透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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通算UAが9万いったぞー!この小説を見てくれている読者に感謝!
それと今話ではチナツが風紀委員会に入部した理由を改変しています

これはなんか思いついたやつ。まあ無いとは思うけど


空崎ヒナの敗北、風紀委員会に衝撃が走る

最強の敗北という事実が、本部内に静寂をもたらした

だが

空崎ヒナの敗北を悼む暇もなく

戦地に投入されたのは



雷神 鹿紫雲ハジメ



ドーモ フリョウ=サン

 

 

 やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ

 マコトに突撃してから1週間、今はいつも通り風紀委員会の本部で書類仕事をしているぞ。俺も2年通して成長したよ、一年の頃と比べてミスが無くなった(時々ミスる)し、スピードが目に見えてわかるほど早くなったよ

 まあそれでもヒナに全然敵わないんですけどね! どうなってんすかあの子、これでも俺って風紀委員会じゃNo.2なんですよ? 戦闘能力で言えばトントン……かそれ以下かもしれないけど、いくら何でも呪力で脳に電気流して動体視力とかその他諸々上げてんのに負けるのはおかしいって。さすがキヴォトス最強、勝てるわけが無いニョッ……

 まあそんな事は適当にそこら辺に投げ捨てておいて、風紀委員会にも新入生の子達が来たんですよ。70人くらいだけどみんな活気があってね、笑顔振りまいてくれてるから最近じゃ2、3年の子達に笑顔が戻ってきたよ。まあ2週間その笑顔が保てばいい方かな

 

「あ、あの、鹿紫雲先輩。ここ……どうすればいいですか?」

 

「ん? あぁそこはね──」

 

 この子達は分からないことがあったらちゃんと聞きに来るいい子達なんだよね〜、教えがいもあるし俺のお陰で成長してると思うと誇らしく思えてくるよ。意外とおんねんで、同じ考えのやつ

 

「──ってやればいいんだよ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 しかもしっかりと感謝の言葉を言ってくる、こんなの俺から進んで教えたくなっちゃうじゃん

 

「鹿紫雲先輩と話しちゃった……フフッ」

 

 ……まあ、大体の子が教えた後に何か小さく言ってるのだが……よく聞こえん。まあ俺には関係ないことやろ、知らんけど

 

 そんなこんなで楽しくやってたんですが、アコが×△地区での鎮圧に向かっていたイオリから救援要請が来たとの事を伝えてきた。何やら不良の量が多いみたいで、万年人手不足の風紀委員会じゃ足りないみたいだから比較的強い俺かヒナを呼んで欲しいようだ。選ばれたのは俺でした、なんで?

 

「委員長は今万魔殿から送られてきた書類の山を処理してますから、動けるのはハジメさんなんですよ。雷神なんでしょう? その異名の通り雷の如く一瞬で解決してきてくださいよ」

 

「ヒナも大変だねぇ……しゃあなし、速攻終わらせてくら」

 

「えぇ、念の為気をつけてくださいね。それとヒナ委員長です」

 

「アーハイハイワカリマシター」

 

 ……これだからヨコチチハミデヤンは、ヒナの事になると厄介オタクになるんだから

 

「変なこと考えましたね」

 

「確信せんでくれん?」

 

 とりま扉から出る時間が勿体ないので、窓から出ることにした。比較的弱めに……ヒビが入らないぐらいの力で跳躍して出ていく。よし、ヒビ入ってないな

 

「ちゃんとドアから出てってくださいよー!!」

 

 なんか後ろから聞こえたが気のせい気のせい

 

────────

 

──────

 

────

 

──

 

 ここが戦場かぁ〜。テーマパークに来たみたいだぜ、テンション上がるなぁ〜!

 まあおふざけは止めといて、今は近くの建物の屋根から見てるけど結構風紀委員会が押されてんな。相手は戦車あるけどこっちには対抗手段が無いし、前線張ってるイオリも限界そうだな

 

 というか……なんでここに救急医学部のセナと一年生の子がいるの? あ、怪我してる風紀委員の子を治してる。つまりは校外学習ってコトか。とりあえず、なるべく弾があっちに飛んでこないよう気をつけつつ動いていくか

 

 伸縮可能な白い方の如意棒を、マイナスの電荷を付与した状態で敵陣の前に思いっきり投げる。突き刺さった時の衝撃でその周りにいた不良は吹き飛び、風紀委員の子が近くにいない事を確認すると自分の手にプラス電荷を少しだけ集めて如意棒に引き寄せるようにして移動する*1

 

 地面に衝突する直前、手に集めているプラス電荷の量を増やすと今度は逆に如意棒が手に引き寄せられる。それをしっかりと掴むと空中で横に一回転し、その勢いのまま如意棒を地面に叩きつける事で速度を落として戦場に降り立つ

