機動戦士Ζガンダム異伝 エグザベ・オリベ戦記 作:1スレ130番より愛を込めて
冠は王権の象徴である。
茨は原罪の象徴である。
原罪の王は、人類の贖いのために現出する。
彼が何を思ったのか、誰がこんにち迄、伝えたのだろうか。
人類に、原罪の王は必要だったのだろうか。
金の枝、ミスルトゥだけが知っている。
一体、なんなんだ?この忙しさは?!
ゲーツ・キャパはまさか、1週間前に着任したばかりのアーガマ艦内を走り回る羽目になるなんて欠片も思っていなかった。
書類仕事で走り回るなんてことは、地球上でも滅多になかった。ここは戦艦内なんだぞ!
そもそも、仕事が煩雑過ぎる!確かに自分は大尉だが、着任したばかりなんだ。たったの1週間前に!
それが、いきなり、なんで戦艦に乗っているのか、まだ事情を聞かされていない子供達相手にニュータイプ研究の教授をしろ、などと言われて、おまけとばかりにアーガマ所属のMS部隊の隊長を任されたかと思えば、実態はエゥーゴに所属する全MS部隊の指揮・訓練・作戦立案及びブライト艦長の補佐まで任務のうちに含まれていた。ブライト艦長の補佐とはつまり、エゥーゴの主任幕僚だ。
訳が!分からない!
確かに、カミーユ・ビダンの言う通り、ここは不良軍人の溜まり場だ。
なんで、これだけの軍務を!今までたかが1人の中尉に、しかもジオン共和国からの義勇兵に任せていたんだ?
情報部なんて、義勇兵のエグザべ・オリベ中尉が立ち上げに協力しているじゃないか?
地球連邦軍は、何をしていた?
ああ、ティターンズの暴走を抑えるのに手一杯だったのか?いや、たとえそうだとしても!地球連邦軍軍人として、恥ずかしくないのか!
「ゲーツ大尉。航宙記録と戦闘記録は、確認いただけましたか?次は、エゥーゴの情報部がまとめた…」
目の前のエグザべ中尉は次々と、俺の前に書類を重ねてくる。
余りにも戦闘記録が多すぎる…所属しているMSも種類が雑多すぎるうえに、パイロットの練度も一定ではない。エゥーゴのMS部隊は1部を除いて精鋭とは言い難い。書類の多さがそれを物語ってくれる。
所属パイロットの訓練計画のための資料だ。各人の得意分野と不得意分野、適正、勤務態度、人物評価まで……
各MS部隊の部隊長は、一体何をしているんだ?何故、ここまで俺に任されるんだ?新任だぞ!
いや、書類仕事ができる軍人が、アーガマに、エゥーゴに少なすぎるのが原因なのだとは分かってはいるが、こうなる前に人員の手配を…連戦続きだったな、このエゥーゴという組織は。
ティターンズの後にできた組織でもある。正規軍とティターンズの残り粕で作られた組織ならば、こうもなるか。
いや、もうヴェルザンディになったのか。しかし、ティターンズからアクシズへ脱走したウォーモンガー共もいるし。
つまり、まだまだ宇宙は滅茶苦茶じゃないか!上層部はこのことを理解しているのか?
このままだと、またコロニーやら核爆弾やら衛星やら落として、宇宙移民は地球に攻撃してくるんだぞ!
エグザべ中尉の作業室、まあ、実質的には執務室には常に情報部員が1人ついているし、俺には憲兵が3人もついている。
憲兵は俺の護衛ではなく監視だ。この措置は反地球連邦テロ組織カラバのせいだった。地球連邦のニュータイプ研究施設がカラバの主要構成員と一時友好関係にあったことが地球連邦軍で急激に問題視されて施設は解体され、関係者は全員拘束され、数少ない成功例の俺は監視対象になった。
カラバが、ニュータイプ研究に協力などしていなければ。
この部屋は狭い。俺とエグザべ中尉と情報部員と憲兵2人の合わせて5人が居られるような広さではない。
部屋の奥に積んである荷物はなんなんだ。早急に別の倉庫かどこかに移動させなければ、落ち着いて引継ぎも書類作業も出来やしないな。
「北米の、ニューヨークの陸軍士官学校に行かれていたのですか?」
唐突にエグザべ中尉から言われ、身体が固まった。今、読まれたのか?考えてもいないことを?記憶を、読まれた?
