進化したら人外系お姉さんになる雑魚モンスの俺、飼い主♀の性癖を破壊する 作:霧夢龍人
ですがあくまでもIFですので、本編とは関係ありません。
そこだけばご注意ください。
あといつ頃になるかも未定です……ご要望が多ければ、早めに投稿するかもしれません。
例
IF〜あのままもっと先に進んでいたら〜
のような形になります。
「三人で、つづき──しよ?」
蠱惑的な笑みを浮かべたアグニが、乱れたメルを後ろから抱きしめながら私を誘う。
言われた意味が理解出来なかった。
王種についての説明会終わりなヘトヘトな自分が見せている、ただの幻覚や幻聴の類いだと、そう思いたかった。
けど違う。
目の前で背後から胸を触られているメルも、妖しく笑いながら弄ぶアグニも、宙に口と手足を拘束され、触手によって嬲られているオウヒも全て現実だ。
「……ん……きゅ、う」
快楽に翻弄され、メルの表情が歪む。
眉がわずかに寄り、息をこらえるように唇が震える。
嬉しいのか、困っているのか、本人にも分からないような──そんな苦悶にも似た表情を浮かべている。
アグニはその様子を見て、くすくすと楽しそうに笑った。
そして、わざとらしくメルを抱き寄せる。動けない私を横目でちらりと見て挑発するみたいに、私以外の手で喘ぐメルを見せつけてくる。
「……ヴェス」
アグニはメルの肩へ顎を乗せたまま、こちらを見つめる。明らかに面白がっている顔で、紅い瞳を細めてくすっ、と小さく笑った。
そのまま耳元へ唇を近づけ──耳朶を食む。
びくり、とメルの身体が震える。
アグニはその反応を楽しむように目を細めながら、もう片方の手をゆっくりと下ろした。指先が、メルの腹部へ触れる。
そこに刻まれている紋様を、なぞるように辿る。
円を描くように。
わざとゆっくりと。
指が動くたび、メルの呼吸が少しずつ乱れていく。
アグニはそれを確かめるように、ちらりとこちらへ視線を向けた。
「いいの?──ワタシに、取られちゃう、よ?」
プツン、と。
自分の中で、何かが切れる音がした。
理性を繋ぎ止めていた楔。冷静でいようとする、最後の留め具。それが、音を立てて外れる。
胸の奥で、ずっと押し込めていた感情が一気に溢れ出した。
「メルは私のものだ。アグニのものじゃないよ」
掛けていた赤色の眼鏡を取り外す。
そしてゆっくりと、今度は首元へ手を伸ばした。
指先が触れたのはきつく結ばれたネクタイだ。ほんの少し引くだけで、結び目はするりと緩んだ。そのまま無造作に外し、指先で引き抜く。外したネクタイをその場へ放り捨てると、今度はブラウスのボタンへ指をかける。
一つ。
また一つ。
淡々と、躊躇いもなく外していく。
やがて最後のボタンが外れると、指先で布を掴んでゆっくりと肩から滑らせた。
ブラウスが音もなく床へ落ちる。
「きゅ……あぅ……」
メルは下着姿の私を見て、頬をほんのり赤く染めながらどこか落ち着かない様子で指先をもじもじと動かしている。
でも顔は逸らさない。
あんなに小さかったメルが女の子になって、背も伸びて身体つきも変わったかと思えば、気付けば私よりも大きくなってしまった。なのに距離感はずっと変わらなくて、私なりに必死に一線を引いていたと思う。
平気で隣に座ってくるし、当たり前みたいに甘えてくるし、無防備に笑う。
そんな姿に私は毒されて、いつの間にか掛けていたブレーキはどこかに捨て去ってしまった。
「……メル」
軋むベッドの上に上がって、メルを真正面から見つめる。
もともと、私の性癖なんてごく普通だったはずだ。それなのにいつの間にか、こんなふうに歪められてしまった。
原因は、もちろんメル。
気付けば、メル以外じゃ満足できない身体にされていて。
どんな仕草を見ても可愛いと思ってしまうし、どんな些細なことをされても、胸の奥の鼓動が収まらなくなる。まったく……本当に、罪作りな女の子だよね。
でも。
それでもいい、と思ってしまう。
メルは、私にとってそれくらい大切な子だから。だから本当は独り占めしたい。私以外誰も見て欲しくないし、触れてほしくない。我ながら醜い独占欲だと思う。
……自分語りはよそう。
結局、私がこんなに悩むのも全部メルのせいだし、そんなメルのことが好きすぎる自分のせいでもあるからね。
「口……開けてよ」
「……ん」
私がそう言うと、メルはゆっくりと口を開く。嫌がる様子も、戸惑う様子もなく素直に従う。その無防備さが、胸のドキドキを更に加速させる。腰の上に跨って真正面から見つめれば、早く早くと急かすように私の背中を抱いた。
まるで最初から、拒むつもりなんてないみたいに、私の言葉を疑うこともなく、当たり前のように受け入れてしまう……本当に、こういうところがずるい。
