題名は本話と少ししか関係ありません。
やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ
今俺は休日を利用してD.U.地区に買い物に来ているぞ。ゲヘナの近くのモールでも良かったんだが、たまには別の所で買い物したくなってな。色々なところを梯子してるぜ
てかD.U.地区平和すぎな、銃声ほとんど聞こえないんだけど…ミレニアムの民度といい勝負してるぜ。ミレニアムで思い出したが、そろそろエンジニア部に何か頼みに行こうかな?こう…単純な変形機構付けた奴でもいいから。変形機構を搭載した近接武器は浪漫の塊だよ…!とか言ってそうw
「…お、ゲヘナのモールより野菜が安いやん。買ったろ」
いやぁ品揃えバツグン!こういう所でも節約しとかなきゃな、金は貯めといて損はない……なんだ?誰か使う機会が無いだけだろって言ったか?
とまあ、幻聴にブチギレるのは止めといて…たまには冷食でも買ってみようかな、前世でも重宝してたしキヴォトスの冷食の味が気になるからね。まあ殆ど前世と同じだと思うけど
「貴方も冷食買うんですね、意外です。自炊だけだと思ってたんですけど」
「味が気になったからな。それに、時間がない時にもレンチンするだけで便利だから」
「へぇ〜、色々と考えてるんですね」
そうそう、前世ても寝坊した時とか時間が無い時に良く食べてました………ん?あれ、今思ったが俺に話しかけてるやつ誰だ?一人で来たはずなんだが
声が聞こえた右側に視線を向けると、目の前と言っていいほど近くに居たのは水色の長髪に髪の中がピンク色で、左目が隠れている白い服装を着た……あれ、連邦生徒会の服装じゃね?
「どうも!誰もが認める超人美少女ちゃんです!」
「誰だお前!!」*1
えー、今俺は買い物を終えて…いつの間にか居た「超人美少女ちゃん」とカフェに相席しています。なにやらこの子は俺に話したいことがあるそうで…え、何?俺ら初対面だよ??
「んもう、超人美少女ちゃんは本当ですけど、ちゃんと連邦生徒会長と呼んでください!」
「さらっと思考読むのやめろ」
何?キヴォトスの生徒らは思考読めるの?ニュータイプか?
「で、えーとその連邦生徒会長が俺に何の用ですか?」
「さっきも言ったけど、話したい事があるんですよ。…あ、店員さん!いちごミルクください!」
「…じゃあ俺はコーヒーで」
「なに?コーヒー飲んで大人ぶる子なのかな?」ニヤニヤ
「黙れや」
はぁ…なんだコイツホント。確かSNSとかで時々流れてたんだが超人って呼ばれてて、連邦生徒会の殆どの仕事を自分で処理してるって聞いたことあるんだけど…そんな奴がこんな人を無意識に煽るようなやつなのか?キヴォトスのトップとは思えんな
「ちょっと!それは失礼じゃないですか!?」
「だから思考読むのやめろ」
止めてぇ?勝手に思考読まないで、プライバシープライバシー。
連邦生徒会長…面倒くさいから会長でいいや。会長は運ばれてきたいちごミルクを一口飲み、美味しそうに息を吐くとコップを置き、口に手を当て一度軽い咳をする。そんな様子を見ながら俺はコーヒーを──
「オホン…では、改めて。初めまして、鹿紫雲ハジメさん……いえ、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎さん?」
「…は?」
──コーヒーを運ぶ手がその場で止まる。我ながら良く落とさなかったなと思うが、会長が口にした名前は……俺の… 前世での名前だった
自然と眉間に皺が寄る、今目の前にいる謎の人物を警戒するよう…何か一つでも怪しい動作をすれば即鎮圧できるように
「…お前か?俺をここに…キヴォトスに来させたのは」
少し呪力を解放し、声のトーンを低くし脅すように睨む。周りの客や店員が俺の異常に気づいて冷や汗が流れているように見えるが、目の前の会長は余裕もったその表情一つ変えずいちごミルクを飲んでいた
「いえ、違いますよ。私は手伝っただけです」
「……じゃあその黒幕の名前を言え」
「今はまだ言えません、そういう契約なので」
「…チッ」
今まで止まっていた手を動かしコーヒーを飲む、程よい苦味が口に広がるが今の状況がそれを打ち消している。言えないと分かると脅すために出していた呪力を抑え、カフェの中の重苦しい雰囲気が消え去る
「さっきのが呪力とやらですか?なんというか……貴方が特殊なんでしたっけ? 肌に突き刺すような感じですね」
「……そこまで知ってるのかよ。お前は何なんだ」
「誰もが認める超人です」
なるほど、よく俺のことを調べてるみたいだな…どこまで知られてるか分からないが、拡張術式や極の番まで知られてると思って動いた方がいいか?