「失礼しました。最近、変なことを口走ることが多くて。忘れてください。」
謝罪する、その声は少し震えているようだった。
何か、白く光る粒が…いや、気のせいか。ミノフスキー粒子の散布下でもないのに、見えるものではない。見えてはいけないものだ。
「…何度か、その症状は見たことがある。ニュータイプ能力の発現過程で見た。私が強化人間だということも知って、いや、感じ取ったのか。ニューヨークの陸軍士官学校のことは、何をきっかけに読んだ?その後の7年間は?五感にどの程度、反映された?」
エグザべ・オリベ中尉は白い顔にぎこちない微笑みを浮かべたまま何も答えなかった。
いや、答えたつもりでいる。それが、分かった。
ニュータイプの能力に目覚めたばかりの幼子たちによく診られる症状だ。自他の境界が著しく崩れている。自我が弱っているからだ、と俺は考えている。放置しておけば、やがて精神が宇宙に溶けていくだろう。
何人も、そういう子供達を見て来た。強化人間になるしか生きる道が残されていなかった子供達を。
憎悪に、復讐の道に進むことしか考えられなかった子供達を、オーガスタ研究所で共に生活した兄弟たちを見て来た。
部屋にいる情報部員の表情が硬い。過去、何度かこの症状が出ているのか。初めてではないのはその表情から分かる。
「地球に、コロニーが…空が落ちて来た。」
宇宙に溶けた精神は、戻って来ないのだ。それを、俺は知っている。兄弟たちが、命を懸けて教えてくれたのだから。
対処法としては無理をしてでも、肉体を使わせることだ。
ニュータイプの力を制御し、テレパシーではなく声を出させる。最悪の場合は、エグザべ中尉を殴らなければならないが、まだ、その段階ではないだろう。
俺は知らない。空が落ちるさまを。
1年戦争の時、ニューヨークに居たのだから。
デラーズフリートの時はジャブローに居た。NT研究所は連邦軍の最重要機密だった。
ジャブロー基地内部の施設では、空は見えなかった。
「大尉ではなく、ロザミアさんですね。それを覚えているのは。ゲーツ大尉は、」
そう、だから、エグザベ・オリベ中尉は間違いを指摘するしかない。俺が、感応を拒否すれば言葉で伝えることを選ぶと、思った。
予想通り、発声させることはできた。
「私は軍の士官学校に入ったばかりだった。19歳の時だ。」
ただ、話させれば良いのではないのも難点だ。エグザべ中尉に先に話させない。コツはそれだ。会話をつなげていくために、彼のニュータイプの能力に引きずり込まれないように。俺が主導権を握らなければならない。
「当時は士官学校の訓練施設で、私は30キロの荷物を担いで行軍訓練をしていた。肩に背嚢の紐が食いこんで、いつも、うっ血していた。あの頃は誰もそうだった。わかるか?」
「分かります。僕も士官学校に入ったころは、体中が、筋肉痛で、痛くて…」
瞬間、エグザべ中尉の目の前で両手を叩いた。アジアでは猫だましと言われる技らしい。自分の感覚を思い出したところで、驚かせ正気に戻す。
正気に、戻っただろうか。白い顔から、微笑みが一瞬だけ消えた。周囲を漂っていた光の粒も。
「後は、私がやっておく。書類を読むだけだろう。情報部員もいる。問題ない。エグザべ中尉、命令だ。これから、8時間の睡眠をとってこい。自室で、だ。今すぐ。」
「は、失礼いたしました。」
返事はいいが、不安だな。ちゃんと自室に帰れるのか?情報部員に送らせることにした。
部屋にいた情報部員と入れ替わるように、ヌー曹長が部屋に入ってくる。あの情報部員が呼び出したのだろう。
「エグザべ中尉のあの状態はいつ頃くらいからだ?」
単刀直入に聞いた質問にも、ヌー曹長はすぐに答えた。
「そうですね、ドゴス・ギアから帰ってきてから……いや、サイド4宙域のデブリ地帯で、シャア・アズナブルと交戦した後、ですかね?もうそろそろね、1か月くらいになるかもしれません。こっちが話す前からね、俺らが言いたいことを先読みしたように言葉で捻じ伏せてきてね。それがまた正論って言うか、正統性があるって言うか、反論もさせてくれなくて困ってるんですよね、こっちも。対処方法とかあれば助かるんですけどね。今みたいな感じで不意突けば良い感じですか?」
