それと、あらためてプロローグを見たのですが、会長って原作開始から何週間も前に失踪してたんですね。知らなかったので急いで前話で会長が失踪した時期を先週にしました
プロローグ写してたので長いです。許せサスケ
先生側のプロローグ、尚カッシー……
……私のミスでした。
見覚えの無い電車に揺られ、話しかけてくるのは血を流している少女。その血はどんどん垂れていき、座席が滲み床に少しの血溜まりを形成していた。それなのにも関わらず、その子は語りかけてくる
私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。
結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……。
……今更図々しいですが、お願いします。
先生
……私はこの子を知らないのに、目の前の少女は私を知ってるかのように話しかけてくる。声を出そうとしたが声が出ない、席を立ってその子に近づこうとしたが指1本動けない
きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。
何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……。
ですから……大事なのは経緯ではなく、選択。
「───」
あなたにしかできない選択の数々。
……どうして、先生なのに選択という単語が出てくるのか分からない。そもそもこの電車は何処に向かっているのか。少女の後ろにある窓から外を見ても水辺のような美しい景色しか見えなかった
責任を負う者について、話したことがありましたね。
あの時の私には分かりませんでしたが……。今なら理解できます。
大人としての、責任と義務。そしてその延長線上にあった、あなたの選択。
それが意味する心延えも。
「──い」
……。
ですから、先生
私が信じられる大人である、あなたになら、
この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。
「─生」
そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
だから先生、どうか……。
あの人の運命も……変えてください……。
──分かった
──私は、みんなの先生だから
声が出なかったはずなのに、何故か口から勝手に出た言葉。それを聞いた少女は優しい笑みを浮かべると、自分の意識は暗闇へと落ちていった
「──い! 起きてください!先生!!」
「……?」
誰かに体を揺らされて目が覚める。なにか大切な夢を見ていたようだったが、もう内容は忘れてしまった。まだ少し重い瞼を擦り声の主の方に目を向けると、そこに居たのは白い制服を身に纏った黒髪のメガネ少女であった
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなか起きないほど熟睡されるとは」
……見た事がない、初めて合う少女だ。周りを見渡しても見知らぬオフィスのような場所で、何故ここに居るのかも分からなかった
「……夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください」
“う、うん……分かった。というか、貴女は?”
「あぁ……自己紹介がまだでしたね。私は七神リン、学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会所属の幹部です」
“分かった、よろしくね七神さん”
“リンで大丈夫です”
“じゃあリンちゃん、よろしくね”
距離を縮めるためにちゃん付けで呼んだが、不服そうだ……
それはそうと、彼女から発せられた学園都市「キヴォトス」。そんな場所があるのか聞いたことがない、もしかしたらここは日本ではない場所なのかもしれない
そう考えている間にも彼女……七神リンは口を開いていく
「あなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生……のようですが」
“……え、なんで推測形なの?”
呼び出した先生のようですが、と推測形で話した彼女に聞き返す
「推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです」
“……私も分からないんだけど”
「え?」
目が覚めたらいつの間にか知らない場所に居たから、そんなことを口にすると目に見えてわかるほど彼女は驚いていた。……大丈夫なのだろうか
「……まあ、一旦先生ということにしておきましょう。とりあえず、私に着いてきてください」
“それはなんで…?”
「学園都市の命運をかけた大切なこと……ということにしておきましょう」
さっきまで座っていたソファから立ち上がり、軽く伸びをすると彼女の後をついて行く。彼女とともに向かったのはエレベーターだった
ガラス張りのエレベーターから見えた外の景色は、日本とは似ても似つかない神秘的な景色。彼女は外に向けていた視線をこちらに向けるとここ、キヴォトスの事に着いて話し始めた
曰く、キヴォトスは数千もの学園が集まってできている巨大な学園都市、そしてここが私がこれから働く場所のようだ。私の居たところとは色々な所が違うらしく、苦労すると思うけどあの連邦生徒会長が選んだ人だから……と謎の信頼をされた
“連邦生徒会長って?”
