ポケットモンスター 〜最強のドラゴン使いを目指して〜   作:京 志貴

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遅くなって申し訳ないです。


ポケモン育成論

先ほどのポケモンバトルの余韻が残る中、その後もレベルが高いバトルが続いた。

 

そして、広場でのポケモンバトルが終わった後、家に帰るために帰路につく。

 

現在は、夕方。夕日に照らされ影を残しながら歩く。

 

 

歩きながら俺はこの世界とゲームの違いについて考えていた。

この世界ではゲームでの種族値はそこまであてにならないと考えている。

もちろん、まったく役に立たない訳ではないのだが……。なんだか信じきると痛い目を見る気がするのだ。

さっきのポケモンバトルならボスコドラの速さ、あれはおかしい。

ボスコドラのすばやさの種族値は50。

それで、あの速さなのに、もっと種族値が高いポケモンならどうなるのか。

もし、種族値通りならテッカニンなんて目視できなくなるだろう。

それに、種族値が絶対正しくないと言える理由に、あの赤くてメタルな昆虫の存在がある。

 

 

そのポケモンは通称バレパンマンと呼ばれた厨ポケ、ハッサムである。

あのポケモンは高いAを持っているが、その代わりにSが進化前のストライクより下がっている。

 

そう、ストライクより下がっているはずなのである。

しかし、この世界では下がっているはずのSはストライクより大幅に上がっており、

しっかり鍛えられたハッサムは姿を視認するのが難しいくらい早いとか……。

 

 

 

な  ん  だ  そ  れ

 

 

早いハッサムとかなにそれまじ意味不明。ふざけてるわ。ほんともう、まじあかんわー。

 

…………

 

うん、まあ、ゲームだと後攻トンボがえりとか先制技とかあるからそこまで変わらないかもしれないけどさ。

それに、低いSだから逆にSに努力値振らずにA特化にするのに抵抗が無いんだし。

いや、でも速くて損をすることはないし、つるまいしてから上取れる相手が増えるのは強い。

まあ、それでもアローにはやられる訳だが……そんなものはほかのメンツでなんとかすればいいだけだし。

ステロ撒けばいいし……って脱線しすぎだ!

 

 

えっと、なんの話だっけ?

 

うー……ああハッサムが速いのはおかしいって話だったな。

ここまで言ってなんだけど、おかしいのはゲームの種族値と比べての話で、

アニメのハッサムはこの世界と同じく速い。

 

 

 

うん、だからアニメ設定だと考えればハッサムの速さ自体は別におかしくない。

ただ、ゲームの種族値が必ず正しいとは言えないということは分かる。

 

どっちかというとゲームよりアニメの設定を信じるべきだろうなとは思う。

基本的にこの世界はアニメに近い世界みたいだし。

ただ、まだ竜の里から出たことないからなぁ。

……まあ、まだ5歳だ。仕方ない。今はポケモンを鍛えることにしよう。

 

 

 

 

横を歩くキバゴを見る。

俺の横を歩く姿はとてもかわいい。

 

…………まあ、それはそれとして

 

 

この世界はゲームとは違う。

ポケモンにレベルなんて分かりやすい要素はない。

でも、その代わりにレベル上限なんかもないだろう。

つまり、鍛えればどこまでも強くなれる。

 

ただ……

 

 

「今、決めなければいけない問題はどういうポケモンに育てるのかだよなー。」

 

旅立つまでまだ時間はかなりある。

しかし、時間は有限。無駄はできるだけなくしたい。

 

「うーん……。」

 

キバゴは最終的にオノノクスになるだろう。

なら、それを見据えて育成論を考えなければならない。

 

むーーと悩み続けていたが、家に着いたことで考えは中断されることになった。

 

 

 

 

夕食を食べ終わり、風呂に入って、寝る時間になってもまだ、俺は悩み続けていた。

 

どうしよう。一日で決めなくてもいいとは思うが……。

 

以下脳内会議

 

裁判長「それでは、これからキバゴをどう鍛えるかを決める。それぞれ考えを申せ。」

  

    裁判じゃないのに仕切る裁判長

 

脳筋「やっぱりオノノクスはAが高いし、この世界でもそれは変わらないだろうから

   Aを鍛えていけばいいんじゃね?」

 

  物理で殴れば勝てると考える脳筋

 

 

秀才「それよりも私はバランスよく能力を高めるべきだと思う。

   この世界では努力値の上限もないのだから最終的に一番強くなるはずだ。」

 

  バランスよく鍛えて、長所をより伸ばすより短所をなくそうと考える秀才

 

 

 

信者「んんwwwHA以外ありえないwww」

  

   あ?オノノクスが誰に役割持ってんだよ。それにヤケモンじゃねえだろうがボケが!!

