透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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みんな曇らせ大好き過ぎて笑っちゃうよね(タハー
曇らせで過去一の感想貰っちゃったよ、ヒェー

それと知ってます?ニセカスさんはここら辺でパヴァーヌ入ってるんですよ。俺はまだアビドスっすよ?この後イベスト挟む予定やし、70辺りでパヴァーヌ入りそう



後日談(2)

 

 

 あれからあやし続けてたら泣き疲れて眠っちゃったホシノを寝かしてから、先生と一緒にみんな大好き黒服ことなり損ないに指定された建物の入口に来ているぞ。道中なんか先生の目が泳いでたし見てわかるぐらいにはたどたどしかったが……何だったんだ?

 まあそんな事は投げ捨てておいて、建物に近づく度に先生の眉間に皺が寄ってってるのは面白いです。年取ったら皺残りやすくなるよ〜

 

“なんか貶された気がする”

 

「気のせいでしょ」

 

 顔に出てたか?ポーカーフェイスは上手くできるようになったと思ってたけど……

 

「まあさっさと入りましょうかな。そんな怖い顔しなくても危ないものじゃないから安心しなよ」

 

“そこまで言うなら……”

 

 

 エレベーターが目的の階についた音が鳴った後目の前のドアが開く。薄暗い廊下の先には扉が一枚あるだけで、他には何も見えない何とも質素な廊下だ。先生は警戒しているようだが、あの黒服は罠とか仕掛けるタイプじゃないから何も警戒せずにズカズカと歩いていく

 案の定何事もなく扉の目の前についてドアノブに手をかけ引くが開かない。こういう場合は押戸だがめんどくさいのでそのまま力任せに引くとドアがぶっ壊れた

 部屋の中には紅茶かコーヒーか分からないがカップを片手に椅子に座り、ため息をついている黒服1人だけがいた。何回もこうやって何かぶっ壊しながら入るからもう諦めたみたいだ。かわいそ

 

“えぇ……鹿紫雲くん、それ押戸じゃ……”

 

「引いて開いたならそれはもう引戸なんですよ」

 

『開いたのではなく壊した、ですよね?おはようございます先生、鹿紫雲さん』

 

 こんな奴にも律儀に椅子から立って挨拶をする黒服はかなり育ちが良いと思う今日この頃。部屋の中に入り持ったままのドアを適当にドア枠に挟んでから近くの椅子を持ってきて座る。はい、これ先生の椅子

 

『指定した時間より少し遅れていますが、まあこの程度は大丈夫です。早速始めましょうか』

 

“……っ”

 

『おっと、そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。前に言った通り、私が鹿紫雲さんの体を害することはできませんから』

 

“できない……?しない、じゃなくて?”

 

『縛りというものです。これを破ったら私の命が危ういのでね』

 

「そうそう。まあ害をなすことをする前にぶち殺せばいい話だし」

 

『クックックッ……そういう事です』

 

 ほな、はよやりましょか。これから俺にはまだ予定あるんやし

 

 

 

 

──先生side──

 

 鹿紫雲くんと黒服はああ言ってるけど、正直まだ不安だ。相手はホシノを奪った黒幕で、それこそ信用するって言うのが無理なレベルだ。そもそも黒服に対してここまで心を開いている鹿紫雲くんがおかしいのか……?まあどっちでもいいや

 椅子から立ち上がり鹿紫雲くんの後ろをついて歩く形で、隣接されている部屋の扉の前へと来る。黒服がポケットから取り出した鍵で開いた部屋の中は、実験室みたいな器具がある訳でもなく……

 

“……保健室?”

 

「あー、やっぱ先生もか。俺だって初見の時はそう思ったもん」

 

『クックックッ、こちらの方が馴染みがありますからね』

 

 カーテンがかかったベッドだったり、どこに売ってあるか分からない横長の椅子だったり茶色いガラスの箱に薬……本当に保健室そっくりだ

 黒服から指定された椅子に座って……うわ、座り心地までそっくり。じゃなくて、そのまま見ていたら服を脱いだ鹿紫雲くんが乗ったのは身長計……なんであるの?しかも体重計と合体してるやつだし、なんであるの???

