透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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どうも、1日寝たらインフルがほとんど治った作者アル
本当は黒閃2連発しようと思っていたのですが流石にやりすぎかと思い止めました




機械仕掛けの神 (終)

 

「黒閃!!!!!」

 

 

 

黒閃。打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み。その威力は平均で通常時の2.5乗の威力を持つ。それがビナーへと衝突する、普通の鹿紫雲の打撃ならビナーにはほとんど効果はなかっただろう……。だが、今は縛りを組んだ強化版の幻獣琥珀の使用中。その威力は計り知れないほど大きく、強くなっていた

 

 

【!?!?!?!?】

 

『!?((ガタッ)今の黒い雷はいったい……雷を操れる彼が放つ雷とは一風違った物…さらにあれを放ってから彼の呪力の質が良くなった…)』

『…クックック………本当に勝ってしまうかもしれませんねぇ……応援してますよ。雷神…鹿紫雲ハジメさん』

 

明らか満身創痍の男が出せないほどの威力の攻撃をくらい、ビナーは困惑していた。しかも防御力を上げた自分の外殻に大きなヒビをつけ、倒れるほどの…。

 

そこで辞めないのが戦闘狂、鹿紫雲ハジメ(乗っ取り)。あの一瞬で電気をビナーの頭へと流した鹿紫雲は電磁石のようにし、ビナーの頭を引き寄せぶん殴る、そこに亜光速のビームを織り交ぜる。それをどんどんと繰り返し、ビナーのひび割れは大きくなっていく。鬼畜の所業である

 

さすがにマズいと思ったのかミサイルを鹿紫雲へと放ち、距離をとる。そして急いでヒビが入った部位を直していく

 

「自己修復持ちか…神と呼ばれてたんだからそう来なくちゃな……」

 

目を細めビナーを睨み、口元を不気味に歪める。初めての命をかけた闘い、黒閃の経験により鹿紫雲はハイになっていた。そして黒閃により出力がある程度戻った反転術式で折れた骨を修復する。

だが、これではビナーには勝てない。黒閃はほとんど運ゲーのようなもの。出力が上がったとはいえ肉薄や電撃をしてもダメージをくらうとは思えない。そう考えてる間にもビナーは大きく口を開け叫ぶと、再び砂嵐が吹き荒れてくる

 

(それなら………やるしかねぇかっ!)

 

脚部に力を集中させ、砂嵐を一直線に抜けていく。そう来るとは思わなかったのかビナーは少し行動が遅れる。その隙にビナーの体をよじ登り頭部を目指していく

 

(幻獣琥珀のX線で見えたが、頭部にAIが存在した。これを壊す!)

 

ビナーは自爆覚悟でミサイルを放ってくるが、それを全て避けどんどんと駆け上がっていく。

そして辿り着くと屈みこみビナーの頭部に手をつける。電撃はビナーに適応されて効果がない。だが、これはどうだ?神よ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「震霆」

 

 

縛り其ノ壱。この技は【完全術式解放:灼熱琥珀】状態でないと使用不可。そしてこの技を使用後、強制的に完全術式解放は解かれる

 

 

「一期」

 

 

縛り其ノ弐。密着状態でないと使用不可、そして何があっても動かない。密着させる部位は手限定。

 

ミサイルが当たり、背中が焼ける。なのにそんなのは気にしないかのように手を触れたまま唱える

 

 

「無常の理」

 

 

縛り其ノ参。必ず四肢を欠損させる。欠損させる四肢が多ければ多い程、この技の威力は底上げされる

 

 

「紫電の霊砂」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒閃の経験。キヴォトスでは感じられる事のない濃厚な死のインスピレーション。どれもハジメにとっては新鮮な感覚、味わったことの無い快感。

……それが、原作の雷神ですら辿り着けなかった領域へと昇華させた

 

 

 

 

 

 

 

「幻獣琥珀…極の番」

 

 

 

