機動戦士Ζガンダム異伝 エグザベ・オリベ戦記   作:1スレ130番より愛を込めて

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こんにちは!みなさーん!毎度お騒がせしております。水の星どうでしょうのお時間で、ございます!!

前回、我々、水の星どうでしょう班はアムロさんにドッキリを仕掛け、それはもう、アムロさんには魂が抜けるほどに驚いていただけたわけなんですが!アムロさんの驚きは今回の本題じゃあないんですね。

我々の本題はアウトドア!!インドア派のアムロさんにも地球の大自然を堪能してもらおう、と遥々、北米はユーコン川のほとりにまでやってまいりました。
ユーコン川流域、と言えばキャンプにカヌーにフィッシング、もうアウトドア派の皆様の夢が詰まったアウトドア天国!

それでは、アムロさんがアウトドアを堪能する姿を、皆さんにもご堪能していただきましょう!どうぞ!




水の星どうでしょう!ユーコン川 編2

 

 

 

 

アムロ「フジムラ、俺を帰してくれ。帰りたい。」

 

フジムラ「はい!こんばんは!皆さーん、ここはユーコン川にあるとある湖のほとりです!どうです、黒い森、ごつごつの地面、苔むした岩、綺麗な空気、そしてー!晴れ渡った明るい空!現在、現地時刻で夕方の8時です!」

 

アムロ「…本当に聞いてないんだぞ、俺は。」

 

フジムラ「不思議でしょう!これが地球!これがぁ、白夜!夜中の11時過ぎまで夜は来ません!そんなことも聞かされないまま、アムロさんは小型プロペラ機に乗せられ、昼の2時にはここに着いたのですが。」

 

アムロ「俺には無理だ。キャンプなんて…もう無理だ。この歳で。勢いで、若さで、なんとかできる様な年齢じゃないんだぞ。」

 

フジムラ「まあ、後ろでグダグダ言ってる若者がいますが、こちとらアムロさんのグダグダを流しても面白くもなんともないですし、視聴率にもつながりませんのでね。先ずはダイジェストでお送りさせていただきます!どーぞ!」

 

 

     ≪アムロさん、初めてのテント≫

 

 

フジムラ「いやぁ、空気が美味しいですねぇ。アムロさーん、見てください。これが湖ですよ!ねぇ、波なんかまったく立ってないでしょう?海とは違うんですよぉ。」

 

アムロ「……」(深いため息)

アムロ「湖くらい見たことある。馬鹿にするにもほどがあるぞ、フジムラ。」

 

フジムラ「え?何ですか?熊ごときで騒いでたアムロさん。どうです?実際にキャンプ地に来てみて、どうです?美しい大自然。思ったより早い川の流れ。それに比べるとここはどうです?湖ですよー!もうもうもう、ピタっと水面が凪いでるでしょう。」

 

アムロ「飛行機の中でも何回か聞いたんだが、フジムラ。その、思ったより早い川の流れって何なんだ?なんで、目を反らすんだ?危険ってことじゃないのか?説明が、全くないんだが。川でカヌーをする予定なんだよな。安全かどうかの説明をしてくれないか?」

 

フジムラ「ここが本日の、キャンプ地です!素敵な眺めでしょう?1年間でここをキャンプ地として利用できるのは100組のみ、という特別なキャンプ地です。このユーコン川の大自然を守るための措置ですねー!キャンプ地運営の利益と寄付金で、ユーコン川を守る会は運営されてるんですねー。いや、素・晴・ら・し・いー!」

 

アムロ「川の流れと俺の安全については無視か?フジムラ?どういうことだ?安全と、危険の2択だぞ!」

 

フジムラ「まあまあまあまあ、アムロさん落ち着いてください。後々説明しますからね。物事には順序っつーもんがあるんですよー。大丈夫、大丈夫ですから、ここ2年、死者は発見されてませんからねー!」

 