 

『182.7cmですか、やはり高校3年生となると伸び悩みますね』

 

「まあだろうな。成長期はとうに過ぎてるだろうし」

 

『体重の方は86kg。前測った時より3kgほど増えてますね』

 

「マジィ?食う量変わってないんだけど」

 

『運動は……ゲヘナですし、毎日してますね。それなら筋肉が増えたんじゃないですか?重さ的には脂肪より筋肉の方が重いですし』

 

“え、そうなの?”

 

『ええ。同じ体積であれば筋肉の方が脂肪より約1.1倍〜1.2倍ほど密度が高いんですよ』

 

「変なところで博識だな。次やるべ」

 

 黒服からへんな知識を植え付けられたところで、次に始まったのは血圧、その次に腹囲……人間ドック?

 

『どちらも平気的で問題はありませんね。さあ、最後ですよ』

 

「おけ」

 

 黒服が奥の方に行くと服を再び着た鹿紫雲くん、人間ドックですることばかりだったので少しは安心していたが、ガタッという変な音が聞こえその方に視線を向けると奥から人一人分は入りそうなデカイ機械と共に黒服がやってきた

 

“待って待って!?何そのでかい機械!さっきまでの人間ドックは!?”

 

『これは恐怖テラーを観測する機械の改良版、鹿紫雲さん専用のものですね。これで鹿紫雲さんを診ます』

 

「ほんとお前の技術力凄いよなぁ……エンジニア部以上だよ」

 

『生徒という身でありながらあれ程のものを作る彼女達も十分凄いですけどね』

 

 エンジニア部……?ってのは分からないけど、多分凄いんだろうな。それはそうと

 

“……それ、安全なんだよね?”

 

『もちろんですよ。定期的に点検はしてますし、今回が初って訳ではないので』

 

「先生は心配性だなぁ〜もう」

 

 そりゃ心配になるでしょ、と叫びたかったがどうやら始まるみたいなので大人しく口を閉じることにした。けどメカメカしててカッコイイな……ちょっと触りたいかも

 その機械の中に鹿紫雲くんが入ると、黒服が外の画面を触り始めた。色んなことが書かれてるけどよく分からないな

 

『微かにですが呪力総量が増えてますね、この1年で生徒の誰かと戦いましたか?』

 

「美甘ネル」

 

『あぁ、彼女ですか。よく生きてますね、そこは流石としか言いようがないですよ』

 

「いやぁ結構辛かったよ?今まで戦った中じゃ2位を争うぐらいには強かったぞ」

 

『ではその一位は?』

 

「ヒナ」(即答)

 

『鹿紫雲さん、いつか刺されても知りませんよ』

 

「なんでぇ!?」

 

 黒服にも女誑しって思われてるのか……いったいキヴォトスにいたであろう3年間でどれ程の純情を誑かしてきたのか……!

 

『さて、今回はこの辺にしときましょう。終わりですよ、鹿紫雲さん』

 

「りょー」

 

 気の抜けた返事と共にあくびをしながら出てきた鹿紫雲くんを無視して黒服は再び奥の方へと歩いて行った。そして鹿紫雲くんに連れられてさっきの部屋に戻って椅子で待っていると、キャッシュケースを持った黒服がやってきた

 

『はい、これが今回の報酬です』

 

「いつも悪いね〜」

 

 何万入ってるか分からないが……とりあえず意味わからないぐらい入ってることは分かった。キャッシュケース使うぐらいだし、というか黒服が持ってるの辛そうだったし

 黒服からキャッシュケースを受け取った鹿紫雲くんの後に続き、いつの間にか倒れていたドアを踏まないように避けて部屋から出ていこうとした時、黒服に呼び止められた

 

『先生、あなたが良ければ何時でも人間ドックはしますよ』

 

“それは……ありがたい、けど……”

 

 

──鹿紫雲side──

 

 いやぁ〜黒服のやつ、1回の検診だけでたんまり金貰えるからありがてぇんだよなぁ。多分800万ぐらい入ってるかな?念の為中身確認して……おお、眩しっ。宝石箱や〜

 さて、あれから暫く歩いてるからそろそろ見えてくるはずだが……住所的にあの建物かな。というか玄関にほうきをはいてるハルカいるし

 

「ハルカ〜!」

 

「ひえっ!?か、鹿紫雲さん!?」

 

