なんか…評価が赤とオレンジ行き来してばっかやなこの小説、でもまあ評価してくださるだけ有難いです
やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ
ゲヘナの入学式から1週間ちょっと経った今日、俺は風紀委員会でいつも通り書類仕事をしていた。ヒナにちょくちょく教えて貰ってやってたから一年の時と比べて早く、正確にできるようになったぞ。けどこうなるとやっぱりヒナはおかしいと感じてくる。なんなん?戦闘もできて書類仕事も抜群て…俺が一枚終わらせてる間にヒナは三枚ぐらい終わらせてるからな、これでも俺風紀委員会じゃ書類仕事早い方なんだぜ?次元が違うよ…
あと勧誘して風紀委員会に自主的に入った銀鏡も中々の働きをしてくれてる。ヒナと俺のどっちとも書類仕事に追われてる時は銀鏡に頼むことが多いんだよね。まあそれでも難しいって時は俺が出るけど
とまあ、こんな風にいつも通りやってたら風紀委員会の扉を思いっきり開けて入ってきた先輩からマコトが俺に伝言があるから伝えてくれと言われたらしい。その内容は「今日の午後1時からトリニティのティーパーティーにエデン条約の事で話に行くから護衛ヨロ!」との事だった。
…なんで俺?…いや、なんで俺??風紀委員長とかヒナとかいるやん…なんで俺?というかなんで昨日とかに言わないんだよ!今11時半やぞ!?あんのタヌキめぇぇ………!話し合いの時になんかしたらぶん殴ってやるっ!
そう思うと同時に憎たらしいあの顔が脳に浮かび、怒りから拳を握りしめていたらその様子に気づいたヒナがこちらに近寄ってきた。…え、もう書類無くなってる……
「どうしたの?ハジメ。もしかしてまたあのタヌキ?」
「そうそう……今日の午後からティーパーティーに話に行くから護衛宜しくだってよ…昨日言えや……」
「…その……頑張ってね?」
「おう……」
…トリニティに行くとなると、先にツルギとかに連絡した方がいいのかな?護衛役として。トリニティのゲヘナ嫌いの奴らからゲヘナの野蛮人めー!とか言われて攻撃されたら洒落にならんからな…ポチポチ〜
お、よかったよかった。「今日トリニティに先輩と行くから案内頼める?」って聞いたら了承された。けど「こういう事は前日とかに言ってくれ」って返ってきたけど「ごめんけど、俺も今日知ったんだよ」って返したらなんか謝られちゃった。うーん…申し訳ない…
トリニティとゲヘナは真隣に位置する地形だから大体12時半にゲヘナから出ても余裕で間に合うが、万が一のことを考えて12時発のトリニティ行き電車に乗っている。隣には護衛対象(笑)の羽沼マコト会長、正直ちょっと距離が近いと思います…
電車に乗ってる最中もマコトはうるさかった。大分誇張したと思える自分の武勇伝を長々と真隣で聞かされた、しかもこいつ普通の状態でも声デカイんだよ。耳が死にそうになったわ。
いい加減イラついてきたので今でも自分の武勇伝を誇らしげに語っているマコトの言葉を遮るように喋る
「なあマコト、なんで護衛するのに俺を選んだんだ?ヒナとかいたろ」
「キキキ…それはだな、お前はキヴォトスで唯一の男子生徒、他自治区の奴らも喉から手が出る程欲しがる者だろう?そんなお前をトリニティの連中に見せびらかして自慢してやるのさ!キャハハハ!!我ながらいい案だとは思わないか!?」
「全然?」
「なんだと!?」
確かに男子生徒は珍しいどころか、キヴォトスに俺一人だけだと思うけど、よくトリニティいくからゲヘナ所属ってことバレてるからな。俺に向けられる視線は敵意一択だと思うぞ
「…あぁそれと、トリニティに着いたら正義実現委員会の子に案内頼んでるから、くれぐれも失礼のないようにな」
「それ私が言うべきセリフだろ!?」
「だってお前トリニティ嫌いじゃん。絶対なんかするよ」
「酷いぞ!?そこまで私の事が信用ならないのか!?」
「うん。なんなら他のトリニティの生徒にちょっかいかけそう」
「おい!!」
やっぱマコトを煽るの楽しいな。中毒性がある
談笑と称してマコトを煽り散らかしていたらトリニティに着いたとの車掌の声が電車の中に響き渡る。やはりと言った所か、駅にいるトリニティの生徒から親の仇を見るような目で見られるのを感じる。…マコトは気づいて無さそうだな、そこそこある胸張って威張ってるよ
「…何か変なこと考えてないか?」
「はい」
「そうか……ん?」
とりあえず駅の出口を目指し進んでいくと、人混みの奥にツルギが待っているのが見えた。手を振りながら大きな声で呼ぶのは無礼かと思い笑顔で軽く手を振りながら向かっていく。ツルギはこちらに気づいて手を振り返してきたが、何やら顔が真っ赤だ。ゲヘナの生徒会長を案内するから緊張してんのかな?
