透き通る世界に響く雷鳴   作:おやおや、おやおやおやおや

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最終章終わったらドレスイベントやりたい。時系列がどこか分からんしハジメが一緒にヒナと演奏するかとか細かいことは決めてないけど書きたい、いや、書く。そんでその時にドレスハジメ、略してドジメ実装!ついでにマコトはハジメとヒナに殴らせておきましょう

そんで感想と評価お願いします……あとアンケートも、お願い(切実)


チビはチビでも短気なチビはだーれだ?

 

 

 ヴェリタスから連絡を受けてかなり早く来たつもりだが……1年前より早くなって──るのか?まあ分かんねぇからいっか

 見た感じほとんど体格も変わってねぇのがめちゃくちゃオモロいな。コイツの事だし隠れて身長を伸ばす体操とかやってそう…プークスクス

 

「よぉ、ちょっとは身長伸びたか?ネル」

 

「殺すぞ」

 

「その反応じゃ身長伸びてねぇんだな、同情するぜ」

 

「同情するならお前のその無駄にデケェ身長タッパくれよ」

 

「嫌だわ、大人しく牛乳飲んどけ……あ、とっくのとうに成長期は終わったか。ププッ」

 

「殺すぞ」

 

 美甘、キレた!

 ついにキレて銃を持って構えてきたネルを「どうどう」と宥めて、なんとか銃を下ろさせる。心の器の大きさがコップ以下なのは変わってねぇな

 

「ハァ……1年前から全然変わんねぇなお前。んで、あたしに何の用だ?わざわざアタシに会うためにここに来るってことは、ただ話したいってだけじゃ無さそうだな」

 

「残念、ただ話したいだけです」

 

「あぁ?お前のことだからアタシに喧嘩売りに来てんのかと思ってたぜ」

 

「失礼な、俺のことをなんだと思ってんだ」

 

「戦闘狂のバカ」

 

「辛辣すぎる……チビのくせに……

 

「あぁ!?誰がチビだぁ!?今関係ねぇだろ!」

 

「お前の無駄にいい耳も良好で良かったよ」

 

 やっぱネルを弄るといい反応するから好きだな、マコトの奴は頭のいいバカみたいな反応するけど、ネルは子供みたいに顔真っ赤で怒るからなんとも弄りがいがあるんだよね。クフフ〜(乗っ取り)

 

 とりあえず、この調子でネルを弄りながら時間を稼ぐか

 

「……そんでハジメ、さっさとそこどいてくれねぇか?これからミレニアムに帰るんだが──」

 

「まあまあ〜。あ、個人任務の帰りなんだろ、疲れてんならジュースとかいる?オレンジジュースあるよ」

 

「アタシを子供扱いすんな!……まあ、貰うけどよ」

 

「ほいよ、キンキンに冷えてないけど勘弁な」

 

「確かにぬるいな、けどサンキューな。それで、ミレニアムに──」

 

「ネル、最近なんかあった〜?俺ね、キヴォトスに親父来た」

 

 その場に座り込んでジュースのプルタブを開けて1口飲む。それにつられてネルもその場に座ったのでこの調子で会話に花を咲かせようか。フフン

 

「……最近か……C&Cの任務だったりあたし個人のばっかだからそんなに……え?お、親父!?」

 

「そう、親父。前髪が変で額に縫い目のある五条袈裟を来た胡散臭い塩顔の奴。見た瞬間分かると思うぞ」

 

「なんだそれ……自分の親父を胡散臭いとか言っていいのか……?」

 

「本人公認だから」

 

「親父さん公認なのかよ……なんか、色々と凄いなお前の親族」

 

「でしょ?今度親父の観光ついでにお前らに紹介するためにミレニアム連れてくるよ。もう一人ついて来るけど、そっちもめっちゃ愉快だからな」

 

「もう一人って事は、ハジメの母親か?」

 

「いや、男で右半身半裸の頭がおかしい芸人。まあ親父のツレだな」

 

「愉快すぎねぇか?なんだよ右半身半裸って、センター〇ンか?」

 

「なんでセンター〇ン知ってんの?世代違うでしょ?」

 

「そういうお前も違うだろ……つーか、ツレがそれならお前の親父さんって芸人なのか?」

 

「そうそう、芸名ピンチャンで活動してるコンビ芸人。外じゃ結構人気らしくて、何個かレギュラー番組あるみたいなんだよ」

 

「へぇ、そりゃすげぇな。……それでよ、ハジメ」

 

 飲み終わったオレンジジュースの缶を俺に渡してくるとネルは立ち上がって銃を握った……アレ?なして銃持っとん?

