プロローグ
「なあ、ここで本当にあってるの?」
「あぁ、周りを見てみなよ。獣人と頭に輪のある子、それに機械の人ばかりだろ?それがここ、キヴォトスの特徴なんだよ」
「へぇ〜、不思議な所だなぁ。それで、俺たちはこれから何処に行けばいいか分かる?」
「キヴォトスの全行政を担い、学園都市の運営に従事する中央組織。連邦生徒会か、ここにいる先生という人に会いに行くんだ」
「おぉーなんかかっこいい名前だな!よぉし、じゃあさっそく行ってみよー!」
「あーこら、あまりはしゃがないの」
──先生side──
アビドスの件からおよそ一週間。私はまたシャーレに戻ってユメとハジメくんに手伝ってもらいながらも大量の書類を捌く毎日だが、今日は少しピンチ気味だ
今日はハジメが風紀委員会に行く日とユメがアビドスに行く日が被ってしまったのだ。私だけでも何とかしてみせる……とは豪語して送り出したけど正直マズイ。アロナちゃんが居るとはいえ、普段は2、3人で捌く量の書類を一人で捌いているのだ。冗談抜きで倒れそうで不安しかない
戻ってきてもらおうか……とは考えたが、青春の邪魔をしたくはないし、何よりああやった豪語してしまった以上、弱音を吐いたらダメなんだ。特にハジメくんには青春を過ごして欲しい、あれだけ彼を好いている子がいるのだからその好意に気づいて欲しい
一通り終わった……というか、まだ書類の山が2、3個残っているが流石にこれ以上ぶっ続けてたら危険なので、休憩がてら入れていたコーヒーを1口。入れてから結構時間が経っていたので温いどころか少し冷たくなっているがリフレッシュには丁度いい
そうやって一息ついてたら、業務用に貰ったスマホから着信が来る。名前を見てみれば『七神』と表示されていたので、書類に不備があったのかと嫌な考えを巡らせながら電話に出る
“……もしもしリンちゃん?今日はどうしたの?”
『だからリンちゃんは……まあいいです。先程、ヴァルキューレ警察学校から先生に会いたいと言っている不審者が居るとの連絡を受けたので、こうして先生に伝える為に……』
“不審者!?それって大丈夫なの!?”
『どうやら2人のようですが、片方が半裸との事で……』
“は、半裸ぁ!!??”
半裸、つまりはシャツ、ズボンのどちらかを着ていないということ。上ならまだいいが下だと普通に、というかめちゃくちゃアウトだ。いや、上だとしても十分アウトだな、そんな不審者が私に一体なんの用……?
“……念の為聞いておくけど、半裸って上か下、どっちなの……?”
『それが……』
『……右半身の様です』
“……うぇ?”
──────────
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────
シャーレに車で迎えに来てくれたリンちゃんと共にヴァルキューレ警察学校へ急いでやって来た。車の中で聞いた話だとどっちも男で外の世界から来た、捕まえた所から変なことを言ってばかりで話が通じない。一応は通じるけど何故か笑いに持っていくとの事だった。やっぱり右半身裸ってなんか既視感があるような……
ヴァルキューレの案内をしてもらう尾刃カンナの案内の元、拘置所みたいな所につけば中からは男のような大きな低い声が聞こえてくる。声の聞こえる方に歩いていってみればそこには鉄格子を掴んでる右半身半裸のおと……男!?
「だから出してくださいよぉー!俺たちはまだ何も悪いこ……」
“……センターマ──”
「それ以上はいけないぞ」
「君の衣装が悪いでしょ」
右半身裸の男の後ろには額に縫い目がある五条袈裟を着た塩顔の男がベッドに腰掛けながらため息をついてやれやれと言わんばかりに首を振っていた。捕らえられてるのに余裕そうだな……
「……このお二方が?」
「はい。リン行政官が来る前に取り調べを行ったのですが、意味不明な事ばかりで……」
「あ、カンナちゃん?だっけ。親子丼美味しかったよー!」
「私もあれは生きてきた中で上位に入る美味しさだったよ。ありがとうね」
……彼ら、一応囚われの身のはずなのに笑顔で感謝しながら手振ってるんだけど。私と同じ大人なのか……?
