透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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やっぱみんなトリニティとの喧嘩が見たいそうですね。正直こんなに偏るとは思ってなくて怖いです


ネコチャンッ!キャワワ!

 

 

やあみんな。俺だ。鹿紫雲だ

今俺はいつも通りゲヘナをパトロール中……と見せかけてただサボるために適当にぶらついてるだけだ。今日は比較的平和だけど、パトロールは大事ですから……みたいな事を言ったら許可してもらえるのありがたい。サボりやすくて感謝感謝〜。まあホントは別に目的あるんだけどね()

 

裏路地でカツアゲとかされる可能性もあるから(経験談)最近裏路地もパトロールする事があるんだが、その時に捨て猫を見つけたのだ。俺は猫派だから正直飼いたいし愛でたいし、よく猫カフェに行くんだが…なんか嫌われてるんだよな……しかも俺の体を微かに呪力が纏っているせいか撫でれたとしても電気にビビって逃げちゃうんだよな。悲しい……

 

けど俺は猫派*1なんですよ。だからこういう捨て猫には情が入りまくってしまうという事で、今は片手に猫缶やチュ〇ルを入れたコンビニ袋を持っている。マコトの事があるから尾行に気をつけて気配察知全開で行ってるから安心安心!けど捨て猫がいた場所って委員会本部から結構遠いんだよね。

 

幻獣琥珀で速攻行ってもいいけど呪力がちょこっと残っちゃってネコチャンが逃げちゃうからな、そういうのもあって今はゆったりと歩いている。

 

しっかし最近平和だな、いつも銃撃戦爆発のオンパレードなのに……珍しい。飛行船でも降ってくるんじゃないのか?

そんな事を考えながら歩いているとあのネコチャンがいた場所周辺の見覚えのある景色に変わる。俺はそのまま裏路地に入り結構入り組んだ道を歩いていく

 

「えぇっと…確かここを右の後に…2つ目の所を左…」

 

ゲヘナってこういう入り組んでいる裏路地が多いんだよな。だからそこら辺にネコチャンを捨てるのに最適な所なんだろな。殺してやるよ

 

入り組んだ道を進んでいくとあのネコチャンがいた場所に来る……が、誰かがいる。ダンボールに入っているネコチャンの前に白い髪に前にひと房の黒い髪がある生徒がいた。お、俺に気づいたか。結構気配を消してたのに、警戒心が強い奴だな。

 

その子はネコチャンを脅かさないようゆっくり立ち上がり1歩下がると、こちらにサイレンサーの付いたハンドガンの銃口を俺に向けて警戒心MAXで見てくる。なんもしないって。そのまま俺はコンビニ袋を地面に優しく置き、両手を上げる。けど警戒心変わってないな、そこまで脅威に見えるのか?俺

 

「…誰?ここに何の用?」

 

「名前を聞く時はそっちから言うべきでは?」

 

「…チッ………鬼方カヨ「俺は鹿紫雲ハジメ、年齢15歲のゲヘナ学園風紀委員会所属1年生。血液型はA型で星座はおうし座だ」……ハァ…」

 

「…鹿紫雲ハジメってことは「ゲヘナの雷神」で有名な人ね……けど自己紹介を遮ってまで自分の自己紹介をするなんて、自己中が過ぎないかしら?」

 

「ごめんちゃい♡」

 

「…」ピキ

 

OHHHソンナニオコラナイデクダサーイ。あ、まって、トリガーにかけてる指に力込めないで、ホントに止めて。俺はヘイロー無しだぞ!(反転術式あるけど)銃弾一発で死ぬんだぞ!?

 

「……フゥ…じゃあ改めて。私は鬼方カヨコ。ゲヘナ学園無所属の2年生よ」

 

「………ん?」

 

えぇとすいません。何年生って言いましたか?今2年生って聞こえたんですが……俺の勘違いですかね?そうであって欲しいですね

 

「……気のせいじゃないわ。私は2年生よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OHHHHHHH S**T 先輩じゃありゃせんかぁ!