 

「さっきからアタシをミレニアムに帰そうとしねぇが、何が目的だ?」

 

「……ナニモナイヨ、ヒサビサニアッタカラハナシタイダケダヨ」

 

「それもう自分から怪しいって言ってるようなもんじゃねぇか、嘘下手だなお前。んじゃ、そういう事だな」

 

「テメェをぶちのめして、さっさとミレニアムに帰らせて貰うぜ」

 

「はぁ……結局こうなんのか……まぁいいけど」

 

 ジュースの缶を2つ纏めて呪力で圧縮、小さな球状にしてから親指でネルに向かって弾き飛ばす。首を傾け避けた隙をついてそのまま腹を蹴っ飛ばした

 

「っ……!力上がってん──」

 

「龍鱗、反発、番の流星」

 

「……はぁ!?ちょっ、それ前に必殺技みてぇなのって──」

 

「解」

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

「龍鱗、反発、番の流星……解」

 

「っ!遠距離からチマチマチマチマ鬱陶しいなぁ!」

 

 避けられた呪力単体の斬撃が背後の廃墟の壁に大きな斬撃痕を作る。ネルも負けじと銃弾を放つがそれも再び飛ばされた斬撃によって切り落とされる

 

 状況はネル側にとって最悪の一言に尽きた。範囲もかなり広い遠距離高火力の斬撃を詠唱ありとは言え、クールダウン無しでバンバン放ってくる鹿紫雲

 それに比べネルの銃はサブマシンガン、遠くから放つ鹿紫雲には銃弾は届かず、それ以前に届く前に飛ばされた斬撃によって簡単に切り落とされている

 

「んだよ卑怯すぎだろテメェ!!一年前の近距離ガンガンで最高だったお前はどうした!?」

 

「今は関係ねぇだろ!龍鱗、反発、番の流星……解」

 

「その斬撃も見えねぇから厄介だしよォ……それ必殺技みてぇなのって前に言ってただろ!?何当然かのように連発してんだお前!」

 

「必殺技を温存するバカがどこにいんだよ!必殺技なんだから最初っから連続で使った方が勝率高くなるからいいだろ!」

 

「クソッ!結構理にかなってやがる……!というか、それじゃ必殺技じゃねぇだろ!?どっちかっつーとノーマル技じゃねぇか!」

 

「アレや、前に戦った敵がクッソ強化されてて、その強さを表すために前までは必殺技だったのが、牽制とかに使うノーマル技になってたっていうありきたりなバトル漫画のインフレ展開と同じだな」

 

「妙に細けぇな……で!それで良いのかよテメェは!そんなんで勝って嬉しいのか!?」

 

「勝ちは勝ちや。龍鱗、反発、番の流星。解」

 

「コイツマジで……っぶね!?」

 

 速さも広さも十分に広い斬撃を、ネルは髪の毛が数本切れる程にギリギリで避け続けている状況。だが──

 

「(ネルのやつ、どんどん目が慣れてきてんな。的確、とまではいかねぇが避ける判断が早くなってる)龍鱗、反発、番の流星」

 

 ネルは確実に鹿紫雲へと近づいて来ていた。詠唱の隙、斬撃の向かう方向と向き、たった3分程度の戦闘でネルは斬撃に対しての適応を始めていた

 姿勢を低くし、屋上から跳び、空中では身を捩り、避けながらも鹿紫雲の観察及びその対処法を模索していた

 

「龍鱗、反発、番の流星……解」

 

「っと!(やっぱそうか、あの無駄にカッケェ詠唱を先に言わねぇと発動できねぇみたいだな……アイツの懐に入り込む隙はそこしかねぇ!)」

 

「龍鱗、反ぱ──」

 

「(ココだっ!)」

 

 壁を蹴り、一気に鹿紫雲へと近づいていくネル。だが、そこで気づいた。詠唱途中という最大の隙をついて向かってきているネルを見ながら、鹿()()()()()()()()()()()()

 

「解」

 

「なっ!?……ぐっ!」

 

 詠唱も無しに放たれた斬撃が、咄嗟に腕を交差させ防御体制をとっていたネルの腕に直撃した。そのまま弾き飛ばされ、ボロボロの建物の壁へと突っ込んでいく

 

