透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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これからは19時か19時半に出そうと思います。んで5か4話ぐらい書いたら原作に介入させようかな、皆もはよ読みたいと思うし

それとカッシーのアニメ初出演!!とっても嬉しいですよあたしゃ!木村良平さん!よろしくお願いします!
てか如意棒赤なんすね



おやおや、可愛いですね

 

 

 やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ

 あれから少ない休憩時間の合間にSNSを見漁ってたら、キヴォトスに先生が来たことを知ってブルーアーカイブが開始したんだなと今更気づきました。しかもチナツが先生に会ったらしくてですね……なんならシャーレに入ったらしいのですよ。あそこで俺が行っとけばシャーレに入れたんじゃないかって後悔しますわ

 シャーレに行こうにも風紀委員会に送られてくる書類が多いせいで中々行けないし、それのせいで休日まで無しになったようなもんだ。みんなもあんまり寝れてないみたいだから隈酷いし……これだからあのタヌキは……そんなんだから吉本新喜劇って呼ばれるんだよ

 可哀想だから残ってみんなの分も終わらせたら帰る時間も深夜どころか日を越してるから、そんな時間に行ったら先生に迷惑かかるだろうからねぇ。ほんまマジであのタヌキ……!

 

 ちなみに今日も今日とて万魔殿から天井に届くんじゃないかと思うほど大量の書類が送られてきたよ

 

「matar」*1

 

「……なんて言ったか分かりませんが、ブチギレてることは分かりました。あのバカにしっかりと拳をぶち込んできてくださいね」

 

「了解」

 

 今までの処遇にとっくに嫌気が刺し、疲れ切っていた風紀委員達はこの暴君を止める理由も無く、そのまま万魔殿へと送り出したのだった。ナムサン!

 

────────

 

─────

 

──

 

FATALTYノックしーてもしもーし

 

 あのバカにブチ切れてても礼儀を忘れず、ちゃんとドアを3回ノックして開ける。なんか両手に包丁を持った白黒カッシーの姿が浮かんだだろうが気のせいでしょう、いいね?

 

 だが、見た感じだと万魔殿の中には誰もいなかった。アイツらがあまり留守にすることがないから不思議に思い無許可で入ると、俺がいる位置では見えないところから声が聞こえてきた。

 そっちの方向に進んでみると床にシーツを広げられていて、その上に色んなおもちゃが散乱していた。そしてその上には、恐らくおままごとをしているイロハと金髪の幼女……

 

「……ついに誘拐したか万魔殿」

 

「ここに来て第一声がそれなんですか?」

 

 いきなり入ってきて急に誘拐したかなんて言われたイロハの心情やいかに……まあええわ

 

「とりあえず、そこに座ってる子について話してもらおうか」

 

 そう言っておもちゃを挟んでイロハの向こう側に座っている幼女に指を指す。見た目的には小学生だろうか、そんな子がなぜ万魔殿にいるのか……理解できぬ。本当に理解できぬ

 説明しようとイロハが口を開いた時、その子が大丈夫と言ってそれを遮ると持っていたおもちゃを丁寧に置いて立ち上がり、元気いっぱいに挨拶をしてきた

 

「初めまして!丹花イブキです!」

 

 ……すっごい元気で純粋だなこの子、まるで中学生時代の陸八魔みたいだ。書類で疲れた脳が癒されそうだわ、癒された(事後報告)。こんな純粋な子はゲヘナにいてはいけない子だと思うんだけど

 

「……一応この子ゲヘナに入学してるんですよ。飛び級って奴ですね」

 

 FA!?飛び級で高校に来るとか頭良すぎやろ、本当にゲヘナにいちゃいけないやんけ。なんでよりによってディストピアタウンのゲヘナに……しかもよりによってあの万魔殿に……可哀想、風紀委員会が引き取ってあげようかな

 

「よろしくねイブキちゃん。俺は鹿紫雲ハジメ、苗字でも名前でもどっちで呼んでもいいよ」

 

「分かりました!よろしくお願いします!ハジメ先輩!」

 

 アラァ^〜可愛いですねぇ、なんでちっちゃい子って可愛く感じるんでしょうか。それにしても可愛いですねぇ〜

 

「先輩って呼ばなくても、呼び捨てとタメ口でいいよ」

 

「うん!それじゃあ……よろしくね!ハジメお兄ちゃん!