「よぉツルギ、久しぶり」
「ひ、久しぶりだな…ハジメ…と、貴女がゲヘナの生徒会長…羽沼マコトで合っていますか?」
「………そうだ、今日は案内よろしく頼む」
おっ、あのトリニティ嫌いのマコトが嫌味を言ってないぞ!?俺の注意が効いたか…その調子で頼むぞ?本当に
トリニティ総合学園に着くまでの道は全員無言でした。あのね、いつもならツルギと適当に色んなことを駄弁ってるんだけどさ…今先輩いるから気まずいのよ。あれよ、同級生と話してたら先輩が近くに来るとなんか気まずくなるやん?それよ
というかトリニティの校舎がある所に来てから視線が凄いな、特に俺に対する敵意の視線。これツルギがいなかったら襲われてたんとちゃいます?冗談抜きで。
「…さっきから視線がウザイな」
「お、流石のマコトも気づいたか」
「さらっと貶すな。今はお前に言われた事をちゃんと守ってるのだからな、あれが無かったら今頃周りの奴らの眉間を撃っているさ」
「あらヤダ物騒♡目の前にトリニティの生徒居るんだからそういうのは控えなさいよ」
「…いや、私は気にしないから大丈夫だ」
あら優しい、ありがとうねツルギちゃん。今度何か奢ってあげるよ
周りからの俺たちに対する敵意の視線を無視しながらツルギに案内され、ティーパーティーが居る部屋の扉の前へと着いた。
「私からの案内はこれで以上です。では…」
「おう、ありがとうなツルギ」
「……///」
手を振りながら別れを告げたら何故か顔を真っ赤にして足早に去っていってしまった。何でだろう、ちょっと悲しい
「……そういう事か…ハァ」
「どういう事だ?お?」
なにかそういう事かよく分からんが…まあ喧嘩売るのは止めといて、待たしてるから早く部屋に入ろうかと言おうとしたが先にマコトが扉を3回ノックする。中から「どうぞ」という声が聞こえたので失礼します…と言い入っていくと、洋菓子が乗っている丸いテーブルを囲むように3人の生徒がいた
「あ、ようやくゲヘナの野蛮人が来……」
「……え?」
ティーパーティーの1人がそう言いながら此方に振り向いてくると、顔を見た瞬間同時に言葉を失ってしまった。そう、今振り向いてきたのは前に俺に喧嘩を売ってきた聖園ミカだったからだ
「…」お口あんぐり
「……」お口あんぐり
「…ミカさん?どうされたのですか?」
「…ハジメ?どうかしたのか?」
双方を心配する声と共に驚きのあまり開けていた口を同時に閉じて、何でもないとはぐらかす。聖園の視線が泳いでいるが他のティーパーティーの2人はそれを疑問に思ってるだけで何も言わない、そういう俺も多分視線が泳いでいるがマコトは気にしてない様子だった
「…初めまして。私はティーパーティー所属、フィリウス分派のリーダー、桐藤ナギサです。今日はよろしくお願いします」
と、まるで天使のような大きな白い羽根を持つ子が最初に挨拶をした。雰囲気からみるにここのまとめ役かな?
「私はサンクトゥス分派のリーダー、百合園セイアだ。よろしく頼むよ」
次に狐耳に幼い体つきの生徒が挨拶をする。よく見ると肩にシマエナガがいるな……なんで?
「ゲヘナの野蛮人風情に名乗る名前なんてないよ、そもそも一緒の空間にいること自体が嫌なのに☆」
「ミカさん?自己紹介はしなさいとこの前あれ程…」
正にお嬢様という雰囲気で名を言った2人だったが、聖園だけが野蛮人に名乗る名なんて無い。といい自己紹介を拒否した、挨拶は大事!古事記にもそう書いてあるぞ!
…今度は俺らの番だがこういう機会はあまり無かったので俺が覚えている精一杯の敬語で挨拶をする。間違った使い方してないよな?