「……とまあ、こんな風でして」
「ふぅー……分かりました。ありがとうございます、カンナさん」
「それでは、先生が来られたので今鍵を開けますから離れて頂けると」
「おお〜!やあっとシャバの空気を吸えるのか〜」
「私たちまだ捕まって1時間も経ってないだろ」
センターマ……おっほん。半裸の方が鍵が開けられる前にまるで何年も捕まってた人みたいな言い方をする。鍵が開けられてカンナちゃんが少し下がれば、伸びをしながら出てきた半裸マンの後ろに申し訳なさそうにペコッと頭を軽く下げて出てきた縫い目の人……いや、身長たっか
その2人は私たちを気にせず2人だけで離しているが、話の節々に何処か芸人味を感じる。服装的にもしかして……
“あの……お二方は芸人を……?”
「お、やはり分かりますか?どうも、芸名ピンチャンで活動している夏油傑と、こっちの著察権違反マンはただの知らない人です」
「酷くなぁい!?違うから!俺はコイツの相方の髙羽って言います!というかお前偽名使ってんじゃないよ、勘違いされちゃうでしょうが!」
「別にいいでしょ偽名ぐらい。減るもんじゃあるまいし」
「俺らの信用が減るんだよ!」
あー、もしかしてこの2人は塩顔の……夏油傑って人のほうがボケで髙羽って人がツッコミなのか。普段と立場違うんだね、意外かも
というか、そろそろリンちゃんとカンナちゃんの冷ややかな視線に気づいた方がいいと思う。カンナちゃんはため息ついてるしリンちゃんに関しては青筋浮かんでるよ、目の前でコントが繰り広げられてるのに雰囲気が重い……
「……おや、そちらのお嬢さん方には不評で?」
「そういうわけでは……」
「いえ、お笑いというのを初めてみましたが……時と場所を選んだ方が良いかと…」イラッ
“ヒェッ……リンちゃん怖っ……”
「先生?」
“なんでもないです”
「つまり、時と場所を選べばしていいと!」
「……まあそうですが、今するべきでは無いでしょう。とりあえず、なんの理由があってここにいらしたのか、早く説明をしてくれませんか?」
「そういえば説明がまだだったね。髙羽、やるかい?」
「いやいや、ここは羂索が」
「いやいや、ここは髙羽がどうぞ」
「どうぞどうぞ」
「いやいや、どうぞどうぞ」
「「…………」」
……まさか古のコントを目の前で見れるとは、新鮮だな
いい加減に堪忍袋の緒がキレそうなリンちゃんから物凄い威圧感が溢れ出てきている。カンナちゃんまで冷や汗流して後ずさってるし……あ、ようやく髙場さんが気づいた
「ちょっとちょっと、そろそろ怒られそうだからジャンケンで決めようか」
「おっけー、負けたヤツが一から十一まで説明ね」
「その残りの一は何!?まあいっか」
「「せーの」」
「最初はグー!またまたグー!いかりや長介頭はパー!正義は勝つ!!」
「ジャン」
「ケン!」
「ポン!!」
「しゃあああ!!!」パー
「くっ……この私が負けるなんて……1000年の……敗北…!」グー
まさか『8時〇ョ!全〇集合』が元ネタの最初はグーのフルを見れるとは……めちゃくちゃ懐かしいな……
陽気な髙羽さんとは対象的に羂索さんはこの世の終わりみたいな表情で地面に膝をついて床を殴っていたが、1つ息をつくと膝のホコリを払って立ち上がって私たちの方を向いた
「……ふう、少し長くなりそうなので完結に説明しましょうか」
「私たちがここ、キヴォトスに来た理由は私の
“へぇ〜、あなたのむす……息子?”
「息子……ということは」
「いるでしょう?ゲヘナ学園に一人だけ……おっと、改めて自己紹介を」
「初めまして、鹿紫雲ハジメの父。羂索です、以後お見知りおきを」
「「“え……”」」
「「“えええええええええ!!?”」」
プロローグは書けたが……この後の話どうしよ
通算UA50万記念で書いてほしい奴
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とある世界線の鹿紫雲(多分2種類)
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プレナパデス世界の鹿紫雲
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女体化鹿紫雲
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子供化鹿紫雲
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鹿紫雲一化(簡単に言うと記憶喪失)
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とある科学の超電磁砲コラボ
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透き通る世界に響く雷鳴≡(モジュロ)