「緊急措置に過ぎない。睡眠をとらせたことも含めて、全て付け焼刃だ。催眠療法をニュータイプ研究所が扱っていたのは、伊達や酔狂ではない。強化人間の、ニュータイプの精神を安定させるために必要とされていたからだ。だが、ニュータイプに覚醒するためのトラウマ体験、それ事態を封印したり軽減する技術はまだ完全ではない。研究者たちは、心の不安定さが能力や出力と連動すると言って力を入れていなかった。予算の大部分もサイコミュMSの開発に回された。」
ヌー曹長は苦々しい顔をするが、俺だって同じだ。
亡くなってしまった、宇宙に溶けて行った兄弟たち。この対処法だって、彼らのために試行錯誤して、見つけたものだった。
研究施設では俺たちは実験台だった。だが、志願して、その場に臨んでいた。復讐が俺たちの絆だった。それを疑ったことはない。
今でも思い出す。1年戦争の始まりの日を。
空が落ちてくる様を、俺は見なかった。しかし、地球は、人々は無残に傷つけられた。殺されたのだ。地球全土で。シドニーから遠かったニューヨークだって無関係ではいられなかった。
ニューヨークは避難民や怪我人を受け入れていた。あの時は、無事な都市も無事でない都市も生きている人間が居るのであれば、そうしていた。当たり前だ。太平洋の沿岸は大津波で壊滅状態になり、大型船やタンカー、戦艦も各地で轟沈して海洋も汚染され、シドニー消滅時に巻き上がった瓦礫と砂埃は大気を汚染した。南極大陸の氷さえ消え去った。
だから、人道的立場から、避難民を受け入れたニューヨークの治安さえも崩れ去ったのだ。
生涯、忘れることはない。
士官学校に、あの校門に缶詰いっぱいの小銭をいれてやってきた少女のことを。全身に汚い布を包帯のように巻かれて、這いずるようにしてやってきた少女のことを。彼女は、缶詰いっぱいの小銭を抱え、仇を、家族の仇を取るために使ってほしいと、俺たちに、士官学校のただの士官候補生に頼んだ。自分はもう助からないからと。
名前も分からない少女だった。避難民だったのか、ニューヨークの住民だったのかさえ、分からない少女だった。
その子を看取ったのは俺だ。医者を探しに行った同期は間に合わなかった。その場で、士官学校の校門で看取った。彼女の持ってきた小銭の缶詰は同じ被災者が奪って行った。大人の女だった。赤子を抱いた女だった。
士官学校の誰も、それを見ていたのに、その女を追えなかった。
その後、俺たちが、士官候補生たちが被災地で見たものはもっと、もっと辛い現実だった。
怪我人も病人も屋外に溢れていた。建物が足りなかった。血液が、抗生物質が、医薬品が、鎮痛薬が、消毒液が、包帯が、布が、水が、食料が、人手が、全てのものが足りなかった。地上になかった。
救助を任されたのに、支援を任されたのに、俺達にできることは何もなかった。医者や看護師でさえ、現実に絶望して自死していく被災地で、俺達は無力だった。
出来ることと言えば、埋葬と治安維持の警邏くらいなものだった。毎日死者を埋葬していた。埋葬するための穴を掘っていた。重機さえ、なかった。シャベルさえなく、使えそうな瓦礫を拾い出して代わりに使っていた。除けた土の下から、死者が見つかった。男か、女かもわからない遺体。何度も、何度もだ。
気が狂った人間も、たくさん出た。水も食料も安全な場所も無ければ、どんな人間もそうなってしまうことを知った。遺体をかじる子供を見た。自分の身体をえぐれたコンクリートに打ち付けて絶叫しながら死ぬ人間を見た。目に付いた人間を棒で殺して歩く人間を見た。
俺達が警邏していた街でさえ、飴1つをめぐって人は殺し合いをしていた。
その絶望的な状況でも、ジオン公国軍は地上に侵攻してきた。さらに人を殺していった。
同期や先任、後輩には耐えられなくなり、自分からこの世を去ったやつが何人、何十人も出た。
