねぇ。」

 

「強かったんですよね、チンパンジー。もう、フジムラ大佐なんか強かに投げられちゃって、あっという間に押し出されちゃって。」

 

「そうそう、アムロ大尉、って聞いてくださいよ、ウレシノ君、私が一生懸命にお偉いさんを説き伏せようってやってた時、何してたと思います。私とお偉いさんの横に立って、はっけよーい!ノコッタって自分だけ行司役とりに行くんですよぉ、この人!」

 

「…説き伏せてないんじゃないか?いえ、すみません。失言でした。」

 

思わず、そう言ってしまったのは話がもとに戻らないからだ。いや、相手は大佐だというのに言葉遣いまで崩れてしまった。

 

 

「それでですね、アムロ大尉。私たちも考えたんですよぉ。ニュータイプが何なのかって。ねえ、ウレシノ君」

 

「私たちも早く家族に会いたいですからね。こっちに来る途中、地球上でニュータイプ研究をしているNT研究所とムラサメ研究所でしたっけ?もう、フジムラ大佐、これでもすごい人だから、建物の壁と床、全部剝がせー!って、チリ紙一つ残さず回収しろー!って言っちゃって。」

 

「いやぁ、なんのなんの、昔取った杵柄ですよ、ウレシノ君も、そんなに褒めなくていいのにぃ。あなただって、下水管も全部掘り上げて、内容物確認するよう言ってたじゃあないですか!」

 

グラナダへ来るのが遅れたのは、そういう指示を出していたからか。こんな深夜になったのは。

情報将校とは、そういうこともするのだろうか?

 

「でもですね、アムロ大尉。結局、こういうのってニュータイプ名乗ってくれてる本人たちに訊くのが一番早いじゃないですか?」

 

「ほんと、ウレシノ君の言う通りで、折角グラナダに左遷されてきたことだし、ちょっと詳しく聞ける人いるじゃないってねぇ。エゥーゴさん達も何人かニュータイプを名乗ってる方、いらっしゃるって聞いて。まぁ、私たちにとっては有難いことで。もうこうなったらねぇ。」

 

「そうですね、フジムラ大佐の言う通りで。」

 

『アムロ大尉!!腹を割って話そう!!』

 

それから、本当に夜が明けるまで俺は解放されなかった。

 

 

 




アムロの禊 編

一年の休職後、この2人と一緒に情報部に回される可哀そうなアムロ。可哀そうすぎるので不採用した世界線。

地球圏治安確保サイコロの旅とか、関係ないラスベガスとか中国横断とかやる。

「俺は一生パイロットやります!!」言わざるを得ない…

エグザべはこの事知らないし、こいつが自分をニュータイプって言いふらさないのはリスクマネジメントの一環。

カブ乗ってるアムロ大尉とか、かっこいいと思う(チンパンジー並みの感想)

多分ヨー・オオイズミ准将とかミスタ・スズイ准将もいる。謎の情報将校オン・チャンも。(この2人に振り回されないで済むように命がけで出世した。意味なし!!)



「水の星どうでしょう!」はフリー素材ですので、ご自由にお使いください。
スレ仲間の 何故なに君も ミリオタさんにも使っていただいて喜んでいます!
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