アムロ「2、え?今、2年って言ったか?つまり3年前に、死者が出てるのか?待て、フジムラ!3年前に死者が出てるのか?…発見?発見、と言ったのか?待て、フジムラ、本当に待ってくれ。発見されていない死者がいるかもしれないのか?フジムラ!おい、この髭!!」

 

フジムラ「大丈夫ですよー、アムロさん。ユーコン川を守る会の方もいらっしゃいますからね。地元出身の退役軍人の皆様ですからねー。何も怖くないですよー。はい、じゃあ、コレ。」

 

アムロ「……」(深いため息)

アムロ「なんだ、これは?テント?」

 

フジムラ「ここが、キャンプ地って言ったでしょうが!今から、アムロさんにはテントを1人で立ててもらいまーす!いえーい!」

 

アムロ「勝手に盛り上がって勝手に仕事を押し付ける立場は、気楽でいいな。フジムラ。今更、テントを立てさせられる程度で驚くとでも……いや、待て。待て、この髭ダルマ。地面が小石と岩だらけのここで?ここに、テント立てるのか?無理だろ?こんなところで寝られるわけないだろう?」

 

フジムラ「あのね、アムロさん、人の話は最後まで聞きなさいよ!ここが、この湖の湖畔すべてがキャンプ地、です。はい、ですからね、テント立てられる場所をあそこからそちらの間で探してください。もう、そっからキャンプですからね。このテント立てるだけで、アムロさんのアウトドア適正とセンスが視聴者の皆さんにも、分かっちゃいますよー。ちゃーんと選ばないと、ナンセンスキャンパー・アムロ、なーんてあだ名つけられちゃいますよぉ!!」

 

アムロ「髭ダルマの企画がナンセンスだ!!」

 

フジムラ「はいはい。さっさと選んでください。どこにテント立てたらゆっくり寝られるんですか?私とアムロさんは?!」

 

     〈笑いながら崩れ落ちるアムロ〉

 

アムロ「ハハ……なんで、俺とフジムラが同じテント…いや、本当に同じテントなのか?冗談じゃなく?」

 

フジムラ「そうですよー。私ら同じテントですよー。なんせ私とアムロさんは一心同体の運命共同体ですからねぇ!」

 

アムロ「…地獄か、ここは?」

 

フジムラ「はいはい、口動かしてないでさっさと探してくださーい。そこで寝れますか?地面見てくださーい。小石の上で寝れるんですか?ニュータイプの方はー?!…無理ですよねー!はいはい。移動してー。…え?そこだと湖に近すぎるでしょー。上流で雨降ったらテントに浸水してきますよー。…あ、そっちだと大きな岩があるでしょー。ペグ打てますか?岩に?…そうそう、ちょっと森近くのね、あ、もう少し右、右に!はいはいはい。そこだとどうです?地面、よーく見てください!そうですねー!小石も岩も無くていいでしょー。…アムロさん!有名なキャンプ地って言ったでしょー!前にキャンプに来た人達の痕跡探しましょうねー!洞察力ですよぉ!洞・察・力!」

 

アムロ「……いつか、ぶっ飛ばしてやるからなっ!!」

 

フジムラ「はいはいはい。いつかできると良いですねぇ。で、ですね、そのテント、1人で立てられる超高級テントなんですよ!日本のキャンプギア製作会社●●〇〇社さんからご提供いただいた優れもの!一般向けでありながら、高い防虫防水効果付きで、蚊帳もついて風通しも素晴らしい!何より、月明かり程度の明るさでも立てられる吊り下げ式。天幕は蓄光式で、フレームは発光ダイオード付で手元鮮やか!初心者でも簡単にたてられるテントですよー!何、手間取ってるんですか?アムロさん!今夜寝ないつもりですかー?小学生じゃないんですからねー。」

 

アムロ「ぶっ飛ばしてやるからな!!」

 

 

     ≪アムロさん、初めてのトイレ≫

 

 