「それは後でゆっくりとご説明します」
丁度その時、エレベーターがチンッという電子音を立てて止まる。どうやら下の階に着いたようだ
彼女の後を続くように出ていくと、奥の方にガヤガヤと話している4人の子がいた。その4人はリンに気がつくとすぐにこちらに向かってきた
「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」
「首席行政官、お待ちしておりました」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長と副委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています」
三者それぞれ別のことを喋ると、リンちゃんは心底怠そうな表情でため息をついた
「はぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね」
リンちゃんは一歩前に出ると、笑みを浮かべて話し出す。しかし、その笑顔には影がかかっていて表面だけの笑顔だと分かってしまった
「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん」
「こんな暇そ……大事な方々がここを訪ねて来た理由は、よく分かっています」
“本音出てるよ……”
サラッと暇そうな方々と言いそうになったリンちゃん。何がそこまで彼女をイラつかせるのか……
「今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために……でしょう?」
彼女がそう聞くと、青髪の子が前に出てきて声を荒らげる
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」
「数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学園の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました」
「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなってます」
「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます」
……なんか最後だけとても物騒な言葉が聞こえたが、戦車?ヘリコプター?そんなのが学園都市にあってもいいのだろうか
それを聞いたリンちゃんは黙り込んでいる。その様子に痺れを切らした青髪の子が声を出した
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?昨日クロノスから失踪したってニュースが流れてたけどどうせデマなんでしょう?今すぐ会わせて!」
そう彼女が言うと今まで黙って聞いていたリンちゃんが口を開いた
「いえ、そのニュースは本当です。連邦生徒会長は、行方不明になりました」
「……え!?」
「……!!」
「あのニュースは本当だったのですね……」
なんだろう、そこまでクロノスって所のニュースは信用が無いのかな。可哀想に思えてきた
「結論から言うと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です」
「認証を迂回できる方法を探していましたが……先程まで、そのような方法は見つかっていませんでした」
リンちゃんがそう言うと、黒い制服を身にまとった大きな子がリンちゃんに問いかける
「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」
「はい」
短く肯定すると、リンちゃんは私の方に振り向くと再び前を向いた
「この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです」
「「「「!」」」」
“え、私?”
リンちゃんが手を向けてそう言うと、私を含めたリンちゃん以外の全員が困惑の声を出した。何せ私もそう言うことを前もって聞かされてないからだ
「ちょっと待って。そういえばこの先生はいったいどなた?どうしてここにいるの?」
「キヴォトスではないところから来たようですが……先生だったのですね」
「はい。こちらの先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」
「行方不明になった連邦生徒会長が指名……?ますますこんがらがってきたじゃないの……」
青髪の子が頭を抑えてウンウンとうなり始めた。少し心配になったが、こういう場は第一印象が大事と聞いたので、みんなに気安く話しかけてくれそうな元気な挨拶をする
“初めまして!これからよろしくね!”
笑顔でそう言うと、青髪の子は慌てて挨拶を返してきた
「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの──」
「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと……」
挨拶を遮るように喋るついでに煽るリンちゃん。青髪の子は怒りの表情を浮かべて話し始めた
「誰がうるさいって!?わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
青髪の子……早瀬ユウカの挨拶を皮切りに周りの子も自己紹介をしていく。メガネをかけている子はゲヘナ学園の火宮チナツ、黒い制服の子はトリニティ総合学園の正義実現委員会の羽川ハスミ、白い髪の子も同じくトリニティ総合学園の守月スズミと
言うそうだ。
みんなに挨拶を返し終えると、その間待っていたリンちゃんの咳払いで意識がそっちに向く
「……先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました」
“ある部活って?”
「連邦捜査部「シャーレ」
「単なる部活ではなく、一種の超法的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすら可能で、各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動を行うことも可能です」
少し聞いただけでも無茶苦茶だと思える程の権力を持てる部活、何故そんなのを一個人の作ったのか分からなかったが、それはリンちゃんも同じのようだった
「シャーレの部室はここから約30km離れた外郭地区にあります。今はほとんど何も無い建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでます」
「先生を、そこにお連れしなければなりません」
リンちゃんはスマホを取り出すと誰かに電話をかける
「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど……」
『シャーレの部室?……ああ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?』
「大騒ぎ……?」
そう聞き返すと、モモカと言われた子はどこかグタッとしたような感じで話し始める
『矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ』
「……?」
『連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?』
『それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占領しようとしてるらしいの。まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?』
『まあでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大した事な……あっ、先輩、お昼ごはんのデリバリーが来たから、また連絡するね!』
そう言うとモモカという子は電話を切ってしまった。リンちゃんは肩を震わせながらしばらくスマホの画面を見ていると、その肩の震えが止まり小さく「あの人も大変でしょうから、止めておきましょう」と言うとポケットにスマホを突っ込んだ
“だ、大丈夫?ほら、深呼吸でもする?”