だから志願した、強化人間になることに。ニュータイプに覚醒する実験を受けることに。
1年戦争後、地球連邦でもニュータイプというジオン公国が掲げた謎の力を持つ人間が確認された。ホワイトベースだ。艦載員のほぼ全員が10代だった。俺は志願年齢としてはギリギリだったのだろうが、士官学校の出だったことが考慮され、採用された。
「トラウマ体験、ですか。ニュータイプになるには、そんなんが必要なんです?研究者って奴らはね、マジで穏当な手段って奴を知らないんですかね?常識とか社会経験とか倫理観とか、お持ちでないんですかね?普通の人生を歩むにはね、そんなもん、トラウマなんていらないんですよね。真面目に、兵士にとっても邪魔ですよね?だってね、トラウマで混乱されたり、思考停止したり、逆に暴走するような人間は兵士になれませんよね。使えたもんじゃないでしょ?足手まといですしね、命令1つ気を遣わないと使えないなんてね、兵士じゃないんですよ、そんなんね。そうでしょう?ゲーツ大尉。」
「おしゃべりスピーカー陰険マンという渾名は、伊達じゃないようだな。ヌー曹長。だから、強化人間の研究が続いていたんだ。」
そう、強化人間とは、理想の兵士を、理想のニュータイプの兵士を作り、2度と虐殺を起こさせないための研究だった。
中でもニュータイプによる未来予知は、連邦軍から特に期待された分野だった。俺には向いていない分野だった。未来など見えたこともない。
個人により、ニュータイプの能力の強弱と得意分野があると、分かってきたのもつい最近だ。だから、ニュータイプ研究者たちは焦っていた。未来予知を確実なものにできないことが連邦軍に知られてしまえば、研究予算など降りなくなる。実際、成果に焦ってサイコミュMSの開発に舵を切ったのだ。
やがて、このグラナダ基地に来るというサイコガンダムだ。
「これからはね、違いますよ、ゲーツ大尉。普通の人間が、普通の人生を歩む人たちが必要なんですからね。トラウマに囚われる人間を解放してやらないといけないんですから。100年の平和をね、作るには。理想の兵士よりもね、理想の父親や息子、夫たちが必要になるんですよ。理想の母親や娘、妻たちもね。きびきび働いてもらいますよ、大尉にもね。」
ヌー曹長はそう、言う。100年の平和。
「壮大な夢だな。」
俺には見えそうにないくらいに、遠い未来の話だった。
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エグザべさんが、僕の第2の部屋に情報部員に連行されてきたのは、僕とファとマシューとセーラが久しぶりに集まって、部屋で休憩をしている時だった。
「エグザべ中尉はこれから8時間の睡眠をとるように、ゲーツ大尉から命令がありまして。」
情報部員で、よくエグザべさんの執務室に詰めているガルーダ1等兵はそう言って、僕たちに退出を促した。
彼の名前は可哀そうだと、僕は常々思っている。ガルーダ・ラブハートが彼の本名だ。ファミリーネームがラブハート…宇宙に移民した際に彼の祖父が決めたらしい。3つくらい年上の人だけど、名前に苦悩をもつ仲間として、僕は彼と仲が良かった。彼も僕の名前がカミーユと聞いて、可哀そうだと思ったらしい。情報部で労働をしていた時に、はっきり、僕と面と向かって言ってきた。お相子だ。
「僕が、ちゃんと8時間寝てるか見張っておきます。ガルーダさん。」
だから、僕は他の人とは違って、彼をラブハート一等兵とは呼ばない様にしている。彼も僕のことはビダン君と呼ぶようになった。照れくさいけど、少し嬉しかった。
「悪いけど、頼む。目を離してる隙に訓練とか運動とかされてたら、自分がヌー曹長とゲーツ大尉にどやされるから。ビダン君にもファさんにも、悪いんだけど、頼むよ。」
それを聞くと、マシューとセーラは、
「お大事に。」
と言って帰っていった。久しぶりの休憩なのに悪いことしたな、エグザべさんが。
その本人は、青い顔してフラフラで倒れこむようにベットで寝てしまっているから、僕もファも怒れやしない。本当に!もう!