アムロ「フジムラ、それで、トイレはどうなるんだ?さっき、森の茂みで、って言ってたよな?まさか、本気じゃないだろう?本気で言ってないだろう?いい大人が、野外で?野外トイレくらい設置してあるんだよな?」

 

フジムラ「いやいやいやいや、言ったでしょ。森の中でしてきてください。はい、これトイレセット。軍用シャベルとトイレットペーパーとビニール袋ですよ。これでね、穴掘って、そこでしてきてください。あ、トイレットペーパーはビニール袋に入れて持って帰ってきてくださいね。後で、まとめてキャンプファイヤーで燃やしますからねー。」

 

アムロ「」(絶句)

 

フジムラ「もうねー、トイレットペーパーもねー、時間があれば、土が分解してくれるんですけどねー。どうも、野生動物が、そう、鼠とかスカンクとかウサギとかアライグマが、掘り出しちゃうらしいんですよー。分解されやすいトイレットペーパーなんですけどねぇ。自然はこれだから嫌ですよねー。…あ、あ、あ、忘れてました忘れてました!これこれこれ、アムロさん!熊よけの超音波スピーカーと虫よけスプレー!」

 

アムロ「……熊よけはわかる。分かるが、虫よけスプレーは?どこに使うんだ?」

 

フジムラ「あー、はいはいはい。アムロさんはアウトドアに慣れてらっしゃらないですからねぇ。今、アムロさんの着てるジャケットもパンツも長靴も帽子も、実は強力な防虫、虫よけ加工されてるんですよ。もう、布に染み込ませてあるんですねぇ。さっき手足と顔に塗ってもらった日焼け止めにも虫よけ効果ありますしー。でもねえ、しかし!恐ろしいことに、今の季節、ブヨやら蚊やらハエやらアブやらマダニやら!!アチコチで大量発生してるんですよー!湖近くの森の中なんて、もうもうもうもう、奴らの繁殖地!人食い虫の領土なんですよぉ!そんなとこでパンツと下着おろしたらどうなると思います?」

 

アムロ「地獄だ!!ここは!!」

 

フジムラ「お尻と太ももの裏、ふくらはぎも忘れずにスプレーしてくださいねー!!自然にも人間の体にも優しい成分ですからね!存分に使ってください!じゃないと、痛さとかゆみで眠れなくなりますからね!」

 

アムロ「ここはっ!!地獄だ!!」

 

 

     ≪アムロさん、初めてのカヌー?≫

 

 

フジムラ「いやー、キャンプ地について、はやもう3時間ですねぇ。現在、夕方の5時過ぎです。明るいですねー!テント立てて、トイレいって、焚火でお湯沸かしたくらいなんですけどねー。時間がたつのは早いですねー!我々、ちょっと小腹がすいてユーコン川を守る会の皆さんと、優雅にクッキーと紅茶でティータイムしてましたけど、そろそろ、今回の旅の本題に入りましょうか!そう!カヌーです!!」

 

アムロ「……フジムラ。もう少し、少しだけでいい。休ませてくれないか。人間には尊厳と言うものがあるんだ、フジムラ。俺はお前と関わってから、自尊心も人権も傷つけられてばかりだ。本当に俺は今、心から傷ついている。頼むから、心を休ませる時間がほしい。」

 

フジムラ「なんです?アムロさん。ちょぉっと私とカメラマンさんが近くで一緒にトイレしたってだけで、そんな傷つくことあります?いいですか?1人でトイレ行ってねー、拉致される兵士なんてたっくさんいるんですからねー。そりゃ、一緒に行きますよー。……別にトイレしてるとこを撮影したってわけじゃないんですよ。こっちだってお断りですから!何が楽しくて男の尻やら前やら撮影するっていうんですか??我々はぁ!ユーコン川にカヌーしに来たんですよぉ!!我々はぁ!!夢にまで見たユーコン川にぃ!」

 

