楽しい学園の歩き方   作:星の王子(笑)。

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はじめましての方ははじめまして!里見です。
なんと忍者の在り方という書きかけの小説を間違えて削除してしまったので、新しく書き始めました。


楽しい学園の歩き方で検索検索♪
第1話


~蒼士side~

 

突然だか、俺は読書家だと自負している。

暇なときは大抵読書をしている俺を読書家と呼ばずして、どんな人を読書家ど呼ぶのだ。

そんな俺は、この学園に一年間通っていて一度も図書室に行ったことがなかった。

別にたいした理由はないが、欲しい本は自分で買い、たまに図書館へと足を運ぶ感じだったから、図書室に行く理由は無かったというのが一番の理由だろう。

だから、颯斗に聞かれたときに一度行ってみようと思ったのかもしれない。

 

放課後、図書室に訪れてみると少しだけ驚いていた。

 

「意外に広いな」

 

とりあえず本を探そうと思い、少し歩く。

目に写った本を手に取り、パラパラとめくって読む。

三十分近く続けていると、後ろから声をかけられる。

 

「何かお探しですか?」

 

それは三年生の図書委員、村上文緒先輩だった。

 

「2-Aの三輪くんですよね?何かお探しですか?」

 

「いや、図書室に初めて来たんでどこに何があるかの把握をしとこうと思って」

 

「そうですか。本が好きなんですか?」

 

「まあ、自分は読書家だと自負してますよ」

 

そう言うと、村上先輩は少し嬉しそうだった。

 

 

~三人称side~

 

 

あれから蒼士は毎日図書室に通っていた。

蒼士の記憶力は尋常じゃなく、なおかつ頭も良い為、凄い速さで、片っ端から図書室にある本を読んでいた。

今日は閉館の時間を過ぎるまで本を読んでいた。

蒼士は、手に持っていた本をゆっくりと机の上に置いて、一息吐く。

 

「大丈夫ですか?」

 

「うん?」

 

気付いたら後ろに村上先輩がいたので、蒼士は腕時計を見る。

 

「ああ、もう閉館時間ですか。もしかして待っててくれました?」

 

「いえ、大丈夫ですよ。もう閉めますけど大丈夫ですか?」

 

それを聞いて蒼士はゆっくりと立つ。

 

「大丈夫ですよ。待たせてすみません」

 

「あ、もしよかったら一緒に帰りませんか?」

 

その直後、蒼士は固まった。

 

「えっと、よろしくお願いします?」

 

蒼士は疑問系で返していた!

 

「じゃあ鍵を返して来てしまいますのですので少し待っててください」

 

 

~蒼士side~

 

 

いやいや、どういう状況なんだコレは!?

憧れの先輩と二人で帰るなんて、マジで分からない………。

村上先輩はいつもと変わらずといった感じだから、本当にただ一緒に帰るだけなのだろう。

だけど俺は初めてのシチュエーションで緊張してあまり喋れず、村上先輩は元々そんなに話さないのか、何も言ってこない。

せめて颯斗がいれば自然と会話が繋がるのになぁ……。

 

「三輪くん?」

 

気付いたら目の前に村上先輩の顔があり、俺は飛び退いた。

 

「うわっ、脅かさないでくださいよ村上先輩」

 

「すいません。けどぼおっとしていた三輪くんが悪い

んですよ?」

 

「……ごもっともです」

 

 

~三人称side~

 

 

会話に一段落ついてしまうと、次の話題がなくなり結局、また話さなくなる。

だか、今度は蒼士から切り出した。

 

「村上先輩は好きな人とかいるんですか?」

 

蒼士の言葉に、文緒は顔が赤くなり、言った本人の蒼士は頭を抱えていた。

 

(何を聞いてるんだ俺は~!)

 

「えっと、いませんよ?」

 

照れながらも答える文緒。

 

「三輪さんはどうなんですか?」

 

それが文緒の精一杯の返しなのか、顔を赤くしたまま聞いてきた。

 

「えーと、……黙秘権を行使したいです」

 

「だめです。私は答えたのですからちゃんと答えてください」

 

「………分かりました。いますよ、好きな人」

 

蒼士も照れながら答えた。

 

「…………そうですか」

 

文緒はそう答えると、ペースを変えずに前を向いて歩き出した。

そのまま無言で歩くと、交差点についた。

 

「では、私はこちらなので」

 

そういって左に進み始める。

蒼士は少し悩み、文緒を呼び止めて駆け寄る。

 

「待った!村上先輩には聞いて欲しいです!……俺が好きなのは村上先輩なんだ!」

 

それを聞いた文緒は顔を赤らめるが、蒼士はそれに気づいていなかった。

 

「それだけだから!じゃあまた明日!」

 

そのまま蒼士は走り去って行った。

 

 

~蒼士side~

 

 

マジかよ……。絶対に振られるだろコレ。

だいたいほとんど面識ないんだぞ。

俺は重たい足取りで教室に入る。

……何故か俺に気付いたほとんどの生徒が目をそらしたのかが全然分からん。すると、赤い髪を無造作に伸ばしてるバカっぽい悪友が寄ってきた。

 

「よっ、昨日は凄いことしたらしいな」

 

………何でその事をコイツが知っているんだ?

 

「何で知ってるんだ?」

 

「お前、大きな声で告白したろ?結構聞いてた奴がいたらしくてな。いま校内じゃその話で持ちきりだぜ?」

 

俺は絶望した。何にって?すべてにさ。

 

 

放課後、閉館時間ギリギリに図書室に訪れてみると、戸締まりをしている村上先輩がいた。

 

「村上先輩、閉館ですか?」

 

「はい、もう時間ですので」

 

…何か少し怒ってないか?

 

「じゃあ一緒に帰りませんか?」

 

村上先輩は少し考えた後、答える。

 

「はい」

 

 

~三人称side~

 

 

「昨日は驚きました。突然でしたから」

 

少し萎縮する蒼士。

 

「す、すみません」

 

「まあ、慣れてますからいいですけど…」

 

「えっ?良く告白とかされるんですか?」

 

「まあ何度かですけど。……何故私みたいな地味な娘に声を掛けるんでしょうね?」

 

それを聞いた蒼士は思った。

 

(ああ、可愛いからか)

 

「でも、今回のはドキドキしました。なんだかいつもとは違う感じのです」

 

「えっと、それって……」

 

蒼士が言う前に文緒は言った。

 

「昨日の告白ですけど……これからよろしくお願いしますね?」

 

「ほ、本当にいいのか?」

 

「ふふっ、もちろんです」




えっとですね、次の話なんですけどいまテスト期間なので書けるかどうか分からないけど、頑張って早く投稿しますので。
あと、批評などは一切受け付けません。ガラスのハートの持ち主である私にそんなことしたら一発KOですのでホント勘弁(~_~;)
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