 

   関係ないところで役割論理を話すアホ

 

 

「ポケモンのしたいようにさせようよ。駄目だよ、勝手に決めたら!」

 

   育成を否定し、プラズマ団みたいなことをいう自由

 

オノノクス好き「Sだ!!Sを上げろ!S100のボーマンダ、ラティ兄妹を許すな!

        S102のガブリアスを殺せェエェェエェエェェェ。」

 

 

 

   オノノクスのSに苦しめられた男の叫びがそこにはあった……

 

 

 

楽観主義「別に今決めなくていいんじゃね?というか楽観主義じゃなくて慎重なんだといってほしいな。」

 

   楽観主義(慎重)の育成論を考えるのは後でいいんじゃないかという考え、嫌いじゃない。

 

 

 

裁判長「ふむ、では各々の考えを聞いた上で私が結論を出そう。

 

 

    Aを鍛えるのと同時に他の能力もバランスよく鍛え、信者を消滅させ、

    ポケモンに考えを聞くだけ聞いて論破し納得させ、ガブリアスより速くなるように鍛える。

    そして、全て決めずに何かあったときのために柔軟に対処できるように別のプランも考えておく。

   

    これでいいかね?」

 

「いいとおもうぜ」「いいでしょう」「んんwwwおかしいですぞwww」「考えを聞いてるならいいね!!」

 

「ガブリアス、ガブリアス。龍舞できない雑魚なんだ。そうだ、そうなんだ。」「ま、いいんじゃね?」

 

 「なら、これで決まりだ。信者、ここにいたお前が悪い。」

 

 

 

 

 

 

「んんぅ、あぁぁ。ん、ん?寝ちゃったのか……。」

 

欠伸しながら、布団の中から出る。

 

昨日の夜に布団で育成について考えてたんだけど、途中で寝てしまったみたいだ。

 

 

なんか変な夢を見た。ポケモンの育成についての夢で何人もの俺が会話している夢。

 

あれは、俺の脳内での会議なのか?多重人格じゃないんだけどな、俺。

 

まあ、今のところは会議ででた結論でいかせてもらうか。

 

 

じゃあ、今日から育成開始だ。

 

え?育成といえば技も大事だろって?

 

そんなの分かってるよ。でも、この世界では技上限はないんだぜぇ。

なら、優秀な技を覚えたいだけ覚えられる。まあ、技ってのは一朝一夕には覚えられないものみたいだけど。

 

とはいえ、技を覚えさせすぎるのは必ずしもいいとは言えないんだよ。

 

この世界のポケモンは得意な技や苦手な技もポケモンの個体ごとにあるらしいし、

同じ技でも長い間使い続けたほうが強い。

 

それにポケモンに指示するのはトレーナーだからね、

トレーナーが技を状況に応じて指示できないと宝の持ち腐れになる。

 

多彩な技を巧く使いこなせるやつは相当強いだろうが……。

 

まあ、結局トレーナーとポケモンしだいって訳だ。

 

 

俺は、それをジムリーダーであるシャガさんに教えてもらった。

 

あの人は竜の里の子供たちにポケモンのことを教えている。

怖そうだが、実は優しい人だ。子供にはってことかもしれないが。

今日は広場でポケモンバトルがあったからシャガさんはそっちに向かっているから無かったのだ。

 

 

この世界の子供は8歳からトレーナーズスクールに行かなければならない。

まあ、元の世界の義務教育みたいなものだ。

それで、普通なら竜の里の子供はソウリュウシティのスクールにいくのだが、俺は別のところに行く。

それは、サンヨウシティのスクールだ。それも普通のスクールとは別の特別なスクール。

元の世界で言えば私立の学校みたいな感じ。お受験的な。

当然、入るためにはテストに合格しなければいけない。

 

俺は一応天才やらなんやら言われているからな。受けることになった。

 

お金は少しはかかるが、一般家庭でも払える範囲だ。

それは、優秀な子供を集めるためだとか。

テストの結果を絶対視し、裏口入学などは絶対に認めないらしい。

親や竜の里の人からは期待されてるし頑張らなきゃな。

 

前世の記憶があるからって勉強しないとかは止めよう。

 

 

 

「さて、今日も頑張ろう。」

 

 

決意を新たにしたテイルだった。

 

 




主人公は役割論理が嫌いな訳じゃないです。
ただ、ヤケモンじゃないのに出てきたので……
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