それとなんですが、作者の膝の十字靭帯ってところがちぎれました。あなや〜!!初めての手術なり〜!!
あ、感想と評価お願いします
「ねぇねぇアリス、見て見て〜」
「どうしたのですか、モモ──」
「じゃ〜ん、メイド服〜!」
「ひいっ!」
モモイが取り出したメイド服を見た瞬間、ビビりながら急いで俺の後ろに隠れるアリス。可愛いね^^
「あっはは!いい反応!」
「何してるの、もう!アリスちゃんか完全に怯えきってるじゃん!……アリスちゃん、大丈夫?」
「あ、アリス、しばらくメイド服は見たくありません!」
「身体の方は全部治ったみたいなんだけど、心の方はもうちょっとかかりそうだね」
「そりゃアレだけボコボコにされてたからなぁ……大丈夫かアリス。とりあえずモモイは後で殴っとくからな」
「えっ」
俺の後ろに隠れて震えているアリスの頭をなでなでしながらそう聞く。とても可愛いね^^
そうしていると、控えめな3回のノックと共に外出していたユズが戻ってきた
「あ、先生。ちょっと用事あるからバイバイ」
“え?け、けどミレニアムプライス……”
帰ってきたユズと入れ替わるように外に出てから術式でとあるところに突っ走っていく。時間的にはかなりギリギリかもしれないけど、まあいいだろ
「ひゃう!?び、びっくりした……」
「ユズお帰り……ってあれ?ハジメさんは?」
「お兄様なら、ユズと入れ替わるように外に行きましたよ」
“なにか用事があるみたいだけど……何なんだろう”
「あ、そういえばユズちゃんはどうしたの?」
「うん……建物を壊しちゃった件について──」
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──先生side──
ついに始まったミレニアムプライス。部室内はかなり緊張した雰囲気で包まれていた
ユウカに言われた通りミレニアムプライスで結果を得れなければ、ゲーム開発部は廃部となってしまう。そうなった時、モモイやミドリはまだいいがユズやアリスが問題だ
そんな不安を胸に、私たちはミレニアムプライスの会場が映るテレビを見ていた
『これより、ミレニアムプライスを始めます!司会および進行を担当するのは私、コトリです!そして今回はなんと!特別ゲストをお呼びしました!』
「と、特別ゲスト?」
『それでは、お入りください!』
コトリに呼ばれて、テレビの画面に写った姿はなんと……
『どうも、ゲヘナ学園所属の風紀委員会副委員長兼、シャーレの部員をやらせてもらってます。鹿紫雲ハジメです』
『はい!今回私と共に司会と進行を担当してもらう、キヴォトス中で名を知らぬ者はいないゲヘナの雷神、鹿紫雲ハジメさんです!』
「……え?」
「ハジメ先輩……?」
“……よ、用事って……えぇ……?”
『私自身、このような場にお招きしていただくのは初めてなので、なにか失礼を働いてしまうかもしれませんがご了承ください』
『そんなに固くならなくても大丈夫ですよ!もう少し肩の力を抜いてください!』
『……なら、敬語は崩させてもらうぞ』
『はい!そして話を戻しますが、今回はこれまでのミレニアムプライスの中でも最多の応募数となりました』
『おそらくは生徒会の方針変更が理由だろう、部活の維持に成果が必要になったって聞いているからな』
『お、鋭いですねぇ!というか、何処からその情報を仕入れたんですか?』
『……企業秘密ってことで』
「……コトリちゃんたちの方も、無事だったみたいだね」
「エンジニア部は元々、ミレニアムの中でもかなり功績が認められてる部活なこともあったし……でも、本当に良かった」
「ねぇ、そんなことよりも話が入ってこないんだけど。なんでハジメさんあっちにいるの?」
“……まあ、気にしないでおこうよ”
「お姉ちゃん、気にしたら負けだよ」
「あれぇ!?」
『昨年の優勝作品であるノアさんの『思い出の詩集』は、本来の意図とは少し違ったようですが……その形而上な言葉の羅列が、ミレニアム最高の不眠症に対する治療法として評価されました』
『それは凄いな……』
『今回も、『歯磨き粉と見せかけてモッツァレラチーズが出る持ち歩きチーズ入れ』、『ミサイルが内蔵された護身用の傘』、『ネクタイ型モバイルバッテリー』、『光学迷彩下着セット』、ちょうど缶一個なら入る筆箱型個人用冷蔵庫』。』