「そんなに怯えなくてもいいよ。これ、ホシノを助けに手伝ってくれた報酬」

 

「わわっ……え!?こ、こんなにいいんですか!?」

 

「それぐらいの事をしてくれたんだからさ、当然の報酬よ」

 

「あ、ありがとうございます!!な、ならアル様達を呼んできましょうか?」

 

「いや、大丈夫。これから別に行くところあるから」

 

「そ、そうですよね……鹿紫雲さんは忙しいのに私なんかが引き留めようとして──」

 

「あー大丈夫大丈夫、予定詰めてた俺が悪いし。ほなバイなら」

 

「あっ、さ、さようなら!」

 

 許せ便利屋、お前らの出番はこれで終わりや

 

 

 急いでる訳じゃないので電車に乗ってミレニアムについた俺は、もう見慣れた校内を迷わずエンジニア部へと突き進んで行く。ちなみにここに来る途中で菓子を買ったからバッチリだ、まあ失礼だけどアイツらは金の方が喜びそうだな

 ドアを三回ノックしてから開けると、俺に気づいたウタハが汗を拭いて作業を止めて近づいてきた。他2人の姿が見えないことから恐らく別の部屋で作業をしているのだろうか

 

「やあハジメ、神武解の調子はどうだった?」

 

「かんぺき〜だったよ。出力も問題なし」

 

「何故そこでユウカみたいな言い方なんだい?まあ上手く作れたみたいで良かったよ」

 

 最後にあ、それとこれお礼、といって手に持っていた菓子を渡す。ウタハがお菓子を片付けに行った間に中を見渡していくと壁にかけられたでっっかい物が目に映った

 気になって近づいて眺めていたら、いつの間にかいたコトリが嬉々とした表情で話し始めた

 

「鹿紫雲さん、これが気になるとはお目が高いですね!これはエンジニア部の下半期の予算、その70%をかけて作られた宇宙戦艦搭載用レールガン、正式名称は光の剣:スーパーノヴァです!」

 

「宇宙戦艦……搭載用、レールガン。光の剣、スーパーノヴァ……!」

 

 なんという全ての男の子を刺激する名前だこと、興奮しちゃうじゃないか……!シンプルな見た目だけどその重量感は見ただけで分かるな、普通に持ってみたい……

 

「これ持ってみてもいい?」

 

「残念ですが、それは難しいです。基本重量だけで140kg以上、さらに光学照準器とバッテリーを足した上で砲撃を行うと、瞬間的な反動は200kgを超えるんです!」

 

「140kgか、いけるな」

 

「えっ!?」

 

 コトリの驚いた声を聞き流し、呪力で肉体を強化して念の為両手で持ち上げる。意外と持てそうだったので片手で持ちあげて軽く振り回してみるが、体が持っていかれそうとかそういうのは無い。戦闘中でも使えそうだなこりゃ

 

「……ヘイローないんですよね?どうやって持ってるんですか……?」

 

「そりゃ気合いよ気合」

 

 呪力ってすごいね(KONAMI感)

 

 予定も終わったのでエンジニア部の面々と少し話してから部屋から出て外に向かう途中、誰もいなくなった所で後ろから声がかかった。さっきから感じてた気配はこれか……と思いながら振り返ってみれば、そこにいたのはメイド服の生徒だった

 

「……C&Cの……新しい子?」

 

「詳しく説明するならC&C所属ですが、セミナーの会長の専属メイドです」

 

「ほぇ〜。んで、そのメイドさんが俺になんの用?」

 

「その会長があなたをお呼びですので、少しお時間頂けますか」

 

 

 

 




思った以上に長くなっちゃって……(3)が出ちゃいます

Q.なんで1位にホシノが来ないの?

A.1年の頃に戦ったきりだからです。もし今のホシノと戦えば一位にどっちを1位にさせるかめちゃ悩みます

あ、感想と評価お願いします

通算UA50万記念で書いてほしい奴

  • とある世界線の鹿紫雲(多分2種類)
  • プレナパデス世界の鹿紫雲
  • 女体化鹿紫雲
  • 子供化鹿紫雲
  • 鹿紫雲一化(簡単に言うと記憶喪失)
  • とある科学の超電磁砲コラボ
  • 透き通る世界に響く雷鳴≡(モジュロ)
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