透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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感想、評価バンバンください(乞食)

プレ先鹿紫雲あんまり人気なくてちょっと意外。呪術介入が人気なのは分かるけど、なぜ子供化鹿紫雲がその次に人気なんすか?


ワッ!なんだコイツ!?

 

 

 やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ

 あれからネルと殴りあって2週間ぐらい経ったかな?今はゲヘナより治安が悪いっていうブラックマーケットに暇だからぶらついて来てるぞ。*1

 

 いやぁ……治安が悪いって聞いたしボロボロなんだろうなって想像してたけど、結構綺麗だしデカさで言えばゲヘナ学園よりデケェんじゃねぇの?誰が作ったんだよこんなの

 というか服屋だったりカフェだったりお菓子屋だったりラジバンダリ……学園と言っても過言じゃないほど整ってんな。まあ出されてる品は表じゃ出せそうに無い物ばかりやけど

 後はあれだな、なんかモモフレンズ?だったかな。そいつのぬいぐるみが法外な値段で売られててびっくらポンやわ。しかも何個か売れてたし、あたしゃ怖いよ……前世で言うアイドルファンみたいな事してるよ……。でも、その中でもウェーブキャットってやつが気になったな。猫派だから普通に欲しいかも

 

 さっき買ったカスタードのたい焼きを頬張りながら歩いていると、前から銃声と共に不良たちに追われている変なバッグを背負った……なんか見覚えのある制服を着た子が走ってきた。

 

「た、助けてくださ──ムグッ」

 

 その子は前を見ていなかったようで、減速もせずに俺の体にぶつかって来た。まあ予め呪力強化してたお陰で後ろには吹き飛ばなかったしダメージはゼロや。……たい焼きはセーフやな、良かったわ

 

「ワッ!す、すみません!!助けてくれませんか!?」

 

 急いで離れて謝罪の言葉を言ったと思ったらすぐさま俺の後ろに隠れてきた。そしてこの子を追っていた不良達が追いついてきたら後ろに隠れている子を指さす

 

「おいアンタ、ちょっと退いてくんねぇか?私らはそのトリニティの生徒に用があるんだよ」

 

「……知人?」

 

「全然違います!初めて会いました!!」

 

 知人かと聞くと残像が残るほどの速度で首を横に振り、全力で否定してくる彼女。その言葉を聞くと手で彼女を自身の体に完全に隠れるように移動させる

 

「……だそうだが、つまりはカツアゲか?」

 

「ちょっと違ぇな、そいつはトリニティのやつだろ?」

 

「トリニティの奴らは金をたんまり持ってるから、そいつを拉致って身代金を頂こうって訳さ。いい案だろ」

 

 ……聞けば聞くほど不愉快になる言葉。それを相手は笑顔で、まるで友達に話しかけるように言ってくる。

 鹿紫雲のこめかみに、青筋が浮かぶ。眉間には皺が寄っていく

 

「どうだ?アンタも興味あるなら「もういい」…あ?」

 

 

「不愉快だ」

 

 

 不良達と鹿紫雲の間に紫電が走る。パリッという小さな音と共に放たれた紫電は吸い込まれるように頭へと向かうと、不良達はまるで糸が切れたかのようにその場に倒れ伏した

 

「えっ…?」

 

「……よし、もう大丈夫だよ」

 

「あっ……えっ?」

 

 ただ一瞬光ったと思ったら、急に倒れた不良達に困惑を隠せない彼女。鹿紫雲は息を吐き、心を落ち着かせると直ぐに笑顔に戻り後ろに隠れていた彼女を見る

 

「た、助けてくれてありがとうございます」

 

「いいよいいよ。とりあえず自己紹介を、俺は鹿紫雲ハジメ。よろしくね」

 

「は、はい。よろしくお願いします!私は阿慈谷ヒフミです!」

 

「ヒフミちゃんね。1つ質問するけど、どうしてトリニティの子がこんな所に来たの?」

 

 自己紹介を終え、とりあえず疑問に思っていたことを聞くと「あはは……」と渋るように苦笑いをした後に答えてくれた

 

「実は……ブラックマーケットに探し物がありまして…」

 

「ふーん……迫撃砲とか?」

 

「違います!そんな物騒なものじゃありませんよ!」

 

 私が探しているのは……と言うとすぐさまスマホを取りだし操作していく。そして画像を見つけたのか「これです!」と言い画面を見せてくると、そこに写っていたのはサングラスをかけたヒフミが背負っている鳥みたいなぬいぐるみであった

 

「……これは、確かペロロ?」

 

「はい!これは前にあるサングラス屋さんとコラボした、限定のぬいぐるみなんです!」

 

 …サングラス屋さん??どうしてそんな所とコラボしたんだ?

 変な疑問が頭に浮かんでくるが、そんな事は構わず何故かペロロの事を話し始めたヒフミ。こいつヨコチチと同じ部類か?

