言い忘れてましたがこの話は時期がバラバラに投稿されています。
なので夏だったり冬だったりがありますがあまり気にしないでください。
~蒼士side~
「というわけで、ストバスの大会のメンバーを集めることになりました。わーパチパチ」
「何がということなんだよ。ちゃんと説明しろよ」
俺の突然の振りにも慎之助はきっちりと対応していた。
「いやほら、とある知り合いにそこの景品が欲しいって言われてね。大丈夫大丈夫、ちゃんと報酬は貰えるらしいから」
「俺は賛成~」
流石は颯斗、ノリの良さには定評がある。
だがバスケは五人でやるスポーツだ。
どんなに一人が上手くたって人数が足りなきゃ参加すらできない。
だからって素人を入れても優勝できるか分からない。
慎之助は少しの間考え込むが、諦めたようにため息を吐く。
「仕方ないな。まあバスケは得意だし別に構わんが、問題は後の二人だな。宛はあるのか?」
「いや~?まあとりあえず誘っておきたい人はいるかな」
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「何か用か?」
昼休みに2-Cに来て、目的の人と会う。
その人は、青黒い髪をボサボサにしたイケメンで少し近寄りがたい雰囲気を出していた。
「霧島優也ってお前だろ?ちょっと頼みたいことがあるんだけど今ちょっといいか?」
ちなみに交渉役は颯斗だ。
「頼み事?……まあいいか。綾瀬、ちょっと行ってくる」
一緒に昼飯を食べていた銀髪のイケメンに声をかけて、席を立ち上がる。
「はい、じゃあ待ってます」
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~優也side~
中庭の木の下で腰を落ち着ける。
「コーヒーでも飲む?」
「ああ」
黒い前髪の長い奴が自販機のところまでコーヒーを買いに行き、人数分の缶コーヒーを持って走ってきた。
とりあえずコーヒー
飲んで一息つく。
「それで、頼み事ってなんだ?」
俺は一番背の高い頭のキレそうな奴に聞く。
「ん?ああ、確かそんな話だったな」
「おいっ!?」
俺は思わず突っ込むが、そいつは話を進める。
「ストバスのメンバーが足らなくてな。報酬は弾む。たまった鬱憤をスポーツに晴らしてみないか?」
……コイツ、明らかに俺の事を知ってやがる。その上で話してるのか。
「何の事だ?」
俺は冷静を装いながら聞き返す。
だがコイツは、服部慎之助は要件だけを伝える。
「今日の放課後に公園のコートに来いよ?」
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教室に戻ると、綾瀬が下級生の女子に囲まれていた。
「あ、優也さん。遅かったですね」
俺が近寄ると一斉に去っていく女子。これには少し堪えるぞ。
「ああ、中庭に行ってたからな。だけど、綾瀬のイメチェンは失敗だったか?何か下級生の女子によく囲まれるようになったな」
「……あはは。まあ皆さんは悪気があるわけじゃないですし」
「悪気はなくても傷つくもんだぞ?むしろ責められない分悪気がない方が面倒だ」