透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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思ったけど反転使いに媚薬とかって効かなさそうだよね。もし盛られても安心だよ!良かったねカッシー!


実は黒幕説……ないか

 

 

 やあみんな、俺だ。鹿紫雲だ

 あれから何も考えずにヘリを落としたせいで建物の被害とか色々出ちゃって書類がその分多くなり、この世の全てに絶望しながらやってました。許さん……許さんぞ陸八魔アル!!*1

 まあそんな事はI AM THE STORM THAT IS APPROACHINGしといて、最近短い休憩時間の合間に見てるSNSでも先生の話題が増えてきてんだよな。先生を見た生徒が言うには優しい見た目で性格も優しいらしいしあれかな、アニメ先生みたいな見た目かな

 

 それと話は変わるけど便利屋たちゲヘナから出てどっか行っちゃった。多分別自地区に拠点移したのかな?便利屋っつー都合上同じ場所に留まってたらアカンし。あと陸八魔の奴、見栄を張る為にわざわざ高い事務所とか借りるから金とか心配だな。時々食べ物送ってあげようかな、前にムツキがカップラーメン1つを4人で分け合ったことあるって言ってたし……あかんホンマに心配になってきた、もう臨時の便利屋顧問になった方がいい気がしてきたよ(風紀委員会副委員長)

 

 それはそうと最近横チチの様子がおかしいんだよな、なんだろう……よくわからんけどなにかを計画してる様な感じがする。なんというか、挙動不審って言うのかな?いつもと比べて変なんだよな。まあいっか

 ここ最近ゲヘナでも目立った被害とか出てなくて、結構暇になってんだよな。まあ送られてきた書類があるから暇なんてもんは無いけ「ハジメさん、‪✕‬〇地区にいるイオリから応援要請です」……あいよー

 

「美食か温泉、どっちだ?」

 

「温泉開発部のようです」

 

「了解、すぐ向かうってイオリに伝えといて」

 

 美食ならまだ人数少ない分、簡単やったんだけどなぁ…まあええわ、どっちにしろ全員捕まえれば良いのだ!イクゾー!

 

────────

 

─────

 

──

 

 

 えー、ただいま俺はイオリからの連絡で来た〇‪✕‬地区にいます。そんで眼前に広がるは火の海です。気のせいかな?……気のせいじゃないね、火の海だね。それとそこら辺で争ってますね、耳壊れそうです。まっじで、温泉開発部のやつら盛大に暴れやがって……書類増えるじゃねぇか!!どうしてくれんだお前!!

 

 念の為温泉開発部の紹介をしとくで。温泉開発部はその名の通り温泉を求めて開拓してる奴らで、ゲヘナが温泉で有名なのはほとんどコイツらのお陰と言っても過言じゃない程貢献してる組織……なんだけど、やり方が問題でね。そこが市街地だろうがなんだろうが破壊活動をして温泉を掘り当てようとしてるんだよ、なんなら本当にそこに温泉があるのかもちゃんと調べずにやるから迷惑極まりないんよ。あの美食研究会ですらテロリストって言うレベルの奴らなんだよクソが

 

 アチチッ、服に火燃え移っちゃった。はよ消さな……あ、服焦げた

 

「はぁ、アイツらはどこだ…?」

 

 擬似月歩で空へと飛び上がり、空気を固定化させたままその場に留まって下を見渡すと、奥の方に凸凹した道路と結構多い重機が稼働しているのが見えた。その近くにブカブカの白衣を来た奴が指示をしていたので、誰も邪魔できない上空からそこに一直線に向かい、地面へと降りる

 

「いい加減もうちょい大人しい掘り方しろよカスミ

 

「おや、ハジメくんじゃないか。残念だがこの掘り方を変えるつもりは毛頭ないよ」

 

「ざけんな」

 

 えー、今話しているのが温泉開発部の部長の鬼怒川カスミ。なんとこの子2年生!2年生で部長任されてるって凄いね、まあなんか2年生とは思えんほど狡猾やし話術凄いし爆弾魔やし指名手配されてるけどね。結論、ヤバいやつ

 

「その掘り方してんのは、確か爆発に芸術性を見出してるからだっけか?」

 

「おお、随分と前に言ったことなのによく覚えているね」

 

「記憶力はいい方でな。芸術は爆発だ、なんて言葉あるけどさ……何事にも限度ってもんがあるんだよ」

 

 そう、コイツは爆発するにも芸術を意識してる狂人なんだよ。源泉が出ないところでも芸術的なら爆破させるバカです。キヴォトスにゃそんなに破壊魔は要らねぇんだよ、爆弾魔はワカモだけで腹いっぱいだわ

 

「まあそんな事は置いといて、大人しく捕まれ」

 

「ムムム…今回は見逃してくれないかい?」

 

「ダメだ」

 

「なら取引をしよう。君専用の温泉を「ダメだ」最後まで話を聞いてくれないか?」

 

「……しゃあなしな」

 

 ……え、何だって?甘いって?まあこれは事情聴取、事情聴取ですから!!決して私情とか何も無いから!!気になったからとか何も無いよ!!これは緊急の事情聴取だから!!いいですねッ!