『そして!今キヴォトスのインターネット上でセンセーションを巻き起こしている、スマホでマルチプレイが楽しめるレトロ風ゲーム.、『テイルズ・サガ・クロニクル2』などなど!今回出品された三桁の応募作品のうち、栄光を手にするのはたったの7作品!』
『何個かおかしいのがあったが……それじゃさっそく、7位から受賞作品を発表するぞ』
『7位はエンジニア部、ウタハさんの『光学迷彩下着セット』です! これは身に付けてもその下の素肌が見えてしまうため、着ているのかそうでないのか分からないというエキセントリックな作品ですが……』
『……?』
『露出症の患者さんが合法的に趣味生活を営めるようになるという点で、大変高い評価を貰いました!』
『……とりあえず、それを評価したのが誰か気になるところだが今は止めておこう。とにかく、『光学迷彩下着セット』が7位にランクインだ』
「ふぅー……まっ、私たちのゲームは7位に相応しくないよね」
『6位だ、この製品は……』
『5位は……!』
「……私たちの名前、呼ばれないね」
『次だ、4位……』
「ううぅっ!そろそろお願い!」
『さあ、ここからはベスト3です!3位は……!』
「も、もう心臓がもたない!」
「お願い……お願い……」
『惜しくも1位に届かず、僅差で2位を受賞したのは……』
「……お願いします、私たちの名前を……!」
「2位でも無いってことは……!」
「……!」
『最後に!今回のミレニアムプライスで、最高の栄誉を受賞した作品です!』
「ドキドキ……」
『その1位は……!』
「うぅっ……!」
『CMの後で!』
そう言ってから、本当にCMが始まってしまった
「アリスっっっ!!!」
「充電完了、いつでも撃てます!」
「気持ちは分かる!気持ちは分かるけど、受賞会場もこの画面も撃っちゃダメ……!」
「うぅ、もう焦らさないでほしい……」
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──鹿紫雲side──
CMが画面に映っている間、俺は椅子の背もたれに体を預けて休憩をする。隣に居るコトリはも今一度出品リストの確認していた
「……あ。なあコトリ、そういや俺を呼んだ理由ってなんなんだ?視聴率稼ぎ?」
「それもありますが、ハジメさんには作品の運搬を頼みたくてですね。今回は数も数ですし、大きい作品もありますから人手が圧倒的に足りないんですよ」
「……それをヘイロー無しの俺に頼むのか?」
「あのスーパーノヴァを持つことができる人が何言っているんですか!頼りにしてますよ!」
「頼りにされるのはあまり嫌じゃないが……」
「残り10秒です!」
「あ、分かりました!」
「了解しました」
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──先生side──
「やっとCM終わったよ……」
『じゃあ、みんなお待ちかねの1位の発表だ』
『待望の1位は……新素材開発部──』
ダンダンダンッ!!
1位に新素材開発部という部活の名前が呼ばれた瞬間、モモイが立ち上がってテレビを銃で撃ち抜いた
「きゃぁっ!本当にディスプレイを撃ってどうするの!?」
「どうせ全部持っていかれるんだし、もう関係ない!うえぇぇん!今度こそ終わりだぁぁぁぁぁ!!」
・
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「結局、こうなっちゃうなんて……」
「落ち着いて、お姉ちゃん。でも……」
「……分かってるよ!全部が否定されたわけじゃない、へこたれる必要なんて無いって……ネット上の評価も悪くなかったし、クソゲーランキング1位のあの時から、ちゃんと成長した。これからも、きっと成長していける」
「次こそはもっといい結果を出して、今より立派な大きい部屋だってもらえるはず!でも……」
「うん……だって、ここを追い出されたら、ユズちゃんとアリスちゃんは……」
「……心配しないで、ミドリ。私、寮にもどる」
「えっ?」
「もう私のことを、クソゲー開発者って呼ぶ人はいないと思う。ううん、もし仮にいたとしても大丈夫。今のわたしには……この三人と、先生たちがいるから」
「ありがとうございました、先生。先生がこの部室に来てくれた時から……私たちは、大きく変わることができました。ただ、アリスちゃんは……」
“……アリス、シャーレに来る?”