「いってぇ……律儀に詠唱を唱えてたのはブラフかよ……」

 

「唱えねぇと威力は下がるけどな。んで、まだやるかい?」

 

「当たりめぇだろ……!テメェの顔に百はぶち込んでやらねぇと気が済まねぇよ!!」

 

「冗談抜きで死ぬから止めて、俺が全部悪いけどよ」

 

「悪いって思ってんなら大人しくあたしに殴られろ!!」

 

「い〜や〜ヤダヤダ〜」

 

「ハハッ……どうやら死にてぇみたいだな。そこで待っとけ、お望み通り殺してやるよ」

 

「待つと言われて待つバカがどこにいるんだ?……解」

 

 詠唱のブラフという手札を切った鹿紫雲は無詠唱で遠慮なく斬撃をネルに飛ばす。詠唱が無くなったおかげで威力は下がっているが、その代わりに回転率が大幅に上がっている

 

 少し不安定な壁を伝い、別の建物へ飛び移るを繰り返して難なく斬撃を避けているネル。進行方向を狙って放たれた斬撃も急な方向転換で避け、鹿紫雲へと近づいていた

 

「(……そういや、詠唱を唱えて威力上げてるって言ってたよな……なら!)」

 

「っ!?」

 

 大回りで近づくのを止め、壁を蹴って一直線に鹿紫雲へと跳んでいくネル。飛んでくる斬撃を顔の前で腕を交差して防御し真正面から受けていきながら突っ込んでくるネルに鹿紫雲は驚く

 

「避けろよ!!」

 

「避けねぇよ!!」

 

 『擬似:解』は詠唱破棄をしていても中々の威力を誇り、鉄程度なら難なく切り落とせるレベルの火力がある

 キヴォトス人に、ましてや最強格のネルに鉄を切り落とせる程度の技が通るのか?と思うかもしれないが、いくら防御力が高いキヴォトス人でも痛覚は存在する。痛いものはしっかり痛いと感じるのだ

 

 ネルは無意識に交差した腕へと神秘を集中させ、ダメージを軽減していた。そして少なからず感じている痛みもただの根性で乗り切っている

 

 そしてついにネルが鹿紫雲と同じ建物の屋上へと立った時

 

「よっ」

 

「はっ!?そ、空飛んだ!?」

 

 拡張術式で空を実体化、それを足場にして上へと跳び上がりさらに距離を取る。傍から見ても急に何もない空を足で蹴って上がり、そのまま対空している奇怪な光景が出来ていた

 

「んじゃ、悪いけどこのまま『ザザッ──』……お」

 

『ハジメさん、作戦は成功しました。至急、ミレニアムに戻ってください』

 

「りょーかい……っと」

 

「ここまでだな、ネル。残念だが俺の役割はお前の足止め、ここでお別れ……といきたいとこだが」

 

「あ?」

 

「……普通に申し訳ねぇから一発ぶん殴ってもいいぞ」

 

「……舐めてんのか?」

 

「違う違う、お詫びみたいなもんよ」

 

 襟に付けられた通信機から発せられた言葉に応え、そのまま空から降りてきた鹿紫雲はネルにそう告げる。指で頬や腹をトントンと叩きながら「どこでもいいぞ」と言えば、ネルの視線は鹿紫雲の下の方へ──

 

「そこだけは止めろよ?」

 

「チッ、どこでもいいって言っただろ」

 

「普通に死にそうになるから止めて、マジで」

 

「仕方ねぇなぁ……んで、一発ぶん殴っていい死にたいんだってな。顔面ぶん殴ってやるから屈めオラ」

 

「こっわ……はいよ」

 

 顔全体に呪力を纏わせてから大人しくネルの近くに移動してからしゃがみこんで、握り拳を作り半身を引いているネルを見る。よく見ればその拳にはネルの中にある神秘の殆どが集まっていた

 

「(あれ?これ結構やばくね?)」

 

「ふっ……やっぱ無──

 

 

 

 




ナムサンカシモドキ

100話記念どうする?

  • プレ先鹿紫雲の世界線を書く(別作品)
  • 透き通る世界に響く雷鳴≡を書く(別作品)
  • ここは子供化カッシーだろ(おまけ)
  • ここは女体化カッシーだろ(おまけ)
  • 七囚人相対(おまけ)
  • 正月(おまけ)
  • 書かんでいいから本編書け
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