「ですけど、貴方ここに来て良かったと思っていますよね?」
「…」
「ふふーん、黙ってても意味は無いです、貴方の顔を見れば一目瞭然ですよ!」
「…まあそうだが、退屈なあの時よりかは断然マシだ」
誇るように胸を張りドヤ顔でそう言ってきた会長が少しムカつくが、キヴォトスに来て良かったと思っているのは事実だ。ここには退屈が存在しない、常に何かが起きているのが俺にとっては心地よかった
ゲヘナも、アビドスも、トリニティも、ミレニアムも、それ以外の行ったことの無い他自地区も…俺にとってな新鮮な経験、味わったことの無い美食同然。言わば料理のフルコースか?……こういう粋な事を考えるのは苦手なんだよ、勘弁してくれ
「貴方がこの世界を楽しんで頂いて幸いですよ」
「なんだ?ゲームの開発者みたいなこと言いやがって…いや、そうか。お前も知覚してんのか」
誰も知るはずがない俺の前世の名前を言った。つまりコイツは現実を知覚する者、第四の壁を超えた存在。この世界を知る者
「ふふ、やっと気づいてくれましたか?私がこの世界が何なのか知っているという事を」
「…あぁ、あとお前が今後とる行動もな」
「してたのですか?」
「いや、前の友達やSNSで少し知ってる程度だ」
現実を知覚する者、現実に居た者の異質な会話。傍から聞けば何の話か分からないだろうが、それは仕方ないだろう。ここが現実だと思っている者達しかいないのだから
「というか、公共の場でこんな話は止めようか。もっと別の話題をだそう」
「そうですね………じゃあ気になる子はいますか?」
「殺すぞ」
「理不尽!?」
気分転換に発した会長の一言。だが、それが逆に鹿紫雲の逆鱗に触れた!…まあ冗談はボドボドにしといて、適当に周りの事とかを話した。ゲヘナの事だったり、トリニティの奴とガチ喧嘩した事だったり……相手からは連邦生徒会の事を聞かされた。なにやら後輩が有能なんだとか。あんた以上の有能な子なんているわけないだろ
「てか!なんですかトリニティとガチ喧嘩したって!?私ゲヘナとトリニティが仲良くするっていう条約考えてたんですけど!?」
「…え、そうなの?」
「あっ…今の言葉は忘れて「無理」…ですよねー。くっ…この超人たる私がこんな初歩的なミスをっ…!」
「ハハ、ウケる」
いやぁ…俺の前世や呪力を知ってる事を除けば話しやすくていい子なんだけどな、今は超人とは思えない凡ミスして頭抱えてるけど
「んっ!ここのカステラ美味しいですね!」
「おい待ていつ頼んだそれ」
会長の目の前の机にはいつの間にか頼んでいたカステラが…いや気づかなかったんだけど、どうやった?それ
会長はそれを美味しそうな顔で頬張り、しっかり味わった後いちごミルクで流し込んでいた。女の子がしていい事じゃないと思う
「なにをっ!カステラにはいちごミルクなんですよ!?」
「だから思考読むの止めろ、聞いたことないわそんな事」
「なら一度食べてみてください!!」
「ちょっ!?それお前の食いかけだろうが!!止めろ!!」
食いかけのカステラを口の中にねじ込まれそうになり、それを拒絶し無理やり引き離そうとする。やってる事がカップルとしか見えないが、ここはカフェという公共の場ということを忘れてはいけない
「あの……もう少し声を落としていただけると……」
「あ、すみません」
「ほら〜、鹿紫雲くん注意された〜」
「九割九分お前のせいだわ」
「おや〜?残りの一分は自分が悪いということを自覚してたんですか。偉いですね〜」
「その手を失いたくなければ今すぐ離せ」
「ヒェッ、怖い怖い〜」
…とまあ、暫くここのカフェで会長と談笑していると自動ドアから今まで走ってきてたのか息を切らしている黒髪ロングの連邦生徒会の制服を着ていた…何がとは言わんがデカイ子が入ってきた
「会長!やっと見つけましたよ!早く連邦生徒会に戻りますよ!」
「あ!リンちゃん!」
「…誰がリンちゃんです……おや?その方は?」
会長の前に座っている俺が不思議だったのか、それとも男子生徒というのが珍しかったのか少し驚きと困惑の顔を浮かべて聞いてきた
「初めまして、俺「この人は鹿紫雲ハジメくん!ゲヘナ学園の子だよ!」俺に言わせろや!」
「…鹿紫雲ハジメ……あぁ、ゲヘナの雷神と呼ばれている方ですか」
「俺そこまで有名なの??」
「はい、キヴォトスでその名を知らない人はいないと思える程には。…自己紹介がまだでしたね、私は七神リン。連邦生徒会所属1年生です」
…ほぉ…この子、トップが勝手にどっか行ったと思ったらカフェで男と茶してんのに、顔一切歪めてないな…もしかしてこの超人(笑)って常習犯か?
「この子が、私がさっき言ってた有能な子!」
「へぇ〜…よろしくお願いしますね。七神さん」
「リンで大丈夫です」
「分かったよ、リンちゃん」
「…」イラッ
おっと、距離を縮める為に「ちゃん」付けで呼んだらリンのこめかみに青筋が……おい超人、腹抱えて笑ってないで何とかしろ。あんた超人なんだから何とかできるだろ?
「…フゥー……まあ良いです。さあ会長、早く戻りますよ。まだ仕事は残ってますから」
「えぇ〜?別にいいじゃ〜ん」
「会長?」
「……そういえば!鹿紫雲くんモモトーク交換して無かったね!!交換しようか!!ゆっくり!ゆっくりでいいから!!」
「戻りたくないのが見え見えだぞ。…まあ交換するけど」
「ど、どうせならリンちゃんも交換したら!?交換して損はないと思うよ!」
「ハァ…わかりましたよ…」
会長とリンとモモトークを交換し終えた瞬間、リンが会長の服の襟を掴み引きずるように連邦生徒会へ戻って行った。「うわぁ〜ん」とかいう情けない声で嘆きながら引きずられていくその姿は超人とは思えないほど滑稽だったので動画に収めておいたから後でリンちゃんに送ったろ
鹿紫雲の小説が増えることを祈ってます。お願いだから
掲示板とかって見たいですか?(掲示板は原作開始編からになります)
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当たり前だよなぁ?(書く)
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そういうのはちょっと…(書かない)