今回はかねてから言っていた黒バスコラボです。
と言う訳で……ヒロインたちが出ません!
翌日、中庭にみんなを集めて話し合うことにした。
「…と言う訳で、なんか質問はあるか?」
慎之介が日程などを簡潔にまとめて言うと、優也が手を挙げる。
「お、どうした霧島?」
「服部、本当に俺でいいのか?何度も言うが俺は初心者だぞ?到底役に立てるとは思えんが……」
なるほど、優也は初心者の自分ということ自体が不安要素らしい。さて、慎之介はどうやって言いくるめるのかな?
「…まあ気にするな。もし不安だったら……その分練習すればいい」
「……分かった」
当日、会場にて
「うわー、軽く180㎝超えてる人がいっぱいいるなー」
あたりを見渡した後にうちのメンバーを見る。
「……なんだよ?」
「いやー?正直言って平均身長じゃ圧倒的だなーっと」
「あ?」
「おいおい、本番前だぞ?それに、バスケに身長は関係ないだろ?」
「「「「お前が言うな!!!」」」」
この瞬間、初めて(祐一を除く)チームの息があった瞬間だった。
一回戦、聖櫻チームVSモブチーム
「へっへっへ、相手はシロウトかよ…ってんだあいつは!!」
「で、でけえ…2m以上はあるだろ…」
うちのチームのゴール下に立つ祐一を見て、相手チームの選手はおろか、観客も驚いている。
「よし、この試合はすべて優也にボールを回すよ」
「は?なn……」
「よし分かった」
「ああ、任せたぜ」
「俺はゴールを守るだけだ。そっちは頼んだぜ」
優也は何か言おうとしていたが、慎之介たちの声により遮られる。
「ちょ待てコラ。どういうことだ?」
「はあ……いくら練習したとはいえ、たった1週間で上手くなれるとでも思ったか?あんまバスケを舐めてんじゃねーぞ」
「…まあそういう事だね。この試合でできるだけ相手の動きを学んで来るといいよ。……学ぶことのできる相手かどうかは分からないけど」
一回戦 結果 34対00 聖櫻チーム二回戦進出
「は、速過ぎだろ……マジで見えなかったぞ…」
「というか…壁が高すぎんだよ…。0点ってなんだよ…」
二回戦、聖櫻チームVSモブBチーム
省略
二回戦 結果 69対00 聖櫻チーム準決勝進出
「え!?まさか二回戦全カット!?」
「うるさいよ、なにメタ発言してるのさ……ようやく準決まで来たんだし、気合入れていこうか」
準決勝、聖櫻チームVS海崎チーム
「お、やっと相手チームに名前が与えられたぞ」
準決勝 結果 82対00 聖櫻チーム決勝進出
「と思ったら、結局カットされてるし」
休憩時間に、この三試合フルで走っている優也の様子を見に行った。
「やあ、調子はどう?」
ストレッチをする優也に声をかけると、思いっきり此方を睨んできた。
「……誰かさんのせいで予想以上に動けるようになったぜ。なんせ、三試合全部攻めは俺だけだしな」
「はは……まあそのおかげで十分動けるようになったでしょ?実際、うちのチームは相当強いからね」
「は?どういうことだ?」
俺の言ったことが、ただの自信過剰ではないことを言葉から察したのか、尋ねてくる。
「…慎之介と颯斗はね、中学時代に全中でベスト4まで残っているんだよ」
「…マジかよ……じゃあなんで聖櫻なんかに来たんだ?聖櫻は一応男バスはあるがお世辞にも上手いとは言えないぞ」
「……まあいろいろとあったんだよ。人にはあまり詮索してほしくない過去くらい誰だってあるでしょ」
優也は納得はしているが、それでも聞きたいみたいなあいまいな表情をしていた。
「ほらほら、そろそろ時間だよ。決勝の相手は強いからね。ちゃんとみんな動くって」