我慢が出来なくて、キスをした。
それだけじゃ物足りなくて、もっと先を望む深いキスを舌先で交わす。メルはいきなりのフレンチキスに驚きつつも、押し返そうとはしなかった。
戸惑いながらも逃げようとはせず、ただ息を詰めたまま、そのまま受け止めている。驚きと緊張で、私とメルの身体が少し強張っているのが分かる。
そんな私たちを揶揄うように、アグニが目を細めて笑った。
「んふ、大好きなヴェス、とちゅーするの、気持ちいい?」
「……ん、んきゅ」
その言葉に、メルが何度も首を縦に振る。
その度に、私とそっくりな赤い瞳にはハートの形が浮かび上がり、同時に臍の紋様が激しく明滅する。
──スライムの求愛行動だ。
誰に?……恐らく、私に。
快楽によるものなのか、はたまた本能が、隠しきれずに表へ溢れているのかは分からない。
分からないが……そんなメルが愛おしい。
気付けば私は、メルの腰を抱いていた。頬に手を置き、身体をピタリとくっ付けて更奥深くを求めるように口内を咶る。
数秒だったのか。
それとも、数分だったのか。時間の感覚なんて、とっくに分からなくなっていた。
互いの距離はほとんどゼロで、溶け合ってしまいそうなほど深く密着して
私たちは、永い永いキスを交わしていた。呼吸さえ忘れそうになるくらい、目の前のメルを貪るように。
やがてようやく、ゆっくりと唇が離れる。
名残を惜しむように、ほんのわずかに糸を引いて……でも、メルは離れたがらない。まだ何かを求めるみたいに、顔を寄せたままこちらを見上げてくる。
さっきまで触れていた距離が当たり前になってしまったみたいに、ぎゅうぎゅうと抱きしめてきた。
「きゅ、きゅうきゅ」
甘えるような声が、胸元で小さく震える。
「……まだしたいの?甘えんぼだね、メルは」
そう言いながら、そっと頭を撫でる。
柔らかい髪が指の間をすり抜けるたび、胸の奥がじんわり温かくなった。
満たされる。
胸の奥でずっと燻っていた私の醜い独占欲が、キスだけで簡単に満たされてしまった。もしかして、私ってちょろいのかな。
でもちょろくてもいい。情欲に駆られた私は、もう一度メルにキスをしようとして──その瞬間。すっと、横から一本の手が伸びてきた。
私とメルの間に差し込まれたその手が、距離を遮る。
「だ、め。次は……ワタシ」
間に挟んだ手を、そのままメルの顎へ回してくいっ、と後ろに向けさせる。不意に視線を持ち上げられたメルが、驚いたように目を瞬かせた。
しかし気にした様子もなく、アグニは迷いなく顔を寄せてキスをする。
まるで私に見せ付けるようにメルの胸や太腿を触りながら、激しく絡み合う舌と舌。何度も糸を引き、途切れる間もない。
「っ……なに、してんの」
ムカつく。
イライラする。
理性で抑えようとしても、簡単には消えてくれない。気付けば私は、その感情に流されるがまま、胸に手を伸ばしていた。
下着越しでも柔らかい。それでいて、大きい。
私よりも小さかったはずなのに、いつの間にか大きくなっていた胸。買ってあげた黒い下着を着てくれるのは嬉しいけど、今はこの下着が邪魔だと思ってしまった。
しかし。
「んふ、外して、あげる」
それに気づいたのか、あるいは最初から分かっていたのか。どちらなのかは分からない。メルとのキスをゆっくりと終えたアグニが、ふっと小さく息を吐いて、黒い下着に手を掛けた。
そして──カチリ、と小さな音。
黒い下着のホックが外れる。
支えを失った布がゆるりとほどけて、胸元がわずかに解放された。もっとも、完全に落ちるわけじゃない。肩のショルダー部分がかろうじて残っていて、今はなんとか胸を覆っているだけの状態だ。
ほんの少し動けば、滑り落ちてしまいそうなほど危うい。
だけど、それで終わりじゃなかった。
前を向いたメルは恥ずかしそうにしながら、自分を覆うだけの黒い下着を掴み──「んっ」と口に咥える。
「えっきゅ?」
そして両腕を広げて、おいで?と首を傾げた。
もう、限界だった。
これ以上ないくらい性癖を壊されているのに、なんでこの子はこうも無自覚に、更に私の性癖を壊そうとしてくるんだろうか。
もはやここまで来ると、才能だ。
誘い受けなんてレベルじゃない。恋愛対象ですらなかったメルを性的な目で見てしまうほど歪んだ私の価値観。きっと実家に戻っても、嫁の貰い手なんていないだろう。
だから。
「私のこと、貰ってね。嫁は何人いてもいいけど、メルの一番は私だけだから」
プルル、と現実に引き戻すような電話の着信音が、部屋に響いた。
えっち過ぎたら申し訳ないです。
当作品で何を楽しみたいか(これからの参考にさせていただきます)
-
ストーリー
-
キャラ同士のイチャイチャ
-
どっちも