 

「……!!」

 

 イブキにお兄ちゃんと呼ばれ……久しぶりに鹿紫雲の脳内に溢れ出した、()()()()()()()……

 

 

 

 

 

 

 

───元気な女の子ですよー

 

───オギャア!オギャア!

 

───…!!……この子は……俺が守護まもらねば……

 

 

 

───お兄ちゃん!高い高いして!

 

───わかった!ほーら、高い高ーい!

 

───キャッキャキャッキャ!

 

 

 

───イブキ、口の端ににお米ついてるぞ

 

───んー、お兄ちゃん取って!

 

───まったく……しょうがないなぁイブキは

 

───ありがとうお兄ちゃん!

 

 

 

───将来ねー、お兄ちゃんのお嫁さんになるの!

 

───そうかそうか〜、将来こんないいお嫁さんを持つなんて俺は嬉しいよ

 

───えへへ〜

 

 

 

 

 

 

 

「……そうか、すっかり忘れていたようだな……」

 

「?」

 

 鹿紫雲はそう呟くとしゃがみこみイブキの頭を髪の流れにそうように優しく撫でる。その頬には一筋の涙が流れていた

 

「俺は……イブキのお兄ちゃんだったな」

 

「鹿紫雲先輩??」

 

 急に止まったと思ったら涙を流してイブキの頭を撫で、そんな事を言い始めた鹿紫雲にイロハの思考は宇宙へと旅立った。イブキは男性の大きい手が珍しかったのか満更でも無い表情で撫でられている。可愛い

 

「ちょっ……鹿紫雲先輩どうしたんですか?急にそんなこと言って」

 

「鹿紫雲……?俺の苗字は丹花だぞ?」

 

「うっそでしょこの人、頭壊れましたか??」

 

 遂には自分の苗字まで勝手に変えた丹花ハジメこと鹿紫雲。今までゲヘナじゃ結構マトモな方だと思っていた先輩の豹変ぶりにイロハは恐怖していた。急に新入生の子を自分の妹だと言い出したりしたら恐怖するだろ当たり前だわ

 

「イブキ、今日は何したい?小さい頃みたいに高い高いでもするか?」

 

「小さい頃……?ハジメお兄ちゃんってイブキに会ったことあるの?」

 

「何言ってるんだ?会ったことあるも何も、俺はイブキのお兄ちゃんだぞ?」(存在しない記憶)

 

「それはこっちのセリフですよ、先輩今日会ったばかりですよね」

 

「よく分からないけど……高い高いはしてほしい!」

 

「そうかそうか、あの頃よりも成長した高い高いを見せてやろう!」(存在しない記憶)

 

「だから今日会った……もういいです」

 

 狂った先輩が目の前にいる現実から目を背け、微かな頭痛を抑えながら深くため息を吐く。鹿紫雲はそんなこと意に関せずといった感じでイブキに高い高いをし始めた。身長182cmから成される高い高いが良かったのか、鹿紫雲の抱き方が良かったのか不明だがイブキは喜んでいた。どちらもありうる……そんだけだ

 

 そんな混沌の部屋の中、再び狂気が現れる

 

 

 

「……何をしている、ハジメ……」

 

 ゲヘナ学園生徒会長、羽沼マコト。襲来

 

 その目は大きく見開かれ、鹿紫雲がイブキを高い高いしている光景をただ見ていた。その後ろではサツキがほっこりとした顔で眺め、チアキはカメラのシャッターを連打していた

 

「何って……我が世界一可愛い妹を高い高いしてるだけだが?」

 

「イブキは貴様の妹では無いだろう……!」

 

 眉間に皺を寄せてそう言ったマコトに、鹿紫雲は平然と応えた。万魔殿の……否、ゲヘナのアイドルであるイブキが勝手に鹿紫雲の妹にされた事にマコトは憤りを覚え拳を強く握りしめ……

 

 

「イブキは私の妹だ!!!」(存在しない記憶)

 

 そう、強く豪語した

 

「マコトちゃん……?」

 

「先輩……?」

 

「マ、マコト先輩まで……」

 

 マコトの今までに見せたことのなかった大きな感情の変化にサツキとチアキは一瞬で意識がそちらに向き、イロハに関しては頭を抑えてうずくまった。可哀想に……

 そんなマコトに鹿紫雲はイブキを、まるで割れ物を床に置くかのように優しく丁寧に降ろすと鋭い視線でマコトを睨む

 

「イブキは俺の妹だ、何をふざけたことを言っている」

 

「じゃあお前はイブキに何をした事がある?私は赤ん坊のイブキを抱いたことがあるぞ」(存在しない記憶)

