アマデウスさんどうもありがとう!
~優也side~
「……どうして受話器を持ってるんですか?」
「警察って何番だったか忘れちゃったのよおっ!」
……は?
「とりあえず落ち着いてください」
血だらけの俺が言うのはおかしいが、それは気にしない。
「こんなに血が出て……私のせいで……」
案の定、笹原先輩はふさぎ込んでいた。
慌てて周りを見渡すと、客から「あーあ泣かした」と言われていた。
もうどうにでもなれと諦めて、笹原先輩の頭に手を置いて、撫でまわす。
そして思ったことが、笹原先輩の髪質は柔らかく、撫でて気持ちいいって、俺は変態か!
「えっ?ど、どうしたの急に……」
「いや、笹原先輩って意外と泣き虫なんだなと……」
「そ、そんなことないわよぉ!……そんなこと……」
「それに不器用だ」
「そ、それは言わないでよ……」
「だけど努力家で人を思いやる気持ちを持ってる」
「……へ?」
「そんな笹原先輩だから俺は惹かれたんだ。正直、ここでバイトしてるのは驚いたけど会えたのは良かった」
「ひ、惹かれたって……」
「笹原先輩、俺と付き合ってくれませんか?」
何か勢いで告白してるみたいだけど、ここで告白できたのは良かった。
いつまでも思いを告げずにいるのは良くないし、こんな事があれば俺を嫌うだろう。
ならその前にと、玉砕覚悟で告白しようと決意して告白した。
「へ?……へぇぇぇぇぇぇっ!?」
「いやそこまで驚きますか普通?」
「ちょ、ちょっと待ってもらっていい?えぇと、優也君が私の事を好きって……」
「だからそう言ってるだろ?」
「だ、だって優也君の好きな人って砂夜ちゃんじゃないの?」
「むしろ何で神楽坂先輩が出てくるんですか?特に接点はないんですけど……」
「……もう、砂夜ちゃんのばか」
笹原先輩は何か納得したようで、ボソボソと呟いていた。
「それじゃ、返事を聞かせてもらっていいか?」
「……うん、こちらこそよろしくお願いします」
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優也によって半殺しにされた不良たち三人組は、病院にいた。
「くっそー!なんなんだよアイツは!」
不良Aが叫ぶが、それはただの虚勢でしかない。
実際に今優也と会えば震えて声も出せないだろう。
優也の殺気の籠った拳は、不良の身体だけでなく心も破壊していた!
恐るべし空手の黒帯!
ちなみに不良Bと不良Cは顎を砕かれているため、喋る事すら出来なかった。
「ちくしょう!このままじゃ済まさねぇぞ……!」
意気込む不良A。だが、身体中に包帯を巻いて、ベットに寝込む姿じゃあ格好がつかないだろうに。
グハァっ!?
だ、誰かオラに元気(感想)を分けてくれぇっ!?