 

「よっすイオリ、まだ動けそうか?」

 

「鹿紫雲先輩……! はい! まだまだいけます!」

 

「まあ無理はすんなよ? ほんとに限界だと思ったら後ろに下がれ」

 

「了解!」

 

 こういう師妹の共闘とかロマンじゃーん、おっと自我が……

 

 動き出す直前、如意棒を地面に突き刺すといきなり手を合わせた。その音は静かになっていたこの場に良く響き渡り、目の前の不良も後ろの風紀委員の子も謎の行動をした鹿紫雲を見ていた

 

「ドーモ、フリョウ=サン。カシモです」

 

「「「「え?」」」」

 

「「「「は?」」」」

 

「???」

 

 そう言った後にぴったり90°で頭を下げた鹿紫雲。その動きはとても滑らかで、この場にいる人々が困惑していても見入ってしまう程に美しかった。

 だが、動きが止まっていた隙を見逃すはずもなく、鹿紫雲はその体制を解くと同時に如意棒を掴み目の前の敵陣に突っ込んでいく

 

「アイサツを返さないものはニンジャに在らず! イヤーッ!」

 

「グワーッ!」

 

 意味の分からないことを叫びながら敵をなぎ倒していく鹿紫雲。先程の簡易無量空処が残っていた風紀委員会達もなんとか調子を取り戻し、銃を握り敵陣の中にいるイオリと鹿紫雲を援護していく

 

「鹿紫雲先輩!? 私忍者ってやつじゃないんだけど!」

 

「あれは最近ハマってるアイサツ。相手が返さなかったら問答無用で処すやつだけどね」

 

「怖っ!」

 

 大量の不良たちを器用に如意棒と徒手空拳を使い分け、イオリの射線上にいないように立ち回って倒す。銃弾が迫ってくれば掴み、避ければイオリに当たりそうな弾は如意棒で弾いていく

 

 その時、奥にいる戦車から砲弾が発射される。それは鹿紫雲やイオリを無視し後ろの方へと向かっていく。丁度その先には救急医学部の一年生……

 

「おっと」

 

 砲弾を弾くのは間に合わないと判断した鹿紫雲はほんの一瞬だけ術式を発動し、その子を抱えて近くの瓦礫の陰へと移動する。着弾した場所は大きな音を立てて爆発し、その衝撃と風がこっちまで来た

 

「危なかったなぁ〜……大丈夫か?」

 

「は、はい……」

 

「オッケー、それと名前は?」

 

「火宮……火宮チナツです……」

 

「火宮ちゃんね。俺は鹿紫雲ハジメ、怪我した子の治療ありがとう。色々大変だと思うけど頑張ってね」

 

 そう言うと鹿紫雲はその場に微かな紫電を残し、再び戦場の最前線へと走り出していった

 

──────

 

────

 

──

 

 はぁー疲れたぁー……無駄に数多いから時間かかったし、この後さらに事後処理とかあるんで? だるいわァ……イオリ、俺の代わりに出来るか? え、無理? (´・ω・`)ソンナァ

 撤収準備をしている途中、俺が助けた一年生の火宮ちゃんがこちらの方を向いてたので笑顔で手を振ったら顔逸らしちゃった。もしかして、初対面の男に体触られたのが嫌だったのかな……申し訳ないことをしたもんだ。後で謝罪の意を込めて救急医学部に菓子折り持っていくか

 

「強くなったな、イオリ」

 

「鹿紫雲先輩の特訓のお陰っすよ。いつかは先輩たちを超えるぐらいに強くなってやります!」

 

「それはいい事を言ってくれるねぇ〜、もうちょっと訓練キツくしてあげようか?」

 

「それは遠慮しときます」

 

「(´・ω・`)」

 

 その後の応答で少し気分が落ち込んだが、強くなったイオリの成長を間近で見れたのでちょっとだけ足取りが軽くなっていた鹿紫雲は、そのまま風紀委員会の子達と共に本部へと戻って行った

 

「(……なんか後ろから視線感じるな……)」ブルッ

 

「……? 先輩風邪か?」

 

「違うよー」

 

 

 

──火宮side──

 

 元々、人を助けることにやり甲斐と誇りを感じていたから入部したゲヘナ学園の救急医学部。まさかの初めての治療の場は、ゲヘナの秩序を守る風紀委員会と不良達の戦場。

 至る所で銃声が鳴り響き、爆発して小さな瓦礫がこっちに飛んできて、地面がデコボコしてて何回も転びそうになった。けど、それでも先輩であるセナ部長と共に怪我をしている人を助けた。