 

 

【雷帝】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビナーは鹿紫雲の電撃を適応していた訳ではない。電撃によりダメージを喰らわないよう耐性を上げていただけだ。つまりはその耐性を超えるほどの威力の電撃を放てばいいだけ……だがそれが難しい。

例えるなら魔虚羅戦だろう。あれは魔虚羅を一撃で吹き飛ばせるほどの威力をもつフーガを宿儺が持っていたからこそ勝てた。だが鹿紫雲は電撃による一撃火力の技を持っていない……黒閃を放ち出力が上がったとしても鹿紫雲のビームによりヒビが広がっただけのビナーがその証拠とも言えるだろう

だがそれは電撃に限った話・・・・・・・

 

 

何故【完全術式解放:灼熱琥珀】はキヴォトス生徒を殺せる可能性を持つと表記したのか……

その真髄は電撃ではなく、その電撃により発生するを利用するからだ。人体の60%は水分でできている。これが全て蒸発してしまえば誰だって死に至るだろう

 

そして【極の番:雷帝】には縛りによりこの完全術式解放状態でないと使用不可になっている。つまり、この極の番は電気だけではなく………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱を圧縮し、電気と共に炸裂させるのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、アビドス砂漠にて1つの煌々と輝く紫微星が見えたという

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──ホシノside──

 

 

……私は今、アビドス砂漠を走っている。憎い奴から変な連絡が来たからだ

 

[クックック……小鳥遊ホシノさん…。今ある座標を送りました、後悔したく無ければ直ぐに向かうことをオススメしますよ]

 

[何で私の携帯番号知ってるのさ、気持ち悪いな。]

 

[クックック……そんな暴言は私には聞きませんよ。何せ耐性を付けられましたからね]

 

 

 

傍から見れば意味わからないと思う。急に送られてきた座標に急に後悔したくなければ行けと言われ納得できる人がいると思う?

……だが、それはいつも通りであったらの話。……ちょっと前、私はユメ先輩に理不尽に怒ってしまった…

 

 

──ホシノちゃん見てみて!昔のアビドスの砂祭りのポスター!やっと手に入れれたよー!

 

──この頃はまだ、オアシスが湖みたいに広がってたんだよねー。あ、このポスターは記念にあげる!

 

──えへへ、すっごく素敵でしょー?もし何か奇跡が起きたら、またこの頃みたいに人がたっくさん集まって───

 

──奇跡なんて起きっこないですよ

 

──そんなもの、あるわけないじゃないですか。それよりも現実を見てください!

 

──こんな砂漠のど真ん中に、もう大勢の人なんて来るはずがないでしょう!?夢物語もいい加減にしてください!

 

──うえぇ、だってホシノちゃーん……ご、ごめんね?

 

─……っ!

 

──そうやってふわふわと、奇跡だの幸せだの何だの…

 

──もっとしっかりしてください!あなたはアビドスの生徒会長なんですよ!?もう少し、その肩に乗った責任を自覚したらどうなんですか!

 

──(ビリビリッ──!)

 

──あっ……

 

 

──……そう、だよね。ごめんね。ホシノちゃん……

 

 

 

 

 

 

 

「──…っ!」

 

そして今日、いつも私より早く来ているはずのユメ先輩は学校にいなかった。…もしかして……もしかして…………

 

すると奥に人影が見えた、腕を抑え必死にこちらへ走ってきている。後ろには見慣れた折りたたみ式の盾……

 

「ユメ先輩!!」

 

「ホシ…ノ……ちゃん?」

 

急いで私の唯一の先輩へと駆け寄ると、私に体を預けるよう倒れてきた。………酷い、傷だらけで所々血がでている…ヘイローがあるにも関わらずだ。

 

「ユメ先輩!一体何があったんですか!?」

 

「白い…へ…ヘビに………」

 

「そ…それ、と………ごめ…んね……ホシノ、ちゃん……」

 

「っ!謝らないでください!謝るべきは私なんですから!」

 

……消え入りそうな声…意識を保つのがやっとな状態……本当に何が……

白いヘビ、その正体を気になる気持ちを抑え、先輩を背負い急いで近くの病院へと走り出す。

 

「まっ…待って……」

 

……止めてきた、どうして?死にそうな自分よりも重要な事が?