服だって、そのままだ。替えの制服があるからいいけど!朝起きて、しわしわの制服に大慌てするのはエグザべさんなのに。
僕とファはエグザべさんのベットの横にクッションを持ってきて座った。全く、たくさんの人に心配かけてさ。僕とファにも心配かけて。
ファが僕の手を握ってくれた。温かくて、泣きそうになった。俺は男なのに。
「ありがとう、ファ。いつも、ありがとう。」
呟くようにしか言えなかったのは、僕が意気地なしだからだ。ファと手を繋いでいなきゃ、こんなことも言えやしない。
2人で肩を寄せ合って、いつの間にか僕らは寝ていた。8時間たっても、エグザべさんは、眉間にしわを寄せて微動だにせず寝ているだけだった。
エグザベさんの頭の周囲に、白く煌めくガラスの光が……茨の冠のように見えた。ほんの一瞬だったけど。
涙を堪えることができなかった。どうしてか分からないけれど、涙だけが止まらなかった。
宇宙世紀に「茨の冠」を知ってる人間ってよっぽどの知識人辺りになってるんじゃないんだろうか?弊SSのカミーユ・ビダン君は知りません。
ゲーツ大尉の仕事はたくさん。え?過労死とか、やめてくれよ。強化人間なんだから体力とか持久力とか強化してるなら行けるはず。劇中にそんな描写無かったって?それは、そう。もう少し、劇中で強化人間っぽいことしてくれたらよかったんだが。
射撃精度がいいとか、反射神経がいいとか。なんとかならなかったんですか?鉄棒折り曲げるとか、ジャンプ力ヤバいとかさぁ!!
次の投稿分さ、めっちゃ暗いし、少しグロいんだけど、みんな大丈夫そう???どの程度いける口?
俺、普段サメ映画界隈の一般住民してるから、グロ基準高めだと思うので。
各自自衛してくれよ!頼んだ!どうか、よろしくお願いします。
スレでここ書いてた時の俺の最大の悩み
何度も何度も考えているんだけど、アクシズの住民を生かすメリットが浮かんでこない。
アクシズの施設は有難く地球人類のために活用させてもらうけれど、今のアクシズ住民っていります?必要?地球圏に戦争しに戻ってくるような人たちですよ。
いや、穏健派だっているかもしれないって皆に言われて、考えたんだけれど。本当に居るんなら、とっくに逃げ出してるだろうし、過激派を殺して白旗掲げて交渉の場を要求するはず。なんか、このSS世界のアクシズの住民ってそういうことしてくれない。Z本編でもしてくれなかったからだと思うけど、俺もアクシズがそういうことすると何故か思えない。
Z本編だと、アクシズを質量兵器としてハマーン・カーンが使用するんだけど、その時も大きな反対運動を起こさずに軍も住民も整然と逃げ出している。アクシズ住民と戦力に、被害は出ていないという謎に完全に訓練された避難だった。つまり、ハマーンの指導力が凄いというのもあるんだろうけど、これってアクシズ住民全員、3万人で地球圏に勝つつもりで戻ってきているからなのでは?頭薩摩どころじゃないよ。
弘安の役の元軍レベルの楽観視。
どうすればいいのやら、本当に分からない。
族滅って伊達や酔狂でやってたわけじゃないんだな。禍根を残すような戦いは2流だよってルウムのカミーユに囁かれている。