修羅場に俺を巻き込むなよォ!!   作:のびえもん

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\(^o^)/オワタ……終わった……もうダメだ……

───翌日、放課後、人気のないあの廊下

 

 

なんか呼ばれたんだけど。早く帰りてぇよォー!つかあれは?間宮は?一緒に帰んねぇの?

 

「………ごめんね、呼び出して。」

 

「いや……大丈夫です……。」

 

面倒な事にならんように、って従ってるけど、ダルいんだよォ!早く家に帰らしてくれ!こいつマジでほぼ空気の俺がなんか言ったところで、他人に信用が無くて信じられねぇって事分からないんじゃねぇのか!?

 

「昨日の事を話すんだけどね。ほら、カラオケ行ったじゃない?」

 

確かに行くって話は聞いたけど!どうでもいいわ!

 

「そうですね。」

 

「それでね、颯くんと茉莉でデュエットとかしてたの。」

 

うーんどうでもいい!

 

「そうなんですね。」

 

もう適当に返事するか!

 

「私は完全に盛り上げ役で、あまり歌わなかったの。」

 

( ᐕ)へーそーなんだー(適当)

 

「私、茉莉が歌っていた時、颯くんが笑っていたのを見て、心が痛くなっちゃった。」

 

へーそーなんだー

 

「ああ……やっぱりこの想いは胸にしまっておくべきだったな、って思っちゃったの。」

 

そこまで考えてんなら、そいつから離れろよ……。って、ついツッコミがァ!

 

「でも、颯くんと2人でいると、どうしても好きって思っちゃって。止められなくて。」

 

それは個人の自由だからいいんじゃねぇの??俺に言うことある?ねぇよな?

 

「だから、茉莉には悪いけど、この関係を続けてるの。誰にも壊されたくない。」

 

いいんじゃね?(適当)俺が巻き込まれなければの話だがな!

 

「ここまで聞いて、何も言わないんだね。普通ならもっと、おかしい、とか、別れろーとか言うと思うんだけど。」

 

だって興味ねぇし……。」

 

「……!あなたの事、一昨日から見てたけど、今の君の言葉で確信した。周りの事に全く関心が無いんだね。」

 

おー正解ー。だから俺に相談しても無駄なんだな、これが。もうちょっと関心あるやつでも探せばいいんじゃね?知らんけど。

 

ん?……今の言葉?もしかして出てた??え?

 

「だから、何も言わないし、何もしない。」

 

「そうだな。」

 

面倒だからもう素で行くか。敬語ダルくなってきたし。

 

「そんな君だから、私も話す事ができるのかも。」

 

は?なーに言ってんだこいつ。だからって話しかけてくるんじゃねぇよォ!

 

「ふふっ、嫌そうな顔。これが君の素の表情なんだね。」

 

あっ、顔に出ちまってたのか!くっそ!俺のポーカーフェイス(笑)が!

 

「ちなみに、さっき興味無いって言ってたのも聞こえてたからね?」

 

やっぱりな!

 

「ねぇ、只野くん。これからも君に放課後とか、話しかけていい?」

 

「嫌です。」

 

「即答……。まぁ、そう言うとは思ってたけどね。……でもね、君に拒否権は無いの。」

 

何言ってんだこいつ……。拒否権くらい……。

 

「私と颯くんの秘密を見た。それだけでもダメ。拒否権なんて持たせない。それに、一昨日から昨日まで見て気づいたけど、君には友達もいない。クラスの中でも、言い方が悪いかもだけど、空気な人。」

 

それは黙るから拒否権寄越せよ!ってか、2日程度でよくわかったモンだな!すげぇな!

 

「だから、君が何を発言しても、信じてもらえない。」

 

「でも、私は君とは違う。クラスでの人気もある。影響力も君とは段違い。さて、君が私の誘いを断ったらどうなると思う?」

 

自分で人気あるって普通言うか!?ってか脅しかぁ……。困ったな……ここで頷かなければ注目を浴びてしまう行動をされてしまうというわけか……。確かに拒否権無いわ。

 

「………俺が空気じゃいられなくなるということか。」

 

「そうだね。君にしつこく言い寄られているとでも言えば、クラスのみんなは一斉に君を攻撃し始めるだろうね。」

 

こりゃ1本取られたか。まさか自分が言ってた事がフラグになるとは。

 

「だから、君にもう拒否権は無いの。」

 

そこまでしてやりたい事が、俺と話す事?なんだ……何でそうなる……?意味無くね?

 

「不思議そうな顔してるね。君の感じからして、俺と話す事に意味が無い、って思ってそうだね。」

 

なんで分かんだよ。気持ち悪っ!

 

「ポーカーフェイスが崩れてるからかな。わかりやすいよ?」

 

「…………。」

 

ってことは、今までポーカーフェイス(笑)が役に立っていただと!?マジかぁ……すげぇなぁ……(自画自賛)

 

「話を戻して。どうして君と話す事を私が求めているのか、って話だよね。それはね、さっきも言ったけど、君が何も興味が無いから、何も言わないから。君、誰にも言わないでしょ?」

 

………?だって興味ねぇからな。話す奴もいねぇし。でも、俺になんで話しかけて来るかの回答になってねぇんだよ!反応薄い俺と話したっていい事なんもねぇだろ!

 

「わからないなら、それでいいや。私を裏切らないよう鎖もしておいたしね。」

 

そう言うと、俺の横に歩いて来て

 

「じゃあ、これからもよろしくね?只野 平人君?」

 

耳元でそう囁いて、去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が誰にも言わないって、信じてるから……。」




ちなみに周りのクラスメイトの声が聞こえないのは、平人が興味が無いからです。

颯真と帰らなかったのは、平人とかいうアホに話があるからでした。
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