 

「君専用の温泉を建てる代わりに、今回だけは見逃してくれないか?前にここから離れた所に源泉を見つけてね、景色もいいからそこを君専用として作るんだ」

 

「恐らくだが、君はその不思議な力の都合上、下手に温泉には入れないんだろう?」

 

「……すげえなお前、正解だよ」

 

 さすがゲヘナでも片手で数えれるぐらいしかいない頭脳の持ち主だ、多分電気を操るっていう情報だけでそこまでたどり着いてるよ。頭いいねってより前に恐怖が来ちゃう

 

「君が行かないのは、君の持つ電気が温泉に流れ、周りにいる人に迷惑をかけたくないと考えての事だろう。しかし君としても、たまには野外の景色を見ながら温泉に浸かりたいだろ?そこで君専用の温泉さ。誰にも迷惑をかけることもなく、一人で静かに堪能できる。いい話だと思わないかい」

 

 ……あっかん普通にうまい話や。俺って日本人だったから懐かしの温泉には浸かりたいと思ってたけど、この体になってから水に触れると電気が流れ出るってことを知って行けなくなったからな……え、ホンマにどうしよ。悩んじゃう

 

「……さて、どうだい?」

 

「…………分かった、それで手を打とう」

 

 めちゃくちゃ悩んでからそう言うとカスミはしてやったりとでも言いそうな笑みを浮かべて、周りに散らばっていた温泉開発部のメンバーに撤退を指示していた

 

「そういや、温泉ができた時の連絡はどうするんだ?」

 

「それなら私が連絡しよう……いや、その時に捕まえたりはしないだろうな?」

 

「しないしない、安心してくれ。こちとら美食研究会とも連絡先交換してんだからな」

 

「君本当に風紀委員会なのかい…?」

 

 なんか正論言われたような気がするが気のせい気のせい

 そうしてモモトークを交換して温泉開発部が撤退の準備をしているのを見守っていると、ゴッツイ火炎放射器を持った結構デッッな赤髪の子が俺に気づいて手を振りながらやってきた

 

「あ、鹿紫雲くんやっほー!」

 

「よおメグ、元気してたか?」

 

 下倉メグ。温泉開発部の現場班長で元部長。カスミが入ってから部長の立場を譲ったらしい。結構陽気で能天気なんだが、コイツも温泉のためならどこでも更地にする危険人物。まあそれに目を瞑れば大型犬ぽい良い子なんだけどねぇ…

 

「あれ?なんで私たち捕まえようとしないの?」

 

「さっきコイツと取引してな、俺専用の温泉作る代わりに見逃してやってんだ」

 

「へぇ〜、ナイスぶちょー!」

 

「私を褒める前に撤退の準備を手伝ってやってくれないか?今回はかなり量が多いからな」

 

「あ、俺も風紀委員会の子達に撤退って言っとかねぇと。じゃあなカスミ、温泉楽しみにしてるぜ」

 

「あぁ、楽しみにしてくれたまえ」

 

 そう言って手を振りながら別れを告げると、カスミ達と反対方向に向かって歩いていく。そうして戦いの後からか少しボロボロな風紀委員会の子達に「カスミがもう逃げてたから撤退」と言うと、こっちも素早く撤退の準備を始めた

 そして肩で息をしていることが遠目で見ても分かるぐらいに疲れているイオリの近くに向かう

 

「お疲れイオリ、怪我大丈夫か?」

 

「大丈夫です鹿紫雲先輩……すみません、私が連絡するのが遅かったから…逃がしてしまって……」

 

「カスミを逃がしたのは俺のせいだ(本当)。そうやって自分を卑下すんな、自信持て」

 

「……!はい!!」

 

 カスミを逃がしたことが自分のせいだと思ってたイオリを俺が褒めたら涙目で返事してくれました。本当の意味で俺のせいなのにね、ごめんよイオリ

 

────────

 

─────

 

──

 

「あー極楽ぅ〜…」

 

 俺が温泉開発部を逃がしてから次の日の夜、書類仕事が終わって帰ってる途中にカスミからもう作り終わったとの連絡と共に、その場所が記された地図が送られてきたのでそれを頼りに向かったらあった小さな建物の温泉に浸かってます。

 アイツが言ってた通り景色いいねぇ、深夜なのに電気ついてる家多いから綺麗に見えるわ。上に浮かんでるあのでっかいヘイローと星もよく見えるし、カスミの提案に乗って正解だったよ

 

「満足してくれたみたいで何よりだよ。それにしてもやはりここの景色は素晴らしいな」

 

「……うん、なんでお前いるの?」

 

 隣にカスミがいることを除けばな。なんでこいつ混浴してんの?そもそも俺専用のはずだよな…?そうだよな……?