「大丈夫です、ある程度の事は調べていますので…初めまして、御二方。俺……私はマコト議長の護衛として今日此処に来ました。鹿紫雲ハジメです。どうぞ、よろしくお願いします」
と言い、きっかり45度腰を曲げてお辞儀をする。こうすれば好印象って誰かから聞いたことあるような気がする
「…羽沼マコトだ。」
そう淡泊な挨拶をするマコトだったが、よく見ると顔がめちゃ不服そうな顔だったので嫌いな奴にする精一杯の挨拶だったんだろうな……後で褒めてやろ
「えぇ。では、立っているのもお辛いでしょうし、ここの…… 御二方?ハジメさん。ミカさんと1度交流があったのですか?」
おっとやっべ、墓穴掘っちった。聖園が凄い睨んでくるが…まあなんかムカつくし本当のこと言ってやろw
「…えぇ、4ヶ月程前にトリニティに来た際に襲われまして、そこで名を知った程度の関係です」
俺の言葉を聞いた直後、俺に集まっていたマコトを含む3人の視線が聖園へと向く。俺が本当の事を言うと思っていなかったのか聖園は狼狽えていた
「……ミカさん??聞かされてないんですけど?」
「えっえっ」
「ミカ…いくら君がゲヘナが嫌いとはいえ、初対面の…ましてやヘイローの無い子を襲うのは無いだろ」
「ちょっ違う!違う!」
「なら、なにか弁解してみてください?」
「…何も……ないです…」
…あかん、ちょっと笑いそう。めちゃくちゃ強気に言ってたヤツがこうも友達に怒られて涙目になってるの見てると笑いそうになるわ(クズ)。おっと、マコトまで肩震えてるジャマイカ。俺たちは友だったか…
「フゥ…ミカさんの処遇は後にして、では御二方…立ったままというのはお辛いので、ここへどうぞ」
お嬢様の気品を漂わせながら言い、彼女らの反対方向にある2つの椅子へ手を向ける。感謝の言葉を伝え、マコトと共にその椅子へと座る。椅子は思った以上にフカフカで心地よかったです、普通に欲しい
「…それでは、皆さん集まったことですし…エデン条約について話をしましょうか」
そこからはマコトがかなり顔を歪めているが今のところ何事もなく順調に話が進んでいった。けど、話し合いの途中でも聖園はゲヘナを下に見ることばっかり言ってくる、野蛮人と和平なんか組みたくないだのそれはそれは…もう散々。正直俺もいつ堪忍袋の緒が切れるか分からんほどにはイラついてる……あ、このお菓子美味しい
その話し合いの中で聖園は退屈そうに頬杖をつき、遠くの景色を見ながらため息をつき不機嫌そうに言う
「もう止めにしようよナギサちゃん、こんな無駄な話を長々としないでよ。私、ゲヘナの連中と同じ空間にいるだけで嫌なんだから☆…それに──」
言い終える前に聖園はマコトに視線を向ける。今までの言葉でイライラしていたマコトは視線に気づきさらに顔を歪めるが、そんなの構わずに聖園は言い放つ
「──こんなバカそうな奴が生徒会長なんて、ゲヘナのたかが知れてるじゃんね☆」
その言葉を聞いた直後、椅子を蹴り飛ばすように立ち上がったマコトは拳を強く握りしめ、怒りの形相で聖園を睨む。そのこめかみには青筋が浮かんでいた
マコトの急な行動に桐藤と百合園は驚いた表情をしマコトを見ていたが、聖園は心底退屈そうな顔のままだ
「…巫山戯るのも大概にしろよ…聖園ミカ……こっちが下手に出ていればいい加減な事を……」
「いい加減な事?私は事実をそのまま言っただけだよ?」
「ミカ!!そこまでにしたまえ!」
「…っ!貴様あぁぁああ!!!」
聖園に掴みかかりそうだったマコトを羽交い締めにし、聖園から離す。俺を引き離そうと抵抗してくるが触れている部位から筋肉に電気を少し流し込んだ為動きずらくなっているだろう
「落ち着けマコト。ほら、深呼吸だ……ヒッヒッフー……ヒッヒッフー…」
「それは違うやつだろ!!」
「滑稽じゃんね☆」
俺がマコトを抑えてる間にも聖園は俺たちを見て馬鹿にするように笑っていた。それを見たマコトがまたブチ切れて暴れ始めようとしたが体を捩るだけで四肢は動かせていないようだった。