アムロ「……………フジムラ、まさか、もしかして、連邦の金で、お前の夢を?フジムラ?まさかと思うが、フジムラ?おい、フジムラ?広報活動を建て前にお前の夢を?こっちを見ろ!!フジムラ!髭ダルマ!!今、夢にまで見たユーコン川って言っただろ、今!!どういうことだ!」

 

フジムラ「いやいやいやいやいや、私は、あくまでねぇ一般的なお話をしてるだけで。全世界の人が垂涎するユーコン川のカヌーですよぉっていう!そういう!あくまで!一般的な、常識の話としてぇ!ユーコン川でのアウトドアは全人類の夢に出てくるほどだって言いたいわけですよぉ!私が、私情でユーコン川でキャンプしてぇな、なんて言って許可が出ると思います??いやいやいやいや。ユーコンですよぉ!もう、誰もが知ってるユーコン川!そりゃ釣りもカヌーもキャンプも野生動物の観察も、完璧なユーコン川!!一生に一度はユーコン川でキャンプしたいって言ってる人類しかいませんよぉ!!私もその1人ってだけで、なあんにも悪いことなんかしてませんもん!」

 

アムロ「この!ダメ人間!!お前の夢とやらに巻き込まれてるんだぞ、こっちは!」

 

フジムラ「いやいやいやいやいや、勘違いしないでくださいよぉ、アムロさん。ユーコン川の大自然はねぇ、人類の夢、なんですよぉ。決して私だけの夢じゃなくてですね、ユーコン川のカヌーは全人類の夢なんで。もちろん、私も人類の1人なんで。カヌーはぁ、私も乗ります!!」

 

〈笑いながら崩れ落ちるアムロさん〉

 

アムロ「ふふふ、ハハッ!あっという間に開き直るな、髭、フジムラ。結局、フジムラがユーコン川でカヌーしたくて、広報の企画にねじ込んでたんだな?どうするつもりなんだ?これは。軍に対する背信行為とかに問えないのか?予算の横領じゃないのか?始めに言っておくが、俺は弁護しないからな。監査側に全面的に味方するからな。」

 

フジムラ「フフフフフ、もうアムロさんったら。我々は一心同体、死ぬも生きるも一緒ですからねぇ。アムロさんだけ、逃げられると思うなよぉお!引きずってでも一緒に被告人席に座らせてやりますからねぇえええ!!」

 

〈カーンッ!!〉(ローキックを繰り出し合うアムロさんとフジムラ)

 

 

フジムラ「えー!!この度はワタクシこと、フジムラのユーコン川でキャンプしてぇな、という思い付きに!!アムロさん、……とゲーツさんとエグザベさんを巻き込んでしまい、大っ変申し訳ありませんでした!!自分のねぇ、欲望に負けちゃいました!!しかぁあし!ユーコン川でキャンプする姿をね、全人類の皆様に見ていただくことによって、地球環境の改善と保護活動を訴えるという番組の趣旨には決して反していませんので!!ええ、ええ。当然ですとも。今回の企画も、上の人がOK出してくれてんですから!!私は無実です!!なーんも悪くないんですおぉ!!こうして土下座してますけどね!私は悪くないんですぅ!」

 

アムロ「馬鹿!馬鹿フジムラ、この髭ダルマ!!そのまま正座だ!一晩は正座して反省してくれ!ゲーツとエグザベまで巻き込んだのか?馬鹿なのか、お前は!!この大馬鹿野郎!!」

 

 




ユーコン川 中だるみ編


これがね、消えちゃって、本当にもうどうしようもなく心が、ぐしゃあぁ!!って音を立てたSSです。書き直すと勢いがなくなってるのが、わかりますね。

いいですか、皆さん、ぐしゃあぁ!!です。
そりゃ、風邪もひくし体調も崩しますよ。

はい、ごめんなさい。言い訳しました。この後、頑張って、エグザベとゲーツが出てくるところまで書けたらいいなぁ!!!
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