 

俺は地面が少しデコボコな地面に急いで頭を打ちうけ土下座の構えをする。流石に強すぎたか血が出てきたな…しかも先輩の方に流れていってるし…

 

「今までの無礼をお許しください。この土下座でも貴女がまだ不満であるならば私は喋れぬよう下顎を破壊します」

 

…顔見れねぇ……ちょい怖い顔してたからこうでもしねぇと殺されそうだわ………これじゃどっかの位を重視している組織と同じようなことしてんな

 

「えっ…ちょ、顔上げなよ?流石にそんな事は思ってないから…」

 

「了解しました」

 

正座のままガバッと擬音がつきそうな程早く顔を上げ、視線を交わさぬよう猫を見る…キャワイイ〜

 

「……なんで顔合わせないの?」

 

「…勝手な行動をしてしまい申し訳ございません。視線を合わせてしまえば貴女がご不満になると思いまして」

 

…風紀委員会ってこんな感じなの?……えっ…と……とりあえず、視線を合わせてくれないかな?」

 

「分かりました。失礼します」

 

といい先輩の顔を見る。…心配そうな顔してくれてるな…なんかふざけてこうしてるのが申し訳なく感じてきた……それと普通に綺麗だな、なんというか……クール系?

 

「と、とりあえず…「ゲヘナの雷神」がこんな所まで来た理由を教えてくれないかしら?」

 

「了解しました。私はこの前ここら一体をパトロール中、貴女の足元にあるダンボールの中に縮こまっていた捨て猫を発見した故、猫派である私に見捨てるということなど出来ずこうして時々餌を買っては与えるためにここに来ました」

 

「…そんなにかしこまらなくていいから……なんか変な感じ…」

 

「いえ、自分より立場(年齢)が上の者には最大限の敬意を払え……とは言われて無かったですが、ふざけてこうしてますので」

 

「ほんとに何してるの?…とりあえず、そんな話し方は止めてくれない?変な感じするから」

 

「わかりましたわ〜」

 

正直ちょっと楽しかったな。今度風紀委員の先輩辺りにやってみるか。マコト?アイツは十中八九調子乗るからダメ。…いや、アイツが調子乗ってる状態で万魔殿に入ることを拒絶したらおもろい反応見せそうだな、やっぱやるか

 

「……というか…額から血流れてたはずよね?大丈夫なの?」

 

「あぁ大丈夫ですよ?治りましたから」

 

「早くない!?」

 

みんな同じような反応してるなぁ…クハッ、オモロ。

何でそんなに早いのかって聞いてきたからいつも通りヘイロー無いから治癒力がうんぬんかんぬんって言ったら、これまた不服そうな顔で理解してくれた。なんだその……お顔は!

 

「……あ、ここに来た目的忘れてた。」

 

そういうと置いていたコンビニ袋からチ〇ールと猫缶を取り出し、さっきのお巫山戯問答から警戒心がほとんど無くなっているカヨコさんに渡す

 

「…?なんで私に渡したの?貴方があげればいいのに」

 

「俺はですね……猫に嫌われてるんすよ……初めて会った猫に引っ掻かれるレベルで……」

 

「そ、そうなのね…」

 

哀愁漂う表情でそう言ったら同情するような顔で納得してくれた…なんか悲しい……

 

とりあえずカヨコさんは俺が渡したチュー〇を猫に食べさせ始めた。…あぁ〜ネコチャンキャワイイ~!見てるだけで可愛いとかおかしいだろ!

…こうして見てると分かるけど、凄い優しい笑顔浮かべてるな…カヨコさん。初めて顔みた時は正直怖いって感じたけど、ほんとに猫が好きなんだな…

 

「…変なこと考えてないよね?」

 

「気のせいアルよ」

 

おっと、めちゃくちゃ誤魔化そうとしたらつい中の言葉使いが…… イー↓シャン↑リンチー↓チン↑シャオ↓ラー!(威嚇)

 

「フフッ、何その語尾。変なの」

 

おっと我が中の国の4000年(笑)の歴史を侮辱するか?まあ別にいいけど

てかさっきまで警戒心MAXだったのに凄い笑顔向けてくるんですけど、どうした?情緒不安定レベル.1ですか?

まあ目的も終えた事やし、そろそろ戻っ『××地区にて大規模な銃撃戦発生!至急対処を!』……××地区…ここら辺からめっちゃ近いやんけ……

通信を切り、中身の無くなったコンビニ袋を乱雑にポケットに入れると「…今の声…天雨アコ?」…oh?