「……アリスちゃん……ごめんね」
「……いえ。先生のことは、信じられますし……それに、お兄様もいますから。ですが……もう……」
「……もうみんなとは……一緒に、いられないんですね」
「っ、ごめんね……ごめんね、アリスちゃん。私、毎日シャーレに行くから!本当に、絶対に毎日行く!どこに行っても!一緒にゲームを作ろう!」
「うううう……!や、やっぱり嫌!先生!やっぱアリスを連れて行っちゃダメ!わ、私の部屋に連れていく!ベッドも一緒に使おう!ご飯も二人で分けて食べるから!」
「わ、私の分もあげるっ!」
「二人とも、先生を困らせないであげて……それに、もしそのことがバレたら、モモイも、ミドリも……」
その時、部室のドアノブが音をたてて下がった
「モモイ!ミドリ!アリスちゃん!ユズ!」
「ひいっ、もうユウカが!」
「ちょ、ちょっと待って!そんなすぐになんて……!」
「悪魔め!生徒会に人の心とか無いんか!?」
「おめでとうっ!」
「「……え?」」
「?」
「え、何この反応?結果、見てなかったの?」
「……結果?」
「私たち、7位以内に入れなくて……」
「はぁ?何を言ってるの、今も放送中なんだからちゃんと見てなさいよ」
「お姉ちゃんがディスプレイを吹っ飛ばしちゃって……」
「ほんとに何をしてるのよ……ほら、見てみて。私もスマホで見てて、途中から走ってきたの」
ユウカのスマホで見せてもらったミレニアムプライスの続きには、ゲーム開発部の『テイルズ・サガ・クロニクル2』がプライス内でも異例の特別賞を授与するとの事だった
「え……あ……」
「本当におめでとう!その、実は私もプレイしてみたの。決して手放しに面白かったとは言えないけれど……良いゲームを遊んだ後の、あの独特な感覚が味わえた」
「モモ、ミド!あたしも『TSC2』やってみたよ、すっごい面白かった!今ネット上でも大騒ぎだよ!ヴェリタスの調べだと、有名アイドルの名前より、『TSC2』の検索数の方が多くなってるってさ!」
「ほ、ほんとに……?」
「確認しました。3時間前にアップした『テイルズ・サガ・クロニクル2』は、先程までダウンロード数7705回、合計1372個のコメントが付いてましたが……ミレニアムプライスの発表以降、約26秒間でダウンロード回数が1万を超えました」
「!?」
「コメントも約500個追加、言葉のニュアンスからして否定的・疑惑のコメントが242個、肯定的・期待のコメントが191個、残りは不明もしくは評価を保留しているコメントです」
「え、あれ……?そ、そしたら私たち……結局ダメってこと!?」
「ううん、そんなことは無い」
「ユズちゃん……?」
「……見て、今同率で、一番多く共感を貰ってる、二つのベストコメント……」
ユズが見せてくれた二つのコメントは、どちらも『TSC2』に対してとても好意的なコメントだった
「えっと……っていう事は、廃部にならないんだよね!?」
「ええ、そうよ。あ、でもあくまで臨時の猶予だから。正式な受賞ではないし、生徒会としてはまた来学期まで……ゲーム開発部の部室の没収および廃部を保留する事にしたの……えっと、それから……その」
「ん?」
「……ご、ごめんなさい。ここにあるゲーム機の事、ガラクタって言って……貴女達のお陰で思い出したわ。小さい頃に遊んでた色んなゲームの事を、久しぶりにあの頃の……新しい世界で旅をする楽しさを感じられた……ありがとう」
「それじゃあ、部室の延長申請とか部費の受取処理とかは必要だから、落ち着いたら生徒会に来てね。じゃ、また後で!」
そう言ってユウカはニコニコと笑顔で部室から出ていった。あんな笑顔は初めて見たかも……
「じゃ、じゃあ……!」
「や……やったああぁぁぁあっ!」
「良かった……!」
「やった……嬉しい……!」
「……?え、えっと……?」
「アリスちゃん!私たち、特別賞を受賞したんだよ!この場所も私たちの部室のまま!」
「えっと、つ、つまり……アリスはこれからも……みんなと一緒にいて、良いのですか……?」
「「うんっ!」」
「これからも、よろしくね……!」
「……私も……私も、嬉しいです」
「アリスちゃんっ!!!」
「私たち……っ!!」
「これからも、ずっと一緒だよ!」
「……はい!これからも、よろしくお願いします……!」
“……ダメだ……歳とっぢゃうと、涙脆く……うぅっ……よがっだね゛ぇよに゛んどもぉ……”
「……はっ、この空気の中に割って入るのは野暮ってもんだな。鹿紫雲ハジメはクールに去るぜ」
4人で涙を流しながら抱き合っているゲーム開発部達は、微かにドアを開けてその様子を見ていた鹿紫雲に気づくことは無かった
最も、その本人が作品の運搬を終わらせていなかったから直ぐに去ったというのもあるが……
パヴァーヌ編終了!
この後の芸人ミレニアム観光は3話か2話で終わらす予定で、その次にお待ちかねの超電磁砲コラボですよ!
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