それとカッシーの呼び方を「キヴォトスカッシー」か「カシモドキ」にしようか悩んでるんですけど、感想でどっちがいいか是非言ってください。ついでに評価もお願いします(乞食)
市街地から距離の離れたアビドス砂漠にて、羂索と鹿紫雲ハジメが相対する。片方は首を回しながら余裕の表情を浮かべ、もう片方は自身の如意棒を手に口角を上げて目の前の好敵手を見据えている。風が吹き、砂が飛んできても目を瞑ろうとはしていない
そして、その戦闘に巻き込まれないように髙羽は高めの廃墟ビルの屋上からいつの間にか取り出した双眼鏡で、始まるであろう激戦を今か今かと待ちわびている。その隣で先生は耳を塞いで、連邦生徒会からの護衛用のピストルを空に上げて始まりの合図を出そうとしている
「親父……いや、羂索。絶対に遠慮はすんなよ」
「……そうか、じゃあお言葉に甘えようか」
鹿紫雲が腰を落とした瞬間、先生の発砲音が聞こえると共に鹿紫雲が砂を蹴って走り出す。砂漠で足元が悪いにも関わらずアスファルトの時と同等のスピードで羂索へと迫り、その赤き如意棒を振るう
だがその攻撃は羂索が出した呪力が込められている低級呪霊によって防がれる。その呪霊の硬さに驚きながらも足で蹴ろうとするが、避けられて逆に羂索の呪力を込めたただの呪霊の質量攻撃で距離を離される
「おおー、羂索のやつやってんね〜」
“……何が見えてるんですか?ただハジメくんが急に吹っ飛……あ、アロナちゃんありがとう…ってうわぁ!?気持ち悪っ!?”
「いい反応するねぇ先生、あんたも芸人やってみる?俺たちならトリオでも十分やっていけると思うよ」
”なんでトリオ前提……というか、シャーレは副業禁止なので遠慮しておきます”
“……それと髙羽さん、何なんですかあの化け物は…”
如意棒を横薙ぎにして呪霊を振り払うと、羂索の周りに20体ほどのウナギのような呪霊が浮いていることに気づく
「(あれは…デンキウナギの呪霊か……?)」
そのウナギの周りの空気が微かに溢れ出る電気によってパチパチと音を立ていることから鹿紫雲はそう結論付ける。鹿紫雲の予想通り突っ込んできたウナギ呪霊は鹿紫雲の体を包み込むように留まると電気を放出したので確定だろう
だが鹿紫雲は呪力特性上電気に耐性がある、だからウナギの攻撃は意味をなさない。それを羂索は知っているはずなのに何故わざわざ電気を使用する呪霊を多く出しているのか、鹿紫雲の思考が巡る
そして周りのウナギ呪霊を一掃するために如意棒をしっかり握って──
「(いや、これは囮か!)」
羂索とウナギとは別の呪力を感じえすぐさま右横のウナギ呪霊を祓って横に飛び出すと、その呪霊ごとさっきいた場所を龍の呪霊が飲み込んだ
「おや、気づかれたか」
羂索の独り言に応える事もせず走り出して如意棒を上に投げると、地面の砂を一掴みして呪力を流し込み、『拡張術式』でライフルの弾丸のように形を鋭く変える
周りの砂が浮くほどに地を力強く踏みしめて全力で投げたそれは音を超えた速度を保ち羂索を襲う。傍から見たそれはまさに流星群と喩えるに相応しいだろう
だが相手は音速を超える穿血を難なく避けた男、遠くから見ても分かるほどの大振りで投げられたこれを余裕を持って防がないはずもなく、先程出したの龍の呪霊を呼び戻し自身の前に移動させることで防ぐ──
「っ!?」
──はずだった
予想外だったのはその貫通力。呪霊の硬さは手持ちの一級呪霊の中では一番の硬さで、羂索は呪力を込めた砂程度では呪霊に傷すら付けれないだろうと思っていたのだろう。だが、目の前の雷神は彼の知る者ではない
幻獣琥珀で自身の呪力を付与した物の形を作り変えるという想像力とそれを実現する技術力
羂索は見くびっていた、呪術も呪力も存在しないキヴォトスで生活する中で成長するという鹿紫雲《ハジメ》の潜在能力を──
龍を貫通した砂が羂索を襲うが、寸前で全身に呪力を纏わせることで被害を最小限にする。流星群は服を掠り、頬を掠って赤い線を作り出す。胴体に飛んでくる物もあったが、それは貫通せずに体内で止まった
「(この砂……ただ呪力を込めただけじゃない。紫に染まっていて形を変えている?)」
「(…砕けた…というよりかは塵となって消え去った。つまりこれは彼の術式を付与した物、拡張術式か!)」
反転術式で傷を治したあと一粒だけ手に取った物を観察する羂索、1000年の知恵は伊達じゃなくすぐさま拡張術式である事を見抜いた
傷だらけの龍の呪霊を収めると、さっき上に投げて落ちてくる如意棒を取っている鹿紫雲を見る
「今のは驚いたよ、この3年で拡張術式を編み出してくるなんてね」
「それとまだ私に術式は使ってくれないのかい?お父さんに本気を出してくれよ〜」
「お前だってまだ本気じゃねぇだろ。そんなに言うなら、まずお前が俺を本気にさせてみろ」