 

「別にいいじゃないか混浴をしても、ここは私達が作った場所なのだから入ってもいいだろう?」

 

「それが異性じゃなきゃ良かったよ?俺男だぞお前」

 

 もちろん大切な部分は隠してるからな?俺はしっかり浸かって癒したいからタオル巻いてるだけだけどね、……カスミ?コイツは水着だよ

 

「そもそも君がこんな貧相な体で興奮するとは思わないからね、一種の信用のようなものだよ」

 

 ……うん、俺の性癖タイプが胸と尻の小さい人ってことは隠しておこうか、バレたらたまったもんじゃない。コイツに引かれちゃう

 

「しかし……こうして見ると分かるが、やはり君は男なんだな。筋肉もあって体つきも私たちとは違うし……」

 

「なんでお前が恥ずかしがってんだよ」

 

「恥ずかしがってなんかないさ、ただ男性の上裸を見る機会が無かったからね、気になってるだけだよ」

 

 確かにそうか、キヴォトスじゃだいたい女性のみだし、男の代わりにロボットとか獣人だから男の俺は珍しいのか……いや、恐らく先生も男だろうが、会わないと分からないな。

 というか、さっきからなんか顔が蕩けてるんだが…どうしたこいつ

 

「いやぁ……君と一緒に入ると勝手に電気風呂になるから便利だね。どうだい?うちで働いてみないかい?」

 

「なに人力電気風呂しようとしてんだよ、今溢れてる奴を1割未満に抑えてんだからな?出力上げるぞ」

 

「おっと、後輩の可愛い冗談だよ」

 

「自地区を爆破する後輩なんて嫌だよ……」

 

 温泉を作ってる後輩って言葉の響きだけはいいんだけどね、そのやり方が爆発って知ってると嫌だわ。それはそれとしてムカつくから出力上げたろ、ピリピリしやがれ

 

「だがまあ、感謝はしてるよ。お前のお陰で久々に温泉に入れたんだし」

 

「…はっはっは!もっと感謝してくれても構わないぞ!!」

 

「調子乗んな」

 

 一言感謝を伝えると少しの間の後に盛大に笑ってもっと要求してきやがった。褒めた後にすぐこれだからねぇ、生意気な後輩兼指名手配犯だこと、とっ捕まえるぞ

 

「というか、上がったらお前はどうするんだ?夜も遅いが」

 

「まさか君はこんなか弱い女性を、こんな真夜中に一人で帰らせるつもりかい?」

 

「そうは言ってねぇだろ」

 

「まあ大丈夫さ、ここには一応ひとつだけ部屋があるからそこで夜を過ごすよ。君もどうだい?」

 

「遠慮しとく、そもそも同じ部屋に男女2人いたらダメだろ」

 

「むぅ……つれない奴だね君は」

 

 なにがつれない奴だ、これでも温情はかけてる方だぞ

 

 そっからはカスミと色々話してから解散した。それとついでだから体を洗おうとしたらカスミが「背中流そうか?」って冗談っぽく聞いてきたから超微弱な電撃喰らわせたら結構痛かったのか悶絶してた。久々にこうして温泉に浸かれたから疲れとか無くなって明日もまた元気に働けそうだ、社畜みたいな考えだな……実際そうか

 

 

 

 

 

 

 

*1
陸八魔「クシュン!…風邪かしら…?」




書いてて思ったがコイツほんとに風紀委員会の副委員長なんか?便利屋68と美食研究会と温泉開発部と厄災の狐の連絡先持っとるんやで?

通算UA50万記念で書いてほしい奴

  • とある世界線の鹿紫雲(多分2種類)
  • プレナパデス世界の鹿紫雲
  • 女体化鹿紫雲
  • 子供化鹿紫雲
  • 鹿紫雲一化(簡単に言うと記憶喪失)
  • とある科学の超電磁砲コラボ
  • 透き通る世界に響く雷鳴≡(モジュロ)
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