 

「知ってるんですか?あのヨコチチ」

 

「ブフッw…ヨコチチw……え、えぇ…知ってるけど、アイツの事は私大嫌いなのよね」

 

「ふーん………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいつ犬だからすか?」

 

「ブフォアッwww」

 

あ、盛大に吹いた。オモロ

彼女は息を整え、震える肩を止めると1度深呼吸をしこちらを見てくる。その目はどこか……笑いを我慢してるように見えた。なんなら肩震えてますよ

 

「ま、まぁ…そんなっ感じ……かな?ッw」

 

「ほへぇ〜…まあ正直俺もアイツの事はあんま好きじゃないっすね」

 

「…それは、どうして?同級生で同じ風紀委員会なんだから少しは交流あるでしょ?」

 

「いやぁ、俺は犬も好きなんですけど、あんな雌犬はちょっと…

 

「グフッwww」

 

あ、まーた吹いちゃった。そんなにアコを弄る言葉が面白いのか?アイツのあだ名ゲヘナヨコチチハミデヤンとか言ったら笑い死にそうだな(

 

「っwww……そっ…そろそろ、行った方が…いいんじゃない?」

 

「あ、ホントッスね。それでは!」

 

といい急いで行こうとするが直前で止め、念の為いつも持っていた小さな紙にペンで自分の連絡先を書くと彼女に渡す

 

「はい、これ俺の連絡先っす。別に追加しなくてもいいですけど、まあ念の為ですね」

 

「…本当に…私で良かったの?」

 

 

──カヨコは不安だった。自分のこの顔のせいで周りの人から距離を離されていた、それなのに自分に気さく()に話しかけてくれる人が珍しかったから。つい、疑ってしまう

 

「…?何がですか?」

 

「いや…その、連絡先を渡す相手が私で…本当に、良かったのかなって…ほら、私って……顔怖いでしょ?こんなだから…友達も出来なくて…」

 

…圧倒的な自己嫌悪。自身の過去により自分に自信が無かったカヨコはそう辛そうに…愚痴を零すように言う。けどそれを聞いた鹿紫雲は一瞬呆然とした表情をすると、声を上げ笑っていた。

 

「な、何がおかしいの?」

 

おかしい。コンプレックスでもあるこの顔の事を愚痴るとこうして高らかに笑う。最低な行為だと思った。が、鹿紫雲のその後の反応は自分の想像とは違った。

 

「いやいやぁ、安心してくださいって、先輩は可愛いです!」

 

「かわっ!?」

 

「そうそう。あと猫派に悪い人はいないから、同じ猫派の人と話せば新しい友達も作れるんじゃないんですかね?」

 

「……けど、そんな簡単そうに言うけど、私にできるかな…」

 

「できますできます!人間ね、気合いがあれば大体のことは出来るんですよ。まあとりあえず自分を信じて、一歩踏み出すことが大事ですね。新しい友達からのアドバイス・・・・・・・・・・・・・ですよ」

 

「……新しい……友達…」

 

「ですから自信もって……ヤベッそろそろ行かないとっすね。それじゃ!」

 

猫が怖がらないようほんのり足を呪力で強化し、急いで××地区へと向かっていく。

 

そんな新しい友の背中を見送るカヨコは、渡された連絡先の書かれた紙を優しく握り大切そうにポケットに入れた

 

 

 

おまけ

 

ヒナ「ハジメ、また乗ってもいいかしら」

 

カッシー「いいぞ、ほら」イスサゲーノ

 

ヒナ「じゃあ…」ヒザノリーノ

 

ヒナ「ふぅ…やっぱり何故かここは落ち着くのよね…」

 

カッシー「膝に乗るの好きだな、ヒナは」アタマナデナデ

 

風紀先輩モブ「……あれで付き合ってないの?」

 

風紀先輩モブ「もう突き合っちゃえよ!」

 

風紀先輩モブ「それじゃ漢字違うよ」

 

ゲヘナヨコチチハミデヤン「ヒナ委員長(まだ違う)が膝に……う゛ら゛や゛ま゛じい゛」血涙

 

 

*1
大事な事なので2回言いました




また留年が確定されたカヨコ()
ちなみに作者も猫派です

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