 

「か…鹿紫雲……くんが……」

 

「鹿紫雲……その人がどうしたんです?」

 

良く学校でユメ先輩が話す人。会ったこと無いが何やらヘイローが無い男の子らしい。

 

──鹿紫雲くんって子、柴関ラーメンが大好きなんだろうね。とっても美味しそうに食べてるんだー。例えるなら…ペットかな?

 

──ヒィン……ペットみたいって事を話したら「どちらかと言うとあなたの方がペットに近いでしょ」って言われちゃったよー。私そんな事ないよね?……ねぇホシノちゃん?なんで顔背けてるの?

 

──鹿紫雲くんはね、ヘイローが無いのになんか物凄く強く感じるんだよ!……なんて言うんだろうね……強者の雰囲気!…って言うのかな?とにかくすごい強そうなんだよねー!

 

だが何故今その名前がでてくる?…もしかして、その鹿紫雲に何か「鹿紫雲くんが………わた……私の……代わりに…囮に…」ッ!?

ヘイローが無いのに、生徒を傷つけるほどの存在の囮に!?そんなの自殺行為じゃないですか!

 

「たすっ……たすけ……ないと…」

 

どうすればいい、どうしたらいい……ユメ先輩を無視して助けに行けばユメ先輩は死んでしまう。かといってユメ先輩を助ければ鹿紫雲さんが死んでしまう……どうしたら………………

 

1人を救い、1人を失う。そんなやり直しのできない二者一択の問題…だが、ホシノにとっては天と地ほどの差がある人選であった

片や何の関係もない、名前しか知らない見知らぬ人…

片や高校で唯一の先輩…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ごめんなさい、そしてユメ先輩を助けてくださりありがとうございます。鹿紫雲さん)

 

これから姿を見ることの出来ない人に感謝と謝罪の言葉を心の中で言い、気絶したユメ先輩をつれて急いで…しかし起こさないよう慎重に病院へと向かう。

気のせいだろうか、後ろで紫の光が見えたような

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからユメ先輩を入院させ、再び急いでアビドス砂漠に向かっていた。もう遅いかもしれないのに変な罪悪感が私を支配し、体を動かしていた。せめて、遺品ぐらいは拾ってやろう(不謹慎)。そう気楽に考えていた

だが、私は……来たことをユメ先輩と喧嘩をした時ぐらいに後悔した。私の目に映る砂漠に広がるのは大きな穴に沢山の白い謎の破片………そして大量のガラスに………大量の血溜まりと焦げた肉に骨…

 

「ヴッッ」ガバッ

 

胃からせり上がってくるものを必死に抑え、この惨状から目を背けてしまう。息を整え、口から少し垂れた胃液を袖で拭うと再び前を向く。そして、今度は目を背けないよう………自分がどんな選択をしたか分からせるようにしっかりと見る。これは私の罪…私の選択で起きたこと……そう思いながら何かないか探していく。

 

 

 

 

 

 

 

何も見つからない。それどころか死体も見つからなかった・・・・・・・・・・・。どうなっているんだ?肉体が消えるほどの攻撃をくらったのか?…それとも……

 

…何も見つかりませんでした。ごめんなさい、ユメ先輩。

そういつ起きるか分からない先輩に謝り、私は病院へと歩み出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らない天井だ。よし、言いたいこと第9位の(ry」

 

『目覚めたばかりなのに元気ですね』

 




4000文字いっちゃった!?ワァ……(ちい○わ
なんだろう。物凄くホシノがヤバいやつみたいな文になっちゃった

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