鹿紫雲は如意棒を肩に担ぎ笑みを浮かべながら言う。羂索はそれに応えるように口の端を上げると、足元から尻尾が刃となっているイタチの呪霊を3体出して鹿紫雲に向かわせる
「(今度は……かまいたちか)」
かまいたち。つむじ風に乗って現れ、人を切りつける日本各地の伝承に登場する妖怪として有名な…恐らくは仮想怨霊の部類だろう
1番前にいる一体が飛び上がって尾を縦に振るう前に如意棒で頭部を破壊する。一瞬動かなくなり地面に落ちそうになっていたが、すぐに再生すると振り終えていなかった尾を振るった
後ろに跳ぶことにそれを回避するが、その下から後ろにいた2体のかまいたちが間髪入れずに迫り来る。着地しようとした時に足から感じたのは風、足が前に引っ張られるような感覚と共に体が仰向けで倒れそうになるが如意棒を地面に刺して耐えると同時に飛んできた2体のかまいたちを蹴飛ばす
「(風の術式か……伝承通りならかまいたちは三体で一つの妖怪。三位一体の存在ということは、今のを見るに恐らくは三体同時に殺さないと意味が無いんだろうな)」
体制を直しながら冷静に分析する鹿紫雲、羂索の呪力で強化されているにも関わらず三体同時に倒すという難関な条件。並大抵の術師なら死んでいるだろう、
一つ、呆れのため息をついた
その瞬間、3体のかまいたちの頭が同時に弾ける
「─!(今のは彼の十八番の……!)」
二度の黒閃の経験、それにより洗礼された鹿紫雲ハジメの呪力操作技術は原作の雷神を軽々と超え、たった1発の攻撃で十分な電荷を付与する事が可能となっている
息子の成長を喜ぶ暇もなく、すぐさま鹿紫雲の方へ意識を戻した羂索の目に映ったのは──
「……つまらん」
誰に言う訳でもなく、ただの独り言として心底つまらない表情で呟いたそれは羂索の耳にしっかりと届いていた
その姿は似ている訳でもなく意識した訳でもないにも関わらず、今は亡き平安の頃の友人と姿が重なった
楽しませたい
その思いが心を満たし、一応父親という立場上少し手加減していた羂索の術師としての熱を灯すに至る
「フフ……正直驚いているよ。ここまで君が強くなるとは思ってなかったさ」
「だから、君には本気をぶつけてみたくなったよ」
羂索の背後に一風変わった巨大な黒いモヤが現れる。そこから最初に飛び出したのは赤黒い体毛の馬、蹄を高らかに鳴らしながら力強く地を踏みしめ、ある程度砂漠を駆けた後に再び黒いモヤへと戻っていく
「これは海外で偶然見つけた、堕ちた最強の武将が元になった呪霊。倒すのは難しいが、あの五条悟にさえ傷をつけれる子さ。有する名は──」
黒いモヤが姿を成していく。そこには先程の赤黒い馬を乗りこなし、触覚のような2つの細く長い飾りが後ろに反っている髪止めで髪を頭頂部でひとつに纏めている男。その手には俺の背丈程はあると思える巨大な方天画戟が握られている
その姿は前世に見たことがある。その逸話は関羽・張飛・劉備の三人を相手に互角以上に渡り合い300メートル以上離れている戟の枝先を弓で射抜いたと言われた、三国志最強の武将
【特級過呪怨霊・呂布奉先】
かつての最強を目の前に、鹿紫雲ハジメは──
「おい……」
「あんまワクワクさせんなよ……!」
笑顔で言い放ち、それに応えるように電気が弾けた
──おまけ──
(⏜ن⏜)“なにあれカッコイイ!”
髙羽「やばいっ!男の子の部分を刺激されるデザインだ……!」
ハジメ「(カッケェなあれ)」
羂索「(いつ見ても惚れ惚れするほどカッコイイね)」
やっぱこういう戦闘描写って細かく伝えようとするとどうしても文字数が増えて見ずらくなるんだよなぁ…でも簡潔に書けばどういう感じになっているのか分かりずらそうだし……ムズい
ちなみに呂布奉先の見た目は「終末のワルキューレ」の呂布奉先みたいなのを想像しててください
通算UA50万記念で書いてほしい奴
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とある世界線の鹿紫雲(多分2種類)
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プレナパデス世界の鹿紫雲
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女体化鹿紫雲
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子供化鹿紫雲
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鹿紫雲一化(簡単に言うと記憶喪失)
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とある科学の超電磁砲コラボ
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透き通る世界に響く雷鳴≡(モジュロ)