 

「とあるサングラスを買わないと貰えなかったとてもレアなぬいぐるみなんです!しかもその期間がなんと1日だけで限定50体!このぬいぐるみがあるという情報を聞いてここに来たんです!」

 

「なんといってもこのぬいぐるみの良さはペロロ様の可愛さを残しながらサングラスのカッコ良さを両立させている所です!その時は大切な行事が重なったせいで買えなかったんですが、今日ここ…ブラックマーケットに出回っているという情報を聞きつけてやって来たんです!!」

 

「お、おう…」

 

 ……すごい熱意だなこの子。なんだろう、見た目純粋そうなのに頭とち狂ってる黒舘タイプか?黒舘とヨコチチを合わせた物にペロロを追加させたような子だな。どんな子だよ

 なんならこうして脳内でこんなこと言ってる最中にもその口が止まることは無さそうやし、凄いなホントに

 

「───。それで、ペロロ様の良さはここでは終わりません!」

 

「あータンマタンマ。こうして突っ立って話してたら探せないでしょ?動きながら話そうか。俺も探してあげるからさ」

 

「あっ…!ありがとうございます!」

 

 …まあ歩きながらだと聞き流せるやろ。よーし、俺も探す事が確定してしまいましたが、まあ自分で言ったことなんだからちゃんと探そうか。しょうがないなぁヒフミくんは……

 

───────────

 

────────

 

─────

 

 

───

 

 

 

 う る さ い

 

 しょうがないから2時間ぐらい一緒に探してあげてるけど、その最中にもペロロトークが止まる様子は無かったんですけど……たい焼き食べ尽くしちまったし話聞き流せる自信ないなぁ……ん?

 

「それでです「!静かにっ」…ムグッ!?」

 

 路地裏の方から微かにペロロ関連の声が聞こえたので、静かにさせるよう急いでヒフミの口を手で塞ぐ。なんかムグムグ言ってるけど今はどうでもいいわ

 

「ヒフミ、こっちの方からペロロに関する事を話す声が聞こえた。貴重な手がかりかもしれんぞ」

 

「えっ!?……いや、よく聞こえましたね」

 

 ヒフミを連れて声が聞こえた方に行くと、そこに不良生徒3人が何か話していた。ここじゃあまりよく聞こえないので呪力で耳をいい感じに強化する

 

「これがあのサングラスペロロか?……キッショい見た目だな。」

 

「あぁ、こんな変な見た目なのにめちゃくちゃ高値で買うやつがいるんだよな」

 

「意味わかんねーw。そんでこれがあと10個ぐらい〇〇倉庫にあるんだよな?」

 

「そうそう、それと他のぬいぐるみを全部売れば……多分7桁は余裕じゃない?」

 

「いいねぇ!それじゃあ16時にその倉庫に集合で。んじゃ!」

 

 話し合っていた不良達の姿が見えなくなったのを確認すると、念の為小さな声でヒフミにアイツらが話していたことを伝えると、目で見てわかるぐらいに怒ってた

 

「……ペロロ様をお金稼ぎに使うなんて許せません…」

 

「……ならヒフミ、一芝居といくか?16時に〇〇倉庫待ち合わせ言ってたから、準備とか間に合うだろ」

 

「いいですね!……さぁ、あの不届き者達に正義の鉄槌を下してやりましょう!」

 

「ベネ!…それじゃちょっとサングラスとか買ってくるから〜」

 

「えっ!?ちょ、ちょっとー!!」

 

 さぁて、16時まであと3時間か。いっちょやってみっか!!

 

 

 

 

 

 3 hours later

 

─────────

 

 

─────

 

 

──

 

 

 16時を少し過ぎた頃、聞いてた通りに〇〇倉庫にあの時話していた2人の不良がやって来ていた。

 

「よぉし、さっさと金儲けすっか!」

 

「…少し声のトーンを落とせない?周りに聞かれてたら危ないでしょ」

 

「おっ……と、確かにそうだな。サンキュー」

 

 テンションが上がっていたのか、大きな声を出していた子が隣にいた子に注意されて声を下げる

 さっきから冷静な子が倉庫のシャッターを開けるボタンを押す。そうして開けた倉庫の中へと入り、ペロロのぬいぐるみを入れていたダンボールを開く。が、そこには何も無く、他のダンボールも開けるがその中は何も無かった

 

「な……なんで何も…」

 

「どうなってんだ!?確かに入れてたはずなんだろ!?」

 

 困惑する彼女ら、そこに倉庫の入口から声が倉庫内に響く

 

「そ、そこまでです!!」

 

 不良達が声が聞こえた方を向くと、そこにはトリニティの制服に紫色の上着・・・・・を羽織ったヒフミの姿があった

 

「……お前かぁ?ここにあるやつ盗ったのは」

 

「ヒッ……だ、だったらなんですかぁ!?」

 

 不良の威圧的な言葉に一瞬ビビるも、直ぐに立て直し喧嘩腰でそう叫ぶヒフミ。だがその様子が癪に障ったのか不良達は銃を片手にヒフミの方に歩んでいく。

 