 

「俺は産まれたばかりのイブキに指を握られたことがある」(存在しないry

 

「なっ……!他にも私はイブキにあーんをした事がある!」(存在ry

 

「グッ……!俺はベビーカーに乗ったイブキと一緒に散歩に出たことがある!」(ry

 

 

「……イブキちゃん、あっちで買ってきたプリン食べようか」

 

「食べるー!」

 

 

「私はイブキと一緒にプリンを食べた!」(これは存在する記憶)

 

「俺はイブキに高い高いをした!」(これも出来たての存在する記憶)

 

 

「私/俺は!!」

 

 

「イブキのお姉ちゃん/お兄ちゃんだ!!!」

 

 省略しているが、どちらも大声で存在しない記憶(存在する記憶あり)を何分にも渡って語ったせいで肩で息をする始末。そんな様子を残ってたイロハとチアキは耳栓をして冷ややかな目で見ていた。チアキはそれでもシャッターを押す指は止めていなかった

 そんな中、傍観者であったイロハが口を開いた

 

「……それなら、どっちもイブキの兄妹ってことにすればいいじゃないですか」

 

「「!!」」

 

 その瞬間、再び鹿紫雲とマコトの脳内に溢れ出した、()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

───マ、マコト姉!イブキが立った!!

 

───何ッ!?カメラどこだカメラ!!

 

───あっ待って待って!!まだ第一歩踏み出さないで!!撮るから!

 

───どこだ………!あったぞ!!ハジメ!!

 

───でかした!マコト姉!!はよ撮れ!!

 

───言われなくても撮ってるぞ!!

 

 

 

 

───マコト姉、イブキのプリンまた食ったのか?イブキ泣いてたぞ

 

───グッ……す、すまない。しっかりと謝ったのだが許してくれなくて……

 

───はぁ……ったく。ほら、プリン買ってきたから一緒に食おうって誘ってきな

 

───……!ありがとうハジメよ!!

 

───世話のやける姉だな……フフッ

 

 

 

 

───イブキが……イジメ……?

 

───……ハジメ

 

───…分かってる、アレを使う時が来たか

 

───超最強無敵鉄甲虎丸の出番だな……覚悟しろよイブキをいじめた輩め

 

───地獄って表現するには生ぬるい景色を見せてやるよ……

 

 

 

 

 

 

 

「「……」」

 

 同時に天を仰ぎ涙を流し始めた姉弟(ry)。そんなマコト達に既視感を覚えたイロハは自分の言ったことを後悔して、頭を抑え再びしゃがみこんだ。そして何やら小さい声でブツブツ言っているが、まあ聞かないでおこう

 存在しない記憶の上映が終わったのか、優しい顔で見合う2人。そして先にだしたマコトの右手を鹿紫雲はしっかりと掴むと一度頷き抱擁した

 

「マコト姉……!」

 

「弟よ……!」

 

 その光景をみたチアキの思考は宇宙へと旅立ち、カメラにその光景を収める事すら忘れて呆然としていた。今、万魔殿には地面に頭を抑えてうずくまってるイロハ、呆然と立ち尽くしているチアキ、何故か互いを抱きしめているマコトと鹿紫雲とかいう混沌を極めた空間が出来上がっていた

 

─────

 

───

 

 その後、戻ってきたイブキとサツキがこの光景を見て困惑していたが、元に戻った鹿紫雲を含めた万魔殿メンバーと一緒にイブキと楽しく遊びましたとさ、めでたしめでたし

 

 

 

 

「あ、そうだマコト姉。ちょっとこっち来て」スタスタ

 

「どうしたハジメよ」スタスタ

 

「フンッ!」

 

「グホァ!?」

 

 

「…」スタスタ

 

「ハジメお兄ちゃん?マコト先輩は?」

 

「ちょっと眠たかったみたいで寝ちゃったよ」

 

「そっかぁ……マコト先輩いつも頑張ってるもんね!」

 

「「「あぁ……(察し)」」」

 

 

*1
コロス




実は「鹿紫雲、交流会に乱入する」のどこかに3つ伏線が張ってあるんですよ

誰と絡ませたい?(書くとは行ってない)

  • リオ&トキ
  • ユウカ&ノア
  • メル&モミジ
  • シグレ&ノドカ
  • ミチル&イズナ&ツクヨ
  • ツバキ&ミモリ&カエデ
  • スミレ
  • ワ カ モ(原作開始しても絡ませるか)
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