「……大丈夫です。少々問題が発生しましたが、大したことではありません」
先生からの心配の声を流したリンちゃんは、集まっていたあの4人組に視線を向ける。4人はその視線に気づいたようで、ユウカが先に反応した
「な、何?どうして私たちを見つめてるの?」
「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです」
「……えっ?」
「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が切実に必要です。さあ、早く行きましょう」
「えっ!?ど、どこに行くのよ!?」
───────
─────
───
D.U.外郭地区・シャーレの部室付近
そこは地獄という言葉がぴったりな程の惨劇だった。銃声が色んなところから聞こえ、大きな爆発音も響き渡る。何故こんな状況になっているのか、先生は不思議で仕方なかった
「なんで私たちが不良と戦わなければいけないのよ!!」
「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室の奪還が必要ですから」
「それは聞いたけど……!私これでも、うちの学園では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が……!」
そう愚痴をこぼしていたユウカ、喋っていて気づかなかったのか、彼女に前から迫る何発もの銃弾が確実に当たった。しかし、血が飛ぶ事もなく、平然と喋っていた
「痛っ!!痛いってば!!あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない!?」
“だ、大丈夫!?ユウカちゃん!凄い直撃してたけど!”
「大丈夫ですけど……!先生は私たちとは違って銃弾一発で危険なので下がっててください!!」
統率の取れていないこの場、慌てていると後ろで支援していたチナツちゃんから小さく声が聞こえた
「……こんな時、委員長か副委員長がいれば……」
…………………
…………………
そう、今この場に鹿紫雲はいない。何故いないのかって?じゃあ今何をしているのかって?それは───
「あんのクソダヌキ殺す……!」
風紀委員会本部にて、万魔殿から送られてきた大量の書類をマコトへの憎悪の言葉を吐きながら処理していた。それはヒナも同じであり、なんならヒナの方が鹿紫雲より書類の量が多い
本部内もどんよりとした雰囲気で、みんな笑顔はなくただ淡々と書類を整理するだけの歯車になっていた。この雰囲気に耐えかねて、イオリは逃げるように外周りしに行っている。ここだけで準一級相当の呪霊が生み出されるであろう
「アイツが別の存在に生まれ変わったとしたら、そいつも殺す……!名前を変えても、姿を変えても、何度でも殺してやる……!」
「……いいですねそれ」
あのアコですら、書類に押しつぶされすぎて鹿紫雲の言動に突っ込む体力すら残っていなかった。それどころか、賛同してしまうほどに。なんなら他のモブ生徒まで
その時、鹿紫雲の机に置いていたスマホが震える。一旦手を止め画面を見ると、すぐに立ち上がり誰にも聞こえないよう少し遠くに行った後電話に出る
「……何の用だ、ワカモ……」
気怠さが抜けずにそのまま喋る鹿紫雲、かけてきた相手は厄災の狐こと狐坂ワカモ。昨日交換したばかりなのに何故電話をかけてきたのか不思議に思っていたが、次の言葉で思考が宇宙へと到達した
『そ、その……わた、私……とある人に…ひとっ、一目惚れ……してしまいまして……!』
「……???」
体が固まる鹿紫雲、なんなら思考まで固まっていた。そんな様子を知らずにワカモは次々に言葉をかけてくる。どうすればいいだとか、好きになってもらう為にアドバイスありますかだとか……
「……スマンが、俺は恋愛には疎い」
『そっ、そうですか……』
「だが、疎いが疎いなりにはアドバイスしてやるよ」
「……!ありがとうございます!!」
彼女いない歴=(前世含めた)年齢だが、こうした方がいいんじゃないかと色々とアドバイスをする。時々会ってみたらどうだとか手料理を振舞ったりしたらどうだとか……。電話を切った後、ワカモと話したお陰で鹿紫雲の調子は少しだけだが戻ったが、その思考には純粋な疑問が残った
「(……ワカモの一目惚れの相手って誰だろ)」
あの破壊活動が趣味のワカモが一目惚れした相手、それが先生であることを知るのはもう少し先のお話……
アカン、外郭という言葉を聞いただけで別のディストピアタウンが頭に浮かんできてしまう
追記、先生は男
誰と絡ませたい?(書くとは行ってない)
-
リオ&トキ
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ユウカ&ノア
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メル&モミジ
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シグレ&ノドカ
-
ミチル&イズナ&ツクヨ
-
ツバキ&ミモリ&カエデ
-
スミレ
-
ワ カ モ(原作開始しても絡ませるか)