決勝 聖櫻チームVS覆面チーム
「ちょっとまて審判!」
いきなり颯斗が叫ぶが、無理もない。
「なんですか?」
「あいつらおかしいと思わねえのか!?んだよ覆面って!くっそ怪しすぎんだろ!」
叫ぶ颯斗の肩に手をのせて、首を横に振る。
「諦めるんだ颯斗。ルールブックには覆面をしてはいけないなんていうルールは……ない」
「そういう事だ」
なぜか俺の言葉に合わせて、相手チームの4番の選手が言った。
そのときホイッスルの音が鳴った。
「はいはい、覆面は外してください」
「結局外されんのかい!?」
相手選手は全員覆面を外すという、シュールな光景があった。
「はあ…もう外しちゃうんスか?これじゃあおとなしく帰れなさそうなんスけど……」
思わず目を見開いた。
覆面の一人に見覚えがあったからだ。
「黄瀬……?」
「ああ……涼太だな」
その男は金髪に長身、そしてイケメンのモデルであり、一昨年の全中で二人と戦った元帝光中黄瀬涼太だった。
「お久しぶりッスね…颯斗っち、慎之介っち」
「ああ…まさかお前が相手だとか思ってもみなかったぜ」
「まあオレは知ってて出場したんスけど。だって……まだあん時のリベンジ、してなかったッスからね。知ってたッスか?オレは女の子にはあんましッスけど…バスケではお返しを忘れたことはないんスよ」
そうこう言っているうちに審判がボールを用意して立っていた。
「ジャンパーは前に」
こっちからは勿論祐一が行き、相手からは黄瀬が出てきた。
「「ふっ!!」」
同時に飛んだ二人は、思い切り手を伸ばす。ジャンプ力は黄瀬の方が高かったが、単純な背の高さとリーチにより祐一がボールをはじく。
~三人称side~
はじいたボールを拾ったのは
「走れ!」
ラン&ガン。蒼士達はブランクがあったりシロウトだったりといろいろあるチームにとって、唯一自信のあるスタイルだ。
「蒼士!」
ボールを蒼士目がけてぶん投げる。的確なパスだが大分荒い。
「行かせるかっ!」
敵選手の一人が目の前に滑り込むように立ちはだかる。
「まあ進まないけど」
蒼士は立ち止まり、綺麗なフォームでシュートを打つ。ボールはリングにかすることもなく通過する。
3対0
「やるッスね。けど、負けないッスよ」
黄瀬はとてつもないスピードで切り込み、蒼士、優也と抜いていく。
「今度こそ抜かせてもらうッスよ、颯斗っち!!」
「ハッ……寝言は寝て言えクソガキ!」
黄瀬のフェイントに反応せずにボールだけを見て抜かせない。
「隙あり」
後ろからスティールして優也に渡す。
「…行くぜ!」
そこからは優也の独壇場だった。
縦横無尽にコートを駆け、ボールをリングに投げつける。
通常ならあり得ないが、なぜかそれが入る。
黄瀬を徹底マークしたことにより、試合は圧倒的大差かついて終わった。
72対0
~蒼士side~
「優勝おめでとうッス」
負けたというのに清々しい笑顔で話しかけてくる黄瀬に、スポーツマンとして一種の尊敬の念を覚える。
「蒼士っちもおめでとうッス。すごいッスねアレ、まるで
「……まあそんなもんだよ。それより蒼士っちって?」
「ああ、そのことッスか?さっき優也っちにも言ったんスけど、オレって尊敬する人には~っちって呼ぶんスよ」
「へえ~」
あまり興味なかった話だから聞き流す。
「ちょっなんスか!?その興味無いみたいな!オレ傷つくッスよ!」
黄瀬は最後まで叫んでいたそうだ。
「じゃあ今度みんなで祝勝会でも開こうか」
今度は祝勝会ですかね。
次こそはヒロインたちをいっぱい出すぞー。
出してほしいキャラがいたら感想に書いてもらえればできる限り書いて見せます!