「……おい、痛い目見たくないならさっさと盗んだもん返しな」

 

「まあ返しても痛い目見させるけど」

 

「ッ…!嫌です!」

 

 涙目になりながらも不良達の言うことを否定するヒフミ。それが引き金になったのか片方の不良が怒りの形相で銃を構えた瞬間──

 

 

「今です!大姉貴さん!」

 

 

 ──紫色の光が銃を構えた不良を殴り飛ばす。隣にいた不良は何が起きたか理解できてなかったがゆっくりと横を見るとそこに居たのは、白いズボンにサングラスを付け、紫色の上着にサラシを巻いて髪を下ろした鹿紫雲が、金色の鎖を巻き付けた手で殴り飛ばしたままの状態で止まっていた

 

 鎖をジャラジャラと鳴らしながら手を引っこめると、残っている不良に顔を向ける。殴り飛ばされた子は倉庫の壁に半身が埋まっており気絶してるのが目に見えてわかるほどだった

 

「さて……アンタが、ウチの嬢ちゃんが好きなペロロ様で金稼ごうとした奴か…」

 

「ヒェッ」

 

 一歩鹿紫雲が足を出すと、まるで蛇に睨まれたカエルのように恐怖で動けなくなる不良。そんな事を気にせず鹿紫雲は不良の前に立つと本を取りだし淡々と告げる

 

「ペロロ様で不当に金を稼ごうとした輩には……あったあった。そいつの四肢を折る、だな」

 

 明らかに今からお前の骨を折ります、と言っている鹿紫雲に不良は自分が今からされることを悟り、足が産まれたての子鹿のように震える。恐怖で顔は歪み、目からは涙が流れ落ちた

 だがそんな中、黙っていたヒフミが声を出す

 

「さ、流石に止めてください、私もそこまでするつもりはありませんから……」

 

 それを聞いた鹿紫雲は1つ、息を吐き音を立て本を閉じる

 

「…だそうだ。良かったな、ウチの嬢ちゃんが優しくて」

 

 その言葉を聞いた不良は安堵の息をもらしたが、さらに近づいてきた鹿紫雲に嫌な汗が背中を流れる。鹿紫雲は不良の肩を掴むと耳元で囁く

 

「覚えておけ……中指は忘れない」

 

 恐怖が最高潮に達した不良は、そのまま意識を手放し地面へと倒れた……

 

─────────

 

──────

 

───

 

 

 

「ちょっと!!やり過ぎですよ鹿紫雲さん!?」

 

「ハハハハッ、まあ良いじゃねぇかあんぐらい。ヒフミも目当てのもん手に入れれたしよ」

 

 既に日が傾きその半分が隠れる時間帯。鹿紫雲とヒフミは仲良くブラックマーケットの外を目指して歩いていた。ヒフミの手にはサングラスペロロ様が大事そうに抱えられていた

 

「……というか、本当に良かったのか?あそこに金置いてきて」

 

「えぇ……あの人たちも、何か事情があってあんな事をしなきゃいけなかったんじゃないかって思いまして」

 

「…優しいな、お前。その純粋さを残したまま3年に上がって欲しいわ、冗談抜きで」

 

「最後の「冗談抜き」は要りましたか…?」

 

 そう他愛もない話をしながら、時々モモフレンズトークを話し合う。沈みかけている夕日が、鹿紫雲の金色の鎖を照らしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこからヒフミがブラックマーケットに行くたびに中指の服装で護衛することになった鹿紫雲。度々ペロロ関連で金を稼ごうとする輩を締めるせいで中指の噂がブラックマーケットどころか全自地区にも広がったとか…

 

 

 

 

─おまけ─

 

 ん、ブラックマーケットに来た

 

おじ「ブラックマーケットって言ったら、やっぱあの噂だよね〜」

 

ノノ「私も聞いたことあります!『中指』の事ですね☆」

 

イヌ「ん、大姉貴って人はブラックマーケットの不届き者を全員拳のみで沈めたとか聞いたことある」

 

アヤ「それと、中指の勢力はブラックマーケットを超えて全自地区に広がっているという噂も…」

 

おじ「さらにはファンクラブやグッズも出ているらしくてね〜?全部大姉貴って人のなんだよ〜」

 

ノノ「決めゼリフの『中指は忘れない』も有名ですよね☆」

 

セリ「『中指は忘れない』……私もちょっと言ってみたいかも…」

 

おじ「おや?セリカちゃんもその中指に憧れちゃった〜?」

 

セリ「ち、違うから!ちょっと気になったってだけ!!」

 

イヌ「ん、バレバレ」

 

(⏜ن⏜)“…ヒフミちゃん、顔青いけど大丈夫?”

 

ペロ「あ、あはは………」

 

 

 

*1
ちゃんとあの後游雲は回収しました。ありがとうC&Cの子達よ、俺の代わりに回収してくれてて




中指は忘れない(恐怖)
オラッ!打撃スキル!打撃スキル!アーッ!(反撃)

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  • 子供化鹿紫雲(原作開始済み)
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