今年もよろしくお願いします!
────平人の家
「………はっ!」
7時か……。あと3時間くらいか。病院に迎えに行く時間。
もうちょい寝てるか……。
2時間後
………今何時だ!?……9時か。セーフ。準備して行くか……。
とりあえずサッと着替えて、歯ァ磨いて行くか。
サッサッ シャカシャカ
よし、準備完了。行ってきます。
それにしても親父、今日も仕事とはなぁ……行きたがってたが、どうしても外せないみてぇだし、社会人は大変だな。
────2時間半後
やっと終わったァ!長すぎるんだよ病院!
……さてと、帰るか。
「よし、
「………はい。」
やっぱテンション低いな。まぁ仕方ないか。妹つっても義理だしな。
その後は、あまり会話も無かった。面会行ってた時もそこまで積極的に話さんしな。
帰る途中に、間宮と霧島を見かけた。2人でデートか。まぁどうでもいいが。そんな事より家に帰らんとな。
「…………。」
ん?視線を感じるんだが?なんだ?後ろか?
「知り合い、ですか?」
あ、由希か。由希がそんな事に興味を示すとは。驚いたわ。
「……別にそんなんじゃねぇな。」
「……そうですか。」
何を考えてるのかよくわからんが、まぁいいだろ(適当)
それにしても、髪切ったこいつって割と美少女だったんだな。
入院してた時はなんかこう、髪で顔が隠れててよく見えんかったんだよな。今はこう、正統派黒髪ロングみたいな感じになってんな。
「兄さん……あの、早く帰りましょう。」
あ、周りの目か。んじゃ、ちょいと走りながら帰るか。
「じゃあ少し走るか。体力落ちてると思うが、走れるか?」
「…はい。大丈夫です。」
「よし、そんじゃ行くか。」
軽く走るか。流石に躓いた時にやべーからな。
( 'ω')エッ…なんか速くね。ちょっと前まで入院してたよな?ちょ、置いてかれるんだがァ!?
───家周辺
「ゼー…ハー…ゼーハー…」
俺の足の遅さがァ!これが身体能力の差ってモンか……。チャリで通学してた俺が、入院してて多少身体能力落ちた奴に負けてるのはちょっとやべぇだろ!知らんけど!
それにしても、結局家近くまで走って行く事になろうとは……。追いかけてたらいつの間にか家の近くなんだからすげぇよ、こいつの体力……。
「……兄さん、遅いですよ。」
「お前が…速すぎるだけじゃい……。」
息一つ切らしてねぇのバケモンかよ。
「…たまに走ってましたから。」
病院で!?やばくね!?他の人に迷惑かからんモンなんか!?つかたまに走っただけでこんな距離走れるモンか!?何なんだこいつ!
「…流石に病院内は走りませんよ。中庭辺りで走ってました。」
へーそうなんか……ってめっちゃ喋るやん。
「兄さんは顔に出やすいですから、何考えてるかすぐ分かりますよ?」
おうこないだまで鉄壁のポーカーフェイス(笑)だったんやぞ!なーにが分かりますよ、だ。嘘つけい!
「……ちなみに私がこうやって喋れるのは、兄さんとお父さん、病院の先生くらいですよ。」
「……全部読まれてんだけど。」
何だこいつこっわ。表情筋は動いて無いはずだが……。
「あ、家に着きましたね。」
「お、おう……。」
ガチャ
「ただいま…です。」
こういう時は言っておくかぁ。
「おかえり。」
さくっと人物紹介Part3
只野 由希(ただの ゆき)
平人の義理の妹。年齢は1つ下。基本的に敬語を崩さない。最近まで精神的に疲弊していて入院していた。人が多い所ではあまり話さない。
次回もよろしくお願いします!