 

 そしてある時、戦場の雰囲気がガラッと変わった。大きな……何かがぶつかった音が聞こえてその方向を向いてみると、丁度風紀委員会と不良の陣地の間の所に……ヘイローの無い男性がいた。

 その人は前線で戦っていたイオリさんと一言二言言葉を交わすと、何故か急に目の前の不良の人達に対して手を合わせてとても綺麗なお辞儀をしだした。何をしているのかと困惑しながら見ていると、急に何かを言って敵陣の中に突っ込んで行った。

 驚いた、普通の人でも銃弾が当たれば痛みがあるのに、ヘイローが無いにも関わらずに恐れずに前へと進んでいく。しかもその姿が見えない、ただ紫色の電気が尾を成して敵のど真ん中を移動しているのようにしか見えなかった。

 

 余りのことに見入っていると、奥の戦車が私の方に銃口を向けていることに気づいた。けど、その時にはもう遅かった

 戦車から弾が放たれて私に近づいてくる。恐怖で目をつぶり、痛みを我慢しようとしていたが……来るはずであろう痛みが来なかった。不思議に思い目を開けてみると、目の前には私を抱えて岩陰に避難させてくれた男性がいた

 

「──大丈夫か?」

 

「は、はい」

 

 初めて見た異性。しかもこんなに近い状態で……私の心は平常心を保つのでいっぱい。彼からの問いもタジタジで答えてしまった。正直、恥ずかしい。しかも……ちょっと甘い匂いがした

 そして、彼……鹿紫雲ハジメさんは私の名前を聞くと、感謝と応援の言葉を掛けて、また前線に戻って行った。嬉しかった、人に感謝されることは今までに何度もあったのに今回のは何故か一段と嬉しかった。

 

 戦いが終わって風紀委員会の人達が撤収準備を始めた頃。まだ胸のドキドキが収まっていない私は自然とその視線を鹿紫雲さんに向けていた。私の視線に気づいた鹿紫雲さんは私に対して……笑顔で、手を振ってくれた。その瞬間、胸のドキドキがもっと激しくなってしまい、真っ赤な顔が見られないよう咄嗟に鹿紫雲さんから顔を逸らしてしまった。

 

 風紀委員会の人達が帰った後、その後を続くように部室へと帰ってくると、すぐさまセナ部長の方に向かう

 

「部長……少し、お話が」

 

「どうされました? チナツ」

 

 セナ部長が出してくれた椅子に座ると、一度深く深呼吸をし心を落ち着かせる

 

「その……私、救急医学部を辞めようと思いまして……」

 

 そう言った瞬間、驚いたようにセナ部長の目が大きく開かれた。理由を聞かれて……本当の理由を言う訳にもいかず、風紀委員会の前線医療スタッフの欠如を嘆き、風紀委員会と救急医学部による組織再編も遅々として進まないことから、せめて自分だけでも前線で皆を治療したいと伝えると、渋々……と言った感じで了承してくれた

 

「短い間でしたが、ありがとうございました。部長」

 

「風紀委員会でも頑張ってくださいね」

 

「はい!」

 

 私はセナ部長の応援に応えると、風紀委員会の入部届けの紙を手に風紀委員会へと向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日から風紀委員会の医療部に所属することになりました、火宮チナツです。よろしくお願いします」

 

「(……マジか)」

 

──おまけ──

 

 ドーモ、リクハチマ=サン

 

カッシー「ドーモ、リクハチマ=サン。カシモです」

 

アル「え? その…どうも、鹿紫雲さん……?」

 

カッシー「……チッ、命拾いしたな」

 

アル「え??」

 

 

 

*1
カッシーの体にあるプラス電荷より如意棒にあるマイナス電荷の方が多いと如意棒の方に引き寄せられる。作者は理系じゃないのでここら辺は本当か分かりません、許して




イオリとチナツのエミュってこれであってるんですかね(n回目)

それと皆さんは5thのガチャ引きましたか?俺はシロコテラーでました。それと制服ネルに水着ナギサ。全部すり抜けです(天井でケイ交換)

アロナ、300連して紫20枚ぐらい来たのに……なんなら3枚引き来たのに全部すり抜けとか人の心ないんか? その封筒叩きつけてる手と生意気な口を利けぬよう舌を切り落とすぞ(親指のカポIIIIカッシー)

誰と絡ませたい?(書くとは行ってない)

  • リオ&トキ
  • ユウカ&ノア
  • メル&モミジ
  • シグレ&ノドカ
  • ミチル&イズナ&ツクヨ
  • ツバキ&ミモリ&カエデ
  • スミレ
  • ワ カ モ(原作開始しても絡ませるか)
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