だが今まで無言だった桐藤が机を力強く叩き立ち上がる。音に驚いた俺達は桐藤に視線を集めるが、冷静だったその顔にはマコトと同じように青筋が浮かんでいた
「……ミカさん?あれ程失礼のないように…と言いましたよね?」
「ヒェッ…ナ、ナギちゃん?落ちついて─」
「落ちつけるわけありませんよ!!」
「「「「!?」」」」
再び台パンをし、その衝撃で置いてあった茶菓子が少しだけ浮かんだあと音をたてて机に落ちる。桐藤は息を荒くしマコト以上の鬼の形相でミカを睨んでいた
「この場はゲヘナとトリニティとの良好な関係を築くための大切な話し合いの場なのですよ!?」
「それを貴女は注意をしてもしてもその口を閉じずゲヘナの方に対する悪口ばかり!!」
「いい加減にしないと!その小さなお口にロールケーキをぶち込みますよ!?」
そう言い終わるとどこからか取り出したロールケーキを聖園の口にぶち込んだ。静かになった部屋に桐藤の荒い息と聖園のもごもご言う声だけが聞こえている。マコトも先程の桐藤の怒涛の言葉とロールケーキのぶち込みを見ていつの間にか落ち着いていた。
「……ハァ…ハァ…すみません。お見苦しい所をお見せしてしまって」
「え…えぇ、大丈夫…です」
「…離してくれハジメ、もう落ち着けた」
「あ、了解です」
マコトを離すと床でロールケーキに悶えている聖園を横目に、桐藤に聖園を止めてくれた事に対し感謝の言葉を伝え頭を下げる。
「いえ、気にしないでください。…それと、羽沼会長。私の友人が貴方を馬鹿にするような事を言ってしまい本当に申し訳ございません。」
「いや、貴様が謝ることでは無い。それに、私も会長という立場でありながらあの程度の言葉で冷静を保てなかったのが悪い」
……ここで「あのマコトが…!?」と言わなかった俺は偉いと思う。いつもだったら言ってた
「…すみませんが、ティーパーティーの1人がこんな状態ですので…この話し合いはまた後日続けましょう」
そう言い、床に仰向けに倒れロールケーキを半分ほど食べていたが気絶している聖園に呆れたような目を向ける。百合園は聖園の様子を気にもとめず優雅に紅茶を飲んでいた
「あぁ、そうしよう。…帰るぞ、ハジメ」
「了解しました」
最後に1度ティーパーティーの三人に対しお辞儀をして、マコトの後を着いて出ていく。後ろから俺に対する視線が集まっていたのは気のせいだろうか…?
「はぁぁ〜……疲れたぁ……」
帰りの電車の中。柔らかな座席に全身を預けそう言うと深く息を吐く。こういう立場が上の人と話す機会は無かったから少し緊張したが、まあ多分いい感じに出来てただろう
だがマコトは何か思うことがあるのか座席に座ってから窓から外の景色を眺めてばっかりだった。そうだ!なんか褒めてやろ
「なぁマコト」
「……なんだ?」
俺の声に窓の外に向けていた視線を俺へと移す。さっきまで黄昏ていたマコトの目には微かに疲労があるように見えたから、とりあえず落ち着かせる為に頭を撫でる。
「なっ!?」
「よく耐えたな…マコト」
「…!」
驚いた表情を見せたマコトは俺の手を払おうとしたが、その後に俺が発した一言で動きを止める。俺はそんなマコトを髪に指を通すように優しく頭を撫でる
「お前は悪くない、よくあそこまで耐えれたな…偉いぞ」
「……」
「このまま、お前の生徒会長らしい所を存分に魅せてくれよ?」
最後にそう笑顔で言う。少しの間動いてなかったマコトは直ぐに俺の手を頭から離した
「…そういう所だぞ…女誑し」
「おい!いつ俺が誑した!?」
俺がそう言うとマコトは鼻で笑い、頬杖をつき窓の外に視線を向けた
「……だが、まあ…ありがとうな」
…そう小さく言ったマコトの口の端は窓に向けられてよく見えないが、微かに上がっているように見えた
「…明日槍でも降るのか?」
「今までのが台無しじゃないか!!」
あぁ…冬休みが…冬休みが終わってしまうぅぅぅ!!!ばにたす…憂鬱完全共鳴して悲嘆し、哀嘆し、破綻しちゃうよセルマァ
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