最近はps3のマインクラフトにハマってます。
~慎之助side~
今日は12月31日、つまり大晦日だ。
今回も突然バカの企画した計画に、蒼士が三輪の財力を使い、とんでもなくアホなことをすることになった。
「でも流石にこれはやり過ぎだろう……。山をまるごと貸しきるとは……」
そう、蒼士がしでかすことは毎回でかすぎる。
いくらなんでも金を使いすぎだ。こいつの親は教育を間違ってないか?
しかも聖櫻の生徒はこういうのが好きらしいな。
パッと見た限りでも百人近くはいるぞ。
「まあ大晦日くらい皆でパァーっと楽しもうぜ!」
「黙れバカが。大体お前は四六時中騒いでいるだろうが」
「んだとこら!誰が騒いでるって!」
「まぁまぁ、喧嘩はしない。風町さんと椎名さんが困ってるよ?」
「そうだよ、楽しい方が良いよね」
「そうですよ、せっかく招待してもらったのですから問題を起こしたらいけませんよ?」
「だってさ、彼女にここまで言わせといていいの?」
……こいつは毎度毎度人の扱い方がうまいな。帝王学とか学んでるんじゃないか?
「はぁ、仕方ないな。じゃあ、スキーで勝負なら問題ないな?」
「そうだね、じゃあ審判は俺がするよ。だからさっさと滑ってこい」
「よっしゃあ!圧勝してやるぜぇ!」
毎度こんな感じで颯斗と勝負をする。
~蒼士side~
さっさと滑らせて俺は旅館に戻る。ちなみに今回は文緒は旅館に籠っている。
来ていきなり足を滑らせて挫いてしまったのだ。
とりあえず主催者として見回りを済ませ、文緒の割り当てられた部屋へ行く。
「文緒、大丈夫?足は痛む?」
途中の自販機で買った缶コーヒーを文緒に渡して俺は腰を下ろす。
「ありがとうごさいます。大丈夫ですよ、安静にしてますから」
「そう、でもその怪我じゃ神社にお参りや初日の出は見に行けないかな?」
「やっ、……蒼士くんと一緒に行きたいです」
「そう?まあ俺が文緒をおぶっていけば問題ないか」
そのままスキー場で夕方まで一緒にいて、夜はいつものメンバーと俺の家で年越しそばを食べた。
「やっぱ大騒ぎするのも良いが、いつものメンバーで過ごすのもいいな。まあ、何か増えてる気がするが」
「やあねぇ、増えてるなんて。もう少し可愛い言い方があるでしょ?」
本当にいつ来たのか、望月さんに椎名さん、風町さんがコタツでのんびりしている。
「まあいいけど……じゃあ始めようか。プレゼント配り」
今日のために用意したプレゼントをまとめた袋、サンタクロースの袋を机の上に置く。
「え、プレゼント配り?何で?」
「いや、クリスマスに渡してなかったなーと思って。まあ自由にどれか一つを持ってって」
袋からプレゼントの箱を取り出して、机の上に並べる。
箱は大小様々で、十個あった。
「じゃあ俺はこれで……」
颯斗が箱を取り、それに続いて皆取っていく。ただ、文緒は遠慮しているようだ。
「あの、私はクリスマスにプレゼントを貰いましたし……」
「ダメよ~文緒ちゃん。こういうのは貰うのが礼儀なんだからね~」
「……そうですね、じゃあこれを貰います」
文緒は一番小さい箱を取る。やはり少し遠慮しているようだ。
「じゃあ皆開けてみて」
「何だこれ?えっと、ベレッタM92Fってエアガンかい!」
「あはは……えっと私のは、わあ、これってダイ……」
「はーい、それは言っちゃダメだよ?」
いるか分からなかったけど、エアガンやダイエットの参考書をプレゼントにしてみたら、反応が微妙だった。
「私のは何かしら~、まあ!カメラセットね!これでもっと文緒ちゃんを撮るわぁ!」
文緒がこちらを睨むけど目をそらす。
「わたしのは、えっと、ギターのピック?」
「ドンマイだな。俺のは……おい蒼士、何でバスケボールにサインが書いてあるんだ?」
「さぁね?」
慎之助の質問を軽く流して文緒を見る。
「文緒、開けてみて」
「はい、えっと……えっ!?」
「文緒ちゃんどうしたの~?」
「あの、蒼士くん?何でこんなものが?」
そう、文緒の取った箱に入ってるのは、とある人に頼んで作ってもらったミニスカサンタコスの衣装だった。
ガーン、ガーン、ガーン、ガーン
そこにちょうど除夜の鐘か響いた。
次話、正月の楽しみへ続く。